#author("2023-02-13T13:18:13+09:00","","")
*《「&ruby(ちん){鎮};&ruby(こん){魂};」の&ruby(いただき){頂}; ベートーベン・ソレムニス》 [#j7830534]

|「鎮魂」の頂 ベートーベン・ソレムニス SR 闇/火/自然文明 (10)|
|クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン/ゼニス 17000|
|''スピードアタッカー''|
|''T・ブレイカー''|
|このクリーチャーが出た時、相手のドラゴンをすべて破壊する。こうして破壊したドラゴン1つにつき、相手のシールドを1つ、持ち主の墓地に置く。|
|相手がドラゴンを出す時、相手はかわりにそれを墓地に置く。|

[[DM22-EX2]]で登場した[[闇]]/[[火]]/[[自然]]の[[キング・コマンド・ドラゴン]]/[[アンノウン]]/[[ゼニス]]。

本体スペックは[[スピードアタッカー]]の[[T・ブレイカー]]。
[[cip]]で相手の[[ドラゴン]]を全て破壊し、破壊した数だけ[[シールド焼却]]する。相手の[[ドラゴン]]を[[着地置換効果]]で墓地送りにする[[常在型能力]]も持つ。

[[DMBD-16]]や[[DM22-BD1]]といった[[《メンデルスゾーン》]]基盤のデッキタイプの存在を拒絶するかのような圧倒的な[[ドラゴン]][[メタ]]の1枚。たった1枚で[[サレンダー]]級の被害を及ぼす。
とはいえコスト10とかなりの重さのため、ドラゴン側も《ベートーベン・ソレムニス》が登場する前に[[ダイレクトアタック]]で勝ってしまうか、[[《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》]]で当カードの能力を予め無視しておく程度の猶予がある。
皮肉にも《「鎮魂」の頂 ベートーベン・ソレムニス》自身もドラゴンを持つため、ドラゴンサポートを駆使して相手より先にこれを着地させてメタのメタをすることもできる。

[[ゼニス]]だが、召喚以外でも[[cip]]を使用可能。[[《ブランド <NEXT.Star>》]]のようなドラゴン踏み倒しでも[[リセット]]が使え、必要な時に素早くアクセスできる。
従来の[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]や[[《龍世界 ドラゴ大王》]]などと比較して、その2種はどちらかといえば[[着地置換効果]]に重きが置かれていたが、こちらは[[cip]]の[[リセット]]の追加効果に[[シールド焼却]]、さらに[[スピードアタッカー]]の打点が付随しているのが特徴。より攻撃的で前のめりなデザインになっており、制圧と[[ロック]]を決めつつ、ドラゴンでのカウンターを封じた状態でそのターン中に安全に勝てることもある。

また、能力は全て[[ドラゴン]]としか指定されていないため、[[非クリーチャー]]も対象内。
特に[[《地封龍 ギャイア》]]などでは防げなかった[[《ヴィオラの黒像》]]の[[cip]]を防ぐことができるのは希少。

問題点は全ての能力が相手の[[ドラゴン]]絡みであるため、相手が[[ドラゴン]]を採用していなかった場合には単なる[[準バニラ]]になってしまう汎用性の低さ。
一般的なデッキに対しては、[[《龍素記号wD サイクルペディア》]]のようにおまけのようにドラゴンを持つクリーチャーを1体でも処理できたり、[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]を[[ロック]]したりできれば御の字だろう。

先述のように[[ドラゴン]]基盤相手にはこのカードを出すだけでゲームに勝ててしまうレベルの被害を及ぼせるため、[[環境]]をよく見て使いたい。
採用する際にも、[[ドラゴン]]以外には高い制圧力を持つ[[《龍世界 ドラゴ大王》]]と併用する等、欠点を補う手段は用意しておくべきだろう。
ただ、先に挙げた[[《ブランド <NEXT.Star>》]]などの早出し手段とこのカードの存在自体が、[[ドラゴン]]基盤の運用に対するリスクを生み、[[環境]]から仮想敵の数を減らしてしまう原因となるのはご愛敬。

