#author("2020-06-14T02:37:29+09:00","","") *《「&ruby(しゅら){修羅};」の&ruby(いただき){頂}; &ruby(ヴァン){VAN};・ベートーベン》 [#add79fd5] |「修羅」の頂 VAN・ベートーベン SR 無色 (11)| |クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン/ゼニス 14000| |T・ブレイカー| |このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーをすべて持ち主の手札に戻す。| |相手がコマンドまたはドラゴンをバトルゾーンに出す時、相手はそのクリーチャーをバトルゾーンに出すかわりに墓地に置く。| |エターナル・Ω(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す)| [[DMX-13]]で登場した[[キング・コマンド・ドラゴン]]/[[アンノウン]]/[[ゼニス]]。 1つ目の[[能力]]は、召喚してバトルゾーンに出したとき、[[《キング・アトランティス》]]を髣髴させる豪快な[[バウンス]]を行う。 [[《キング・アトランティス》]]と異なり、相手の[[クリーチャー]]のみが全て[[手札]]に戻るため、こちらの展開に響かないのが特徴。 少数精鋭で戦う相手には効きにくい能力だが、大量展開を狙う相手ならこれ一枚で勝てることもある。 2つ目は、相手の[[コマンド]]と[[ドラゴン]]を[[バトルゾーン]]に出せなくさせる[[常在型能力]]。[[プレミアム殿堂]]となった[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]を見ればわかる通り、「[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に出す」ことへの[[ロック]][[能力]]は極めて凶悪である。 [[コマンド]]や[[ドラゴン]]は[[フィニッシャー]]として数多くの[[デッキ]]に採用されており、そうした[[デッキ]]にはこれ一枚で即詰みとなるケースが多い。 [[除去]]しても[[エターナル・Ω]]で[[手札]]に戻り、辛うじて[[バトルゾーン]]に残せた[[コマンド]]や[[ドラゴン]]を[[バウンス]]して再登場を禁じてしまうので、相手にすると非常に厄介である。ただし、このクリーチャーがコスト11と非常に重いので、出される前に早めに決着を付けることが対策としてあげられる。 ''《VAN・ベートーベン》''の強さは、[[cip]]能力のバウンスよりも常在型の[[ロック]]能力にあるため、召喚せずに[[バトルゾーン]]に出しても十分に強力。 反面、[[ゼニス]]としては単体でのフィニッシュ力が極めて不安定なのが欠点。そもそも[[ドラゴン]]や[[コマンド]]の無い[[デッキ]]には[[バウンス]]しか発動出来ない。 「相手に[[S・トリガー]]などの反撃を許さない」などの高い制圧力が《VAN・ベートーベン》には中途半端にしか備わっておらず、下手に[[攻撃]]してしまったり、それを恐れて勝負を遅延したりすると手痛い反撃を許してしまうことも少なくない。 この点は[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]や[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]を隣に並べることで[[ロック]]を強化し、高いフィニッシュ力を発揮することが出来る。必然的にこれらとよくセットで使われる。 [[ドラゴン]]や[[コマンド]]で強さが変動する性質上、[[環境]]に振り回されやすい[[カード]]ではあるが、それらが主流となる[[環境]]ならば、この[[カード]]の性能は凶悪なものとなり対策は必須となるだろう。 **ルール [#p771a00d] -2つ目の[[能力]]は[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]と同様[[置換効果]]である。詳しい[[ルール]]はそちらを参照のこと。 **環境において [#s43b2283] 登場当初は他の[[ゼニス]]に株を奪われがちであったが、[[ドラゴン]]や[[コマンド]]が増えるごとに着実に強化されつづけ実績を残してきた。 [[ドラゴン・サーガ]]期では[[ドラゴン]]が、[[革命編]]では[[コマンド]]がそれぞれフィーチャーされる。環境には低[[コスト]]域から[[ドラゴン]]や[[コマンド]]で固めた[[デッキ]]が爆発的に増え、序盤から中盤にかけて《VAN・ベートーベン》を出すだけで勝敗が決まることも珍しくは無かった。 [[新章デュエル・マスターズ]]の新規カードの中には[[コマンド]]や[[ドラゴン]]がほとんど出てきておらず、相対的に弱体化。それでも「VANモアイワルド」という新しいロック体制において相変わらず採用されており、ロックデッキにおいて型落ちした[[《龍世界 ドラゴ大王》]]と[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]とは対照的に一定の評価を保っている。 