#author("2022-10-02T03:10:02+09:00","","")
#author("2022-10-02T14:53:30+09:00","","")
*《&ruby(じゅかい){樹界};の&ruby(しゅごしゃ){守護車}; アイオン・ユピテル》 [#see2c73c]

|樹界の守護車 アイオン・ユピテル C 自然文明 (2)|
|クリーチャー:フィオナ・ガーディアン/ソニック・コマンド 4000|
|''マッハファイター''(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)|
|このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。|

[[DMEX-18]]で登場した[[自然]]の[[フィオナ・ガーディアン]]/[[ソニック・コマンド]]。

相手[[プレイヤー]]に[[攻撃制限]]の掛かった4000[[マッハファイター]]という一見淡泊なスペックで、[[能力]]だけ見れば[[《Disガンバ》]]の[[下位互換]]。

出た相手をマッハファイターで対応するより、そもそも出させないほうが妨害として効果的な環境なら[[《ベイB セガーレ》]]の方が刺さる機会も多いだろう。

だが、注目すべきなのは出たターン中に攻撃できる2コストの''[[コマンド]]''という点。

最速2ターン目に[[《SSS級天災 デッドダムド》]]や[[《超獣軍隊 ゲリランチャー》]]に[[侵略]]することができ、[[【我我我ブランド】]]が先攻2ターン目までに3体クリーチャーを並べるといったゲーム展開であっても両者の[[除去]]能力と自身の[[マッハファイター]]による肉弾戦で相手盤面を一掃できる。
意外に凶悪なのが[[《獣軍隊 ランボンバー》]]。序盤の展開数が少ない時だと上記のクリーチャーは破壊過剰になる事もあるが、[[《獣軍隊 ランボンバー》]]ならターンの終わりに[[マナ送り]]される為、[[除去]]しながら3ターン目で5マナに到達可能。

侵略することでプレイヤー攻撃制限を事実上消すことができるため、攻撃制限が足枷になる場面は特段ないと言っても良い。

一方、終盤に出して[[《轟く革命 レッドギラゾーン》]]に[[革命チェンジ]]する場合は他に適格なコマンドが存在しており、[[【青黒緑デッドダムド】]]系統なら終盤そこまで[[マナ]]がタイトにならないので、わざわざこれを使う必要性は薄いだろう。

それでも、[[【青黒緑ハンデス】>【青黒緑デッドダムド】]]の場合は、[[《虹速 ザ・ヴェルデ》]]の4コストですら重く、[[《有象夢造》]]でリアニメイトできるこちらの方が重宝されるかもしれない。また、[[《SSS級天災 デッドダムド》]]を剥がしてから出たターンを過ぎると置物になる点も、[[《堕魔 ドゥポイズ》]]→[[《有象夢造》]]で[[バトルゾーン]]→[[墓地]]→バトルゾーンと循環させれば問題ない。

現状では早期侵略以外に明確な採用理由を見出しづらいカードとはいえ、その一点で今後開拓が進むことに期待の持てるカードだろう。

**環境において [#p7146b32]
登場早々[[DMEX-18]]期からオリジナルの[[【青黒緑ハンデス有象夢造】]]において、「[[《虹速 ザ・ヴェルデ》]]に代わる軽量マッハファイター」としての需要を得た。[[《有象夢造》]]で[[リアニメイト]]できる侵略元というのが大きい。ただし、[[腐り>腐る]]やすいため2枚程度の採用とするなど枚数を押さえた採用がメインで、まるで[[《虹速 ザ・ヴェルデ》]]の[[墳墓避け]]のような使い方をされる。

DMEX-18終期には一部で[[《裏斬隠 カクシ・レシピ》]]と同時採用して[[【我我我ブランド】]]対策を厚くした型の[[【青黒緑デッドダムド】]]も確認された。

同じ時期に、[[【青黒赤緑ヴァイカー】]]の基盤を維持しつつオリジナル版に構築し直した[[【青黒赤緑レッドギラゾーン】]]でも結果を残した。このデッキでは3ターン目に[[《瞬閃と疾駆と双撃の決断》]]で[[《天災 デドダム》]]を2体出しすることで出来上がった2マナでオマケのように召喚することもできる。また、肉弾戦に比較的弱いという[[【青黒赤緑ヴァイカー】]]時代の難点も、[[《SSS級天災 デッドダムド》]]に早期侵略することができるこのカードのおかげで解決されたと言える。

