#author("2021-07-11T15:06:05+09:00","","")
#author("2021-07-13T19:58:52+09:00","","")
*《&ruby(プライマル・ジャイアント){とこしえの超人};》 [#w952c889]

|とこしえの超人 UC 自然文明 (1)|
|クリーチャー:ジャイアント 4000|
|G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)|
|このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。|
|相手が自身の手札以外からカードを出す時、かわりにマナゾーンに置く。|

[[DMRP-17]]で登場した相手[[プレイヤー]]を[[攻撃できない]][[ジャイアント]]。
[[G・ストライク]]と、[[手札]]以外の[[ゾーン]]から[[出す]]ことを[[着地置換効果]]で[[マナ送り]]にする能力を持つ。

初となる、1コストという軽さのメタクリーチャーにして、[[防御札]]にもなるカード。
メタの対象になるのは「クリーチャー」ではなく[[カード]]全般が対象であり、「相手のターン中」という指定もない。

[[超次元]]や[[超GR]]カードであれば相手のマナを増やすこともないため、それらをメインに使う相手であれば、[[《検問の守り 輝羅》]]以上に有用なメタカードになるだろう。

[[GR召喚]]手段は最軽量でも2[[コスト]]からとなるため、原則全てのGR召喚に間に合うコストである。
例外として、[[《大罪より生まれし果実》]]や[[《失罪 モグニ否フ》]]が[[無月の大罪]]を使って使った場合のみ、先攻1ターン目にGR召喚はできてしまう。
ただしターン終わりに1体破壊するデメリットにより、基本的にはGRクリーチャーは残らない。

またパワー4000とコスト1にしては高めであり、[[《墓地の儀》]]で破壊されず、メタクリーチャーへの殴り返しにも期待できる。その殴り返し性能から、[[手札]]以外から[[出す]]ギミックの無い[[【速攻】]]に対しても耐性があると言える。
ただし[[《バングリッドX7》]]や[[《イッコダス・ケイジ/種デスティニー》]]、そして同じくコスト1の[[《スチーム・ハエタタキ》]]で処理されるラインなので過信は禁物。

また、[[《一王二命三眼槍》]]の[[敗北回避能力]]には効かないが、[[《百鬼の邪王門》]]の[[リアニメイト]]や[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]の[[革命0トリガー]]で出てくるクリーチャーもマナ送りに置換できるため、[[【赤黒邪王門】]]にもそこそこ強い。

メタ抜きにして考えても、相手クリーチャーに高いパワーで攻撃できるため対[[速攻]]の殴り返しにも使える。

**注意 [#p7914822]

置換効果は[[強制]]である点に注意。山札から[[封印]]としてバトルゾーンに置かれるカードも[[マナ送り]]に置換されるため、このクリーチャーがいると相手のクリーチャーを封印できないどころか、[[マナブースト]]させてしまう。

つまり、相手のクリーチャーを[[封印]]する効果とはアンチ[[シナジー]]。これに関しては、自分がそういった効果を発揮するカードを使わなかったり、[[《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》]]や[[《ハムカツ団の爆砕Go!》]]で[[除去]]すればいいだけである。

問題は、相手が[[《Black Lotus》]]や[[《禁断の影 〜ドキンダム・ソウル〜》]]など、自分のクリーチャーを[[封印]]することを[[デメリット]]として抱えているカードを使ってきた場合、その[[デメリット]]を帳消しにするどころか[[マナブースト]]を許してしまうこと。これはあまり無視できたデメリットではなく、特に[[《Black Lotus》]]で序盤からマナに大きな差を付けられるとかなり不利になってしまう。逆に言えば、そういうカードが《とこしえの超人》の対策に使えるということでもある。
[[《禁断機関 VV-8》]]なら、[[cip]]で2枚の[[手札補充]]と3[[マナブースト]]されてしまうが、最初から封印が付いていなければ「封印が外れる」こともないため、[[禁断機動]]が[[誘発]]しないため[[追加ターン]]を得られる心配はない。


**テクニック [#l56c72b8]

先述の通り、相手のクリーチャーを[[封印]]する効果とはアンチ[[シナジー]]だが、[[ループ]]させるなら話は別。封印効果をループさせれば、相手の山札をすべてマナ送りにして[[ライブラリアウト]]に追い込める。

