#author("2021-11-12T02:19:43+09:00","","")
#author("2021-11-13T00:34:15+09:00","","")
*《フィーバー・ナッツ》 [#cd1b7e5e]

|フィーバー・ナッツ C 自然文明 (3)|
|クリーチャー:ワイルド・ベジーズ 1000|
|すべてのクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。|

[[DM-12]]で登場した[[ワイルド・ベジーズ]]。

相手も含めたすべての[[クリーチャー]]の[[召喚コスト]]が1小さくなる。

相手にも[[アドバンテージ]]を与えてしまうことから実質的に使用制限があり、使いにくさが目立つ。相手自分共に加速させることからゲームを早める作用があり、かつゲームが長引くとその分相手に利用される機会が増えてしまうので、このカードを採用する時はかなり早めの[[ビートダウン]]のような、ゲームセットまでのターン数の少ないデッキで使いたい。

下手に残られると直接的な敗因になりかねないため、自分でこのクリーチャーを[[除去]]する手段があると運用がずっと楽になる。具体的には[[スーサイド]]効果のコスト、[[進化クリーチャー]]の進化元など。

早期大量展開から攻撃するようなデッキに採用すれば、仕事はきちんとさせつつも仕事させるターン数は減らすことが出来、効率よく運用出来る。上手く大量展開が出来れば、[[ロック]]がかかった相手は[[クリーチャー]][[除去]]に動かざるを得ないため、用済みのこの[[クリーチャー]]を消してもらうことにつながる。

勝負を急いで展開することを強制されるため、[[全体除去]]が刺さったときに立て直しが利かないのが欠点。また、やはり相手の[[召喚コスト]]を下げてしまうことの事故が一定数あるのも目をそらせない。しかし、下記の[[ワイルド・ベジーズ]][[種族デッキ]]のように上手くかみ合う事例もあるので、頭の片隅にこの[[クリーチャー]]の存在を入れておいても損はないだろう。

**環境において [#jb651052]
やはり、相手にも恩恵が大きいことから、長らく就けるデッキが見つからずにいた。

しかし、[[革命ファイナル環境]]において[[【緑単ループ】]]でついに日の目を浴びるようになった。ループに突入すれば相手にターンを返すことはないため、相手にコスト軽減の恩恵がないも同然だった。

[[新章デュエル・マスターズ環境]]前半では、[[【緑単ループ】]]はこのカードを採用した最速ループ特化型と[[《原始 サンナップ》]]を採用した[[《S級原始 サンマッド》]]による[[ビートダウン]]プラン折衷型に二分されていた。(関西の競技プレイヤー界隈では前者が、関東のコミュニティでは後者が流行していたと伝わっているが、真偽は不明)。

[[新章デュエル・マスターズ]]では[[【ガシャゴズラループ】]]にも使われた。

[[《ベイB ジャック》]]が[[プレミアム殿堂]]に指定されてからは、[[【緑単ループ】]]も[[【ガシャゴズラループ】]]も衰退し、このカードも使われなくなる。

そして、[[十王篇]]終期の2021年2月になると、[[【ゼロ・ルピアループ】]]の[[メタ]]カードとしての需要が生まれた。[[《ゼロ・ルピア》]]の[[コスト軽減]]によって、相手のクリーチャーがノーコストで召喚されるところを、このクリーチャーの「ただし、コストは0以下にはならない。」という能力から、最低でも1コスト払わせることで大量[[展開]]を防ぐことができるようになった。
そして、[[十王篇]]終期の2021年2月になると、[[【ゼロ・ルピアループ】]]の[[メタ]]カードとしての需要が生まれた。このクリーチャーの[[コスト軽減]]は[[強制]]で適用されるため、[[《ゼロ・ルピア》]]の[[コスト軽減]]によって相手のクリーチャーがノーコストで召喚されるところを、このクリーチャーの「ただし、コストは0以下にはならない。」という能力から、最低でも1コスト払わせることで大量[[展開]]を防ぐことができるようになった。
[[コスト軽減]]が本分のはずのカードが、逆に[[コスト加重]]カードとして機能してしまったのだ。

//さらに、2021年3月に話題となった[[【ゾンビパルテノンループ】]]のメタとしても機能する。

**その他 [#kdcc08ea]

-単なる[[コスト軽減]]ならば、特定の[[文明]]に対して[[コスト軽減]]する[[DM-24]]の[[サイクル]]や[[一撃奪取]][[サイクル]]の方がデメリットがなく使いやすい。無論、デメリットが目立つとはいえこちらもすべてのクリーチャーを恒久的に[[コスト軽減]]出来る貴重なクリーチャーなので、活躍できる場がない訳ではない。

-「早期大量展開から攻撃するようなデッキ」の代表として[[ワイルド・ベジーズ]]の種族デッキがあり、相性は最高である。[[《ダンディ・ナスオ》]]を始めとした一部の2コスト[[ワイルド・ベジーズ]]のノーコスト召喚(ついでに[[《霞み妖精ジャスミン》]]のノーコスト加速)が可能になることで爆発的展開力を取得し、切り札である[[《味頭領ドン・グリル》]]のG・ゼロ条件を簡単に満たしつつも自身が進化元となることで、任意のタイミングで[[《フィーバー・ナッツ》]]をどかすことが出来る。4マナあればがいる状態で相手にターンをまわすことなく上記の流れが可能で、[[《霞み妖精ジャスミン》]]から[[マナカーブ]]が完璧、2コスト[[ワイルド・ベジーズ]]展開時のcip能力で[[《味頭領ドン・グリル》]]をある程度サーチ出来ることから成功率が高いなど、強力な武器になる。もうひとつの切り札である[[《バロン・ゴーヤマ》]]も、[[《グレイト・カクタス》]]を出すことで[[《味頭領ドン・グリル》]]をサーチし即G・ゼロで[[《フィーバー・ナッツ》]]を手軽にどかすことが出来るなど、2→3→5という[[マナカーブ]]も含めて相性がいい。

