#author("2022-08-23T20:39:01+09:00","","")
#author("2024-05-22T11:24:37+09:00","","")
*スレイヤー [#c31b337d]
|スレイヤー(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)|

[[DM-01]]から存在する[[キーワード能力]]。
スレイヤーを持つ[[クリーチャー]]が[[バトル]]する場合、[[バトル]]の相手[[クリーチャー]]は勝敗に関係なく[[破壊]]される。

[[ブロッカー]]などと同じく、口頭では「スレイヤー能力を持つ[[クリーチャー]]」の意味で使われることもある。
[[ブロッカー]]などと同じく、「スレイヤー能力を持つ[[クリーチャー]]」の意味で使われることもある。

|嘆きの影ベルベットフロー C 闇文明 (3)|
|クリーチャー:ゴースト 1000|
|スレイヤー(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)|

基本的に[[闇]][[文明]]の[[クリーチャー]]のみが持つ[[能力]]だが、[[《クエイク・スタッフ》]][[《砂男》]]などの[[効果]]により他[[文明]]の[[クリーチャー]]がスレイヤーを得ることもある。
[[闇]]の[[クリーチャー]]のみが持つ[[能力]]であり、[[《クエイク・スタッフ》]][[《砂男》]]などの[[効果]]により他[[文明]]の[[クリーチャー]]がスレイヤーを得ることもあるが、直でスレイヤーを持つ闇でないクリーチャーはいない(派生能力の[[ゴッドスレイヤー]]は別だが)。

[[パワー]]の大小を無視して相手[[クリーチャー]]を道連れにできるため、[[コスト]]が低いスレイヤーほど使用率が高い。また[[コスト]]に対して通常[[クリーチャー]]より[[パワー]]が小さいことが多く、[[火力]]や小型[[クリーチャー]]との[[相打ち]]で簡単に[[破壊]]されてしまうこともある。

-[[テキスト]]にある「相手クリーチャー」とは、「相手[[プレイヤー]]の[[クリーチャー]]」ではなく「[[バトル]]の相手[[クリーチャー]]」という意味である。
--そのため、[[《キサナティック・X》]]などの[[能力]]で自分のスレイヤーが自分の[[クリーチャー]]と[[バトル]]する場合でも、スレイヤーは有効である。

-スレイヤーで相手の[[クリーチャー]]を[[破壊]]することは、[[バトル]]に勝つこととは異なる。(もともと[[パワー]]で上回っていた場合の[[バトル]]での勝利は変更されない)

**ルール [#cc23f5f9]

-スレイヤーは[[遅延誘発型能力]]である。

-スレイヤー[[能力]]による[[破壊]]は''バトルに勝った時にも適用される''。
また、すでにスレイヤーを持つ[[クリーチャー]]がスレイヤーを[[付与]]される場合、それは''重複し、持っている数だけ1回ずつ処理していく''。
--例として、スレイヤーを二重に得た[[クリーチャー]]が[[バトル]]に勝った場合、[[バトル]]相手の[[クリーチャー]]は合計で3回の[[破壊]]が確約される。
[[クリーチャー]]は通常1度目の[[破壊]]で[[墓地]]に行くため気にする頻度は少ないが、[[G・リンク]]や[[エスケープ]]、[[EXライフ]]などの[[破壊]][[耐性]]を持つ[[クリーチャー]]が相手の場合は、何回[[破壊]]されるかが重要になってくる。
特に[[EXライフ]]持ちは大型が多いため、破壊回数の節約や強力な[[耐性]]の無力化になり便利。
ただし、先程言った通り、スレイヤーとバトルしている相手クリーチャーしか破壊できず、「[[バトル]]勝利で[[破壊]]」→「スレイヤー能力で2体目を[[破壊]]」なんていう芸当はできないので注意。([[テキスト]]ではわかりにくいが)

-[[《死神術士デスマーチ》]]の[[パワー低下]]などの[[バトル]]時に誘発する[[トリガー能力]]によって勝敗の判定が付かずにバトルが終わった場合であっても、バトルしたことには変わりはないのでスレイヤーは適用される。

