#author("2021-07-05T09:32:14+09:00","","") *敗北回避能力 [#x303087a] 敗北回避能力は、自分がゲームに敗北することや相手がゲームに勝利することを無効にする効果を生成する[[能力]]の総称。 |不敗のダイハード・リュウセイ SR 火文明 (8)| |クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター 8000| |自分のドラゴンが攻撃する時、相手のシールドを1枚選び、持ち主の墓地に置く。| |W・ブレイカー| |自分がゲームに負ける時、または相手が勝つ時、かわりにこのクリーチャーを破壊する。| |このクリーチャーが破壊された時、そのターン、自分はゲームに負けず、相手は勝てない。| [[ダイレクトアタック]]等の[[ゲーム]]における決まり手をピンポイントで回避できるため、防御系の[[能力]]としては最上位の性能にあたる。 とはいえ決まり手以外には[[効果]]を発揮しないため、[[シールド]]が十分残存している序盤では[[腐り>腐る]]やすい。ただし、その場合でも[[シールド]]に関係なく勝利する[[エクストラウィン]]に対して効果を発揮する場合がある。 変わったところでは、味方のデメリットとして設けられている[[特殊敗北]]効果などを帳消しにする目的で使われることもある。 **敗北回避能力の種類 [#h2ca5af5] [[デュエル・マスターズ]]における敗北のパターンは何種類かあるが、敗北回避能力を持つクリーチャーも何種類か存在し、条件によって回避できる敗北のパターンは変わってくる。 [[置換効果]]によって敗北を置換するものか、[[継続的効果]]で自分の敗北そのものを封じる[[カード]]が多い。 ***『攻撃による敗北を置換』タイプ [#h6c49da3] シールドが1つもない状態で相手による[[ダイレクトアタック]]が自分に通った場合、敗北自体を置換して回避できる。 [[《究極銀河ユニバース》]]などの「[[アタックトリガー]]による[[エクストラウィン]]」は、単に攻撃でトリガーして「カードの能力で勝つ」だけで、攻撃そのもので勝つわけではないので回避できない。 //(参考:[[よくある質問>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33171/]])リンク切れ このタイプに属するカードは以下。 -[[《剛勇王機フルメタル・レモン》]] -[[《光姫聖霊ガブリエラ》]] ***『攻撃クリーチャーよる敗北を置換』タイプ [#hwdt4a2f] 上記と同じ[[ダイレクトアタック]]による敗北に加え、[[《究極銀河ユニバース》]]などの「[[アタックトリガー]]による[[エクストラウィン]]」による敗北も置換して回避できる。 このタイプに属するカードは以下。 -[[《メッチャ無敵なじーさん》]] ***『攻撃以外による敗北を置換』タイプ [#d31a5f9a] 相手の勝利を置換する事で回避できる。[[特殊勝利]]、[[特殊敗北]]、[[ライブラリアウト]]が該当する。 [[継続的効果]]による[[エクストラウィン]]は、一度置換しても敗北条件を満たし続けるため結果的に回避できない。 [[《完全防御革命》]]のテキストでは『(相手がゲームに)勝つ時』しか反応しないため、自分が負ける[[特殊敗北]]と[[ライブラリアウト]]を回避する事ができない。[[《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]の『負けさせる』[[エクストラウィン]]を回避できるのかについては不明。 このタイプに属するカードは以下。 -[[《完全防御革命》]] -[[《ジャッジCREWニー》]] ***『無条件で置換』タイプ [#o627fcc8] 攻撃かどうかによらず自分が敗北する場合にその敗北を置換して回避できる。上記の2タイプで回避できる状況すべてと[[単発的効果]]としての[[特殊敗北]]は回避する事ができる。 自分の[[ライブラリアウト]]による敗北や、[[継続的>継続的効果]]に発生する相手の[[特殊勝利]]効果は、一度回避しても敗北条件を満たし続けるため結果的に回避できない。 ただし、置換先が[[山札回復]]である[[《始虹帝 ミノガミ》]]と[[《大魔王 ウラギリダムス》]]は、[[ライブラリアウト]]に限り回避することが可能。また、[[ループ]]によって無限に敗北を置換できる場合、その敗北を無視してゲームを続行するという特殊裁定が出ている(通常は敗北効果が発生し続けるためゲームの続行自体が不可能になる)。 このタイプに属するカードは以下。 -[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]] -[[《頂天聖 レオザワルド》]] -[[《奇天烈X グランドダイス》]] -[[《始虹帝 ミノガミ》]]([[無敵虹帝]]) -[[《大魔王 ウラギリダムス》]] -[[《「是空」の鬼 ゲドウ権現》]] -[[《一王二命三眼槍》]](相手のターン中) ***『自分の敗北・相手の勝利を禁じる』タイプ [#zc11c16b] 自分がゲームに負ける、もしくは相手がゲームに勝つ事が封じられた状況を作り出す。この能力が有効である間に達成したいかなる自分側の敗北・相手側の勝利も完全に無効化される。 上記のタイプで回避できるものに加え、自分の[[ライブラリアウト]]や[[継続的>継続的効果]]な[[特殊勝利]]効果、味方のあらゆる[[特殊敗北]]までも回避でき、そのままゲームが続行できる。 このタイプはさらに[[常在型能力]]型と[[誘発型能力]]型に分かれる。 [[常在型能力]]型は指定された条件を満たし、かつその[[カード]]が[[バトルゾーン]]に存在している間は常に敗北を回避できる。 [[誘発型能力]]型は誘発させる必要があるが、一度発動すればたとえその[[カード]]が[[バトルゾーン]]を離れたとしても、指定された[[タイミング]]が来るまでの間、いかなる敗北も回避できる。 このタイプに属するカードは以下。 -[[常在型能力]]型 --[[《十弐制覇 鬼「王者」》]] --[[《不敗英雄 ヴァルハラ・グランデ》]] --[[《傲慢の悪魔龍 スペルビア》]](ただし対象は''相手プレイヤー'') --[[《帰還の精霊シュマヌマージ》]] --[[《グッド“MSL”バウンサー》]] --[[《ジャッジCREWニー》]](両プレイヤー、攻撃以外のみ対象) --[[《発明オジソン》]] --[[《ファビュラス一番ドリップ》]](自身の[[ライブラリアウト]]のみ対象) -[[誘発型能力]]型 --[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]](一番最後の[[能力]]) --[[《燃える革命 ドギラゴン》]] --[[《伝説のレジェンド ドギラゴン》]] --[[《SMAPON》]] --[[《“B-暴”砲台 ストロンガ/絶対無敵シールド》]] --[[《リュウセイ・天下五剣カイザー》]] --[[《ドギラゴン・ファイアー》]] ***その他特殊なもの [#dc868338] -[[《水上第九院 シャコガイル》]] --[[ドロー]]によって[[ライブラリアウト]]するときだけに使える置換タイプで、さらに[[ゲーム]]を継続するのではなく自分の勝利に置換する[[エクストラウィン]][[能力]]でもある。 -[[《“血煙” マキシマム》]] --条件や[[タイミング]]は『無条件で置換』タイプそのものだが、置換したその場で『自分の敗北・相手の勝利を禁じる』状態にもなり、[[ライブラリアウト]]による自分の敗北や、[[常在型能力]]による相手の[[特殊勝利]]も敗北回避できる。 -[[《神の試練》]] --呪文の効果の条件を満たした場合に、そのゲーム中の自分の[[ライブラリアウト]]による敗北のみを永続で防ぐ[[継続的効果]]を発生させる。 **ルール変更の可能性 [#u3857036] -2020年2月時点で、敗北回避能力の発生効果が[[状況起因処理]]に置き換わる可能性が事務局から指摘されている。 **その他 [#z26c17ee] //[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]は二種類の敗北回避能力を持つが、[[ライブラリアウト]]や[[継続的効果]]のある[[エクストラウィン]]に対しては、置換効果で[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]を[[破壊]]しても、3番目の能力がトリガーする前に[[ライブラリアウト]]や[[継続的効果]]のある[[エクストラウィン]]が先に処理されてしまうため、結果的に敗北してしまう。しかし、前述した通り敗北回避能力による発生効果が[[状況起因処理]]へとルール変更される可能性があるため、そのうちこれらのエクストラウィンも防げる日は来るのかもしれない。詳細は[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]のページを参照。 -敗北回避能力が機能するのは、あくまでゲーム内の処理で発生した敗北を回避する事ができる能力であり、反則・非紳士的行為による失格処分、または[[投了]]などの[[競技ルール>デュエル・マスターズ競技イベント運営ルール]]上における敗北は回避することはできない。 **関連項目 [#hdca7a33] -[[ダイレクトアタック]] -[[ライブラリアウト]] -[[特殊勝利]] -[[特殊敗北]] -[[用語集]] -[[無敵虹帝]] &tag(用語集,敗北,敗北回避能力);