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#author("2025-11-12T08:40:36+09:00","","")
*&ruby(かいじゅうどう){Kaijudo}; [#top]
怪獣道。北米版デュエル・マスターズとしてリリースされたTCG。
[[《Tatsurion》]]はKaijudoオリジナルのカードをデュエル・マスターズ側に逆輸入したものである。

2014年8月を最後に、商品のリリースを終了した。
ソース:https:// icv2.com/articles/comics/view/29481/wotc-bails-kaijudo (※英語)

-あくまでもゲームとしては日本版デュエル・マスターズとは別物である。その為、日本版デュエル・マスターズ側のカードをあちらで使ったり、Kaijudoのカードを日本版デュエル・マスターズ側で使ったりすることはできない。(※ただし、[[DMX-12]]で収録された[[《Tatsurion》]]などは日本版デュエル・マスターズのカードであるため、使用できる。)

-カードイラストは日本版デュエル・マスターズから流用したものに加え、上述のTatsurionを筆頭にKaijudo独自のカードイラストも用いられている。
--前者についても一部のクリーチャーは色彩が変わっているなど、イラストの変化が確認できる。また、カードの能力については日本版とは全く異なるものも少なくない。[[《暗黒の騎士ザガーン》]]に関しては意図的なのか偶然なのか、全く同じ効果で収録されていた。
--[[《聖霊王アルカディアス》]]や[[《腐敗聖者ベガ》]]などについては複数種の[[カードイラスト]]を有効活用して、それぞれ3種類の異なるクリーチャーとしてイラストが流用されている。

-クリーチャーが持つ能力はすべて[[キーワード能力]]として与えられている。「Skirmisher」や「Unblinking」のように同一の効果を持つ複数のカードが同名のキーワード能力を共有して保持することもあれば、「Hungry!」「Still Hungry!」のように同一の効果でもカード毎に異なるキーワード能力として保持することもある。
--「このクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない」=「Skirmisher」、「自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする」=「Unblinking」など。
--[[《Blaze Belcher》>https://kaijudo.fandom.com/wiki/Blaze_Belcher]]と[[《Om Nom Nom》>https://kaijudo.fandom.com/wiki/Om_Nom_Nom]]は、どちらも「このクリーチャーは、可能なら毎ターン攻撃する」を持つが、前者は「Hungry!」、後者は「Still Hungry!」と異なるキーワード能力して割り当てられている。
--[[フュリー・チャージ]]、および[[ホールド・ナッシング・バック]]はKaijudoのこの性質からデュエル・マスターズ上に存在するようになった用語である。

-[[レアリティ]]は☆〜☆☆☆☆☆の表記。☆は[[コモン]]、☆☆☆☆☆は[[スーパーレア]]という位置づけ。☆☆☆☆については[[革命編]]以降のベリーレアのようにイラストの一部がはみ出しており、☆☆☆☆☆についてはカードの縁に対して銀縁加工が成されている。

-上述の通り商品展開が終了している為、公式サイトも存在しない状態だが、2022年2月現在、以下のファンサイトからカードの情報などを閲覧することが可能である。
--The Kaijudo Channel:http:// www.kaijudochannel.com/about (※英語)
---カード情報を網羅している。大会情報やデッキリストの共有なども行われている。
--Kaijudo Wiki:https://kaijudo.fandom.com/wiki/Kaijudo_Wiki (※英語)
---カード情報を網羅している。クリーチャー達の背景設定や世界観、アニメのキャラクターやシナリオなどもまとめられている。

-Kaijudoそのものは終了してしまっているが、Kaijudo側で[[カードイラスト]]を手がけた[[イラストレーター]]の[[Clazroom]]氏が後にデュエル・マスターズ側のカードイラストを手がけているなど、Kaijudoとデュエル・マスターズの繋がりは少なからず残っている。

-[[闇]]と[[自然]]のみで構成されている[[ブロッカー]]、[[デューンゲッコー]]の[[進化クリーチャー]]、[[多色]]の[[マシン・イーター]]など、商品展開が終了した当時のデュエル・マスターズの[[カードプール]]に存在しなかったタイプのカードも少なくはない。

-[[《暗黒の騎士ザガーン》]]など、日本版[[デュエル・マスターズ]]で[[ホイル]]加工されていたカードが、ホイル加工されていない状態で[[カードイラスト]]を流用されているカードも少なくはない。そういったカードの場合、ホイルで分かりにくくなっていた背景などを確認することができるため、新たな発見を得られる可能性がある。

