#author("2023-02-18T05:17:39+09:00","","")
#author("2023-02-18T06:43:35+09:00","","")
*《&ruby(まこうたいてい){魔光大帝};ネロ・グリフィス・ルドルフ》 [#a9e09fd6]

|魔光大帝ネロ・グリフィス・ルドルフ SR 光/闇文明 (8)|
|クリーチャー:エンジェル・コマンド/ダークロード/ナイト 8000|
|ブロッカー|
|自分のクリーチャーはすべて、種族にナイトを追加する。|
|自分のナイト・クリーチャーが破壊された時、ゲーム外からランダムなナイト呪文を探索し、その中から1枚をコストを支払わずに唱える。その後、その呪文をゲームから除外する。|
|W・ブレイカー|

[[DMPP-17]]で登場した[[光]]/[[闇]]の[[エンジェル・コマンド]]/[[ダークロード]]/[[ナイト]]。
[[デュエル・マスターズ プレイス]]の[[ゲームオリジナルカード]]。

[[ゲーム外]]から規定のカードを探索し、それを唱えるというデジタルゲームらしい効果を持つ。
このようにして唱えられたナイト呪文は唱えた後、墓地ではなくゲーム外にとどまる。(テキストでは「除外」とされているが、用語はこのカード以外で確認できないため[[キーワード処理]]ではなく日本語として使われている。)

#region2(''実装されているナイト呪文一覧(全19種)''){{
|CENTER:BGCOLOR(#FFFFCC):|BGCOLOR(#FFFFCC):|BGCOLOR(#FFFFCC):|c
|光|[[《魔弾チェーン・スパーク》]]|タップ|
|~|[[《魔弾グローリー・ゲート》]]|ナイト回収|
|~|[[《魔弾プラス・ワン》]]|シールド追加|
|CENTER:BGCOLOR(#CCFFFF):|BGCOLOR(#CCFFFF):|BGCOLOR(#CCFFFF):|c
|水|[[《魔弾ネオン・ウィンド》]]|手札交換|
|~|[[《魔弾オープン・ブレイン》]]|ドロー|
|~|[[《魔弾ストリーム・サークル》]]|獣・クロスギアバウンス|
|CENTER:BGCOLOR(#CCCCCC):|BGCOLOR(#CCCCCC):|BGCOLOR(#CCCCCC):|c
|闇|[[《魔弾ソウル・キャッチャー》]]|獣墓地回収|
|~|[[《魔弾デュアル・ザンジバル》]]|パワー低下-2000×2|
|~|[[《魔弾バレット・バイス》]]|ハンデス|
|~|[[《魔弾アルカディア・エッグ》]]|アンタップ獣破壊+《ネロ・グリフィス》条件付踏み倒し|
|~|[[《魔弾ロマノフ・ストライク》]]|単体パワー低下-5000|
|~|[[《魔弾 ゴッド・ジェノサイダー》]]|確定破壊|
|CENTER:BGCOLOR(#FFCCCC):|BGCOLOR(#FFCCCC):|BGCOLOR(#FFCCCC):|c
|火|[[《魔弾バクレツ・ストライク》]]|パンプアップ・Wブレイカー付与|
|~|[[《魔弾 クリティカル・デストロイヤー》]]|ブロッカー破壊|
|~|[[《超銀河弾 HELL》]]|割り振り火力・シールド焼却|
|CENTER:BGCOLOR(#CCFFCC):|BGCOLOR(#CCFFCC):|BGCOLOR(#CCFFCC):|c
|自然|[[《魔弾 パンダフル・ライフ》]]|マナブースト|
|CENTER:BGCOLOR(#FFCCFF):|BGCOLOR(#FFCCFF):|BGCOLOR(#FFCCFF):|c
|水/闇|[[《魔弾ロマノフ・タイフーン》]]|手札交換 or アンタップ獣破壊|
|闇/火|[[《煉獄と魔弾の印》]]|闇・火獣のリアニメイト&スピードアタッカー付与|
|火/自然|[[《魔弾 ベター・トゥモロー》]]|パワーアタッカー&追加ブレイク付与|
}}

