#author("2023-12-05T01:23:40+09:00","","")
*《&ruby(ふごうおう){富轟皇}; ゴルギーニ・エン・ゲルス》 [#top]

|富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス OR 光/闇文明 (7)|
|クリーチャー:メカ・エンジェル・コマンド 11500|
|''革命チェンジ'':コスト5以上のメカ|
|''W・ブレイカー''|
|このターンにシールドが離れていなければ、このクリーチャーは離れない。|
|''終極宣言'':自分のターンのはじめに、次の中から4回選んでもよい。(同じものを選んでもよい。「終極宣言」は、ゲーム中に一度だけ使える)|
|▶︎相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。その後、カードを1枚引く。|
|▶︎自分の山札の上から1枚目をシールド化する。その後、カードを1枚、自分の墓地から手札に戻す。|

[[DM23-RP4]]で登場した[[光]]/[[闇]]の[[メカ・エンジェル・コマンド]]。

コスト5以上の[[メカ]]を条件とした[[W・ブレイカー]]。ターン中にお互いの[[シールド]]が[[シールドゾーン]]を離れていなければ、自身も[[バトルゾーン]]を離れない能力と、新能力の[[終極宣言]]を持つ。

[[革命チェンジ]]の条件は[[《千羽忍革 ボジソワカ》]]と同様。[[メカ]]は即時攻撃できるカードがほぼ無いので、[[《パトファール-P4/サイレント・サイレン》]]でチェンジ元を守るか、[[《アーテル・ゴルギーニ》]]などの自力で[[除去耐性]]を持つチェンジ元が望ましい。

[[離れない]][[耐性]]は誰の[[シールド]]も離れていないことが条件。
自分のターンにおいては、自分のシールドは自分から[[シールド回収]]でもしない限り離れることは無いので、耐性が剥がれるのは[[シールド]][[ブレイク]]を行ったタイミングになる。
このため、プレイヤー対象のアタックからの[[革命チェンジ]]は非常に相性が悪く、基本的には[[タップ]]状態の敵クリーチャーを狙ったアタックから[[革命チェンジ]]を狙うことになる。[[メカ]]は[[マッハファイター]]を持たないため、[[タップキル]]手段は欲しいところ。
「[[《アーテル・ゴルギーニ》]]の除去耐性で[[召喚酔い]]をやり過ごし、次のターンに何らかのタッパーで殴り先を作って《アーテル》を元に[[革命チェンジ]]」といった立ち回りを狙いたい。
パワー12000以上のクリーチャーへのアタックからチェンジしても、耐性で破壊されずに場に残れるため、[[タップ]]さえされていれば狙うクリーチャーに特に制限が無いのはありがたい。

水文明が必要になるが[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]経由なら誰のシールドも触れずに着地できる。[[EXライフ]]以上の耐性持ちなのでデメリットの[[バウンス]]は無視できる。
その場合は[[メカ]]カテゴリの[[グレートメカオー]]が水の[[マナ基盤]]に使える部分を利用したい。
ただし[[S・トリガー]]で唱えた場合は[[シールド]]が離れているはずなので、そのまま[[バウンス]]される。返しの自分のターンに[[終極宣言]]ということはできない。

相手ターンを乗り越え、自分のターン開始時になると[[終極宣言]]を発揮する。「1体[[確定除去]]+1ドロー」か「1枚[[シールド追加]]+1枚[[墓地回収]]」を4回選んで行う。
どちらの選択肢を選んでも2枚分[[アドバンテージ]]差を広げることが出来るため、合計8枚ものアドバンテージ差をつけられる。

ただし、最速で[[終極宣言]]を使うと相手に破壊先のクリーチャーが4体もいなかったり、自分の墓地にカードが4枚もなかったりということが多発するだろう。
ゲームの流れを予想して、[[除去]]や[[シールド追加]]に[[終極宣言]]を温存する必要がないと思い至ったらさっさと「1体[[確定除去]]+1ドロー」4回につぎ込んでしまえば良いだろう。[[ターン開始ステップ]]に4ドローするだけにしても[[《天幕船 ドンデンブタイ》]]の4倍である。
手札が増えてもゲームの勝ちに繋がらないという指摘は、そもそも[[終極宣言]]に「使えば勝てる能力」を期待している解釈違いによるもの。[[終極宣言]]は「勝ちを目指すための露払い」なため、そのアドバンテージをどう生かすかが[[デッキビルディング]]の肝である。

相手ターンをまたぐのはかなり悠長だが、先述の[[耐性]]を維持することができれば、そこを耐え抜く難易度は下がる。

とはいえ、相手のリソースを削る択が単体除去しかないのが欠点。アドバンテージ差をこそつけられるが、勝敗に直結する効果ではないため、他カードとの連携が重要となる。
また、どちらの選択肢も確実に山札を1枚消費するため、合計4枚山札が削れることに注意。[[コントロール]]向きのカードであるためロングゲームになりやすく、終盤戦では[[ライブラリアウト]]にも気を配る必要がある。

//-自分のターン中では、[[スーサイド]]を[[コスト>そうしたら]]とする[[カード]]をスーサイドなしで使うのに都合が良い。[[闇]]はスーサイドの十八番なため、文明的にも組み合わせやすい。
//流石に現代でその立ち回りは無理があるのでは? 例えばメカ・メクレイド対応の《光器パーフェクト・マドンナ》を採用しつつ《邪魂転生》効果の《蜂紙の聖沌 h4ch1》使えばシナジーするとか知ってても実戦投入されないだろうし。

