#author("2022-09-13T01:58:33+09:00","","")
*並行世界 (デュエル・マスターズ) [#kf6d6e3c]

[[背景ストーリー]]において、ある世界と流れを異にする別の世界のこと、あるいはそれら複数の世界をまとめた総称。''パラレルワールド''とも。

-「並行世界(パラレルワールド)」という概念そのものの解説は[[Wikipediaの該当記事>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89]]を参照。

**設定 [#setting]
並行世界同士は似通った歴史を辿るとされている。エピソード世界とドラゴン・サーガ世界ではともに「始まりの[[ゼニス]]」が出現しており、ドラゴン・サーガ世界と新章世界はともに[[ドラゴン]]が滅亡している。

また、歴史の転換点となる主要な[[クリーチャー]]については、それぞれの世界において同じ役割を担う「パラレル存在」が存在する(「別存在」と呼ばれることもある)。たとえば、[[《「創世」の頂 セーブ・ザ・デイト》]]と[[《「終焉」の頂 オーエン・ザ・ロード》]]は、ドラゴン・サーガ世界における[[《「無情」の極 シャングリラ》]]のパラレル存在に相当する。

**主要な並行世界 [#z7d6747f]
以下に[[王来MAX]]および[[ジョー編]]の商品展開が終了した時点で判明している、各世界の俗称と特徴を示す。なお公式メディア・公式関係者が用いる各世界に対する呼び方はそこまで一貫しておらず、以下の名称は便宜的なものである。

***エピソード世界 [#Episode]
「E3世界」と略記されることもある。
[[基本セット]]から[[エピソード3]]までの[[背景ストーリー]]の舞台となる世界。
[[「謎の大爆発」によって世界が崩壊し>基本セット背景ストーリー]]、そこから様々な出来事を経て数万年間の時が描かれた。エピソード3で物語は一度完結したものの、[[O.V.E.R.Evo>《電磁星樹アマリンα》]]の起動による[[サバイバー]]の復活、そしてサバイバーとの戦いという後日談が描かれている。

-この世界における「古代の軍勢」と呼ばれる[[種族]]として[[オリジン]]が存在する。
***ドラゴン・サーガ世界 [#Dragonsaga]
「DS世界」と略記されることもある。
[[ドラゴン・サーガ]]、[[革命編]]、[[革命ファイナル]]の[[背景ストーリー]]の舞台となる世界。

エピソード世界に似ているが、[[ドラゴン]]の力がより強い世界。

エピソード世界とは[[パンドラ・スペース]]を介して繋がっており、2つの世界は似た歴史を辿っていた。しかし[[パンドラ・スペース]]の崩壊(→[[《偽りの名 13/種族選別》]])を境に、2つの世界はかけ離れた歴史を辿ることになる。

この世界には[[禁断]]と呼ばれる存在がおり、太古の昔より様々な根深い影響を与えている。

-この世界における「古代から蘇った存在」として[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]が存在する。

***新章世界 [#Orai]
[[新章デュエル・マスターズ]]から[[王来MAX]]までの[[背景ストーリー]]の舞台となる世界。

文明の中心にそびえ立つ、世界をつなぐ柱によって各[[文明]]が繋がれた階層型の構造となっている。

[[ドラゴン]]は[[新章デュエル・マスターズ背景ストーリー]]の開始時点から遥か昔に滅んでおり存在しない。

[[超天篇背景ストーリー]]までは「漫画/アニメ『デュエル・マスターズ』の影響を強く受ける」性質を持っていた。[[切札 ジョー]]([[ジョーカーズのマスター]])によって創造された[[ジョーカーズ]]の活躍が顕著な例であるが、それ以外にも漫画/アニメで「クリーチャー世界の出来事」として描かれた事件や戦闘は実際に、背景ストーリー上でも全く同じものが発生している。
逆にいえば漫画/アニメ『デュエル・マスターズ』の展開は、背景ストーリーをなぞったものになっていた。

しかし[[零龍]]の出現を境に世界の性質(あるいは世界線)が変わり、「([[デュエル・マスターズ]]のプレイヤー達が住む)現実世界の影響を強く受ける」ようになっている。特に[[王来篇背景ストーリー]]はその性質が色濃く現れたものとなっている。

-[[超天篇]]→[[十王篇]]移行期は、以上のように背景ストーリー上で「[[《零龍》]]の出現によって世界が分岐」したタイミングだった。これと同時期に、漫画/アニメ『デュエル・マスターズ』([[ジョー編]])の進行も大きく転換している。
それまでは[[切札 ジョー]]が各[[文明]]を1年ずつかけて冒険しており、そのまま進行して5年目に[[闇文明]]の[[ゼーロ]]と決戦するかに思われた。しかし予想に反して彼との決戦は[[超天篇]]期(ジョー篇3年目)に完了した。