誘発条件は「自分のナイト・クリーチャーが破壊された時」だが、もう1つの[[ナイト]][[種族追加]]能力で、自分のどのクリーチャーが破壊されても起動する。

ターン中の使用回数に制限がないため、[[《特攻人形ジェニー》]]のような[[cip]]で自壊できるクリーチャーを連打すれば立て続けに呪文を唱えられる。

状況によって当たりと呼べる[[呪文]]は異なるが、一般的にはコストの大きい呪文ほどリターンが大きい。
[[リアニメイト]]からさらに動ける[[《煉獄と魔弾の印》]]や、[[ドロー]]と[[除去]]を使い分けられる[[《魔弾ロマノフ・タイフーン》]]辺りは腐らないだろう。相手クリーチャーが並んでいるときに[[《超銀河弾 HELL》]]を唱えられたらそのままゲームエンドになることもある。
もちろん、[[《魔弾チェーン・スパーク》]]、[[《魔弾 クリティカル・デストロイヤー》]]といった淡泊な効果であっても危機回避や反撃として機能する場合もある。

呪文はゲーム外から唱えるので、[[メインデッキ]]や[[超次元ゾーン]]を圧迫しないのは大きな利点。

しかし提示される呪文は[[ランダム]]かつ探索結果から唱えるのは[[強制]]効果なので、唱えたくない呪文を唱えさせられる事態も起こり得る。相手の[[クリーチャー]]がいない時に[[《魔弾 ゴッド・ジェノサイダー》]]などの除去が提示されるというような無駄撃ちならまだしも、自分の[[山札]]が少ないときに[[《魔弾オープン・ブレイン》]]などの山札を消費するカードしか提示されないと自分の首を絞めてしまう。
とはいえ3枚の選択肢全てが自分の不利益になるという事態はかなりの低確率であり(([[DMPP-17]]のカードプールで確定で山札を削るナイト呪文は[[《魔弾プラス・ワン》]]、[[《魔弾ネオン・ウィンド》]]、[[《魔弾オープン・ブレイン》]]、[[《魔弾 パンダフル・ライフ》]]の4種のみであり、これらのみが探索に出現する確率は4C3/19C3≒0.41%と計算できる。もっとも、この他にも「相手の場に[[《レッド・ABYTHEN・カイザー》]]しかいない時の除去呪文」のように、不利益となる呪文は場面によって変化するため、この数字にあまり意味はない。))、引きが悪くても大抵は無駄撃ち程度に収められるだろう。

また、重量級クリーチャーの例に漏れず、問題は着地の方法だろう。
幸い、[[DMPB-03]]で[[《ヘブンズ・ゲート》]]が[[再録]]されたため、一定期間の間は[[New Division]]でも利用することができる。[[《大河聖霊エル・ドラード》]]や[[《奇跡の精霊ミルザム》]]といった大型ブロッカーの枚数補助や[[白黒]]の[[マナ基盤]]として活用できる。

他の懸念点としては、かなりのデッキで採用されている[[《ドンドン吸い込むナウ》]]が非破壊除去かつ対大型のテンポロスで刺さってしまう。
サイキック除去や手札調整で相手の投入枚数を使い切ったあたりを見計らって《魔光大帝ネロ・グリフィス・ルドルフ》を着地させたい。

-複数《魔光大帝ネロ・グリフィス・ルドルフ》が並んでいれば、1体自分のクリーチャーが破壊されると全員の《ルドルフ》の効果が誘発する。《ルドルフ》で[[《煉獄と魔弾の印》]]を唱え、[[自壊]]クリーチャーをリアニメイト→自壊を繰り返せば、運次第で数十回呪文を唱えられる。

-[[ゲーム外]]から[[探索]]されるナイト呪文は、プレイ中のフォーマット(ND/AD)に関係なくデュエプレに実装されている全カードプールから探索される。
--[[ナイト・マジック]]の有無や[[コスト]]を問わないため、[[《超銀河弾 HELL》]]なども探索さえされれば使える。

-[[New Division]]では現在進行系で[[ナイト]]が減少の一途をたどっている。どのフォーマット、どんなデッキ構築かにも左右されるが、[[メインデッキ]]から[[ナイト]]を抽出する[[《魔弾グローリー・ゲート》]]はハズレの選択肢になる可能性が高い。

**ルール [#k2079108]

-[[《魔弾アルカディア・エッグ》]]のテキストの「自分の手札から《魔光大帝ネロ・グリフィス》1枚をバトルゾーンに出してもよい」の部分は、「魔光大帝ネロ・グリフィス」という文字を含んだカード名なら、別の文字が含まれていても選ぶことができる。
--「[[名前集合]]」という俗称で呼ばれるルールによるもの。デュエプレ内でも、[[《ボルメテウス・武者・ドラゴン 初陣》]]が[[《ムシャ・ルピア》]]や[[《モノノフ・ルピア》]]の能力判定で対象になるという先例がある。

