#author("2023-05-13T10:31:55+09:00","","")
*&ruby(ジェネレート・ギア){転生編}; [#y6fd2f23]

-''PREV'':[[聖拳編]]

-''NEXT'':[[不死鳥編]]

[[デュエル・マスターズ]]4番目のシリーズ。
「転生編」と書いて「''ジェネレート・ギア''」と読む。
オーバー[[スペック]]カード満載な[[聖拳編]]に比べれば、やや地味な[[カード]]が多くを占める印象を受ける。しかし、各[[エキスパンション]]毎に強力なカードももちろん有り、多くの[[デッキ]]がこのシリーズで強化された。
また、当初の評価は低くても[[カードプール]]の拡大により何年も後になってから再評価された[[カード]]が非常に多く、[[G・ゼロ]]や[[S・バック]]はその典型例と言えるギミックでもある。[[《怨念怪人ギャスカ》]]や[[《ドリル・スコール》]]など、後の時代で凶悪な[[コンボ]]が発見されて[[殿堂入り]]に至ったケースもある。

このシリーズのメインテーマは、第3のカードである[[クロスギア]]の登場と過去のカードの[[転生]]。
[[クロスギア]]版[[S・トリガー]]の[[S・トリガーX]]や、[[クロス]]した[[クリーチャー]]がパワーアップする[[アクセル]]など、それらを補助するシステムが目立つ。
[[戦国編]]までは[[クロスギア]]に関するカードのほとんどはこのシリーズに収録されていたため、自分で使うにも対策するにも転生編のカードは必須だった。もちろん今でも有用なギア系カードは多数。

このセットに当てはまる[[エキスパンション]]は、

-[[クロスギア]]が初登場した120枚セット。前シリーズとはうって変わって[[単色]]デッキを推進している
[[DM-14 「転生編 第1弾」>DM-14]]
-[[アクセル]]、[[S・トリガーX]]の登場で、さらに[[クロスギア]]強化を推し進めた
[[DM-15 「転生編 第2弾 神滅奥義継承」>DM-15]]
-目玉に[[DM-08]]以来の[[進化]][[ドラゴン]][[サイクル]]を置き、ノーコスト[[召喚]]能力[[G・ゼロ]]が生まれた
[[DM-16 「転生編 第3弾 魔導黙示録」>DM-16]]
-[[進化クロスギア]]が初登場。[[S・トリガー]]に続く防御システム[[S・バック]]が生まれた
[[DM-17 「転生編 第4弾 終末魔導大戦」>DM-17]]

の4つ。

シリーズ全体にわたって、過去カードのリメイクである[[転生]]カードが収録されている。[[クロスギア]]も過去のカードをモチーフにデザインされたようなものが多い。後半に真価を発揮する[[メタモーフ]]能力の初出もこのシリーズ。

-[[DM-17]]の[[進化クロスギア]]以外は全て単色カードであり、[[聖拳編]]とは逆に単色メインのシリーズとなった。

-歴代クリーチャーの[[転生]]もテーマだが、[[自然文明]]のカードで転生版と言えるのは[[《ブラッサム・トラップ》]]と[[《モビル・フォレスト》]]くらいしかなく、ホイルカードには登場しなかった。

-[[カードパワー]]が異常な[[聖拳編]]の人気が高すぎたということもあるが、シリーズ作品特有の長期化の流れやこの時期のコロコロコミックの目玉作品が欠けたこともあってか基本的にこのシリーズから次のシリーズ[[不死鳥編]]まで、[[デュエル・マスターズ]]の新弾初動売上は徐々に降下線を辿っていく。それもあってか、このシリーズのエキスパンションを購入する意欲を高まらせるために転生編末期からレギュレーションを変えた[[アフタージェネレートリーグ]]が開催された。
--このシリーズはデュエマ史上最初の[[デフレ]]シリーズとされる。
--誤解されがちだが、''転生編全体(2005年度)の年間売上(109億円)は[[聖拳編]]全体(2004年度)の年間売上(96億円)を上回っており''、客観的に見れば転生編期が年間を通して暗黒期だったという訳ではない。転生編の各[[エキスパンション]]において[[DM-13]]をピークにして初動の売上が降下線を辿っていたのは事実だが、前年の[[聖拳編]]によるデュエマ人気が継続していたことや映画による認知度の高まりもあり、シリーズ通年で売れていなかったというのは全くの誤りである。
--そもそも、このシリーズで極端に[[カードパワー]]が低かったのは[[終末ナスオ大戦>DM-17]]だけであり、全体で見れば[[聖拳編]]の[[単色]]カードと大差はない。後に再評価されたカードは勿論のこと、当時から[[環境]]で活躍していた優秀なカードも多数存在する。その中には[[転生カード>転生]]や[[クロスギア]]も含まれており、それらが全て失敗ギミックだったとは言い切れない。[[デュエル・マスターズ プレイス]]でも転生編に当たる[[DMPP-06]]の売上は好調であり、いかにこのシリーズが不当に過小評価されていたかが分かる。
--とは言うものの、[[バニラ]]や[[準バニラ]]相当のカードがいくつも目立つのはやはり考えものである。
またこの時期には[[ハーフデッキ]]の発売やDM初の[[ブロック構築]]となる[[アフタージェネレートリーグ]]の開催、[[ローソンのドリンクに>《ヘリオス・ティガ・ドラゴン》]][[おまけカードをつける>《白虎の剣皇ダーク・サラマンダス》]]など様々な試みが行われていたが、いずれも長続きしなかったことから、そういった点でも迷走していたと捉えられがちである。

-[[《死蝶将軍レイラ》]]や[[《解体人形ジェニー》]]、[[スプラッシュ・クイーン]]の登場など、この頃から[[イラスト]]における、所謂美少女[[クリーチャー]]が解禁されたと言われている。また、今シリーズで登場した[[スノーフェアリー]]は全て女性型である。

-[[DMC-42]]は、このシリーズのカードを中心に[[再録]]されている。

**参考 [#e74aac61]
#include(シリーズリスト,notitle)
-[[転生編環境]]
-[[転生編背景ストーリー]]

-[[勝舞編]]
-[[デフレ]]

&tag(用語集,シリーズ,勝舞編,転生編);