[[DMRP-22]]発売をきっかけに[[【青黒緑ハンデス有象夢造】]]が躍進すると、このカードの評価も急上昇。次第に3枚積む構築が増え、同時に[[《虹速 ザ・ヴェルデ》]]の方が採用枚数を1枚に抑えられるケースがテンプレ化。[[《秩序の意志》]]が環境に増え、[[封印]]からの復帰が低[[コスト]]でできる手段としても重宝されるようになった。遅くとも[[DM22-RP1]]期には[[4枚積み]]した構築の優勝が報告されるまでになった。
**背景ストーリーにおいて [#odbc13af]
-[[《樹脈の守護者エバード・ゼノム》]]の「別存在 (([[不死鳥編>不死鳥編背景ストーリー]]とは別の、どこかの世界線で展開されたストーリーにおいて、《エバード・ゼノム》に相当する役割を持っていた[[クリーチャー]]。「どこかの世界線」の具体例としては、少なくとも[[DS世界>ドラゴン・サーガ背景ストーリー]]が該当する。))」である。また当クリーチャーが属する[[フィオナ・ガーディアン]]が、DS世界に於ける[[ダママ団]]のルーツである(([[ソース>https://youtu.be/-yhTizruWVg]]。[[DMEX-18]]発売に際して公式が諸YouTuberと提携して販促する企画の一環として、同チャンネルに公式からこれらの情報が提供された。))。

**その他 [#c8c147b8]
-[[《樹脈の守護者エバード・ゼノム》]]に続き2体目の[[緑>自然]][[単>単色]][[ガーディアン]]。
緑単のデッキでも[[《「無情」の極 シャングリラ》]]の進化元を確保しやすくなった。
闇抜きのデッキでも[[《「無情」の極 シャングリラ》]]の進化元を確保しやすくなった。

-[[DMEX-18]]で収録された、[[《フューチャー・スパーク》]]をはじめとするいわゆるフューチャー[[呪文]][[サイクル]]とは、[[フレーバーテキスト]]の文体や未来フレームが採用されている点で共通している。

-種族を考慮しなければ[[《ツクっちょ》]]の[[上位種]]。こちらが[[コマンド]]に[[ガーディアン]]と種族サポートが手厚い一方、あちらはコストの軽さ故に[[革命チェンジ]]や[[《獣軍隊 ベアッサー》]]→[[《超獣軍隊 ベアフガン》]]の[[侵略]]をこちらより早期に行える。デッキによって使い分けたい。

//-[[《Disガンバ》]]の完全相互互換。
//攻撃制限に差がある

**関連カード [#p9fc1a52]
-[[《樹脈の守護者エバード・ゼノム》]]
-[[《ツクっちょ》]]
-[[《Disガンバ》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#m7f9e30a]
-[[DMEX-18]]&br;'''[[シャングリラ>《「無情」の極 シャングリラ》]]の存在しない[[世界>ドラゴン・サーガ背景ストーリー]]。そこでは、[[光文明]]を追われた[[ガーディアン]]たちが聖域「[[フィオナ>フィオナの森]]」を守るべく独自の進化を遂げていた。'''

**収録セット [#x9081ce9]
-illus.[[KISUKE]]
--[[DMEX-18 「20周年超感謝メモリアルパック 裏の章 パラレル・マスターズ」>DMEX-18]](71/75)

**参考 [#jd0f1426]
-[[フィオナ・ガーディアン]]
-[[ソニック・コマンド]]
-[[マッハファイター]]
-[[プレイヤー]]
-[[攻撃できない]]

&tag(クリーチャー,自然文明,緑単,単色,コスト2,フィオナ・ガーディアン,ガーディアン,ソニック・コマンド,コマンド,パワー4000,マッハファイター,相手プレイヤーを攻撃できない,攻撃できない,C,コモン,KISUKE);