-《魔光大帝ネロ・グリフィス・ルドルフ》自身が破壊されて、ゲーム外から[[ナイト]][[呪文]]を唱える場合、《ルドルフ》以外の[[ナイト]]がいないと、唱える呪文の[[ナイト・マジック]]が発動しない。
手札から[[呪文]]を唱える本家[[《魔光大帝ネロ・グリフィス》]]にも同じことが言えるが、《ルドルフ》の場合は、ナイト種族追加能力を当てにしてナイトの割合が少なめのデッキで使うことが多いため、この事態がより発生しやすい。

**環境において [#sbb04b20]

発表当時はコストの重さと、遅効性の[[pig]]、さらに[[探索]]のランダム性などの点を敬遠する声もあった。
しかし、実際に研究が進むと、それらの欠点は十分に克服できることが判明した。

1つめのコストの重さは単純に[[《ヘブンズ・ゲート》]]で解消する。
出すほどの価値はあるのかという疑問も後述する通り、デッキの核となれるほど価値が見いだせる。

2つめの[[pig]]は、[[《特攻人形ジェニー》]][[《死海秘宝ザビ・デモナ》]][[《アクア・バースター》]]で能動的に起動ができる。後ろ2枚は[[S・トリガー]]を持つため、同時採用の[[《大河聖霊エル・ドラード》]]が持つ被[[アタックトリガー]]からタダで手札から使える点でも噛み合っている。
特に複数のルドルフ展開から[[煉獄と魔弾の印]]を唱えてリサイクルすることにより、1アクション10分越えは余裕でこなせるため遅延行為による精神的ダメージも狙える。
特に複数のルドルフ展開から[[《煉獄と魔弾の印》]]を唱えてリサイクルすることにより、1アクション10分越えは余裕でこなせるため遅延行為による精神的ダメージも狙える。

3つめは「何が出てもそれなりに強いのなら、ランダム特有の下振れよりも平均値や最大値の高さのおかげでリターンが上回る」。事前に[[ハンデス]]などで相手の行動を制限し、相手に除去されないタイミングで着地できれば、そのままゲームエンドがぐっと近づく。

一度軌道に乗ってしまえば連鎖的に自分のリソースを伸ばすか相手のリソースを削っていくため、1試合に踏み倒せる合計[[マナコスト]]で見たら途方もない値に到達するというのがこのカードの肝である。
[[《超次元シューティング・ホール》]]といった[[ブロッカー破壊]]を使われても、破壊なので1回は[[pig]]を使えるというのも優秀。

[[《掘師の銀》]]([[【若頭 鬼流院 刃】>【若頭 鬼流院 刃】 (デュエプレ)]]として)や[[《陰謀と計略の手》]]がよく使われたのは非破壊除去でこのクリーチャーに刺さるからという理由も少なからずあった。

**その他 [#c2dd3e4f]
-能力の元ネタは、2021年11月に実施されたイベント「漆黒と混沌の試練」での[[ルカ]]のレジェンドスキル。
このレジェンドスキルではゲーム外から唱えた呪文は除外されずに墓地に置かれていた。
さすがにゲーム外から唱えた呪文を墓地回収で再利用したり、《N・ワールド》で山札に戻ったりとなると、混乱を極めると判断されたか。
-名前の元ネタはフレーバーテキストにもある通り、[[《魔光神ルドヴィカ・レオパルドII世》>《魔光神》]]の真の名前としてかつて示唆されていた《魔光神ルドルフ》。[[戦国編]]当時、書籍で示唆されていた設定が10年以上の時を経て回収された形となる。
--最も、デュエプレは[[フレーバーテキスト]]等でこの手の裏設定を突然回収した[[前例が>《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》]][[あり>《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》]]、今に始まった事ではないが。

**関連カード [#card]
-[[《魔光大帝ネロ・グリフィス》]]
-[[《天雷獣ピュアホワイト》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DMPP-17]]&br;'''[[ルドルフ>《魔光神》]]と[[ネロ>《魔光大帝ネロ・グリフィス》]]、魔光に伝わる二つの名を併せ持つ真の魔光大帝がここに登場した!'''

**収録セット [#pack]
***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#zfdb1dce]
-CV:[[秋山絵理]]
-illus.[[Norikatsu Miyoshi]]
--[[DMPP-17 「ライジング・アライズ -希望の王女-」>DMPP-17]]

**参考 [#reference]
-[[エンジェル・コマンド]]
-[[ダークロード]]
-[[ナイト]]
-[[ブロッカー]]
-[[種族追加]]
-[[pig]]
-[[ゲーム外]]
-[[呪文]]
-[[探索]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[魔光大帝ネロ・グリフィス]]
-[[ゲームオリジナルカード]]

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