→2回攻撃
2回攻撃 [編集]
同一ターンに、1回目の攻撃中にアンタップすることで、もう一度2回攻撃できる能力、または効果のこと。
この項目では便宜上、条件を満たせば3回以上攻撃出来るもの、誘発条件が厳密には「攻撃する時」ではないものも合わせて解説する。
基本通り1ターン中に2回攻撃する運用の他、1回攻撃に留めてアンタップ状態を維持し、ターンの終わりにアンタップするクリーチャーのように扱うことで殴り返しを防ぐこともできる。
異なるテキストが何種類か存在する。普通に使えばどれも2回攻撃できるのは同じだが、侵略・革命チェンジ・ブロッカーと組み合わせた場合やタップ系S・トリガーを踏んだ場合などで細かい挙動が異なってくるので注意。
- 「はじめて攻撃する」「はじめてタップする」といったテキストは、あくまでそのクリーチャー自身がはじめて攻撃した時を意味する。
「他のクリーチャーより先んじて一番最初にタップした場合」という意味ではないし、2体以上同様のクリーチャーがいれば、それぞれが2回攻撃できる。
- これらの効果によって攻撃の最中にアンタップした場合でも、問題なく攻撃は続行される。→よくあるルールの勘違い
攻撃時に誘発して、その時にアンタップするタイプ [編集]
| 火ノ鳥カゲキリ R 火文明 (2) |
| 進化クリーチャー:ファイアー・バード/オリジン 4000 |
| 進化−自分のファイアー・バードまたはオリジン1体の上に置く。 |
| メテオバーン−このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、このクリーチャーをアンタップする。 |
攻撃クリーチャー指定ステップの段階でアンタップするので、S・トリガーによるタップ系などの効果を受けてしまうと、再度アンタップできなくなる。
一方で、革命チェンジなどの能力と組み合わせて使う場合にアンタップ状態でチェンジ先を踏み倒せるという点は、このタイプとタップ誘発でアンタップするタイプにしかない利点。
このタイプの能力を持つカード [編集]
| ボルバルザーク・紫電・ドラゴン SR 火文明 (7) |
| クリーチャー:アーマード・ドラゴン/サムライ 7000 |
| W・ブレイカー |
| 侍流ジェネレート(このクリーチャーが出た時、自分の手札にあるクロスギアを1枚、コストを支払わずにジェネレートしてもよい) |
| 各ターン、このクリーチャーがはじめてタップした時、アンタップする。 |
そのターン中、はじめてタップした時にアンタップする。
「攻撃」そのものではなく、攻撃に伴う「タップ」に反応することで2回攻撃を可能とする。
アタックトリガーでアンタップするタイプと同様に、革命チェンジなどの能力と組み合わせて使う場合にアンタップ状態でチェンジ先を踏み倒せる。
他には、ブロッカーを持っていれば、ブロック宣言後のバトル前にアンタップされるので、バトルに勝てば2回目のブロックができる点が他の2回攻撃効果と違うところ。
また、そのターン中まだタップしていなければ、攻撃する時以外に相手のスパーク呪文などでタップされてしまった時にもアンタップできる点も他の2回攻撃効果と異なる。
この能力を初めて持った《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》に因んで紫電効果とも呼ばれることがある。
このタイプの能力を持つカード [編集]
| 超戦龍覇 モルトNEXT WVC 火文明 (7) |
| クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン/ヒューマノイド爆/ドラグナー 9000 |
| W・ブレイカー |
| マナ武装 5:このクリーチャーが出た時、自分のマナゾーンに火のカードが5枚以上あれば、火のコスト5以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンから出す。 |
| 龍マナ武装 5:各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、自分のマナゾーンに火のドラゴン・クリーチャーが5体以上あれば、その攻撃の後、このクリーチャーをアンタップする。 |
攻撃時に誘発して、攻撃の後にアンタップする遅延誘発型能力。
