#author("2021-12-06T11:33:41+09:00","","")
*《&ruby(りゅうせい){流星};のガイアッシュ・カイザー》 [#aa4ae82e]

|流星のガイアッシュ・カイザー SR 水/自然文明 (6)|
|クリーチャー:ブルー・コマンド・ドラゴン/グリーン・コマンド・ドラゴン/ハンター 8000|
|相手のターンの終わりに、相手がそのターン中、マナゾーンのカードをタップせずに、クリーチャーを出すか呪文を唱えていて、バトルゾーンに自分の 《流星のガイアッシュ・カイザー》がなければ、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。|
|''W・ブレイカー''|
|このクリーチャーが出た時、カードを2枚引く。|
|自分のコスト10以上のクリーチャーの召喚コストを4少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。|
|相手のクリーチャーは出たターン、自分を攻撃できない。|

[[DMEX-17]]で登場した[[水]]/[[自然]]の[[ブルー・コマンド・ドラゴン]]/[[グリーン・コマンド・ドラゴン]]/[[ハンター]]。

複数の能力を持ち、そのそれぞれが優秀な性能である。

1つ目の能力は[[侵略ZERO]]のような条件でタダで召喚できるというもの。このカードだと、[[《ベイB ジャック》]]や[[《蛙跳び フロッグ》]]の能力での『バトルゾーンにあるクリーチャーのみでコストを支払った召喚』、コストを支払ったものにする[[GR召喚]]や[[ギャラクシーGO]]、コストを支払わずに唱える呪文((例外的に、[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]の能力を使った[[コスト踏み倒し]]だと、マナゾーンのカードをタップしているので対象にはできない。))でも反応する。
ただし、[[《ジョリー・ザ・ジョルネード》]]や[[《鬼ヶ羅刹 ジャオウガ》]]にある制限のように、同名カードをずらっと並べることはできない。
[[コマンド]]・[[ドラゴン]]を持っており、返しのターンに[[侵略]]や[[革命チェンジ]]も狙える。

2つ目は[[W・ブレイカー]]。奇襲で攻め込むにも十分な打点を持つ。

3つ目は[[cip]]で2ドロー。踏み倒し時に発動してくれる点ももちろん便利だが、4つ目・5つ目の能力との噛み合いも良い。
[[手打ち]]で出したとしても、2ドローで目当てのカードを手札に加えつつ、[[攻撃]]制限により時間を稼ぎながら、4マナ軽減できるので、[[コスト]]10以上のサポートとしては充分な性能。

4つ目は[[コスト]]10以上の[[ファッティ]]の[[召喚コスト]]を4軽減する[[コスト軽減]]。[[《剛撃古龍テラネスク》]]等ではできなかった2→4→6→11という[[マナカーブ]]も可能であり、[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]のような1体でゲームエンドとなるクリーチャーを素出しできるようになる。

5つ目は、出たターンからプレイヤーに攻撃できる能力や効果があったり、ルールで[[召喚酔い]]しないクリーチャーであっても、そのターンに自分を[[攻撃できない]]状態にさせる。([[ダイヤモンド状態]]を除く。)
このテキストで指す「自分」とは、《ガイアッシュ・カイザー》を出しているプレイヤーのこと。[[クリーチャー]]への[[攻撃]]は規制しないので[[マッハファイター]]などには影響がない。
1つ目の[[踏み倒し>コスト踏み倒し]]効果が相手ターンの終わりなので、[[アドバンス]]で相手の使った[[《GIRIGIRI・チクタック》]]などの[[GR召喚]]を逆利用しない限り、[[速攻メタ]]としては安定性は低い。[[《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》]]など、マナを支払わずに出るターン中に複数打点を生み出すカードにも一手遅れてしまう。
上述の通り、素出しした時の次のターンまでの時間稼ぎの為の効果だろう。

目立った弱点がなく纏まった性能を持つクリーチャー。強いて上げるとすれば上記のように、ターンの終わりに発動する能力なので、[[ビートジョッキー]]や火タッチ光軸[[レクスターズ]]などが得意とする早期の大量展開からの[[ワンショット]]には対応できないことくらいか。

**ルール [#c4bbad25]
-名前に《りゅうせい》を持つが、ひらがなであるため[[リュウセイ]]には含まれずサポートを受けられない。

-疑似[[侵略ZERO]]はどこから召喚するか[[ゾーン]]を限定していない[[テキスト]]である。そのため、バトルゾーンに自分の[[《華憐妖精ミンメイ》]]や[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]等があると、相手のターンの終わりにマナゾーンから召喚できる。

**環境において [#uf833859]
登場早々の[[DMEX-17]]期に[[【ドギラゴン閃】]]におけるカウンター札として利用されることとなった。通常の[[ビートダウン]][[デッキ]]より重視されがちな手札を稼ぐことができ、[[【ドギラゴン閃】]][[ミラーマッチ]]で役立つ[[速攻メタ]]が付いているタダ出し2[[打点]]が弱い訳がないのである。[[【ドギラゴン閃】]]の場合、[[革命チェンジ]]や[[進化]]を[[踏み倒し]]で出す[[《王来英雄 モモキングRX》]]が存在し、[[コスト踏み倒し]]をしたターンに[[ワンショット]]を決めることもざらとは言い難いため、このカードを疑似侵略ZEROで出す機会は非常に多い。

