#author("2023-09-18T12:52:24+09:00","","")
#author("2023-09-25T22:31:30+09:00","","")
*《アビスベル=&ruby(デス){覇};=ロード》 [#top]

|アビスベル=覇=ロード OR 闇/自然文明 (7)|
|クリーチャー:アビスロイヤル 11000|
|''革命チェンジ'':コスト5以上のアビス|
|自分のアビスすべてに「マッハファイター」を与える。|
|''W・ブレイカー''|
|自分のターンの終わりに、コスト6以下のアビス・クリーチャーを1体、自分の墓地またはマナゾーンから出してもよい。|
|各ターン、相手のクリーチャーがはじめて攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。|

[[DM23-RP3]]で登場した[[闇]]/[[自然]]の[[アビスロイヤル]]。

コスト5以上の[[アビス]]を条件とした[[革命チェンジ]]を持つ[[W・ブレイカー]]。
更に、自軍[[アビス]]に[[マッハファイター]]を与える、ターン終了時にコスト6以下の[[アビス]]を[[墓地]]/[[マナゾーン]]から1体[[踏み倒す]]、各ターン最初の攻撃をこのカードに[[攻撃誘導]]する、3つの能力を併せ持つ。

[[アビス]]は[[アビスラッシュ]]で即時攻撃できるカードが多いため、[[革命チェンジ]]の取り回しは良好。
[[アビスラッシュ]]のデッキ下に戻るデメリットも、[[革命チェンジ]]で手札に戻してしまえば打ち消せるため、その点でも相性が良い。

ただ、[[革命チェンジ]]は手札からしか使えないため、[[墓地肥やし]]で墓地に落ちてしまった場合に備えて、[[《フットレス=トレース》>《フットレス=トレース/「力が欲しいか?」》]]や[[《「どんな夢がお望みだ?」》>《ソファ=ソフティソニア/「どんな夢がお望みだ?」》]]などの[[墓地回収]]手段は用意しておきたい。
もしくは無理に回収せず[[《アビスベル=ジャシン帝》]]の効果で[[アビスラッシュ]]するのも手かもしれない。[[マナカーブ]]も綺麗に繋がる。

[[アビス]]に対する[[マッハファイター]]付与に関しては、[[革命チェンジ]]で出したこのカードには意味が無く、ターン終了時の[[踏み倒し]]にも無意味。
とはいえ、[[アタックトリガー]]や[[pig]]を安全に使えるという点は大変便利。特に[[アビス]]には[[《ド:ノラテップ》]]のような[[スレイヤー]]や、強力な[[pig]]持ちが揃っている。
[[アビスラッシュ]]と組み合わせることでプレイヤー、クリーチャーを問わずに攻撃することができる。
なお、特に[[クリーチャー]]指定ではないので[[タマシード]]などにも[[マッハファイター]]を与えることが出来るが、登場時点では特に意味はない。

ターン終了時の[[コスト踏み倒し]]は範囲が広く、マナゾーンからも踏み倒せるので使いやすい。
上述の[[マッハファイター]]付与が意味がないこともあり、[[《ハンマ=ダンマ》]]などの[[除去]]や、[[《謀遠 テレスコ=テレス》]]などの[[ブロッカー]]や相手ターンにトリガーする能力を持ったカードを出し、相手ターンに備えるのが無難。
また[[ツインパクト]]との相性は良く、呪文として使った[[アビス]]をクリーチャーとして出すこともできる。

[[攻撃誘導]]は自身の[[革命チェンジ]]と噛み合っており、各ターン最初の1回のみだがプレイヤーへの攻撃を誘導してくれる。この点は、[[《超獣軍隊 ゲリランチャー》]]と似た特徴である。
ただし、攻撃の誘導がターン1度限りなのと、自身がパワー11000と控えめなのが難点。
[[《不落の超人》]]などとは異なり、クリーチャー本体に攻撃を受けることが制限解除の条件ではない。このため[[アビスラッシュ]]などの[[クリーチャーを攻撃対象に選べない攻撃>バトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる]]で各ターンの初攻撃を済ませれば、以降は自由に攻撃対象を選べてしまう。