誘発は攻撃クリーチャー指定ステップ時だが、アンタップするのは攻撃の後のため、タップ系S・トリガーの効果に強い。
また、攻撃時に誘発するため侵略で一番上が変わっていてもアンタップできる。
逆に革命チェンジは、チェンジ先が「このクリーチャー」ではない扱いのため、アンタップしない。
このタイプの能力を持つカード [編集]
| 超音速 レッドゾーンNeo VR 火文明 (4) |
| 進化クリーチャー:ソニック・コマンド/侵略者 5000 |
| 進化:自分の火のクリーチャー1体の上に置く。 |
| 侵略:コスト3以上の火のクリーチャー |
| このクリーチャーの、各ターン最初の攻撃の終わりに、このクリーチャーをアンタップする。 |
こちらもタップ系の効果に強い。他にも、攻撃の終わりに誘発するので、攻撃中に侵略したり、入れ替えによって攻撃の引き継ぎをしたクリーチャーがこの能力を持っていた場合、アンタップできる。
一方で、この能力を解決しないまま侵略や入れ替えを行うと効果が使えないため、侵略元には向かない。
これを付与する効果を攻撃中に発動するとすぐさまアンタップが可能。
これを《芸魔王将 カクメイジン》2体で何度も使い続け擬似的な無限攻撃を可能とする【青赤マジック】は環境でも活躍し、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》の殿堂入りにまで至っている。
このタイプの能力を持つカード [編集]
攻撃の終わりに誘発した別の効果に反応してアンタップするタイプ [編集]
| ゴルドーザ <ドラギリア.Star> R 火文明 (5) |
| スター進化クリーチャー:ビートジョッキー/ティラノ・ドレイク/レクスターズ 7000+ |
| スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる) |
| パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする) |
| このクリーチャーが攻撃する時、その攻撃の終わりまで、このクリーチャーのパワーを+7000してもよい。そうしたら、その攻撃の後、このクリーチャーを破壊する。 |
| このカードが離れた時、下にあったクリーチャーをアンタップする。 |
何らかの条件で自身をアンタップさせる能力を有し、その誘発条件が攻撃時に満たされる事で擬似的な2回攻撃を可能としているタイプ。
攻撃がアンタップを直接誘発させているわけではないため、上のパターンとは少々毛色が異なる。
条件によっては、自身の攻撃以外でもアンタップさせる条件を満たせることがあるのが利点。
自身が離れることを条件に進化元をアンタップさせる能力を持つ火のスター進化クリーチャーに、このタイプが多く存在する。
このタイプの能力を持つカード [編集]
備考 [編集]
参考 [編集]
公式Q&A
Q.《ラッシュ“ATK”ワイルド》や《瞬閃と疾駆と双撃の決断》の「このターン、そのクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、そのクリーチャーをアンタップする。」能力で《ピーカプのドライバー》を選びました。この《ピーカプのドライバー》の「タップ能力」を起動した場合、アンタップできますか?
A.いいえ、攻撃の終わりに誘発する能力ですので、「タップ能力」を起動した場合アンタップできません。(総合ルール 510.1)
引用元(2020.11.13)
Q.《紫電の炎霊》の上に《神ナル機カイ「亜堕無」》を進化して、そのターン中に攻撃しました。攻撃の終わりに《神ナル機カイ「亜堕無」》だけを手札に戻し、別のアンタップしているタマシードの上に置いたのですが、その攻撃の後、残った《紫電の炎霊》を「シンカパワー」でアンタップできますか?
A.はい、できます。攻撃の後、効果を解決する時点でタマシードになっていたとしても、「シンカパワー」の効果でアンタップできます。
なお、これによりアンタップした《紫電の炎霊》は、タマシードになったとしても1度攻撃したという情報を持ちますので、同じターン中に再度別のクリーチャーに進化したとしても、攻撃の後にアンタップすることはできません。
引用元(2022.6.24)