#author("2021-02-27T20:44:58+09:00","","")
*《&ruby(だいじゅおう){大樹王}; ギガンディダノス》 [#m08ab523]

|大樹王 ギガンディダノス KGM 闇/自然 (12)|
|クリーチャー:ジャイアント・ドラゴン/不死樹王国 50000|
|ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の手札をすべてマナゾーンに置く。|
|自分は、このクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーに攻撃されない。|
|<フシギバース>[闇/自然(14)](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[闇/自然(14)]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは[闇/自然(2)]より小さくならない)|

[[DMRP-13]]で登場した[[闇]]/[[自然]]の[[ジャイアント・ドラゴン]]/[[不死樹王国]]。

[[フシギバース]]と、[[マナ送り]]型の[[オールハンデス]]を放つ[[cip]]、この[[クリーチャー]]より[[パワー]]が低い[[クリーチャー]]の自分への[[攻撃を制限>攻撃制限]]する[[能力]]を持つ[[ワールド・ブレイカー]]。

[[cip]]の[[オールハンデス]]は相手のマナを増やしかねないのがネックだが、[[パワー]]はなんと''50000''もあるため、ほぼ全てのクリーチャーの自分への攻撃を阻止できる。卑近な例だと[[《ロールモデルタイガー》]]が[[攻撃先誘導>可能であれば攻撃する]]を行うために攻撃することを阻止できる。

一方、クリーチャーに対しての攻撃までは制限できないが、このクリーチャー自身のパワーは高いため、バトルで倒されることも早々ない。返しのターンで相手が[[今引き]]で[[《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》]]や[[《勝熱英雄 モモキング》]]のような強力な[[スピードアタッカー]]を召喚してきても、脅威になることはほとんどないため、制圧力はトップクラスであるといえる。

[[除去]][[耐性]]は持たないが、[[オールハンデス]]によって[[除去]]手段がほとんど[[今引き]]に委ねられ、[[除去]]された場合でも[[フシギバース]]で[[墓地]]から戻ってこれるため、ある程度カバーできる。
//また、[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]などの[[呪文]][[ロック]]、[[《龍世界 ドラゴ大王》]]や[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]などの召喚制限を行えるクリーチャーと組み合わせることで除去耐性の付与をしながら安全に[[1ショットキル]]に持ち込むことができる。[[《無双と竜機の伝説》]]や[[《コスパンダメソッド》]]などのカードで[[追加ターン]]を得て猛攻を仕掛けたりすると尚良い。

ただし、[[パンプアップ]]でもしない限り相手の《大樹王 ギガンディダノス》の自分への攻撃を止められない点には注意。尤も、それは相手も同じことだが。

[[コスト]]は12と重量級なため、基本的に[[フシギバース]]で召喚したいところだが、それでも始値は14と重い。他のクリーチャーの[[フシギバース]]を前もって挟む、[[《罠の超人》]]や[[《深海の伝道師 アトランティス》]]のような[[重量級]][[S・トリガー獣]]と組み合わせるなど工夫したい。

[[フシギバース]]で召喚することばかり目が行きがちだが、[[コスト踏み倒し]]で出すのも良い。このクリーチャーの[[スペック]]は[[フシギバース]]抜きにしても、[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]、[[《古代楽園モアイランド》]]、[[《龍世界 ドラゴ大王》]]などの[[ファッティ]]と比較しても見劣りしない領域。

種族も[[ジャイアント]]と[[ドラゴン]]を持っているため、入るデッキは多いだろう。

-このクリーチャー以上のパワーを持つクリーチャーは[[こちら>パワー#Ranking]]で確認できる。2020年現在、単体でこのクリーチャーの攻撃制限を突破できるクリーチャーは、《ギガンディダノス》自身を含めて7体いる。しかし[[十王篇>十王篇環境]]時点で、その中で環境でよく使われているのは、[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]、[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]、[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]、《ギガンディダノス》の4体のみであり、《ギガンディダノス》の攻撃制限が突破されることはほとんどない。そもそも、《ギガンディダノス》の壁を乗り越えるようなクリーチャーの降臨を許した時点で手遅れ同然な事が多い。

-場に出すだけで半分仕事を終えるため[[【ミステリー・キューブ】]]や[[【12軸ガチロボ】>【ガチャンコ ガチロボ】#gachi12]]に入るカードとしては良好な[[スペック]]。前者では相手ターン中に[[《ミステリー・キューブ》]]で[[コスト踏み倒し]]すると事実上相手の攻撃を止められるため、捲れて嬉しい防御札にもなる。

