詳細は「一撃奪取」を参照

当ページでは各文明に与えられた初動になるコスト2である次のサイクルを扱う。

一撃奪取(スタート・ダッシュ) [編集]

DMR-09で登場した、冠詞に「一撃奪取」とあるクリーチャーサイクル

すべてアウトレイジであり、毎ターン1体目のそのクリーチャーと文明と同じ文明を持つクリーチャーのコストを軽減する効果をもつ。
アウトレイジという種族背景ストーリーやゲームでの役割上、同時期にフィーチャーされていた光臨サイクルとは異なり、無色サポートは存在しない。

一撃奪取 トップギア C 火文明 (2)
クリーチャー:アウトレイジ 1000
各ターン、自分の火のクリーチャー1体目の召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。
一撃奪取 ケラサス C 自然文明 (2)
クリーチャー:アウトレイジ 1000
各ターン、自分の自然のクリーチャー1体目の召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。

すべて2マナパワー1000のコモンであり、軽量で使いやすいコスト軽減クリーチャーとしてお呼びがかかるだろう。自然文明に頼らずに3ターン目にコスト4のクリーチャーにアクセス可能となったのは戦略上大きいと言える。

例えば【赤単速攻】では《一撃奪取 トップギア》《早撃人形マグナム》【白単速攻】では1マナイニシエート《一撃奪取 アクロアイト》《サイレンス トパーズ》と繋がるようになった。他にも、《夢幻騎士 ヴィシャス・デスラー》《大船長 オクトパスカル》など、文明のみを指定する4マナ進化クリーチャーがいくつか登場したため、それらにうまくアクセスできる点も注目されている。

いずれも非常に使い勝手がよく、相性のいいデッキでは序盤からしっかり働いてくれるだろう。

ただし、各種一撃奪取を召喚したターンは「各ターンの自分のクリーチャー1体目」が自身となり、そのターンはコスト軽減はもう働かないので注意。
また、コスト軽減はバトルゾーンにある状態で機能する能力のため、手札の一撃奪取自身をコスト軽減して召喚することはできないので勘違いしないように。

  • アウトレイジでは、二つ名を共有するはじめての例になる。後に同じように共有する例として「万里の超常(エキセントリック・ウォール)」「不退転の遺志(ゴーストレート)」サイクルが登場した。
  • 《一撃奪取 アクロアイト》フレーバーテキストによれば、「一撃奪取」の二つ名は、アウトレイジの中でも「勇敢で仲間思いで、そして迅速な者たち」に与えられるらしい。他のクリーチャー達に先んじて出てくるあたりからこのような設定になったのだろうか。
  • このサイクルはDMX-16にて全員が再録されたのを皮切りに、E3革命ファイナル間の毎シリーズにおいて再録されている。初心者にも扱いやすいシンプルかつ強力なカードなので、新規プレイヤーが参入しやすいようにするための配慮だろう。また、限定戦・ブロック構築にビートダウン戦略を導入する意図もあると思われる。
  • アニメVSR以降は勝太バサラを始め、デッキタイプを問わず多くのキャラクターが使用している。単純な強さや単色推しの環境に適していることに加え、3DCG化されたためモデルの使い回しが容易といった理由が考えられる。このためしばしば一撃奪取が互いの場に出ているという状況が発生する。

サイクル [編集]

関連カード [編集]

Re:奪取(リスタート・ダッシュ) [編集]

DMRP-19で登場した、冠詞に「Re:奪取」とあるクリーチャーのサイクル。
「一撃奪取」にG・ストライクレクスターズが追加されたリメイククリーチャーたち。
リメイク前と合わせて8枚搭載可能になったことで初動の再現性は倍増した。

Re:奪取 トップギア C 火文明 (2)
クリーチャー:アウトレイジ/レクスターズ 1000
G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
各ターン、自分の火のクリーチャー1体目の召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。

サイクル [編集]

虹彩奪取(レインボーダッシュ) [編集]