-[[破壊]]される[[タイミング]]は[[バトル]]後。従って、[[バトル]]中に[[バウンス]]などの[[誘発型能力]]が生成した場合、スレイヤーによって[[破壊]]が確約されている[[クリーチャー]]を選んで[[バウンス]]し、[[破壊]]を不発に終わらせることも可能。
--以前は[[バトル]]の後と[[攻撃]]の後は同一の[[タイミング]]とされていた[[ターン・プレイヤー]]がどちらかで処理順が変わっていたが、[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]登場以降は「バトルの後」の後に「攻撃の後」が来ると[[タイミング]]が明確に分けられることになった。[[《銀河大剣 ガイハート》]][[装備]]の[[《龍覇 グレンモルト》]]でスレイヤーに自爆特攻したり、スレイヤーで[[ブロック]]されたりすると[[龍解]]はできなくなる。
--逆にスレイヤーによる[[破壊]]が[[攻撃]]中に含まれることになったため、[[《無敵王剣 ギガハート》]]で無効化されるケースも生じるようになった。
--「[[バトル]]の後」という[[タイミング]]は、[[バトル]]に関連する[[誘発型能力]]を[[解決]]する[[タイミング]]よりも後であるため、[[バトル]]よりも前に発生した待機中の[[誘発型能力]]が存在する場合は''スレイヤーによる[[破壊]]よりも前に[[解決]]しなければならない''。「[[バトル]]後」を本当に[[バトル]]直後だと誤解している(つまり[[バトル]]の勝敗による[[破壊]]と同[[タイミング]]だと誤解している)プレイヤーは割と多いため、もし対戦相手が知らないようであれば優しく教えてあげると良いだろう。
--例えば、[[《武闘将軍 カツキング》]]が[[スレイヤー]]とのバトルに勝った時、まず《カツキング》の能力が誘発してシールドを1枚[[ブレイク]]してから、《カツキング》がスレイヤー能力で破壊される。もしこのブレイクで[[《スパイラル・ゲート》]]がトリガーし、《カツキング》が[[バウンス]]された場合、結果的にスレイヤーは発動せず、《カツキング》の[[ドロン・ゴー]]も誘発しない。
--ただし、[[バトル]]の項にもある通り、誘発タイミングがバトルに無関係なものはバトルが終わってから誘発する。上の例でトリガーしたカードが[[《アクア・サーファー》]]だった場合、バトル終了後に解決されるため、スレイヤーと《アクア・サーファー》のcipは好きな順序で解決できる。

//公式HPのQ&Aの《セブ・サルガス・ボウズ》参照

-以前はバトルに負けた時にしか適用されず、付与されても重複しなかった。[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」>DM-10]]から[[注釈文]]が変更されたことに従い、現在の裁定となった。古い[[注釈文]]が書かれている[[カード]]でも、新しいルールが適用されるため、古い[[カード]]を使用する場合は気を付けたい。以下は[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」>DM-10]]以前のスレイヤー[[能力]]の全文。
-以前はバトルに負けた時にしか適用されず、付与されても重複しなかった。[[DM-10]]から[[注釈文]]が変更されたことに従い、現在の裁定となった。古い[[注釈文]]が書かれている[[カード]]でも、新しいルールが適用されるため、古い[[カード]]を使用する場合は気を付けたい。以下は[[DM-10]]以前のスレイヤー[[能力]]の全文。
|スレイヤー(この[[クリーチャー]]と[[バトル]]した相手[[クリーチャー]]は、勝っても持ち主の[[墓地]]に置かれる)|

**その他 [#oef2da8e]
-「[[ゴッドスレイヤー]]」等、「[''性質'']スレイヤー」の形で書かれた能力もある。これはスレイヤー能力の特殊な形で、効果対象が限定されている。
#region2(性質スレイヤー一覧){{
|[[《魔幻の影エターナル・クライ》]]|自然・光スレイヤー|
|[[《ギガゲイル》]]|~|
|[[《神羅ライジング・NEX》]]|[[ゴッドスレイヤー]]|
-本来スレイヤー系の[[能力]]は[[闇]][[文明]]の[[クリーチャー]]のみが持つが、[[《神羅ライジング・NEX》]]は[[火文明]]である。
-本来スレイヤー系の[[能力]]は[[闇]]の[[クリーチャー]]のみが持つが、[[《神羅ライジング・NEX》]]は[[火]]である。
}}

