#author("2022-04-04T10:31:31+09:00","","")
*《&ruby(ザインティ・ザイン){九番目の旧王};》 [#g551feba]
#author("2024-03-24T16:12:13+09:00","","")
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|九番目の旧王 R 闇文明 (5)|
|呪文|
|S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)|
|''S・トリガー''|
|次のうちいずれか1つを選ぶ。|
|▶相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-12000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)|
|▶このターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを-3000する。|

[[プロモ>プロモーション・カード]]で先行登場し、[[DMRP-12]]で登場した[[闇]]の[[呪文]]。
[[プロモ>プロモーション・カード]]で先行登場し、[[DMRP-12]]に収録された[[闇]]の[[呪文]]。

1体への12000[[パワー低下]]と、[[全体>全体除去]]への3000パワー低下の内1つをモードで選べる。
しかも[[S・トリガー]]まで付いており、素のコストも5と比較的軽い。
2つの[[パワー低下]]の[[モード]]を併せ持ち、1体-12000か全体-3000を選んで使える[[S・トリガー]]。

パワー12000以下のクリーチャーを相手に単体除去として使うなら、1コスト軽い[[《デーモン・ハンド》]]に近い[[スペック]]になる。
[[《煌龍 サッヴァーク》]]の[[耐性]]を無効化したうえで《サッヴァーク》を除去できるのは、[[《デーモン・ハンド》]]にはない強み。パワー低下はそのターン引き継がれる為、[[スター進化クリーチャー]]や[[EXライフ]]の対策としても有用。
パワー12000以上でも、相手のパワーは1000〜3000位しか残らない事はザラ。[[タップ]]されていれば大抵は殴り返せる。
全体へのパワー3000低下を選んでも大半のGRクリーチャーを一掃できる。
闇の[[防御札]]というくくりでは[[《デーモン・ハンド》]]や[[《魔狼月下城の咆哮》]]が比較対象になる呪文だが、最大の武器は[[手打ち]]しやすい[[コスト]]にある。[[《天災 デドダム》]]などのコスト3[[マナブースト]]で4[[ターン]]目に唱えられる点が[[速攻]]目線で非常に厄介であり、[[S・トリガー]]と手打ちの両方でそれらを[[メタ]]れる。

一方で他の除去カードと同様に、除去手段でしか使う機会が無いので、[[【カリヤドネループ】]]など場を並べてこない[[デッキ]]に対しては役に立たない欠点も残っている。
それでも、ここまで汎用性の高い除去は他に類を見ない。
積極的に攻撃するデッキに対しては非常に強く、今後[[闇]]文明の防御手段としては候補として真っ先に挙げられるだろう。
登場時の[[環境]]で隆盛を極めていた[[GRクリーチャー]]へのメタとしても申し分ない。[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]に対しても、GRクリーチャー破壊と[[スピードアタッカー]][[付与]]の発生源の《ミッツァイル》破壊を選べることで優位に戦えたはずだが、そちらは[[DMRP-12]]の発売1週間後に[[殿堂入り]]してしまった。

2つ目の[[モード]]に重きを置いて採用される呪文ではあるが、1つ目の単体[[除去]]も[[汎用性]]に大きく貢献している強力な[[効果]]。[[《煌龍 サッヴァーク》]][[《最終龍覇 グレンモルト》]]、[[スター進化]]、[[EXライフ]]などの[[耐性]]を貫通して[[破壊]]できる。

その後、[[カードプール]]が次第に充実し[[《秩序の意志》]][[《魔王の傲慢》]][[《悪灯 トーチ=トートロット》]]など競合相手となり得るカードも出てきたが、それぞれ性能に差異があるため充分[[差別化]]は可能。

**環境において [#u17d1bda]
登場から[[【零龍墓地ソース】>【墓地ソース】#zerobochi]]の[[《暴走龍 5000GT》]]対策の[[防御札]]として、[[《テック団の波壊Go!》]]と共に[[【4色ドッカンデイヤー】>【ドッカンデイヤー】#dokkan4c]]に投入されていた。
登場から[[【零龍墓地ソース】>【墓地ソース】#zerobochi]]の[[《暴走龍 5000GT》]]対策の[[防御札]]として、[[《テック団の波壊Go!》]]と共に[[【4色ドッカンデイヤー】>【ドッカンデイヤー】#dokkan4c]]に採用されていた。そちらとの対面でも場合によっては[[手打ち]]を狙えた。

ところが2020年7月1日[[殿堂レギュレーション]]改訂によって[[【4色ドッカンデイヤー】>【ドッカンデイヤー】#dokkan4c]]が事実上消滅。後釜として環境トップの座に就いた[[【バーンメアジョーカーズ】]]系統もデッキに[[闇]]を入れない構築が少なくないため、相対的に需要が低下。それでも、[[闇]]入りの[[《勝熱英雄 モモキング》]]系統や[[【青黒緑デッドダムド】]]などに使われる形で需要自体は保っていた。

しかし[[王来篇環境]]に入り[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]が登場すると、そちらで[[呪文ロック]]されることから殆ど環境で見なくなった。除去札としては[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]に引っ掛からない上に[[墓地]]を[[リソース]]化できる[[《襲来、鬼札王国!》]]の方が優秀な状況となった。[[《とこしえの超人》]]の登場によって[[GR]]が横並びしにくくなり、延いてはこのカードによる全体除去を放つ仮想敵が乏しくなったというのもある。
[[王来篇環境]]に入り[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]が登場すると、そちらで[[呪文ロック]]されることから殆ど環境で見なくなった。除去札としては[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]に引っ掛からない上に[[墓地]]を[[リソース]]化できる[[《襲来、鬼札王国!》]]の方が優秀な状況となった。[[《とこしえの超人》]]の登場によって[[GR]]が横並びしにくくなり、延いてはこのカードによる全体除去を放つ仮想敵が乏しくなったというのもある。

