《アカシック・ゼット》 [編集]

アカシック・ゼット SR 水/火/自然文明 (10)
クリーチャー:サイバーロード/ボルケーノ・ドラゴン/ミステリー・トーテム/ビーストフォーク 13000
ジャストダイバー
T・ブレイカー
各ターンはじめて、相手のクリーチャーが出て、そのクリーチャーの能力がトリガーした時、自分もその能力を使ってもよい。
各ターンはじめて、相手が呪文を唱えた時、その呪文を相手の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、呪文を唱えた後、墓地のかわりに相手の山札の下に置く。
各ターンはじめて、クリーチャーが自分のシールドをブレイクした時、相手のシールドを1つブレイクしてもよい。

DM23-BD6で登場した//自然サイバーロード/ボルケーノ・ドラゴン/ミステリー・トーテム/ビーストフォーク

ジャストダイバーに加え、相手クリーチャーの出ることによって起こる効果呪文ブレイクをそれぞれ一度だけ横取りする能力を持つ。
ジャストダイバーによる場持ちの良さに加えて、種族も優秀で早出ししやすい。出しておけば一度は効果をコピーすることができるだろう。
ただしこの文明の大型クリーチャーにしては珍しく、スピードアタッカーマッハファイターは持たず攻撃性能には難がある。コントロール寄りのデッキに採用するのがベターか。
デュエパーティーでは多くのプレイヤーが各ターン何かしらの行動を起こすため、《父なる大地》などで無理に引き出さなくても便乗して効果を使えることが多い。

ルール [編集]

  • いずれの能力も、「はじめて○○した時」の誘発条件となっている。そのため既に1回目の解決が終わった後ならタイミングを逃すほか、任意の誘発を破棄した場合、同じ能力をもう一度使うこともできない。

3つ目の能力について

  • 発生した相手の効果を無効にはしない。
  • この能力にもターン・プレイヤー優先の原則が用いられる。自分のこのターン、まだ相手が能力をトリガーさせていない状況で、相手がcip持ちニンジャ・ストライクを出したら、先に自分がトリガーした効果を任意で使ってから相手がトリガーした効果を使う。
  • 能力の発生源は《アカシック・ゼット》であるため、コピーした能力が「このクリーチャー」やその特性を参照する場合は、《アカシック・ゼット》のものを参照する。例えば、相手が《凶星王ダーク・ヒドラ》自身が出たことで能力をトリガーさせ、その効果を自分も使うと《アカシック・ゼット》の種族で墓地回収する。
  • 3つ目の能力は、「はじめてトリガーした時」に誘発する。
    《ガルチェンソ・ドラゴン》など、1体のクリーチャーが同時に複数の能力をトリガーさせた場合、すべてを使用できる。
    • 2体のクリーチャーが同時に「そのクリーチャーの能力がトリガーした時」能力をトリガーさせるという場面はないことに注意。《ヘブンズ・ゲート》《知識の精霊ロードリエス》2体を出すと最大3枚ドローできるといった具合に、見かけ上同時に出ているクリーチャーでも必ず出た順番が存在している。
      《雷鳴の守護者ミスト・リエス》のような自身以外を誘発に使う場合は同時トリガーはありうるが、そちらは《アカシック・ゼット》の対象外。

4つ目の能力について

  • 「墓地から唱える」とあるので、チャージャーなどで墓地に置かれなかった呪文や、効果の解決前に《龍素記号wD サイクルペディア》などで墓地から離れてしまった呪文は奪えない。一方で誘発条件は「はじめて呪文を唱えた時」のため、こうして呪文を唱えられなかった場合は2回目の誘発はしない。

5つ目の能力について

不明な裁定 [編集]

  • ブレイクに便乗する能力には、効果の発生源がテキストに示されていない。

その他 [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 3つ目の能力について

Q.《アカシック・ゼット》の能力で、《蒼き団長 ドギラゴン剣》の「ファイナル革命」や、《「勝利」の頂 カイザー「刃鬼」》の「召喚によって出た時」の能力も使えますか?
A.はい、それがそのターン中はじめてトリガーした能力であれば使えます。
この能力は「このクリーチャーが出た時」と書かれた能力に限らず、相手のクリーチャーが出て、そのクリーチャーの能力がトリガーした時になら、どんな能力でも使えます。
引用元(2024.1.19)

Q.自分の《アカシック・ゼット》がバトルゾーンにいる状況です。
相手のターン中、相手は最初に出た時にトリガーする能力を持たないクリーチャーを出した後、次に出た時にトリガーする能力を持つクリーチャーを出しました。
この時、自分は《アカシック・ゼット》の能力で、2番目に出たクリーチャーの能力を使えますか?
A.はい、使えます。
この能力は、相手のクリーチャーが出て、そのクリーチャーの能力がトリガーした時にトリガーします。出た時にトリガーする能力を持たないクリーチャーが出てもトリガーしません。
引用元(2024.1.19)