ところが[[双極篇]]以降は[[ビッグマナ]]が下火になったため、このカードの需要もあまりなくなった。 **他のカードとの相性 [#ne374a54] -[[コマンド]]が出せなくなるのは、[[カード]]の効果でしか[[封印]]を外せなくなるのと同義である。[[禁断]]系の[[デッキ]]相手に刺さるのはもちろん、こちらから[[《ジ・エンド・オブ・エックス》]]等で相手[[クリーチャー]]を[[封印]]してやれば復帰は絶望的になる。 --一方で[[無色]]であるがゆえに相手の[[《ジ・エンド・オブ・エックス》]]は天敵。また、2019年4月にコスト5以上の[[闇]]または[[火]]のコマンドの召喚宣言をするだけで[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の封印を外せるという裁定が出されたため、[[【ドルマゲドンX】]]系統のデッキ相手にも安心できなくなった。 -[[《Dの禁断 ドキンダムエリア》]]はこの[[クリーチャー]]の[[除去]]を[[封印]]に置換した上、[[ロック]]に関係なくそれらの[[封印]]を外せてしまうため注意。 -[[シールド・フォース]]有効状態の[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]や[[《時空の不滅ギャラクシー》]]は天敵。前者はバウンスできず、後者は[[覚醒]]されてしまう。また、11マナであるため[[《聖霊王アルファディオス》]]を先に出される可能性もある。[[《悪魔神ドルバロム》]]、[[《超竜バジュラズテラ》]]に妨害されてしまう可能性もある。 -([[エターナル・Ω]]や[[解除]]などの[[破壊置換効果]]全体に言えることだが)[[《恐気の覚醒者ランブル・レクター》]]にも注意。一回[[除去]]を凌がれる上に、また[[覚醒]]しようものなら、再び[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]を[[召喚]]でもしない限り厳しい展開となる。 **その他 [#c31cade2] -[[【カイザー「刃鬼」】]]などのビッグマナ系デッキでこのカードの重要性も上がり、一時期は高騰していたが、[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]]での再録を機に相場も落ち着いた。 -[[背景ストーリー]]では、[[《黄金龍 鬼丸「王牙」》]]との死闘の末に、[[《「戦慄」の頂 ベートーベン》]]が[[《真実の名 修羅丸》]]になる途中の姿とされている。 **関連カード [#bae2e741] ***修羅丸 [#p5ed125c] -[[《「戦慄」の頂 ベートーベン》]] -《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》 -[[《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》]] -[[《真実の名 修羅丸》]] ***希望の双子二人一組 [#ice9fd59] -[[《希望の絆 鬼修羅》]] ***希望の双子の融合形態 [#hbbcf586] -[[《超絶奇跡 鬼羅丸》]] -[[《キング・アトランティス》]] -[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]] -[[《龍世界 ドラゴ大王》]] -[[《時の革命 ミラダンテ》]] **[[フレーバーテキスト]] [#o5f7feaa] -[[DMX-13]]&br;'''修羅と鬼、双子の力がついに揃った!''' **収録セット [#sc212ccc] //***[[デュエル・マスターズ]] //デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。 -illus.[[YOICHI ITO]] --[[DMX-13 「ホワイト・ゼニス・パック」>DMX-13]] --[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]] -illus.[[HMK84]] --[[DMBD-06 「クロニクル・レガシー・デッキ2018 至高のゼニス頂神殿」]] **参考 [#o051d603] -[[無色]] -[[キング・コマンド・ドラゴン]] -[[アンノウン]] -[[ゼニス]] -[[召喚]] -[[cip]] -[[バウンス]] -[[コマンド]] -[[ドラゴン]] -[[ロック]] -[[置換効果]] -[[T・ブレイカー]] -[[エターナル・Ω]] &tag(クリーチャー,無色,コスト11,キング・コマンド・ドラゴン,コマンド・ドラゴン,コマンド,ドラゴン,アンノウン,ゼニス,パワー14000,T・ブレイカー,召喚,cip,相手,クリーチャーメタ,バウンス,コマンドメタ,ドラゴンメタ,置換効果,墓地送り,エターナル・Ω,・,終音「ん」,SR,スーパーレア,YOICHI ITO,HMK84);