2文明多色クリーチャーサイクル
DMR-22友好色の5体が、DMEX-14敵対色の5体が登場した。

一撃奪取の多色版。毎ターン1体目のそのクリーチャーと文明と同じ文明を持つクリーチャーのコストを軽減する能力を持つ。

虹彩奪取 ブラッドギア C 闇/火文明 (2)
クリーチャー:アウトレイジ 2000
各ターン、自分の闇または火のクリーチャー1体目の召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。
爆衆聖者トップアイト C 光/火文明 (2)
クリーチャー:ビートジョッキー/イニシエート/チームボンバー 3000
各ターン、自分の光または火のクリーチャー1体目の召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。

友好色の5体は、

というように統一されている。
一方敵対色の5体は、

となっている。このように敵対色の5体は、種族も冠詞も一撃奪取から大きく乖離していることから、しばしば虹彩奪取とは別のサイクルとして切り分けられることもある。

とはいえ全てコスト2のコモンであり、後述するように、冠詞の後ろに続く名前は一撃奪取を彷彿とさせるものになっている。

多色ではあるが一撃奪取同様単色クリーチャーもコスト軽減できる。そのため一撃奪取を採用している単色デッキに虹彩奪取も積む、あるいは一撃奪取を虹彩奪取に差し替えることで、多色デッキに改造しやすくなった。
代わりに2ターン目に安定して出しづらい欠点を持つ。

命名ルール [編集]

一撃奪取サイクルクリーチャーの名前を元に、所持している文明でカード名が決まる。

アクロマイブラッドトップケラサ(ケラ)
イト(アイト)x--トップアイトケラサイト
パッドアクロパッドx--ケラパッド
レインアクロレインマイレインx--
ギア-マイギアブラッドギアx-
ラサス(サス)--ブラッドラサストップラサスx

サイクル [編集]

友好色で全てアウトレイジ

敵対色十王篇の種族持ち

関連カード [編集]

一番隊(いちばんたい) [編集]

DMRP-01で登場した、冠詞に「一番隊」とあるクリーチャーのサイクル。

一撃奪取の特定種族版。そのクリーチャーと同じ種族を持つクリーチャーのコストを軽減する能力を持つ。一撃奪取と比べ、対象が文明から種族へと狭まったためかそれともインフレの影響か、パワーは2000へと上がり、ターン中2体目以降に出すものに対してもコスト軽減が適用できるようになった。

一番隊 ザエッサ C 水文明 (2)
クリーチャー:ムートピア 2000
自分のムートピアの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にならない。

それぞれ新章デュエル・マスターズで初登場した種族に属する。

なお冠詞こそ「一番隊」ではないものの、収録弾が一致し能力が酷似する《ヤッタレマン》もここに含めることが多い。

  • 「一撃奪取」と比べ、冠詞が「一」を含むこと、うち何体かがフレーバーテキストで先兵のような扱われ方をしているらしいこと、自身のコストが2で他クリーチャーのコスト軽減ができることなどの共通点があるため「一撃奪取」と関連するサイクルとして扱われることが多いが、コスト軽減の適用範囲や種族の差などから、「一撃奪取」とは関係ないサイクルとして扱う向きもある。

サイクル [編集]

アシスター [編集]

DM23-RP1で登場した、「アシスター」の名前を含むクリーチャーのサイクル。
《ド:ノラテップ》アビスの命名ルールが優先されているが、特徴が完全に一致しているためサイクルの一部だと思われる。

文明ではなく種族を参照する「一番隊」と、回数無制限ではない「一撃奪取」の両方の特徴を持つ。
非クリーチャーにも使用でき、コスト軽減任意かつ、まだ能力を使っていなければ2枚目以降のカードでも適用できるというのはこれまでには見られない長所である。

アシスター・コッピ C 火文明 (2)
クリーチャー:アーマード・ファイアー・バード 3000+
パワーアタッカー+2000(攻撃中、このクリーチャーのパワーを+2000する)
各ターンに一度、自分のアーマードを使うコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。

それぞれアビス・レボリューションでプッシュされた5種族に属し、サポート対象もそれに対応する。

  • サイクル内でパワーが統一されていないという特徴がある。
    (1000)<(2000)<(3000)<自然(6000)となっており、スレイヤーを持つ闇は低く、ガードマンを持つ自然は高く、といった具合で調整されている様子。

サイクル [編集]

関連カード [編集]

参考 [編集]