Q.相手の《アカシック・ゼット》がバトルゾーンにいる状況です。
自分のターン中、自分はこのターンはじめて《サイバー・I・チョイス》を出したのですが、手札に「S・トリガー」が無かったのでその「出た時」の能力を使いませんでした。
この場合でも、相手は《アカシック・ゼット》の能力で《サイバー・I・チョイス》の「出た時」の能力を使えますか?
A.はい、使えます。誘発型能力は、それを実際に使うかに関わらず、条件を満たした時にトリガーして待機します。
《サイバー・I・チョイス》が出た時点でその「出た時」の能力はトリガーしていて、それにより《アカシック・ゼット》の能力もトリガーするので、自分がその能力を使ったかどうかに関わらず、相手は《サイバー・I・チョイス》の能力を使えます。
引用元(2024.1.19)

Q.自分の《アカシック・ゼット》《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》がバトルゾーンにいる状況です。
相手がターン中にはじめて、《アクア・ハルカス》のような出た時にトリガーする能力を持つクリーチャーを出した時、《アカシック・ゼット》の能力で、その出たクリーチャーの能力を自分だけ使えますか?
A.いいえ、使えません。《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》の置換効果により、出たクリーチャーの能力はトリガーしません。
トリガーしないので、《アカシック・ゼット》の能力もトリガーせず、自分も能力を使えません。
引用元(2024.1.19)

Q.相手がターン中はじめて《霞み妖精ジャスミン》を出して、その「出た時」の能力がトリガーし、その際に自分の《アカシック・ゼット》の能力がトリガーしました。
この時、自分が山札の上から1枚目をマナゾーンに置きたい場合、どうすればいいですか?
A.《アカシック・ゼット》を破壊すれば、山札の上から1枚目をマナゾーンに置けます。
引用元(2024.1.19)

Q.相手が《最終龍覇 グレンモルト》を出して、その「出た時」の能力がトリガーし、その際に自分の《アカシック・ゼット》の能力がトリガーしました。
この時、《アカシック・ゼット》の能力でどのクリーチャーにウエポンを装備できますか?
A.《アカシック・ゼット》に装備できます。ただし、自分の超次元ゾーンからウエポンを出す必要があります。
引用元(2024.1.19)

Q.相手が《凶星王ダーク・ヒドラ》を出して、その「自分のクリーチャーが出た時」の能力がトリガーし、その際に自分の《アカシック・ゼット》の能力がトリガーしました。
この時、墓地から手札に戻せるのはどの種族を持つクリーチャーですか?
類似能力:《魔光蟲ヴィルジニア卿》の「出た時」の能力
A.《アカシック・ゼット》と同じ種族を持つクリーチャーを手札に戻せます。
引用元(2024.1.19)

Q.自分の《アカシック・ゼット》がバトルゾーンにいる状況です。
相手がターン中はじめてのクリーチャーとして《ガルチェンソ・ドラゴン》を出して、その「出た時」と「各ターンに一度、自分のドラゴン・クリーチャーが出た時」の能力がどちらもトリガーしたのですが、この時、《アカシック・ゼット》の能力で使えるのはどちらの能力ですか?
A.どちらの能力も使えます。各ターンはじめて、相手のクリーチャーが出て、そのクリーチャーの能力がトリガーした時、そのクリーチャーの能力が複数トリガーしていた場合、それらの能力をすべて使えます。
例の場合、相手のターン中なので、まず相手がトリガーした《ガルチェンソ・ドラゴン》の2つの能力を好きな順番で解決してから、自分も2つの能力を好きな順番で解決できます。
引用元(2024.1.19)

Q.相手が《ボルシャック・ドギラゴン》を出して、その「出た時」の能力がトリガーし、その際に自分の《アカシック・ゼット》の能力がトリガーしました。
この時、その《アカシック・ゼット》の「各ターンはじめて、相手のクリーチャーが出て、そのクリーチャーの能力がトリガーした時」の能力で相手のクリーチャーとバトルするのはどのクリーチャーですか?
A.《アカシック・ゼット》の能力で、《アカシック・ゼット》が相手のクリーチャーとバトルできます。
「各ターンはじめて、相手のクリーチャーが出て、そのクリーチャーの能力がトリガーした時」の能力で《ボルシャック・ドギラゴン》の「出た時」の能力のように「このクリーチャー」と指定がある能力を使う場合、それは《アカシック・ゼット》を指します。
引用元(2024.1.19)