-[[召喚した時]]限定の[[cip]]を持たない[[ゼニス]]の1体。

-[[cip]]はドラゴン以外を除去する[[《偽りの王 モーツァルト》]]とは対となっている。完全な[[オーバーキル]]だが、2体を並べると除去耐性で[[リセット]]から逃れたドラゴンすら《モーツァルト》で攻撃不可となり、より一層相手が行動できなくなる。

-[[闇]]を持つので[[墓地]][[退化]]に、[[自然]]を持つので[[マナ]][[退化]]に、[[火]]を持つので[[《ブレードグレンオー・マックス》]][[退化]]にそれぞれ使える。[[殿堂入り]]している[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]退化成功時でも[[アタックトリガー]]山札から呼び出せる上にやはりスピードアタッカーも付いているため、その[[ワールド・ブレイカー]]と合わせて[[カウンター]]封じしながら[[ワンショット]]することも可能。
--最速先攻3ターン目に墓地退化で用意できる[[召喚酔い]]の無い[[《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》]]や[[《天頂秘伝ゼニス・レクイエム》]]の[[アタック・チャンス]]元でもある。もっとも、そんなことをしなくとも[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]軸の墓地退化デッキならそちらとこちらで粗方勝負は決まるのだが。

-コスト10なので[[【10軸ガチロボ】>【ガチャンコ ガチロボ】]]にも適性がある。同じく10コストである[[《古代楽園モアイランド》]]、[[《龍世界 ドラゴ大王》]]と共に並べることで、呪文とクリーチャーを全て封殺することができ、後は非クリーチャーカードしか着地できなくなる。

-6年ぶりに登場した《ベートーベン》の派生カード。色構成は[[《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》]]の[[黒赤緑]]を受け継いでいるが、能力は[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]の[[ドラゴン]][[メタ]]に回帰している。

-イラストで騎乗している[[ドラゴン]]は[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]とよく似ているが、頭部や肩の形状がやや異なる。

-通常版の[[フレーバーテキスト]]に、「龍の支配''に''ついて」となるべきところ、「龍の支配ついて」となっている脱字がある。

-「ソレムニス」の由来は、ミサの一種である「ミサ・ソレムニス」か。ベートーベンが晩年に作曲したものが有名。

**関連カード [#a71b9825]
-[[《「戦慄」の頂 ベートーベン》]]
-[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]
-[[《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DM22-EX2]](S13/S15)&br;'''[[レディオ・ローゼス>《「智」の頂 レディオ・ローゼス》]]の策略によって希望の双子、修羅丸に鎧が着せられた。こうしてベートーベンが誕生したことで[[ゼニス]]による[[龍>ドラゴン]]の支配は完成した。だが、智を追求し情を理解しないレディオは、その選択が龍の支配計画のほころびになることを理解していなかった。 ― ミスティ・レポート 第三十五章『龍の支配ついて』より'''
-[[DM22-EX2]](H7A/H12)&br;'''龍の王は、運命を選ばせる。選んだ運命は全て滅びの結末を迎えるが。'''

**収録セット [#q9a457d3]
//***[[デュエル・マスターズ]]
-illus.[[SENNSU]]
--[[DM22-EX2 「ヒーローズ・ダークサイド・パック 闇のキリフダたち」>DM22-EX2]](S13/S15)
-illus.[[Adachi Yosuke]]
--[[DM22-EX2 「ヒーローズ・ダークサイド・パック 闇のキリフダたち」>DM22-EX2]](H7A/H12)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]
//--[[DMPP-00 「  」>DMPP-00]]

**参考 [#u5d54626]
-[[キング・コマンド・ドラゴン]]
-[[アンノウン]]
-[[ゼニス]]
-[[cip]]
-[[ドラゴン]]
-[[全体除去]]
-[[シールド焼却]]
-[[置換効果]]
-[[着地置換効果]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[T・ブレイカー]]

-[[オサムライ・ヴァン・オサム]]

&tag(クリーチャー,闇文明,火文明,自然文明,多色,3色,黒赤緑,コスト10,キング・コマンド・ドラゴン,コマンド・ドラゴン,コマンド,ドラゴン,アンノウン,ゼニス,パワー17000,スピードアタッカー,T・ブレイカー,cip,ドラゴンメタ,除去,全体除去,破壊,全体破壊,シールド焼却,置換効果,着地置換効果,墓地送り,・,SR,スーパーレア,SENNSU,Adachi Yosuke);