-闇文明の[[ワールド・ブレイカー]]なので墓地進化からの退化戦術も検討できる。[[《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》]]と枠を争えるだろう。退化だと[[cip]]のハンデスは使えず、また[[スピードアタッカー]]も持っていないので一気に攻め立てることはできないが、攻撃制限があるのは有用。逆に、退化でバトルゾーンに出した大型クリーチャーを[[種]]にするのも一考。

**他のカード、デッキとの組み合わせ [#d4c9f2bc]

***[[【青黒緑デッドダムド】]] [#zcd2182d]
[[《SSS級天災 デッドダムド》]]を[[種]]にすれば6コストで召喚でき、[[オールハンデス]]と攻撃制限が、[[殿堂入り]]した[[《禁断機関 VV-8》]]の[[追加ターン]]の代わりの能力として機能するだろう。このクリーチャーは[[コマンド]]を持たず、侵略元になれないが、進化しないほうが強いので大した問題ではないだろう。

***[[【ドルゲーザ】]] [#k8f5bc20]
[[ジャイアント]]といえばこのデッキ。これまでの【ドルゲーザ】は詰めに欠けていたので、それを補うことができる。[[コスト軽減]]、[[コスト踏み倒し]]で召喚できる[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]、[[《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》]]などを[[種]]にしたい。当然、[[《西南の超人》]]でさらなる[[コスト軽減]]ができる。これを組み込んだデッキは[[【不死樹ドルゲーザ】]]を参照。

***[[【ミステリー・キューブ】]] [#id466629]
前述した通り、[[踏み倒し]]で出しても強いため、[[《ミステリー・キューブ》]]や[[《ホーガン・ブラスター》]]の踏み倒し先としては申し分ない。

***[[【連ドラ】]] [#xbc43d1a]
ドラゴンなので、[[闇]]が入るならばまず投入を検討してもいい。

***[[【5色蒼龍】]] [#t91baae2]
フシギバースは[[ハンデス]]対策と割り切り、[[《蒼龍の大地》]]での[[コスト踏み倒し]]や[[素出し>手打ち]]がメイン。登場時点のカードプールで組むと不足しがちだった[[闇]][[マナ]]になるのも大きい。

***[[【墓地ソース】]] [#e8575d8f]
墓地に落ちても問題のないこのクリーチャーと、墓地が溜まっていれば軽いコストで出せる[[《暴走龍 5000GT》]]の相性が良い。召喚ロックと攻撃制限を選択出来るという利点はかなり大きい。

***[[【轟破天九十九語】]] [#udbd8b9a]
[[1ショットキル]]型の場合、1ショットキル失敗時の保険として優秀。[[《ドルツヴァイ・アステリオ》]]で[[マナ]]を伸ばすなら[[素出し>手打ち]]の機会も十分ある。[[《轟破天九十九語》>《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]による疑似[[ランデス]]のおかげで返しの[[ターン]]の[[除去]]も怖くない。
**環境において [#kb79d1a5]
登場後の[[十王篇環境]]では[[【青黒緑デッドダムド】]]を中心に使われることとなった。
一度場に出せば大抵の[[デッキ]]を制圧できるが、[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]相手にはパワーの大きさが仇となり簡単に焼かれてしまうため注意。

**アニメでの活躍 [#r57c8ec6]
『キング』4話にて初登場。声優は粟津貴嗣氏。

***『デュエル・マスターズ キング』4話 [#g4cf3a8f]
[[大長老]]が[[ボルツ]]とのデュエルで使用。
[[《死滅の大地ヴァイストン》]]を[[フシギバース]]の種にして登場し、[[ボルツ]]の手札の[[《U・S・A・MAGIC》]]を[[マナ送り]]にした。この時点で[[シールド]]0枚まで追い詰められていたが、攻撃制限能力で[[ボルツ]]の[[ダイレクトアタック]]を阻止した。次の[[ターン]]に[[ワールド・ブレイク>ワールド・ブレイカー]]を叩き込み、勝利している。

***『デュエル・マスターズ キング』14話 [#z8b672e6]
[[大長老]]が[[切札 ジョー]]とのデュエルで使用。
普通に[[召喚]]。[[ジョー>切札 ジョー]]の[[手札]]を全て[[マナ送り]]にした後、[[大長老]]を[[《モモキング》>《勝熱英雄 モモキング》]]の[[攻撃]]から守り[[ジョー>切札 ジョー]]の[[シールド]]を[[全>ワールド・ブレイカー]][[ブレイク]]したがさらに次の[[ターン]]に[[《イッスン・スモールワールド》]]の[[マッハファイター]]により[[撃破>破壊]]された。その後、[[攻撃]]できるようになった[[《モモキング》>《勝熱英雄 モモキング》]]に[[ダイレクトアタック]]をされ[[大長老]]は敗北した。