**TCGのデュエル・マスターズと異なるルール [#v9280d48]
ゲームルール自体は日本版デュエル・マスターズに近いが、一部デュエマと異なるルールも存在する。

-同名カードは3枚までしか使用できない([[参考:https://kaijudo.fandom.com/wiki/Deck]])。

-デッキの枚数は40枚以上であれば何枚でもよい([[参考:https://kaijudo.fandom.com/wiki/Deck]])。

-[[置換効果]]は連鎖し、1回のイベントに対して複数の置換効果を置換効果の発生元1つにつき最大1回適用できる([[参考:https://kaijudo.fandom.com/wiki/Instead]])。置換効果は、ターンプレイヤーが自身の置換効果が連鎖できなくなるまで適用し、非ターンプレイヤーも自身の置換効果が連鎖できなくなるまで適用し、再度ターンプレイヤーが自身の置換効果が連鎖できなくなるまで適用する。これを連鎖可能な置換効果が両プレイヤーで存在しなくなるまで繰り返す。[[Magic:The Gathering]]も同様のルールである。
--デュエマのカードプールで説明するなら、[[《恐気の覚醒者ランブル・レクター》]]と[[《アクア・ソルジャー》]]がバトルする時、[[《アクア・ソルジャー》]]は手札に戻る。
--デュエマのカードプールで説明するなら、[[《日曜日よりの使者 メーテル》]]AとBがある状態でカードを1枚引く場合、《メーテル》Aの効果で1枚引くかわりに2枚引いて1枚捨てることができ、《メーテル》Aで2枚引くそれぞれに対して、《メーテル》Bの効果で1枚引くかわりに2枚引いて1枚捨てることができる。結果として「2枚引いて1枚捨てる」を2回行い、最後に1枚捨てることになる。
---「置換効果の発生元1つにつき最大1回」なので、《メーテル》Bの効果によるドローを、既に適用している《メーテル》Aの置換効果でさらに倍増させることはできない。
--デュエマのカードプールで説明するなら、自分の[[《悪魔神バロム・クエイク》]]AとBがある状態で、相手が[[《2番ウッドのタイガーくん》]]を手札以外からコスト踏み倒しする場合、[[《悪魔神バロム・クエイク》]]Aの効果でかわりにマナゾーンに置こうとし、相手の[[《2番ウッドのタイガーくん》]]の効果でかわりにバトルゾーンに出ようとし、さらに[[《悪魔神バロム・クエイク》]]Bの効果でかわりにマナゾーンに置くことになる。

-カードの文明が不足なくマナゾーンにも置かれてさえいれば、その文明以外のカードをタップしてコストの支払いとすることができる。カードを使うのに文明の支払いは必要ない([[参考:https://kaijudo.fandom.com/wiki/Mana]])。すなわち[[デュエル・マスターズ プレイス]]の[[文明の解放]]システムと同様である。
--デュエプレと異なり、実行コストは文明の数より少なくなり得る。[[《Lux》>https://kaijudo.fandom.com/wiki/Lux]]のように、コストの下限を設けないコスト軽減が複数存在する場合、マナゾーンのカードをタップせずに召喚することも発生しうる。その場合でも[[文明の解放]]だけは必要である。

**種族一覧 [#z032c13d]
Kaijudoの種族はデュエル・マスターズの種族とは異なるものが多いが、デュエル・マスターズの特定種族のクリーチャーのイラストを持つクリーチャーが密集している種族も少なくない。

-例えば、[[エンジェル・コマンド]]のクリーチャーは「Angel Command」ではなく、「Skyforce Champion」に集中している。

-「Beast Kin」は「[[ビーストフォーク]]」とは読めないが、この種族を持つ[[《Tatsurion》]]は[[ビーストフォーク]]として日本版でカード化している。