-スレイヤーは当初2[[コスト]]分の[[能力]]と計算されていた。が、カードパワーの[[インフレ]]を受け、1[[コスト]]分の[[能力]]として計算されている[[カード]]も出てきた。&br;(→[[《いも虫ライダー・ヒーハー》]]、[[《鬼人形ボーグ》]]など)
-スレイヤーは当初2[[コスト]]分の[[能力]]と計算されていた。だが、カードパワーの[[インフレ]]を受け、1[[コスト]]分の[[能力]]として計算されている[[カード]]も出てきた。&br;(→[[《いも虫ライダー・ヒーハー》]]、[[《鬼人形ボーグ》]]など)

-[[DM-01 第1弾>DM-01]]から存在する能力だが、[[ブロッカー]]や[[スピードアタッカー]]のようにスレイヤーをサポートするカードは未だに存在していない。
-[[DM-01]]から存在する能力だが、[[ブロッカー]]や[[スピードアタッカー]]のように[[スレイヤー]]をサポートするカードは未だに存在していない。

-後に[[Magic:The Gathering]]で「[[接死>http://mtgwiki.com/wiki/%E6%8E%A5%E6%AD%BB]]」というキーワード能力が作られるのに一役買った。

-[[《星空に浮かぶニンギョ》]]や[[《ド:ノラテップ》]]といった、システムクリーチャーのサイクル内で闇文明を含むものはスレイヤーを持つ傾向にある。水文明の[[ジャストダイバー]]のような直接的な耐性ではないが、戦闘での破壊を抑止するための疑似的な耐性として機能する。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#d56d9f8d]

インターネットを通じて、知らない人とも面と向かわずデュエルが可能であるため、一部処理は[[任意]]ではなく[[強制]]となっており、[[解決]]の順番もプレイヤーが好きな順番で選ぶことができない。

スレイヤーは「バトルの後」という特殊なタイミングで[[解決]]されるが、ストックの順番を選べるTCG版とは異なり、前述の理由で自動的にプレイヤーの利益になるような順番になるよう調整されている。
ただし、リリース時点で運営が想定した状況から漏れていた、プレイヤーに不利益となる処理が報告されればアップデートにて処理の順番が変更されることもある。(プログラムミスによるTCG版とは違う処理の修正も含まれる。)

***実例 [#q56e265a]

:[[《神滅翔天ザーク・ゼヴォル》]]と[[《神滅竜騎ガルザーク》]]の組み合わせ|
リリース当初はスレイヤーが[[pig]]と同じタイミングとして実装されていたが、対象不在の問題が起こらないよう先にスレイヤー、後から[[pig]]へと変更された。
(Ver.1.4.3での内容。[[TCG版の裁定>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40380/]]とは異なるため、最新Ver.でもこの処理であるかは要検証。)

:[[《時空の火焔ボルシャック・ドラゴン》]]と[[ターン・プレイヤー]]のスレイヤー|
リリース当初はスレイヤーが「バトルに勝った時」と同じタイミングとして実装されていたが、[[ターン・プレイヤー]]のスレイヤーと非ターン・プレイヤーの「バトルに勝った時」が同時に発生すると[[《時空の火焔ボルシャック・ドラゴン》]]の[[覚醒]]が不発になってしまった。そのため、先に「バトルに勝った時」、後からスレイヤーに変更された。([[対応済みの不具合>https://dmps.takaratomy.co.jp/news/3001]])

**参考 [#m8642fa3]
-[[《嘆きの影ベルベットフロー》]]
-[[《ギガジール》]]
-[[用語集]]
-[[キーワード能力]]
-[[逆スレイヤー]]
-[[ゴッドスレイヤー]]

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[[公式Q&A]]

>Q.[[《最終龍覇 グレンモルト》]]を出して[[《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》]]を装備させて、相手の「''スレイヤー''」持ちクリーチャーとバトルしました。このバトルが2度目だった場合、「''スレイヤー''」による破壊と[[《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》]]の「龍解」はどちらが先に解決されますか。
A.その場合、「龍解」が先に行われます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/38731]](2020.8.21)

