#author("2021-04-19T20:25:29+09:00","","")
#author("2024-09-18T11:30:51+09:00","","")
*&ruby(かいごかん){下位互換}; [#l70b0590]

2種の[[カード]]を比べた時に一方がもう一方に明らかに劣る場合、下位のカードの方を指して言う言葉。
言い換えれば、[[差別化]]ができないカードのこと。
カードAがカードBより優位性がある場合、「BはAの下位互換である」と言う。

市販のカードリストでは控えと表現される。

この逆が[[上位互換]]である。

|エレガント・ランプ C 水文明 (2)|
|クリーチャー:サイバー・ウイルス 1000|

|グレープ・ジェリー C 水文明 (2)|
|クリーチャー:サイバー・ウイルス 1000|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、相手の手札を見る。|

同じ[[能力]]でありながら[[マナコスト]]が[[重い]]とか、同じ[[マナコスト]]でありながら[[パワー]]が低いなどが相当する。
より詳細な比較基準については「[[上位互換]]」のページを参照。

あくまで単体での性能を比較したときに使われる。[[種族]]など他の[[カード]]との組み合わせを意識しても下位互換となる場合は[[完全下位互換]]という。

-持っている[[文明]]が違う、あるいはその数が違う、[[進化]]と[[非進化]]の比較であるなどの場合、実戦ではプレイングがかなり変わってくる。このため、それ以外の特性が劣っていたとしても下位互換と呼ぶことはできない。

-少なからずマイナスイメージを含む言葉であり、多用するのはあまりよろしくない。
厳密には互換の関係ではなくとも、ゲームでの実践的な役割が似ており、いずれかのデッキでの使用感が劣るという場合は「劣化版」といった言葉が望ましい。

-[[種族]]などの違いがなくてもなお下位互換が[[デッキ]]に入るケースはある。具体例としては、特定の[[カード]]の役割が[[上位互換]]の4枚だけでは足りない場合や、[[ブロック構築]]などで[[カードプール]]が限定されている場合など。[[上位互換]]の[[カード]]と[[スペック]]的にあまり開きがない場合は[[墳墓避け]]としても投入できる。
-[[種族]]などの違いがなくてもなお下位互換が[[デッキ]]に入るケースはある。具体例としては、特定の[[カード]]の役割が[[上位互換]]の4枚だけでは足りない場合や、[[ブロック構築]]などで[[カードプール]]が限定されている場合など。[[上位互換]]の[[カード]]との差異がそのデッキでは問題にならない場合は[[墳墓避け]]としても投入できる。
--例:[[《解体人形ジェニー》]]は[[《神徒 メイプル-1》]]から[[ササゲール]]、[[オラクル]]、[[ディスタス]]を失った[[下位互換]]だが、[[ディスペクター]]や[[種族サポート]]を用いない[[デッキ]]においては[[相互互換]]となり[[墳墓避け]]として使える。
//-DMでは[[Magic:The Gathering]]のように一定期間後に古いカードが使えなくなり、使用可能なカードセットが入れ替わっていく「ローテーション」がないため、少しずつであるがカードパワーのインフレが起きやすいとされている。これはローテーションのないTCG全般に言えることである。&br;ちなみに、ローテーションがあるTCGの場合、パワーインフレや禁止、制限カードは比較的少ないが、ライトユーザーには負担が大きいといわれている。

-一般的に下位互換とは、家電などで上位の製品(高性能の製品)のサービスが下位の製品でも扱えることを指す。カードゲームでは異なる意味の用語になっている。([[上位互換]]は本来の意味と大体同じ)

**参考 [#me617230]
-[[用語集]]
-[[類似カード]]
-[[差別化]]
-[[上位互換]]
-[[完全下位互換]]
-[[相互互換]]
-[[インフレ]]

&tag(用語集,下位互換);
&tag(用語集,下位互換,互換);