[[王来篇環境]]終盤になると[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]が環境から減少し、徐々に[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]軸の[[【5色コントロール】]]に[[【我我我ブランド】]]対策兼[[闇]][[単色]][[マナ]]として3枚程度採用されるケースが見られるようになった。

[[DMBD-19]]・[[DMBD-20]]期に[[青黒緑]]基盤の[[【キリコチェイングラスパー】>【キリコスクリプトループ】#h390b9e7]]が流行して以降は、これを防御札に取り入れた型も見られるようになった。

【絶望神サガループ】が発祥すると一時期[[手打ち]]も考慮される[[防御札]]として利用されていた。特に[[【オービーメイカー】>《十番龍 オービーメイカー Par100》]]系統がメタカードで盤面を固めるプランを取った際に手打ちしやすい。ただし、[[《とこしえの超人》]]は全体除去のモードで溶かせないため、完全無欠な除去手段という訳ではない。

【絶望神サガループ】消滅後の[[【青黒緑キリコチェイングラスパー】>【キリコスクリプトループ】#h390b9e7]]では[[【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】]]対策になる[[《魔王の傲慢》]]が優先され、基本的に5枚目以降の防御札の枠に降格。[[【青黒COMPLEXコントロール】]]でも基本的にはより防御性能の高いS・トリガーが優先され、全体除去括りでも[[《テック団の波壊Go!》]]の方に分があるが、[[【青赤マジック】]]での[[宣言]]数字[[呪文ロック]]への対策になりやすい「5」の全体除去ということで使われることが中にはある。

2024年3月11日殿堂レギュレーション改訂直後に【青黒緑キリコチェイングラスパー】が流行すると、[[《異端流し オニカマス》]]への[[手打ち]]における優位性から、[[《魔王の傲慢》]]より優先され、3枚程度挿されるケースも増えた。

このように初登場から今まで環境での使用はまばらで[[4枚積み]]されることも滅多にないが、[[インフレ]]によって使われなくなる傾向が強い[[パワー低下]]系のカードにしては、息がかなり長い。

**アニメ・漫画において [#a6c1e9a6]
-アニメ『[[キング!>デュエル・マスターズ キング!]]』では第4話で[[ゼーロJr.]]が[[ジェンドル]]戦でゼーロJr.の[[デッキ]]に採用されており、[[S・トリガー]]で使おうとしたが、ジェンドルの[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]がいたため[[使用宣言]]ができなかった。

-アニメ『[[デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編]]』では[[ウガタ]]が主に使用。
第40話の[[マズキ]]戦では2体の[[《天災 デドダム》]]と[[《若き大長老 アプル》]]を破壊した。
第46話ではヒーローウガタとして[[斬札 ウィン]]戦で使用し、第39話以来の登場を果たした[[《アビスベル=覇=ロード》]]を破壊した。

-漫画『デュエル・マスターズ LOST ~追憶の水晶~』では第7話で[[斬札 ウィン]]が[[クリスタ]]とのデュエルで使用。
[[《クリス=タブラ=ラーサ》]]に[[ブレイク]]されたシールドから[[S・トリガー]]で唱えて[[《「怪異」の頂天 クリス=ベルゼ》]]を[[エターナル・Κ]]を貫通させ、破壊した。

**その他 [#ca3f793a]
-[[文明]]違いの[[《ハムカツ団の爆砕Go!》]]はともかく、[[《狼牙獣銃拳》]]等と比べるとそのハイスペックぶりが凄まじい。実際に大きく環境を荒らすほどのスペックではなかったため、[[火力]]や[[パワー低下]]などがいかにインフレの波にのまれやすいかを如実に語る1枚となっている。
-[[プロモーション・カード]]verは1本指が増えている。


-アニメにおいては「デュエル・マスターズ キング!」4話に登場。[[ジェンドル]]との戦いで、[[ゼーロJr.]]が[[S・トリガー]]で[[使用宣言]]したが、[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]がいたため唱えることができなかった。

**関連カード [#n492fab6]
-[[《灼熱波》]]
-[[《ミラクル・バーストショット》]]
-[[《ジェットセット・バイト》]]

-[[《魔弾ロマノフ・ストライク》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#a759bca3]
//-[[]]&br;''''''


**収録セット [#x220550c]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[otumami]]
--[[DMRP-12 「超天篇 第4弾 超超超天!覚醒ジョギラゴン vs 零龍卍誕」>DMRP-12]] (23/104)
--[[DM23-RP3 「アビス・レボリューション 第3弾 魔覇革命」>DM23-RP3]](T2/T10)(TF2/TF10)
--[[DM23-BD7 「エキサイティング・デュエパ・デッキ ネゴシエートの偽衒学者」>DM23-BD7]](38/60)
--[[プロモーション・カード>プロモーション・カード (第16期〜第20期)]](P60/Y18)
--[[DMRP-12 「超天篇 第4弾 超超超天!覚醒ジョギラゴン vs 零龍卍誕」>DMRP-12]] (23/104)
--[[プロモーション・カード>プロモーション・カード (第16期〜第20期)]](P74/Y18)

**参考 [#o7aac885]
-[[S・トリガー]]
-[[モード]]
-[[パワー低下]]
-[[全体除去]]

-[[闇の七王]]

&tag(呪文,闇文明,黒単,単色,コスト5,S・トリガー,モード,パワー低下,単体パワー低下,パワー低下-12000,全体パワー低下,パワー低下-3000,・,終音「ん」,闇の七王,R,レア,otumami);