Q.相手のシールドが1つもない状況です。
自分の《アカシック・ゼット》が相手を攻撃し、相手は「革命0トリガー」で《ボルシャック・ドギラゴン》の宣言をして、山札の上から《ボルシャック・決闘・ドラゴン》を出し、その上に《ボルシャック・ドギラゴン》を重ねました。
この《アカシック・ゼット》《ボルシャック・決闘・ドラゴン》《ボルシャック・ドギラゴン》のどちらの「出た時」の能力を使えますか?また、いつ使えますか?
A.《アカシック・ゼット》の能力で使えるのは、最初に出た《ボルシャック・決闘・ドラゴン》の「出た時」の能力のみです。
また、相手が《ボルシャック・ドギラゴン》《ボルシャック・決闘・ドラゴン》の「出た時」の能力を解決する前に、自分が《ボルシャック・決闘・ドラゴン》の「出た時」の能力を解決します。
質問の状況の場合、相手の《ボルシャック・決闘・ドラゴン》《ボルシャック・ドギラゴン》の「出た時」の能力、自分の《アカシック・ゼット》の「各ターンはじめて、相手のクリーチャーが出て、そのクリーチャーの能力がトリガーした時」の能力がトリガーし、それぞれ待機します。待機している効果はターン・プレイヤーのものから順番に解決するため、自分が先に効果を解決します。
引用元(2024.1.19)

Q.自分のターン中、自分の《アカシック・ゼット》がバトルゾーンにいる状況で、相手がそのターン中はじめて出すクリーチャーとして《バイナラドンデン》を出しました。
相手の《バイナラドンデン》の「出た時」の能力と、自分の《アカシック・ゼット》の「各ターンはじめて、相手のクリーチャーが出て、そのクリーチャーの能力がトリガーした時」の能力は、どちらを先に解決しますか?
A.自分の《アカシック・ゼット》の能力を解決するのが先です。
まず自分が《バイナラドンデン》の「相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の山札の下に置く。その後、カードを1枚引く」を使ってから、相手が同じ効果を使います。
《バイナラドンデン》の「出た時」の能力と、それによりトリガーした《アカシック・ゼット》の能力はそれぞれ待機します。複数のプレイヤーの効果が待機している場合、ターン・プレイヤーの効果から解決します。
相手のターン中であれば、相手が先に能力を解決します。
引用元(2024.1.19)

  • 4つ目の能力について

Q.自分の《アカシック・ゼット》と相手の《龍素記号wD サイクルペディア》がバトルゾーンにいる状況です。
相手がそのターン中はじめて手札から呪文を唱えた時、自分が《アカシック・ゼット》の「各ターンはじめて、相手が呪文を唱えた時」の能力を、相手が《龍素記号wD サイクルペディア》の「自分の手札から呪文を唱えた時」の能力をそれぞれ使いたい場合、どうなりますか?
A.ターン・プレイヤーがどちらかによって結果が変わります。
自分のターン中であれば、自分の《アカシック・ゼット》の能力が先に解決されます。《アカシック・ゼット》の能力で呪文を唱えた結果、呪文が墓地から山札の下に移動してしまうので、相手は《龍素記号wD サイクルペディア》の能力で呪文を唱えられません。
相手のターン中であれば、逆に相手の《龍素記号wD サイクルペディア》の能力が先に解決されます。その結果、呪文が墓地を離れるので、自分は《アカシック・ゼット》の能力で呪文を唱えられません。
引用元(2024.1.19)

Q.自分の《アカシック・ゼット》《若き大長老 アプル》がバトルゾーンにいる状況です。
相手がターン中はじめて呪文を唱えた際、《アカシック・ゼット》の能力で自分もその呪文を相手の墓地から唱えられますか?
また、自分ではなく相手の《若き大長老 アプル》がいる場合はどうなりますか?
A.はい、唱えられます。自分の《若き大長老 アプル》の能力で墓地から呪文を唱えられないのは相手のみです。自分が相手の墓地から呪文を唱えることは禁止されていません。
また、相手の《若き大長老 アプル》がいる場合は唱えられません。相手の《若き大長老 アプル》がいる場合、自分はどのプレイヤーの墓地からも呪文を唱えることはできません。
引用元(2024.1.19)

Q.相手はこのターン中はじめて唱えた《デーモン・ハンド》で、自分の《アカシック・ゼット》を破壊しました。
この時、破壊された《アカシック・ゼット》の「各ターンはじめて、相手が呪文を唱えた時」の能力で、自分は相手の墓地から《デーモン・ハンド》を唱えられますか?
A.はい、唱えられます。
相手がそのターン中はじめて唱えた呪文の効果で《アカシック・ゼット》がバトルゾーンを離れたとしても、「各ターンはじめて、相手が呪文を唱えた時」の能力はすでにトリガーしているためです。
引用元(2024.1.19)


[1] 《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》《The邪悪 寄成ギョウ》の裁定が代表的だが、トリガーしたその能力を直接参照する場合、発動条件があっても《アアルカイト <ペガサ.Star>》のように制限はされない。参考