#author("2023-11-16T03:46:54+09:00","","")
#author("2024-06-14T03:08:14+09:00","","")
*アンタップキラー [#zdd7b42a]

[[タップ]]されていない[[クリーチャー]]を[[攻撃]]できる[[能力]]、もしくはそうした能力を持つクリーチャーの俗称。
主に[[火]][[文明]]に多く存在する。数は少ないが、他の[[文明]]にも[[対抗色]]に対するものが存在する。

|砕神兵ガッツンダー R 火文明 (2)|
|クリーチャー:アーマロイド 1000+|
|このクリーチャーは、タップされていないクリーチャーを攻撃できる。|
|このクリーチャーがパワー6000以上のクリーチャーを攻撃する時、そのターン、このクリーチャーのパワーは+9000される。|

|伝説のレジェンド ドギラゴン LEG 火文明 (8)|
|クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 14000|
|スピードアタッカー|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのターン、このクリーチャーはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。|
|このクリーチャーがバトルに勝った時、次の自分のターンのはじめまで、自分はゲームに負けず、相手はゲームに勝てない。|

|ΔΔΣ シグマティス SR 自然文明 (6)|
|オレガ・オーラ:グランセクト/デリートロン +6000|
|これをクリーチャーに付けた時、そのターン、そのクリーチャーはタップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。|
|これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)|
|これを付けたクリーチャーが破壊された時、そのクリーチャーに付いていたオーラをすべて、自分のマナゾーンに置く。|
|オレガ・オーラ:これを自分のGRクリーチャー1体に付けるか、1体GR召喚してそれに付ける。そのクリーチャーがバトルゾーンを離れたら、これも同じゾーンに行き、その後、そのGRクリーチャーは自分の超GRの一番下に戻る。|

通常、[[アンタップ]]状態の[[クリーチャー]]は[[攻撃]]の対象にできないが、アンタップキラーの[[クリーチャー]]は[[アンタップ]]された[[クリーチャー]]も[[攻撃]]できる。
[[パワー]]を下回る[[クリーチャー]]を一方的に[[バトル]]で[[破壊]]できるようになるので、強力な[[能力]]である。

[[パワー]]の高いアンタップキラーを[[除去]]できない場合、[[クリーチャー]]を出してもすぐに[[破壊]]されてしまうので、緩い[[ロック]]状態に持ち込むことができる。また、[[アンタッチャブル]][[能力]]を持つ[[クリーチャー]]への対抗策としても重宝される。

強力な[[能力]]の1つなので、うまく活用していきたい。

**ルール [#h70a0e38]
//-[[《ΔΔΣ シグマティス》]]の登場による裁定確認により、「''『カードの[[効果]]はルールに勝つ』という法則から、[[召喚酔い]]というルールを打ち破り召喚したターンからクリーチャーを[[攻撃]]することができる''」ものへと変更になった。
//--この裁定は「バトルゾーンに出た時、そのターン〜」と書かれていないアンタップキラー([[《砕神兵ガッツンダー》]]等)に大きな影響を及ぼすことになる。
//--以前の裁定では[[《レッド・アグラフ》>《アカシシーマ/レッド・アグラフ》]]の疑似[[マッハファイター]]付与は、召喚酔いというルールに負けるため、アンタップキラーが無意味になると回答されていた。

[[マッハファイター]]や「このターン〜攻撃できる」など、指定したターンにタップされているクリーチャーを攻撃できる能力の場合、''たとえ[[召喚酔い]]していても対象を攻撃できるようになる''。([[《ΔΔΣ シグマティス》]]などが該当する。)
-単に、「このクリーチャーは、タップされていないクリーチャーを攻撃できる。」といった''ターン指定のないテキストでは[[召喚酔い]]中に[[攻撃]]はできない''。
-また、[[タップ]]されている[[クリーチャー]]への[[攻撃]]に関しても、[[召喚酔い]]中に攻撃はできない([[マッハファイター]]のように、[[タップ]]している[[クリーチャー]]への攻撃ができることも明記してある場合は可能)。もちろん相手プレイヤーへの攻撃も同様。
//[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/library/rule/rulechange/change-0085/]]
//リンク切れ

**ゲームにおいて [#t6ac181e]
-[[《光器ペトローバ》]]や[[《異端流し オニカマス》]]などの[[アンタッチャブル]]を持つ[[システムクリーチャー]]の対策に有効である。また、[[《レッド・ABYTHEN・カイザー》]]のような、選ばれた時に[[トリガー]]する[[能力]]も回避できる。

-[[パワー]]の高いアンタップキラーに[[《無限掌》]]を使うと非常に強力。相手[[クリーチャー]]を一気に[[殴り返し]]することができる。

-この[[能力]]を持っていると、[[アンタップ]]されている[[G・リンク]]状態の[[《龍神ヘヴィ》]]に強制突撃させられてしまう。[[《オラオラ・スラッシュ》>《バーンメア・ザ・シルバー/オラオラ・スラッシュ》]]を撃たれると、[[アンタップ]]状態でも相手[[クリーチャー]]がいれば攻撃先を限定されてしまう。