[[DMEX-17]]発売から1週間もしないうちにこのクリーチャーをカウンターで出すことでサブプランの[[《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》]]を円滑運用する型の[[【青赤緑ドギラゴン閃】]]が結果を残し、[[コスト軽減]]が活かされるようになった。[[《超神龍バイラス・カースド》]]や[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]を詰め札として組み合わせた型も使われるようになった。

[[【白青赤緑ドギラゴン閃】]]でも[[アドバンス]]・[[オリジナル]]を問わず活躍。

自身のドロー能力や[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]のサーチなどの[[リソース]]系のカードの相乗効果によって、[[殿堂入り]]ではあるが自身で革命チェンジできる[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]を引っ張り込む機会は案外多い。

[[【4色ロマノグリラ天門】]]や[[【5色ディスペクター】]]では、[[《霊宝 ヒャクメ-4》]]と合わせて[[《零獄接続王 ロマノグリラ0世》]]や[[《黒智縫合 レディオブ・ローゼルド》]]を出すためのカウンター札として採用されている。

[[水]]と[[自然]]の[[コマンド]]なので、[[【青黒緑デッドダムド】]]とも相性が良い。

どちらかというと[[GR召喚]]によって自己コスト踏み倒しの発動を狙いやすい[[アドバンス]]での活躍が主体。自身はデッキの核とはしづらいが、最速3ターン目の《ドギラゴン閃》の攻撃に対してできるだけ手札に持っておけるようにしたい、《勝太&カツキング》からの革命チェンジで処理された場合に2枚目をカウンターで展開できるなどの理由で採用枚数が多くなりやすいため、シングル価格は[[DMEX-17]]のカードの中でも群を抜いて高騰している。

[[DMBD-18]]期の[[アドバンス]][[環境]]では、全く色の合わない[[【赤白ドギラゴン閃】]]での準優勝まで報告された。
**他のカード・デッキとの相性 [#g655c7c6]
-[[ハンター]]であり、上述の通りコスト11に綺麗につながるため、[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]の早出し要員兼踏み倒し先として[[【カイザー「刃鬼」】]]に採用できる。
[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]で踏み倒した場合は[[《リュウセイ・天下五剣カイザー》]]のようにそのターンで決めきれなかった時の保険になる他、マナが減った次のターンは勿論、複数体並べればそのターン中にも、再度《刃鬼》召喚を狙える。
ただし、コスト軽減だと順当にマナブーストで出すときと比べ、踏み倒し先の選択肢が減ることに注意。

-また、「縫合」[[ディスペクター]]との相性も極めて良好。[[《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》]]や[[《黒智縫合 レディオブ・ローゼルド》]]などの強力な[[cip]]能力を持つ[[クリーチャー]]の早期降臨を狙えるのは非常に大きな利点だろう。
色の性質上[[マナ加速]]手段には事欠かないため、この[[クリーチャー]]を出した返しの[[ターン]]でそれら大型[[ディスペクター]]を叩き付けるといった動きも十分に狙える。

-コスト、種族、文明に加え自己踏み倒し能力持ちと、[[革命チェンジ]]と相性が良いものの、登場時の環境で主流の[[《蒼き守護神 ドギラゴン閃》]]の革命チェンジ元にはなれない。
だが、10コスト以上の軽減と最速を考慮しなければ相性は良い。あちらの[[ファイナル革命]]の踏み倒し範囲内であり、同時採用されることも多い[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]より手札補充枚数が多く(選べる範囲はあちらが上)、攻めに貢献するにはひと手間いるものの守備を固めることが出来る。
マッハファイターからの攻撃もあちらで[[ブロック]]して守ってもらえるので意外と場持ちがよく、返しのターンにはチェンジ元が務まる為、同パックの[[《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》>《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》]]などが対抗馬になってくるが、堅実に戦える。
--登場ターンのアタックはできないものの、殿堂入りした強力な革命ファイナル持ちの[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]、[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]の双方にチェンジ出来るため、それらが[[殿堂入り]]したことでこれだけの能力を持つ6コストコマンドドラゴンの登場が許されたと考えられる。

-[[《伝説の禁断 ドキンダムX GS》]]や[[《切札勝舞&ボルメテウス -決闘の物語-》]]のように、[[名目コスト]]は高いが召喚時に働く[[コスト軽減]]で[[実質コスト]]が低くなるクリーチャーだと、4軽減でかなり出しやすくなる。[[《大樹王 ギガンディダノス》]]など[[フシギバース]]とも相性が良いが、名目コスト10以下のフシギバース持ちのコストは軽減できないので注意。

-10コスト以上の軽減は[[DMBD-18]]の開発に合わせて持たされた能力とのこと。事実、切り札である[[《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]をはじめとして10コスト以上のクリーチャーにフォーカスが当てられた[[構築済みデッキ]]であり、色も合うため採用を検討できるだろう。  [[参考>https://twitter.com/syaba3/status/1458013244317073413]]