>Q.自分の[[《ザイタク・チュリス》]]が、相手の''スレイヤー''能力を持つクリーチャーとバトルしました。[[《ザイタク・チュリス》]]は破壊されますか?
A.はい、破壊されます。「バトル中」は破壊されませんが''スレイヤー''のような「バトルの後」の能力が解決する時点では効果が適用されません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39107]](2020.12.15)

>Q. 自分のターン中、[[《The 大親分 鬼流院 刃/「アンノウンがナンボのモンじゃ!」》]]と[[《玉男》]]がバトルし、バトルの結果[[《玉男》]]が破壊されました。[[《The 大親分 鬼流院 刃》>《The 大親分 鬼流院 刃/「アンノウンがナンボのモンじゃ!」》]]の「バトルに勝った時」の能力と、[[《玉男》]]の「破壊された時」の能力と「''スレイヤー''」の解決はどの順番で行いますか?
A. まず「バトルに勝った時」の能力を解決し、次に「破壊された時」の能力を解決し、最後に「''スレイヤー''」を解決します。&br;「バトルに勝った時」と「破壊された時」の能力は同時にトリガーし待機しますが、ターンプレイヤーの能力から解決するため、まず「バトルに勝った時」の能力から解決されます。バトルの結果によってトリガーする能力の解決が終わった後、「''スレイヤー''」を解決するので、「''スレイヤー''」が一番最後に解決されます。
#region2((総合ルール 115.3d )){{
#region2(([[総合ルール]] [[115.3d>総合ルール本文#rule115_3d]] )){{
:115.3d |その後、バトルの結果によって誘発する能力が誘発します。誘発した効果はターン・プレイヤーから順に処理します。
}}
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40380]](2021.10.22)

>Q.相手の「''スレイヤー''」を持つクリーチャーによる攻撃を、[[《サッヴァーク-MAX》]]でブロックしました。バトルの後、[[《サッヴァーク-MAX》]]は破壊されますか?&br;類似例:[[《大青守星 イマムーソー》]]
A.はい、破壊されます。「ブロック中」の効果が消滅した後に「バトルの後」の効果を適用します。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41454]](2022.6.24)
%%A.はい、破壊されます。「ブロック中」の効果が消滅した後に「バトルの後」の効果を適用します。%%
//[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41454]](2022.6.24)
A.いいえ、破壊されません。「ブロック中」の効果が消えるのは、攻撃終了ステップです。「バトルの後」の能力を解決し終えてから攻撃終了ステップに移るため、「''スレイヤー''」を解決するタイミングでは「ブロック中破壊されない」効果がまだ消えていません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42392]](2022.11.11)

>Q.[[《熱血龍 クサリビッグ・ホーン》]]が攻撃して「''スレイヤー''」を持つクリーチャーとバトルした場合、どうなりますか?
A.「バトルの後」の効果を解決してから「攻撃中」の効果が消滅するため、その[[《熱血龍 クサリビッグ・ホーン》]]は破壊されず、バトルゾーンに残ります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42369]](2022.10.28)

>Q.[[《真価と代価のチェスト》]]の「シビルカウント3」で、元々「''スレイヤー''」を持っている[[《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》]]のようなクリーチャーに、さらに「''スレイヤー''」が与えられている場合、バトルの後、バトル相手のクリーチャーは2回破壊されますか?
A.はい、その場合、バトル相手のクリーチャーは2回破壊されます。「''スレイヤー''」を2つ持つことになるので、その能力も2回トリガーします。&br;通常は2回破壊する意味はありませんが、[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]や[[《最終龍覇 グレンモルト》]]のような、置換効果でバトルゾーンに残るクリーチャーとバトルした際に、1回目の破壊でバトルゾーンに残った場合にもう1回破壊することになります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42494]](2022.12.16)

&tag(用語集,能力,キーワード能力,スレイヤー,スレイヤー付与,バトルする時,バトル,除去,単体除去,破壊,単体破壊,常盤木);