[[置換効果]]かつ[[マナ送り]]なので、[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]で妨害されず(ただし、置換効果の処理は[[ターン・プレイヤー]]優先なので、相手のターン中ならループを妨害される)、[[《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》]]などで[[山札回復]]されることもない。
ただし、[[《始虹帝 ミノガミ》]]が立っていると、相手のマナが7枚以下でもない限り[[ライブラリアウト]]に持ち込めない。

-[[殿堂ゼロデュエル]]では[[【転生サイクリカ】>【転生サイクリカ】#xa076817]]へのメタカードとしても優秀。[[【ダーツデリート】>【ダーツデリート】#j25fc37e]]に対しても、[[《オールデリート》]]は防げないが、[[《煌銀河最終形態 ギラングレイル》]]や[[超次元]]呪文の[[メタ]]カードともなる。
--しかし、[[【“轟轟轟”ブランド】]]系や[[【キクチパトロール】]]に対しては無力。

-[[《禁断〜目醒めの刻〜》]]は、4コストで4枚封印、つまり相手に《とこしえの超人》がいれば4[[マナブースト]]できるが、ゲーム開始時から手札にある事が相手にも筒抜けである。裏を返せば、相手に《とこしえの超人》の召喚を躊躇わせる事が出来る、かもしれない。

**環境において [#na08e411]
登場早々[[オリジナル]]・[[アドバンス]]を問わず、[[【5色コントロール】]]系統の[[緑]][[マナ]]要員兼牽制札として使われることとなった。[[【5色コントロール】]]系統のミラーマッチでは主に[[《灰燼と天門の儀式》]]や[[《襲来、鬼札王国!》]]などの[[リアニメイト]][[呪文]]、[[《最終龍覇 グレンモルト》]]などの[[ドラグナー]]に刺さる。ミラーマッチにおけるビートダウンプランにおいては、[[S・トリガー]]で捲れたリアニメイト呪文を無効化することで相手のフィニッシュまでのターンを短縮させずに済むという利点をもたらしてくれる。

低コストシステムクリーチャーが[[【5色コントロール】]]系統において大成したのはこのカードが歴史上初めてとされる。というのも、このクリーチャーの場合、2[[ターン]]目まで[[多色]]だけを[[マナチャージ]]する[[ゲーム]]運びにおいても、1コストという軽さから2ターン目に召喚することができるのである。

オリジナル環境の[[【赤青ドギラゴン閃】]]に入る2コスト初動ウィニー、[[《麗泳者 マツバメモノ》]]などの先達部隊を[[殴り返し]]で一方的に処理できる[[パワー]]ラインなのも優秀。[[革命チェンジ]]が主体の[[【赤青ドギラゴン閃】]]には[[刺さる]]とは言い切れないが、早期に使える殴り返し要員としてあって助かる存在であることは間違いない。

[[【5色グレンモルト】]]では[[《最終龍覇 グレンモルト》]]で呼び出した[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]で呼び出すケースも珍しくない。手札から召喚した分を合わせて複数体並ぶことを期待して、[[墓地肥やし]]によって落として[[《灰燼と天門の儀式》]]でリアニメイトすることさえもざら。6コストの呪文で1コストのクリーチャーを狙ってリアニメイトすることは前代未聞であるが、それだけこのクリーチャーが強力だということである。

他にも、[[【4色ヴァイカー】]]、[[【青黒緑シャコガイル】]]、[[【青黒緑デッドダムド】]]など、デッキに自然が入る多くのデッキで[[チャンピオンシップ]]4位以内入賞の記録を残した。

[[【青黒緑シャコガイル】]]においては[[《轟破天九十九語》>《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]と絶妙な相性の良さを見せる。このクリーチャーとの併用によって相手にマナゾーンから出させる《轟破天九十九語》の[[デメリット]]を皆無にできるためである。


オリジナル環境はこのクリーチャーの登場以降、このクリーチャーの効き目が薄いデッキが活躍する環境となり、まさしくこのクリーチャーは環境の中心となった。

**その他 [#u8e9ce2a]
-今までの[[ジャイアント]]([[ジャイアント・インセクト]]は除く)のコスト最軽量は[[《戊辰の超人》]]の3であったが、この[[クリーチャー]]によりその記録が更新された。

-元ネタとなった[[クリーチャー]]は[[《いにしえの超人》]]。あちらとは違い、こちらは[[《暗黒の騎士ザガーン》]]に負けてしまう。
--[[原画>https://twitter.com/_otumami_/status/1383237948368310275]]を見ると分かりやすいが、イラストには翼を生やした《ザガーン》らしきクリーチャーが描かれている。蔦のようなものに絡め取られており、[[マナ送り]]にする能力を連想させる。そして物理的なサイズでは大きく勝っているようだ。