-[[革命ファイナル背景ストーリー]]が「[[ドラゴン]]の絶滅」という形で幕引きを迎えており、[[新章デュエル・マスターズ背景ストーリー]]では「ドラゴンは遥か昔に絶滅しており、[[化石>ドラゴンギルド]]のみが残されている」という設定だったことから、当初はドラゴン・サーガ世界の未来のストーリーであると目されていた。この設定は一種のミスリードであった思われる。
--その後、この世界のドラゴンを滅ぼしたのは[[《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》]]であったことが[[判明した>《トレジャー・ルーン》]]。

***[[デュエル・マスターズ プレイス]]世界 [#Plays]
[[デュエル・マスターズ プレイス]]の[[背景ストーリー]]の舞台となっている世界。エピソード世界とドラゴン・サーガ世界の関係より上位のパラレル世界である。

世界観はエピソード世界とほぼ同一で、辿った歴史も似ているが、[[サバイバー]]の出現時期、[[ウェーブストライカー]]や[[五大王]]の役割など、少なからぬ差異がある。

***その他の世界 [#s6d90441]
背景ストーリーの舞台にはなっていない世界として、下記のようなものが存在する。その殆どは少数のカードの[[フレーバーテキスト]]のみで言及されており、その数も非常に多い。
#region2(一覧){{
-[[遊撃師団]]が登場する「[[オラクル]]が支配した世界」
-[[《龍世界 ドラゴ大王》]]の出身世界であり、[[《無双龍幻バルガ・ド・ライバー》]]が治める「[[龍幻郷>DMBD-05]]」
-[[《種族選別》>《偽りの名 13/種族選別》]]の陰で人知れず生まれたあらゆる[[種族]]の楽園「[[《強欲の王国》>《口寄の化身/強欲の王国》]]」
-[[《轟く革命 レッドギラゾーン》]]と[[《燃える侵略 レッドギラゴン》]]が登場する「[[革命軍]]と[[侵略者]]の立ち位置が入れ替わった世界」
-[[《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》]]と[[《蒼き覚醒 ドギラゴンX》]]の登場する「[[禁断]]同士が戦う世界」
-[[《フューチャー・スパーク》]]などのフレーバーテキストで言及された、「文明の象徴が欠けた世界」
-[[《零龍》]]の出現によって分岐したもう一つの新章世界
-[[DMBD-15]]で示唆された「最強の伝説」を決める[[何でもありの戦い>公式大会]]が繰り広げられている世界
-[[龍頭星雲]]の向こう側にある[[鬼札覇王連合]]のクリーチャーたちの出身世界「鬼の王の歴史」
}}

また、漫画・アニメ内で描写される「クリーチャー世界」((「[[アダム]]が暮らした、クリーチャーと人間が共存する世界」「超獣世界と人間界双方に干渉する[[ドラゴン龍]]、[[カツドン]]等の[[キャラクター]]」など))も、[[フレーバーテキスト]]や全方位カードファイル等で展開されている[[背景ストーリー]]と食い違うことが多々あり、それらもある種の並行世界と言える。
ただし、先述の通り[[新章デュエル・マスターズ]]〜[[超天篇]]の時期は、漫画・アニメで描かれるクリーチャー世界と[[背景ストーリー]]とが設定上一致していることが公式に宣言されている。ただしそれでも細かい差異は存在する。
**その他 [#z50aefdb]
-エピソード世界とドラゴン・サーガ世界が[[パンドラ・スペース]]を介して繋がっていたり、複数の世界を監視したり移動したりできる上位存在が存在するなど、平行世界というよりは[[多元宇宙>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E5%85%83%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%AB%96]]的な描写もしばしばなされている。

-『[[切札勝舞はマジック:ザ・ギャザリングを使いつづける]]』は漫画『デュエル・マスターズ』の並行世界と言える。

-[[デュエル・マスターズ]]の英語圏版スピンオフ作品、[[Kaijudo]]にも背景ストーリーやメディア展開があった。&br;特に「[[Monarch>https://kaijudo.fandom.com/wiki/Monarch]]」に属する5体のクリーチャーは、同作中のはるか古代の[[五文明>https://kaijudo.fandom.com/wiki/Civilization]]を統治した存在だったという。この設定は[[五龍神]]に酷似しており、[[デュエチューブ]]でも両者が上述の「パラレル存在」であると取れる発言がなされている((「『モナーク』と[[ファイブ・オリジン・ドラゴン]]は実は世界が別なだけで同じような存在なんじゃないかってことでその[[転生]]版としてデザインのベースを持ってこられた」と述べられている (https://youtu.be/aXoFg9mouAo?t=732)。))。
**参考 [#q27f06f7]
-[[用語集]]

-[[背景ストーリー]]

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