-相手ターン中においては、このカードを除去するためには、先に[[シールド]]を割った上で[[殴り返し]]する必要があるため、かなり硬い。特に手打ちの[[除去]]に対してはほぼ無敵。[[革命チェンジ]]後は基本的に[[タップ]]状態となり、パワー11500という中途半端な数値を晒す弱点を補う能力と言える。
--ただし、適当な[[ウィニー]]の攻撃で自分のシールドがブレイクされるだけで耐性は消滅するため、剥がそうと思えば簡単に剥がされる。耐性が剥がされた後は、登場時点の環境ではパワー12000以上のクリーチャーを序盤から用意することは難しいことではなく、盤面に見えていなかったとしても[[《銀河竜 ゴルファンタジスタ》]]などの高パワー[[革命チェンジ]]獣にバトルを仕掛けられることもあるため、あっさり除去される危険もある。
また、積極的に自分の[[シールド]]を削る[[【赤黒邪王門】]]系統のデッキに対しては、実質相手ターン中の耐性が意味を為さないため、天敵と言える。
このカード単体ではあまり信頼できない耐性であり、ブロッカーを多数配置しておき「このターンにシールドが離れていなければ」を維持する、もしくは[[《豪龍の記憶》>《ドラン・ゴル・ゲルス/豪龍の記憶》]]などで[[S・トリガー]]を構えておき、[[シールド]][[ブレイク]]を躊躇わせるなどのサポートは必須だろう。
---[[《カンゴク入道》]]は[[ターン終了ステップ]]なので[[メインステップ]]〜[[攻撃ステップ]]に耐性を剥がす作用はなく、そもそも[[【我我我ブランド】]]系統のデッキは《富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス》を除去する気はさらさらないので無問題。一方、[[《サーイ=サイクル》]]になると[[ターン開始ステップ]]なので[[《ロスト・チョイス》]]などを組み込んだ除去コントロールが刺さるようになってしまう。対[[《鬼寄せの術》]]軸は、パワーでは[[《謀遠 テレスコ=テレス》]]ですらパワー11500のラインを超えられないが[[スレイヤー]]による相打ちには注意したい。[[《百鬼の邪王門》]]+[[《悪縁 ガクブッチ=リッチーモア》]]のパッケージが存在する。

-なお、''耐性発揮中は他クリーチャーへの[[革命チェンジ]]ができない''点に注意。[[終極宣言]]が1回しか使えないため、使ったらさっさと退場させても良いはずだが、そういう事ができなくなる。
先に他の[[クリーチャー]]でアタックし、[[シールド]][[ブレイク]]する等ひと手間かける必要がある。[[革命チェンジ]]の回数を重ねるデッキでは、その動きを阻害してしまう可能性があることには気をつけたい。
場に残って[[耐性]]を活かした戦い方をさせた方が良いだろう。

-お互いの[[シールド]]が1枚も無い状況で次の[[ターン]]を迎えると、どちらかが[[シールド追加]]を行い、それを別のゾーンに動かさない限り、場を[[離れない]]無敵の[[クリーチャー]]となる。

**[[背景ストーリー]]において [#i8979ae7]
[[ゴルギーニ一族>スーパーカー・ドラゴン]]の始祖。かつて大公ボルシャックと協力して[[《アビスベル=ジャシン帝》]]を深淵に封印した張本人。

**漫画・アニメにおいて [#o1f4b333]
-「[[デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編]]」第32話の「[[カレン]]vs[[覚知山 ボウイ]]」でボウイが使用。
ボウイが父親から譲り受けたカードで、[[《ドラン・ゴル・ゲルス》>《ドラン・ゴル・ゲルス/豪龍の記憶》]]の攻撃時に[[革命チェンジ]]で登場し、[[《堕カオスマントラ》]]の能力で[[スレイヤー]]が付与された[[《聖カオスマントラ》]]との[[バトル]]は自身の[[除去耐性]]で[[スレイヤー]]を無力化した。
その後、カレンが[[息切れ]]したタイミングで[[終極宣言]]し、[[破壊]]3回と[[シールド追加]]で決定的な[[アドバンテージ]]差を付けた。

**その他 [#id3f6d83]
-カード名のモチーフはおそらく、ドイツの社会・政治思想家にして革命家でもある「フリードリヒ・エンゲルス」と思われる。
また、冠詞の"富轟=富豪"にちなんで、「円(エン)」がカード名に含まれている他、語源こそ異なるものの、その語感は種族である「[[エンジェル>エンジェル・コマンド]]」にも通じている。

-通常版のイラストの構図は、通常版[[《龍の極限 ドギラゴールデン》]]とよく似ている。

**関連カード [#zd291f42]
-[[《ドラン・ゴルギーニ》]]
-[[《ルベル・ゴルギーニ》]]
-[[《ウィリデ・ゴルギーニ》]]
//**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]

**収録セット [#pack] 
//***[[デュエル・マスターズ]] [#pack_dm]
-illus.[[Sansyu]]
--[[DM23-RP4 「アビス・レボリューション第4弾 竜皇神爆輝」>DM23-RP4]](OR1/OR2)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#pack_dmpp]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]

**参考 [#reference] 
-[[メカ・エンジェル・コマンド]]
-[[革命チェンジ]]
-[[メカ]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[シールド]]
-[[離れない]]
-[[終極宣言]]
-[[破壊]]
-[[ドロー]]
-[[シールド化]]
-[[墓地回収]]

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