-[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]の殿堂解除により、白野菜におけるこのカードの価値が上昇。このカードの次ターンに[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]に綺麗につながり、生き残れば2コスト[[ワイルド・ベジーズ]]のノーコスト召喚の嵐になる。
-[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]の殿堂解除により、[[光]]入りの[[ワイルド・ベジーズ]]の種族デッキにおけるこのカードの価値が上昇。このカードの次ターンに[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]に綺麗につながり、生き残れば2コスト[[ワイルド・ベジーズ]]のノーコスト召喚の嵐になる。

//-環境の高速化は、勝負が長引いて欲しくないこのカードにとってはうれしい現象。1ターンの密度も上がってきており、[[クリーチャー]]主体の環境構築が進むにつれ[[コスト軽減]]の恩恵も大きくなってきている。ただ、それは相手が受ける恩恵も大きくなることを意味しており、ターンの密度が上がっているということは相手にターンを渡した時の事故敗北も起こりやすくなっているということなので、一概に追い風とは言えないか。

-弾が進むにつれ、[[進化クリーチャー]]の[[進化元]]に[[種族]]ではなく[[文明]]が参照されるようになってきた。この現象によってこのクリーチャーからの進化先が増えてきたため、[[進化]]でこのクリーチャーを容易にどかせるようになった。この点では、運用性は上がっている。

-[[《コッコ・ルピア》]]同様コスト軽減は強制である。かつてはコストダウンによって要求される文明を揃えられないという状況を作り出せたため、[[《腐敗電脳メルニア》]]等に代表される低コストの[[多色]][[クリーチャー]]を封じることができた。しかし2015年7月15日のルール変更にてこのような場合、文明が揃うよう追加でマナを支払えるようになったことによりこのような戦術は取れなくなった。
//2010.07.11 事務所に確認を取ったところ、2004.09.18の念仏エルフィンの裁定は無効のようです。

-[[《制御の翼 オリオティス》]]を出しておけば、相手の大型クリーチャーが一足先に登場するのをある程度防ぐことができる。ただし[[cip]]の発動や[[ウィニー]]の展開に対しては無力なので過信は禁物。

-[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]]にて[[オシャレになりたい!ピーナッツくん]]との[[コラボカード]]として[[再録]]された。その際、[[テキスト]]が変更された。
-[[DMEX-08]]にて[[オシャレになりたい!ピーナッツくん]]との[[コラボカード]]として[[再録]]された。その際、[[テキスト]]が変更された。

***旧テキスト [#b6cc8918]
|フィーバー・ナッツ C 自然文明 (3)|
|クリーチャー:ワイルド・ベジーズ 1000|
|各プレイヤーはクリーチャーを召喚する時、支払うコストが1少なくなる。ただし、コストが1の時は少なくならない。|

**[[フレーバーテキスト]] [#da12b2ed]
-[[DM-12]]&br;'''[[タオパブの森]]には、得体の知れない元気が漂っている。'''
-[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]]&br;'''オシャレになりたーい! ― ピーナッツくん'''
-[[DMEX-08]]&br;'''オシャレになりたーい! ― ピーナッツくん'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P26/Y3)&br;'''元気があれば、何でも出せる!'''


**収録セット [#x1ee544d]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Ken Sugawara]]
--[[DM-12 「聖拳編 第3弾 魔封魂の融合(エターナル・ボルテックス)」>DM-12]]
--[[プロモーション・カード]](P26/Y3)
-illus.[[オシャレになりたい!ピーナッツくん]]
--[[DMEX-08]](245/???)
--[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]](245/???)

**参考 [#ve7a3d6e]
-[[ワイルド・ベジーズ]]
-[[クリーチャー]]
-[[召喚コスト]]
-[[コスト軽減]]

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[[公式Q&A]]

>Q.''《フィーバー・ナッツ》''がバトルゾーンにいる状況で、[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]を「相手のターンの終わりに」の能力で召喚する際、「コストは0以下にはならない。」の能力によりコストを1支払う必要はありますか?
A.いいえ、マナコストの支払いは必要ありません。''《フィーバー・ナッツ》''などが持つ召喚コストを少なくする能力は、効果でコストを支払わずに召喚する際には適用されません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40377]](2021.10.22)

>Q.''《フィーバー・ナッツ》''がバトルゾーンにいる状況で、[[《夢幻なる零龍》]]を召喚する場合、支払うマナコストは1ですか?&br;類似例:[[《ゾンビポンの助》]]
A.はい、支払うコストは1です。元のコストが0であるカードを使用する場合でも、コストを軽減する効果は適用されます。&br;''《フィーバー・ナッツ》''が適用されるので、コストを1支払う必要があります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40378]](2021.10.22)

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