さらに登場時点の環境ではパワー12000以上のクリーチャーが早期に出てくることも珍しいことではなく、パワーラインには不安が残る。他文明の大型[[革命チェンジ]]たちにも、[[《銀河竜 ゴルファンタジスタ》]]にはパワー負け、[[《輝く革命 ボルシャック・フレア》]]には[[ターン1]]の[[すべてのバトルに勝つ]]効果があると負けてしまう。
破壊前提で墓地回収手段を構えておき、粘り強く[[革命チェンジ]]していくのがよいか。

全体的に防御的な[[コントロール]]寄りの効果であり、攻めの[[《アビスベル=ジャシン帝》]]とはまた違った性質のカードと言える。

**他のカード・デッキとの相性 [#compatibility]
-このカード自体は[[多色]]だが、[[革命チェンジ]]を使えばコストの支払いは必要無い。このため、[[DM23-SP1]]など[[【黒単アビスロイヤル】]]への単独投入も視野に入る。

-同弾収録の[[《フォック=ザ=ダーティ》]]とは最高の相性。革命チェンジ元になるだけでなく、[[アビスラッシュ]]で出せば[[cip]]で《覇=ロード》を回収して即座に革命チェンジできる。

-[[《テブル=ザザーム》]]は元は6コストだが[[手札]]を1枚捨てることで実質3コストで召喚することができ、自前で[[アビスラッシュ]]を持つため革命チェンジ元として優秀である。[[コスト軽減]]のために手札を捨てるという行為は、《覇=ロード》の蘇生能力のおかげで逆にメリットになる場合もある。

-[[《ドミー=ゾー/「倒したいか?」》]]は序盤の[[マナブースト]]の役割だけでなく、[[アビスラッシュ]]で[[墓地召喚]]することで新たに5枚墓地を増やしながら革命チェンジ元になることができる。

-[[《スパトー:ド:スパトゥー/邪暴乱舞》]]は[[革命チェンジ]]元になることと、離れた時に発動する[[メクレイド]]との相性が非常に良い。付与した[[マッハファイター]]で[[自爆特攻]]させるのも手。

**アニメ・漫画において [#rc75031c]
-漫画「[[デュエル・マスターズ WIN]]」では[[ウィン>斬札 ウィン]]の怒りに共鳴した[[《アビスベル=ジャシン帝》]]が覚醒した姿。[[ヴェールアビス]]もこの時生み出された。

-アニメ「[[デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編]]」でも[[リッパー教授]]によって怒りを引き出された点は変わらないが、対象は[[邪神くん]]に、手段は技の試練とドイツ産高級ウインナーを使って挑発するというコメディタッチのものに変わっている。

-デュエマでの初登場は第22話の「[[リッパー教授]]vs[[斬札 ウィン]]」。同話の「今日のカード」。
映画『仁義なき戦い』オマージュの広島弁で漫画『東京卍リベンジャーズ』オマージュのセリフを喋る。
[[《フォック=ザ=ダーティ》]]の[[攻撃]]時に[[革命チェンジ]]で登場し、[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]を[[破壊]]した。さらに、自身の能力で[[マッハファイター]]を[[付与]]した[[《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》]]の攻撃時に《フォック=ザ=ダーティ》を出し直した。
ウィンが[[ターンエンド]]を宣言した後も、リッパー教授がカードを引こうとした瞬間に他の[[アビスロイヤル]]と共に「ちょっと''マッハー''!」と茶々を入れ、[[《邪闘 シス》]]を[[マナ]]から踏み倒した。
覚醒に至った経緯や上述の発言も含め、漫画版よりもコミカルなキャラクターに仕上がっている。

-続く第23話の「逆ウガタvs斬札 ウィン」でもウィンが使用。[[シールド]]0、場には相手の[[《特攻の忠剣ハチ公》]]が5体という絶対絶命のピンチで登場するも、[[マッハファイター]]付与と前のターンに出ていた[[《ド:トヤッキ》]]を活かしてそのすべてを[[破壊]]した。
さらに次のターン、逆ウガタは手札から《特攻の忠剣ハチ公》を召喚するが、[[攻撃誘導]]によって[[ダイレクトアタック]]も[[ガチンコ・ジャッジ]]もさせなかった。
--今回はウィンが「ちょっとマッハ〜!」を発言している(攻撃誘導のシーン)。