-[[DMRP-17]]では、カード番号が[[レアリティ]]と一致していない。本来であればこのカードは[[レア]]である。これはミスという線は薄く、本来[[アンコモン]]になるべきだった[[《オチャメ・トラップ》]]と意図的に差し替えられたと見てとれる。

-とこしえが「永久」に対してルビのプライマル(primal)は「原初」と、意味が異なっている。元ネタがエン(円)シェントに対してプライマル(丸)という言葉遊びだろうか。

//自作自演は辞めてください。有益な情報ではなく不快です。
**関連カード [#ab043762]
-[[《検問の守り 輝羅》]]

-[[《いにしえの超人》]]

-[[《レイジング・バンブー》]]

-イラストに描かれているカード
--[[《暗黒の騎士ザガーン》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#m4e69fc0]
-[[DMRP-17]]&br;'''振り下ろされた爪を刀で受け流した[[モモキング>《王来英雄 モモキングRX》]]。咄嗟に反撃しようとするが、気づけば[[ボルシャック]]の姿が炎の向こう側にいくつも見えていた。「炎の幻影。さて、本物の我を見破れるかな」それを聞くやいなや、[[モモキング>《王来英雄 モモキングRX》]]は何と目を閉じた!'''

**収録セット [#zc38d7f0]
-illus.[[otumami]]
--[[DMRP-17 「王来篇 第1弾 王星伝説超動」>DMRP-17]](25/95)

**参考 [#e19849c2]
-[[ジャイアント]]
-[[G・ストライク]]
-[[プレイヤー]]
-[[攻撃できない]]
-[[手札]]
-[[置換効果]]
-[[マナ送り]]


&tag(クリーチャー,自然文明,緑単,単色,コスト1,ジャイアント,パワー4000,G・ストライク,相手プレイヤーを攻撃できない,攻撃できない,コスト踏み倒しメタ,置換効果,マナ送り,・,UC,アンコモン,otumami);

#region2([[公式Q&A]]){{
>Q.相手の《とこしえの超人》がバトルゾーンにいる状況です。自分が「[[S・トリガー]]」でクリーチャーをバトルゾーンに出す時、かわりにマナゾーンに置かれますか?
A.いいえ、置かれません。「S・トリガー」は手札から使います。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39679/]]

>Q.相手の《とこしえの超人》がバトルゾーンにいる状況で、自分は[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]を使って、山札から進化クリーチャーの下にカードを重ねられますか?
A.はい、重ねられます。
カードの下にカードを置いても、そのカードはバトルゾーンに出たことになりません。ですので、《とこしえの超人》がいても問題なく進化クリーチャーの下にカードを重ねられます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39678/]]

>Q.相手の《とこしえの超人》がバトルゾーンにいる状況で、自分は墓地から唱えた魔導具呪文を[[《卍 新世壊 卍》]]の下に置けますか?
A.はい、置くことができます。カードの下にカードを置く行為では《とこしえの超人》の置換効果は適用されません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39677/]]

>Q.相手の《とこしえの超人》がバトルゾーンにいる状況で、自分のクリーチャーに[[封印]]は付きますか?
A.いいえ、バトルゾーンにあるカードの上に置くことは、カードを出すことですので、かわりにマナゾーンに置きます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39676/]]

>Q.相手の《とこしえの超人》がバトルゾーンにいる状況で、自分は手札から[[《死神術士デスマーチ》]]を召喚しました。「[[墓地進化]]」により、墓地から下にクリーチャーを重ねて出す必要がありますが、どうなりますか?
A.墓地から選んだ闇のクリーチャーを下に重ねた状態で《死神術士デスマーチ》はバトルゾーンに出ます。
カードの下にカードを置いても、そのカードはバトルゾーンに出たことになりません。ですので、《とこしえの超人》がいても問題なく「墓地進化」することができます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39675/]]
}}