#author("2020-07-05T10:35:36+09:00","","") *《&ruby(きぼう){希望};のジョー&ruby(スター){星};》 [#u3d6a6e7] |希望のジョー星 R 無色 (3)| |D2フィールド:ジョーカーズ| |このゲームで使うカード、そのコスト、そのテキスト内のコストはすべて文明を失う。(無色となる)&br;(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)| [[DMEX-12]]にて登場した[[無色]]の[[ジョーカーズ]][[D2フィールド]]。 **ルール [#p38932f8] ''前例のない能力であるため、以下の記述は公式な裁定が出た場合変更の可能性あり。'' [[射場本氏のTwitter>https://twitter.com/syaba3/status/1278629645823270913]]で能力の適用範囲について解説がなされており、以降の記述はそれを元にしたものである。 まず、このカードの「[[使う>使う#tb44e848]]」は、[[キーワード処理]]ではなく、''ゲームに使っている(使用している)カード''という意味であり、「''すべてのゾーンにあるカード''」と同様の処理がされる。要するに、お互いのプレイヤーの[[山札]]、[[手札]]、[[マナゾーン]]、[[バトルゾーン]]、[[シールドゾーン]]、[[超次元ゾーン]]、[[超GRゾーン]]、[[どこでもないゾーン]]にあるカードすべてが、[[無色]]になるということである。 [[《ブレイン珊瑚の仙樹》]]や[[《完全不明》]]の能力テキストで定義されている「使う(使った)」とは意味が全く異なるため、注意。 文明を失うのは以下の3つ。 +カードの[[文明]]という[[特性]] --これによって、これから[[召喚]]するクリーチャーは無色になるためあらゆるクリーチャーが[[《ゼロ・ルピア》]]の対象になり、これから[[使う]]クリーチャーや呪文が無色になるため[[《勝熱英雄 モモキング》]]の「多色ではない」指定[[アンタッチャブル]]をかいくぐることができなくなる。 --さらに「[[侵略]]」「[[革命チェンジ]]」「[[マナドライブ]]」「[[マナ武装]]」などの文明に依存する能力が発動条件を満たせなくなり、[[《ニヤリー》]]で有色カードも手札に加えられるようになる。 --[[多色]]カードが無色になっても[[マナゾーン]]に置く際はタップして置かれる。 ---[[《虹速 ザ・ヴェルデ》]]の裁定と矛盾するようだが、[[マナ数]]の周りの「タップしてマナゾーンに置く」という表記はこのカードの影響を受けないためと説明されている。→[[参考>https://twitter.com/syaba3/status/1278672075658366977]] +コストの文明 --ここでいう「コスト」は、カードの左上の「[[マナコスト]]」のことである。そのため、本来ならマナゾーンの文明が足りないはずのカードもマナだけ支払えば使うことができる。 --このカード登場前にも、マナコストの文明は[[染色]]によって変化するという前例があったため、ここの効果はなくても影響はなかっただろう。 +テキスト内のコストの文明 --テキスト内のコストとは「中に数字が書かれていて、背景色が必要な文明の色になっている円」のことである。要するにカードの左上の[[マナコスト]]アイコンがテキストにも登場しているもの。[[キリフダッシュ]]や[[フシギバース]]、[[リサイクル]]などで存在している。[[バズレンダ]]のように[[無色]]扱いになるため、数字分のマナだけで使うことができる。 --テキスト内の文明の文字は失われない。そのため「自分の火のクリーチャーは」というテキストを「自分の無色のクリーチャーは」と読み替えることはできない。また[[O・ドライブ]]のテキストでも文明の文字は失われず、マナゾーンのカードが無色になっているせいでタップできず発動させることができない。 ***確認待ちの裁定 [#xab7bb28] [[《薫風妖精コートニー》]]や[[《虹速 ザ・ヴェルデ》]]等の能力だと「できないはできるに勝つ」「正の無限大と負の無限大では負の無限大が勝つ」ことを考えると、文明を失うほうが勝つと思われるが、詳細は不明。 **このカードの影響・運用 [#k66fa673] -全てのカードを[[無色]]にできるため、[[《ゼロ・ルピア》]]や[[《ニヤリー》]]、[[《策士のイザナイ ゾロスター》]]など自身は有色である無色サポートカードとは相性が良い。 -全てのカードが[[無色]]のサポートを受けられるため[[《戦慄のプレリュード》]]は、どの文明のクリーチャーもコストを5軽くすることができ、3マナあれば《プレリュード》の分と合わせてコスト5以下のクリーチャーを0コストで出すことも可能。前述の通り[[5色レインボー]]でも[[無色]]になるため3マナあれば《プレリュード》+[[《星龍パーフェクト・アース》]]や[[《天気君》]]など、4マナあれば《プレリュード》+[[《ミラクル・ルンバ》]]や[[《鎧亜の神将ゼフィス》]]などもスムーズに出すことができる。 -[[コスト軽減]]の能力を持っていて「ただし、コストはn以下にならない」などの下限が設けられているカードのコストは、無色になっていてもその下限より下げることは不可能。書かれていないものは[[コスト軽減]]を重複させることでコストを支払わず使えるようになる。 --[[コスト軽減]]を重複させる理由は、ほとんどの有色カードが自分だけでコストを0にすることはできないから。できるのは[[《拘束の影>《拘束の影メリコミ・タマタマ》]][[メリコミ・タマタマ》>《拘束の影メリコミ・タマタマ/グシャット・フィスト》]]、[[《ロボネコ・フシャーン》]]程度。 --[[J・O・E]]も[[コスト]]の下限が設定されていない。やはり自前で0コストまで[[コスト軽減]]できる[[J・O・E]]を持つ[[ジョーカーズ]]はいないため、[[《ゼロ・ルピア》]]や[[《戦慄のプレリュード》]]など他のカードの能力や効果で[[コスト軽減]]を重複させる必要がある。 -[[《ウェディング・ゲート》]]は、[[光]]の[[エンジェル・コマンド]]も出すことができるようになる。 -[[《邪眼右神ニューオーダー》]]が全ての[[コスト]]7以下の[[呪文]]を唱えられるようになり、[[《神聖鬼 デトロイト・テクノ》]]のマナ数を2にする能力が[[マナゾーン]]のカード全てに作用する。 -[[多色]]や[[5色レインボー]]も総じて[[無色]]カードとなる。[[プレイ]]のための文明が不要になるため、コストの下限が0になる。 --ただし、[[タップイン]]や[[5色レインボー]]がマナゾーンでマナ数が0になるという[[特性]]は失われない。 -上述のルールの通り、[[侵略]]や[[マナ武装]]、[[マナドライブ]]を始めとした、文明指定の強力な[[能力]]を阻害できる。 -自身が直接とある能力を持っているわけではないが、文明指定により間接的にその能力を持っている、あるいはその能力を受けないという場合には大きな影響がある。 --前者の例では、[[《DORRRIN・ヴォルケノン》]]は「[[スピードアタッカー]]」を直接持っているわけではないが、事実上スピードアタッカーを持つかのように攻撃できていた。《希望のジョー星》の影響下では他のクリーチャーはもちろん自身もスピードアタッカーとして攻撃することができなくなる。 --後者の例では、[[《悪魔神ドルバロム》]]や[[《悪魔神バロム・ロッソ》]]を出そうものなら、''自身も破壊対象に含まれてしまう''。その後、《ドルバロム》の場合は全ての[[マナゾーン]]の[[カード]]を、《バロム・ロッソ》の場合は[[手札]]全てを吹き飛ばせるので、場合によっては使う価値がある。 --[[《聖霊王アルファディオス》]]はゲーム内から光のクリーチャーと呪文が消え去る為、非常に強力なロック性能を発揮する。ただし、当然ながら自分もそのロックにかかるため、相手の[[1ショットキル]]時に、相手の[[防御札]]を封じるために使うのが望ましいか。 -[[《黙示聖霊ラグナシア》]]は、この[[カード]]を出された瞬間に[[マナゾーン]]のカードが[[無色]]になることで[[パワー]]が0となるので即座に[[破壊]]されてしまう。 -超次元関連ももちろんその影響を受け、文明指定で[[サイキック・クリーチャー]]や[[ドラグハート]]を呼び出す能力は、その能力が無力化される。 -[[《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》]]、[[《聖忌祭 レイヴ・ディアボロス》]]、[[《究極の覚醒者 デビル・ディアボロス ZZ》]]、[[《逆襲の支配者 ニュー・ディアボロス》]]の能力で1体もクリーチャーを破壊できなくなる。 上記の通り[[文明を失う]]ことによってもたらされる影響は計り知れず、[[マナ武装]]等を積極的に用いる[[有色]][[デッキ]]はこれ1枚で根幹の動きを封じられてしまう。 -[[カード指定除去]]、[[《ウォズレックの審問》>《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]など軽量[[ピーピングハンデス]]、他の[[D2フィールド]]での張り替えなどによる対策を強いられることになった。 **その他 [#l15f63da] -初の[[文明を失う]][[カード]]。これまで、[[文明追加]]を行うカードは多数登場したが、その逆の文明を減らすカードはこのカードが初めて。 -[[有色]]指定のカードが壊滅的な被害を受けるのに対し、当の[[ジョーカーズ]]はこの[[カード]]の影響をほとんど受けない。正に[[ジョーカーズ]]だけの世界である。 --[[進化]]に関して言えば、[[ジョーカーズ]]は[[種族]]指定の[[NEO進化]]と[[デッキ進化]]しかいないため影響を受けない。また他の[[革命チェンジ]]が全滅する中で、唯一[[《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》]]のみ[[革命チェンジ]]を行える。[[Jチェンジ]]も[[Jトルネード]]も問題なく行える。[[マナドライブ]]もジョーカーズのみ[[種族]]指定なので他が壊滅的なのに対し全く影響を受けない。 --ただし、ジョーカーズにも[[有色]]を指定している[[《ドンドド・ドラ息子》]]、[[《アーサー・ポンアタイム》]]、[[《轟壊!切札MAX》]]など、このカードの影響を受けるものも存在する。 -初の[[無色]]にして[[ジョーカーズ]]の[[D2フィールド]]。[[無色]]の[[フィールド]]であれば既に[[DGフィールド]]がある。 --[[ジョーカーズ]]なので[[ジョーカーズ武装]]の数に含まれる。 -「希望」の名の通り、一部の[[無色]]サポートカードに恩恵を与えたカードではあるが、[[有色]][[デッキ]]には真逆の絶望をもたらす[[カード]]でもある。自由への希望を謳う[[フレーバーテキスト]]は「自由への希望にあふれた星(全く自由がない、自由を渇望しているという意味で)」という全くの皮肉とすら受け取れる。[[自分達>ジョーカーズ]]にばかり都合のよい世界を形成する様は[[オラクル]]や[[ゼニス]]の関連[[カード]]に近い。恐らく文明から自由になるという意味か。ただ、『自由』になった結果[[能力]]が機能不全を起こして何もできなくなってしまうケースがほとんどであり、[[デュエル・マスターズ]]において「[[文明]]」という枠組がいかに重要な役割を果たしていたかがわかる事だろう。 //何の相談もなく消すな -2020年7月時点で、この[[カード]]の影響下で[[侵略]]を行える[[カード]]は、[[《デュエにゃん皇帝》]]、[[《裏革命目 ギョギョラス》]]、 [[《革命類侵略目 パラスキング》]]、[[《ペリルドッター》]]、[[《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》]]の5枚のみである。 -[[Magic:The Gathering]]の複数のカードに能力の元ネタがあるらしく、「[[天界の曙光>http://mtgwiki.com/wiki/%E5%A4%A9%E7%95%8C%E3%81%AE%E6%9B%99%E5%85%89/Celestial_Dawn]][[などを参考にしている>https://twitter.com/syaba3/status/1278684179849334784]]」と語られている。 **関連カード [#idb2ab44] -[[《夢のジョー星》]] -イラストに描かれているカード、キャラクター --[[《勝熱英雄 モモキング》]] --[[《モモダチ キャンベロ》]] --[[《モモダチ ケントナーク》]] --[[《モモダチ モンキッド》]] --[[《バイナラドア》]] --[[《パーリ騎士》]] --[[《バッテン親父》]] --[[《ゲラッチョ男爵》]] --[[《ヤッタレマン》]] --[[デッキー]] **[[フレーバーテキスト]] [#a4d422fa] -[[DMEX-12]]&br;'''今でも、そしていつまでも自由への希望にあふれた星。''' **収録セット [#g2cb4cf6] -illus.[[500siki]] --[[DMEX-12 「最強戦略!! ドラリンパック」>DMEX-12]](22/110) **参考 [#wed9d834] -[[D2フィールド]] -[[ジョーカーズ]] -[[文明を失う]] &tag(D2フィールド,フィールド,ゼロ文明,無色,ジョーカーズ,文明を失う,文明指定メタ,R,レア,500siki);