-ウィンにとって通算5枚目となる[[オーバーレア]]。ただし、事実上同一のカードである[[《アビスベル=ジャシン帝》]]を除くと4枚目。

**その他 [#others]
-[[《アビスベル=ジャシン帝》]]のパワーアップ形態。前弾の[[DM23-RP2]]で[[自然文明]]の支配者である[[《首領竜 ゴルファンタジスタ》]]を下したためか、新たに自然文明を得ている。
--バイクに搭乗しているのは、自然文明の「回転」の力を[[アビス]]なりにアレンジした結果といったところか。

-[[《轟く革命 レッドギラゾーン》]]とはバイクモチーフである点、パワーとブレイク数、種族指定の革命チェンジ、マッハファイターの付与など共通点が多い。

-カード名の由来は映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」および漫画「覇-LORD-」からだろうか。
前者は漫画「北斗の拳」を彷彿とさせる世紀末な世界観が舞台で、後者は三国志をベースにした漫画だが原作者が北斗の拳の武論尊氏である。

-[[《アビスベル=ジャシン帝》]]の頃と比べてかなり頭部の装飾が変化しているが、アニメのCGを見る限りヘルメットのようだ。
このカードが登場した2023年には道路交通法が改正され、元よりヘルメット着用が必須だったバイクだけでなく自転車のヘルメット着用が努力義務化されていた。意図されたものかは不明だがヘルメットの必要性が強調されつつある世情に配慮したデザインになっている。

-[[シークレットレア]]版の[[イラスト]]の元ネタはテオドール・ジェリコー作「エプソムの競馬」。[[《邪龍 ジャブラッド》]][[《深淵の三咆哮 バウワウジャ》]]と一緒に草原を走っている。
-[[シークレットレア]]版の[[イラスト]]の元ネタはテオドール・ジェリコー作「エプソムの競馬」。[[《邪龍 ジャブラッド》]][[《深淵の三咆哮 バウワウジャ》]]と一緒に草原を走っている。かわいい。

-デュエチューブで明かされた話によると、元々開発段階では革命チェンジとは別にもう1つ新能力が付いていたが、次弾に取っておきたいことと革命チェンジだけで足りること、テストプレイ時にいろいろと問題が起こったことから、新能力は[[DM23-RP4]]に持ち越しとし、製品版の能力に落ち着いたという。[[参考>https://www.youtube.com/watch?v=MYEwiD3NTKI]]
**[[サイクル]] [#cycle]
[[DM23-RP3]]の[[オーバーレア]]と[[スーパーレア]]の大型[[革命チェンジ]][[サイクル]]。(収録番号順)

-''《アビスベル=覇=ロード》''
-[[《芸魔王将 カクメイジン》]]
-[[《千羽忍革 ボジソワカ》]]
-[[《輝く革命 ボルシャック・フレア》]]
-[[《銀河竜 ゴルファンタジスタ》]]

**関連カード [#te1ed27a]
-[[《轟く革命 レッドギラゾーン》]]
-[[《原初の決闘者 アダム》]]

-[[シークレットレア]]版イラストに描かれているクリーチャー
--[[《邪龍 ジャブラッド》]]
--[[《深淵の三咆哮 バウワウジャ》]]

-''Prev''
--[[《アビスベル=ジャシン帝》]]

**収録セット [#jfcb8817]
-illus.[[akagi]]
--[[DM23-RP3 「アビス・レボリューション 第3弾 魔覇革命」>DM23-RP3]](OR1/OR2)(1B/22)(1S/2)

**参考 [#le126b34]
-[[アビスロイヤル]]
-[[革命チェンジ]]
-[[アビス]]
-[[マッハファイター]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[攻撃誘導]]

-[[【黒緑アビスロイヤル】]]

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