***『デュエル・マスターズ キング』33話 [#def9dd12]
[[大長老]]が[[鬼札 アバク]]とのデュエルで2体使用。
[[《ライマー・ランサー》]]を[[フシギバース]]の種にして召喚された。[[アバク>鬼札 アバク]]の[[手札]]の[[《百鬼の邪王門》]]と[[《百鬼の天邪閣》]]を[[マナ送り]]にして、[[アバク>鬼札 アバク]]の[[シールド]]を全て[[ブレイク]]して、もう1体で[[ダイレクトアタック]]しようとしたが、[[《一王二命三眼槍》]]の[[敗北回避能力]]によって防がれた。次の[[ターン]]に[[《「是空」の鬼 ゲドウ権現》]]の[[スレイヤー]]により2体とも[[破壊]]され[[《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》]]の[[追加ターン]]により敗北した。

**背景ストーリーでの活躍 [#b28c5e1d]
[[《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》]]によって復活された[[ドラゴン]]。人質にされた[[姫>うららか もも]]を助け出さないように[[大長老]]を見張っている。
その後、[[姫>うららか もも]]を助けに来た[[《勝熱英雄 モモキング》]]と交戦。[[生>リアニメイト]]と死、2つのエネルギーを併せ持つ事で通常の[[攻撃]]は一切通用しない性質を活かし[[《モモキング》>《勝熱英雄 モモキング》]]を追い詰めるが、駆け付けた[[《イッスン・スモールワールド》]]の助言を受けた[[《モモキング》>《勝熱英雄 モモキング》]]に再生と破壊の刃を同時に打ち込まれ敗れた。
しかし、[[《モモキング》>《勝熱英雄 モモキング》]]は《ギガンディダノス》が《ジャオウガ》に操られているだけだと気付き、峰打ちで済ませていたため一命をとりとめた。そして戦いの中でも相手の命を大事にする《モモキング》に共感した《ギガンディダノス》は、《モモキング》が[[《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》]]との戦いで助けを求めていることを[[《ライマー・タロウ》]]の占いで知り、[[獄鬼夜城>《極悪!獄鬼夜城》]]に参上した。
最期は獄鬼夜城の爆発を抑えるべく、その身を犠牲にした。
**その他 [#u1bc6e58]
-体からは[[《ギガントフシギダケ》]]が生える。
-先述の通り《ジャオウガ》に生み出されそちらにつく侵略者側のクリーチャーでこそあるが、[[DMEX-10]]の[[《ダーク・ライフ》]]では自身の頭上に巣を作った鳥たちを笑顔で優しく見守るという心温まる姿を見せている。[[大長老]]の生んだ「[[命が救われるようにと願いを込めた死を生に逆転させる力>フシギバース]]」を持つ事を考えると、根は心優しいクリーチャーなのかもしれない。

-『デュエル・マスターズ 十王篇フルコンプリートBOOK』では呪文面でこのカードを墓地肥やしできる[[《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》]]との相性の良さについて触れられている。

**関連カード [#bf84be90]
-[[《予言者マリエル》]]
-[[《恐・古代王 サウザールピオ》]]
-[[《古代王 ザウルピオ》]]

-このクリーチャーが書かれているカード
--[[《ダーク・ライフ》]]([[DMEX-10]])
--[[《不死樹の伝説》]]
--[[《邪狩!不死樹MAX》]]([[DMEX-14]])

**収録セット [#rc826ccc]
-illus.[[Sansyu]]
--[[DMRP-13 「十王篇 第1弾 切札×鬼札 キングウォーズ!!!」>DMRP-13]](KM3/KM3)
--[[目指せ! キングマスターパック]](P6/Y19)

**参考 [#tba8a992]
-[[多色]]
-[[ジャイアント・ドラゴン]]
-[[不死樹王国]]
-[[ワールド・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[オールハンデス]]
-[[マナ送り]]
-[[攻撃制限]]
-[[フシギバース]]

-[[キングマスターカード]]

-[[【黒緑フシギバース】]]
-[[【不死樹ドルゲーザ】]]
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公式Q&A
>Q.自分の[[《バリバリ・ケドケド》]]がバトルゾーンにいる状況で、自分は''《大樹王 ギガンディダノス》''を、墓地から「フシギバース」能力で召喚できますか?
A.はい、実際にマナゾーンに置けなかったとしても召喚できます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39089]]

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