-コスト7以下の[[青緑]][[カラー>色]]であることから[[《夢の変形 デュエランド》]]とも[[シナジー]]がある。リソース確保、足止め、[[コスト軽減]]と、[[【デュエランドエクストラウィン】]]に必要なものは一通り揃っている。


**その他 [#e923c066]
-イラスト、名前から[[《激浪のリュウセイ・スプラッシュ》]]と[[《大地のリュウセイ・ガイア》]]の特徴を持つ[[クリーチャー]]。[[《真羅万龍 リュウセイ・ザ・ファイナル》]]の覚醒前のうち[[《灼熱のリュウセイ・ボルケーノ》]]を除いた二体がモデルだが、そもそも覚醒前の三体はリュウセイの異なる可能性であり、それが合わさった存在が《リュウセイ・ザ・ファイナル》だったはずだが、果たしてどのような経緯でこの姿に至ったのだろうか。
//また、スプラッシュ(流)とガイア(星)で「流星」とも取れるネーミングである。
//↑スプラッシュは「(液体が)跳ねる、飛び散る」、ガイアは地球を擬人化した神、転じて地球を指す言葉であるが、流星とするのは無理があるのでコメントアウト

**関連カード [#n69712e2]
-[[《激浪のリュウセイ・スプラッシュ》]]
-[[《大地のリュウセイ・ガイア》]]
-[[《こたつむり》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#i26670c9]
//-[[]]&br;''''''

**収録セット [#ya4fa979]
-illus.[[MITSUAKI MATSUMOTO]]
--[[DMEX-17 「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」>DMEX-17]](21/138)

**参考 [#cb82749c]
-[[ブルー・コマンド・ドラゴン]]
-[[グリーン・コマンド・ドラゴン]]
-[[ハンター]]
-[[ターン終了ステップ]]
-[[手札誘発]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[コスト軽減]]
-[[速攻メタ]]

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[[公式Q&A]]

>Q.''《流星のガイアッシュ・カイザー》''の能力で、「バズレンダ」によって追加で3コスト支払う[[《キング・マニフェスト》]]の召喚するコストを4少なくできますか?
A.いいえ、できません。そのクリーチャーの元のコストが10以上でなければ、コストを4少なくできません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40441]](2021.10.22)

>Q.''《流星のガイアッシュ・カイザー》''の能力で、[[《大樹王 ギガンディダノス》]]の「フシギバース」のコストや、[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]の「ムゲンクライム」のコストを4少なくできますか?
A.はい、できます。そのクリーチャーの元のコストが10以上である場合は、「フシギバース」や「ムゲンクライム」などの召喚コストも4少なくできます。ただし、その結果コストがそのクリーチャーが持つ文明の数より少なくなった場合も、文明の支払いは必要です。&br;例えば、[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]の「ムゲンクライム4」で支払うマナの数は、文明の数である2よりも少なくはなりません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40442]](2021.10.22)

>Q.相手の[[《獣軍隊 ヤドック》]]がバトルゾーンにいて、自分のマナゾーンにカードが5枚あり、自分の''《流星のガイアッシュ・カイザー》''が手札に2枚ある状況です。相手のターンの終わりに両方の「相手のターンの終わりに」の能力を使えますか?
A.はい、相手のターンの終わりに、2枚の''《流星のガイアッシュ・カイザー》''の誘発型能力の使用宣言をすることはできます。最初にバトルゾーンに出る''《流星のガイアッシュ・カイザー》''は[[《獣軍隊 ヤドック》]]の置換効果によってマナゾーンに置かれますが、2体目の''《流星のガイアッシュ・カイザー》''は自分のマナゾーンのカードが6枚になったので、そのままバトルゾーンに出せます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40443]](2021.10.22)

>Q.''《流星のガイアッシュ・カイザー》''が手札に2枚ある場合、相手のターンの終わりに両方の「相手のターンの終わりに」の能力を使えますか?
A.はい、相手のターンの終わりに、2枚の''《流星のガイアッシュ・カイザー》''の誘発型能力の使用宣言をすることはできます。ただし、バトルゾーンに出るのは1体のみです。1体目がバトルゾーンに出た後、2体目は召喚できないので、手札に残ります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40444]](2021.10.22)

>Q.''《流星のガイアッシュ・カイザー》''の「相手のターンの終わりに」の能力にはどこから召喚するか書かれていませんが、''《流星のガイアッシュ・カイザー》''自身が墓地やマナゾーンにある状況でも使えますか?
A.いいえ、通常は手札からのみ使えます。この能力は、自分がクリーチャーを召喚できるゾーンに''《流星のガイアッシュ・カイザー》''がある場合にのみ使えます。&br;ただし、[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]がいればマナゾーンからも使えるようになるなど、特定のゾーンから召喚できる能力を持つクリーチャーがいる場合、そのゾーンからも能力を使えるようになります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40445]](2021.10.22)

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