-[[《超次元グリーンレッド・ホール》]]や[[《勝負だ!チャージャー》]]を使えば、自分の[[クリーチャー]]を手軽に[[アンタップキラー]]にできる。[[《エヴォル・ドギラゴン》]]や[[《時空の精圧ドラヴィタ》]]など、[[《無限掌》]]を内蔵した[[クリーチャー]]との[[コンボ]]は強烈である。

-アンタップされていようが一切[[殴り返し]]を受け付けない「[[攻撃されない]]」能力を持つクリーチャーにはさすがに手出しできない。[[《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》]]などの対策には諦めて別のカードを使うべき。

-高パワーのアンタップキラーは強い一方で、パワーの低いアンタップキラーは能力との噛み合わせが悪く何かと敬遠されがち。しかし、[[《至宝 オール・イエス》]]や[[《無敵城 シルヴァー・グローリー》]]などでサポートしてやることで、軽さを活かすことができる。

-[[《砕神兵ガッツンダー》]]や[[《スピア・ルピア》]]など、非力なアンタップキラーの中にも、併せ持つ[[能力]]との[[シナジー]]によって有用になりうるものは少なからず存在する。

**その他 [#z44648c7]
-アンタップキラーを示す[[テキスト]]には特に統一性がない。
--[[DM-32]]から「[[アンタップ]]されている[[クリーチャー]]を[[攻撃]]できる」に変更された。
--[[DM-37]]で「[[タップ]]されていない[[クリーチャー]]を[[攻撃]]できる」に表記が戻った。
--[[DMR-01]]で再び「[[アンタップ]]されている[[クリーチャー]]を[[攻撃]]できる」に変更された。
--[[DMR-05]]では「[[タップ]]されていない[[クリーチャー]]を[[攻撃]]できる」に表記が三度戻っている。
--[[DMD-21]]で三度「[[アンタップ]]されている[[クリーチャー]]を[[攻撃]]できる」に変更された。
以来、[[アビス・レボリューション]]までこの表記で統一されている。

-[[双極篇]]になるとクリーチャーのタップ、アンタップを問わず、自身が出たターンならターン攻撃できる[[マッハファイター]]が登場した。
1ターンしか効果がない分即効性があるため、[[《勝利のガイアール・カイザー》]]のように強力。

-[[デュエル・マスターズ プレイス]]では、[[《炎舞闘士サピエント・アーク》]]のアンタップキラーが攻撃されないに変更される、[[《砕神兵ガッツンダー》]]が[[DMPP-06]]時点でも登場していない等、強力なアンタップキラーの収録を避けている傾向がある。[[《勇神兵エグゾリウス》]]、[[《バザガジール・ドラゴン》]]等、強力なアンタップキラーで収録されたものも存在するが、TCG版よりは少ない。早期の強力なアンタップキラーは[[ロック]]のような性質があるからだろうか。
**主なアンタップキラー [#y5aa8dc3]
-[[《砕神兵ガッツンダー》]]
-[[《機真装甲ヴァルドリル》]]([[バトルゾーン]]に出したターンに適用される[[常在型能力]]、[[デッキ進化]])
-[[《勝利のガイアール・カイザー》]]([[バトルゾーン]]に出したターンに適用される[[cip]]、[[スピードアタッカー]]、[[サイキック・クリーチャー]])
-[[《ガイアール Re:》]]([[バトルゾーン]]に出したターンに適用される[[常在型能力]]、[[スピードアタッカー]])
-[[《伝説のレジェンド ドギラゴン》]]([[バトルゾーン]]に出したターンに適用される[[cip]]、[[スピードアタッカー]])

**類似概念との比較 [#w633c6d0]
|>|>|>|>|CENTER:|c
||相手[[プレイヤー]]|[[タップ]]クリーチャー|[[アンタップ]]クリーチャー|備考|h
||>|>|CENTER:||c
|(普通のクリーチャーがバトルゾーンに出たターン)|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない||
|[[スピードアタッカー]]がバトルゾーンに出たターン|''攻撃できる''|''攻撃できる''|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|ルールによって[[召喚酔い]]しないクリーチャー(([[進化クリーチャー]]や[[リンク]]した[[ゴッド]]等))も同様|
|[[マッハファイター]]がバトルゾーンに出たターン|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|''攻撃できる''|''攻撃できる''|出たターンのみアンタップクリーチャーも攻撃目標に選ぶことができる&br;出た次以降のターンはアンタップクリーチャーは攻撃目標に選べない|
|[[フュリー・チャージ]]がバトルゾーンに出たターン|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|''攻撃できる''|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない||
|ターン指定''アンタップキラー''がバトルゾーンに出たターン|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|''攻撃できる''|「このターン攻撃できる」など、指定されたターン中の攻撃が認められたもののみ&br;ターン指定のないものは[[召喚酔い]]だと攻撃できない|
|[[バトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる]]がバトルゾーンに出たターン|''攻撃できる''|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない||

**参考 [#u367d9d1]
-[[用語集]]

-[[《砕神兵ガッツンダー》]]
-[[《機真装甲ヴァルドリル》]]
-[[《勝利のガイアール・カイザー》]]
-[[《伝説のレジェンド ドギラゴン》]]
-[[《ΔΔΣ シグマティス》]]
-[[アンタップ]]
-[[除去]]
-[[マッハファイター]]
-[[ホールド・ナッシング・バック]]

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