下記の表は、そのような比較によりKaijudoの種族とデュエル・マスターズの種族を紐づけたものである。

-[[ドラゴン]]、[[サイバー]]、[[コマンド]]に対応する種族はKaijudoでもある程度名称が統一されており、それぞれ「Dragon」「Cyber」「Champion」となる。
上述の通り、「Command」は[[コマンド]]に対応しているわけではないことに注意。

|BGCOLOR(crimson):COLOR(white):''Kaijudoの種族''|BGCOLOR(crimson):COLOR(white):''デュエル・マスターズの種族''|
|Angel Command|[[メカ・デル・ソル]]?(全4体、光器サーシャ+オリジナル3体)|
|Aquan|[[リキッド・ピープル]]|
|Armored Dragon|[[アーマード・ドラゴン]]|
|Attack Raptor|[[アーマード・ワイバーン]]|
|Battle Sphere|[[ライトブリンガー]]|
|Beast Kin|[[ビーストフォーク]]|
|Berserker |[[ヒューマノイド]]|
|Blaze Champion|[[フレイム・コマンド]]|
|Brain Jacker|[[ブレインジャッカー]]|
|Burn Belly|[[マシン・イーター]]|
|Celestial Dragon|[[アポロニア・ドラゴン]]|
|Chimera |[[キマイラ]]|
|Colossus |[[ジャイアント]]|
|Corrupted|(※オリジナル種族) 23/24が水文明|
|Cyber Complex|[[サイバー・ムーン]]|
|Cyber Lord|[[サイバーロード]]|
|Cyber Virus|[[サイバー・ウイルス]]|
|Dark Lord|[[ダークロード]]|
|Drakon |[[ドラゴノイド]]|
|Dread Mask|[[デビルマスク]]|
|Dune Gecko |[[デューンゲッコー]]|
|Earth Eater|[[アースイーター]]|
|Earthstrike Dragon|[[アース・ドラゴン]]|
|Enforcer |[[イニシエート]]|
|Evil Toy |[[デスパペット]]|
|Fire Bird|[[ファイアー・バード]]|
|Flying Fungus |[[バルーン・マッシュルーム]]|
|Fractal |[[バーサーカー]]|
|Human |(※オリジナル種族)光/自然に1体のみ|
|Inferno Complex|(※オリジナル種族)火文明に1体のみ|
|Invader|[[グラディエーター]]|
|Leviathan|[[リヴァイアサン]]|
|Living City|[[コロニー・ビートル]]|
|Mecha Thunder|[[メカサンダー]]|
|Megabug|[[ジャイアント・インセクト]]|
|Melt Warrior|[[メルト・ウォリアー]]|
|Mimic |[[パンドラボックス]]|
|Monarch|(※オリジナル種族)各文明に存在→[[ファイブ・オリジン・ドラゴン]]として逆輸入|
|Mystic |(※オリジナル種族)各文明に存在|
|Primal Champion|[[ガイア・コマンド]]|
|Riptide Champion|[[サイバー・コマンド]]|
|Rock Brute|[[ロック・ビースト]]|
|Rot Worm|[[パラサイトワーム]]|
|Shadow Champion|[[デーモン・コマンド]]|
|Sky Weaver|[[ソルトルーパー]]|
|Skyforce Champion|[[エンジェル・コマンド]]|
|Snow Sprite|[[スノーフェアリー]]|
|Specter |[[ゴースト]]|
|Spirit Quartz|[[スピリット・クォーツ]]|
|Spirit Totem|[[ミステリー・トーテム]]|
|Star Sentinel|[[スターライト・ツリー]]|
|Stomper|[[アーマロイド]]|
|Storm Patrol|[[ガーディアン]]|
|Survivor|[[アウトレイジ]]|
|Tarborg|[[ヘドリアン]]|
|Terror Dragon|[[ドラゴン・ゾンビ]]|
|Tree Kin|[[ツリーフォーク]]|
|Trench Hunter|[[ゲル・フィッシュ]]|
|Tsunami Dragon|[[ポセイディア・ドラゴン]]|
|Tusker|[[ホーン・ビースト]]|
|Undertow Engine|[[サイバー・クラスター]]|
|Void Spawn|[[エイリアン]]|
|Wild Veggie|[[ワイルド・ベジーズ]]|
|Zombie|[[リビング・デッド]]|

**コラボカード [#a4a8ceb5]
-[[《Tatsurion》]]
-[[《Ultimate Tatsurion》]]

-[[五龍神]]: [[カードイラスト]]などの形で明示こそされていないものの、[[テキスト]]や[[パワー]]がKaijudoの[[Monarch>https://kaijudo.fandom.com/wiki/Monarch]]をオマージュしている。

**参考 [#reference]
-[[用語集]]
-[[Wizards of the Coast]]

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