#author("2024-06-30T17:09:52+09:00","","") #author("2024-06-30T17:10:55+09:00","","") *DM-17 「&ruby(ジェネレート・ギア){転生編}; &ruby(だい){第};4&ruby(だん){弾}; &ruby(ジ・オーバーテクノクロス){終末魔導大戦};」 [#yca03af3] -''PREV'':[[DM-16 「転生編 第3弾 魔導黙示録」>DM-16]] -''NEXT'':[[DM-18 「ベスト・チャレンジャー」>DM-18]] [[転生編]]最後の[[エキスパンション]]。2006年3月17日発売。1パック5枚入りで価格は150円(税抜)。全60種類。現在は[[絶版]]。 ついに[[進化クロスギア]]が登場。これらはどれもド派手な[[能力]]を持ち、インパクトの強い[[カード]]が多い。 全て[[友好色]]の[[多色]]で構成される[[カード]]であり、[[転生編]]で収録された[[多色]]はこれらだけである。 [[クロスギア]]に関する[[カード]]は他にも多数収録されており、[[クロスギア]]と[[転生]]をテーマにした[[転生編]]を総括する内容。 支援系のものだけでなく、[[クロスギア]]対抗策となる[[クリーチャー]]、[[呪文]]も多い。 有名なカードとして -[[《デュアルショック・ドラゴン》]] -[[《グランドクロス・カタストロフィー》]]などの[[進化クロスギア]][[サイクル]] -合体クロスギア、[[《クイーン・オブ・プロテクション》]]と[[《ロード・オブ・レジェンドソード》]] -[[《予言者プロキオン》]] -[[《進化の化身》]] -[[《ヴァリアブル・ポーカー》]] -[[《ファンタズム・クラッチ》]] -[[《天真妖精オチャッピィ》]] -[[《フレイムランス・トラップ》]] -[[《テンペスト・ベビー》]] -[[《メテオレイジ・リザード》]] -[[《紅風の盗賊ビューラー》]] -[[《式神ガーデナー》]] -[[《ダンディ・ナスオ》]] -[[《マインド・リセット》]] -[[《シナプス・キューブ》]] -[[《クラック・クロウラー》]] などがある。 また、新規[[キーワード能力]]の[[S・バック]]が登場。[[S・トリガー]]に次いでの、[[シールド]]を攻められた時になんらかの反撃を行える逆転要素である。 -パッケージイラストは[[《デュアルショック・ドラゴン》]]、[[《プロミネンス・カタストロフィー》]]の2枚。 -相手の[[呪文]]の[[効果]]では[[バトルゾーン]]を離れない[[能力]]を持つ[[闇]][[クリーチャー]]の[[サイクル]]が登場([[クリーチャー]]の頭数を稼ぐためだと思われる)。第3の悪魔神も、この[[能力]]を携えて生まれている。 -特定の[[カード名]]を[[テキスト]]に表記して[[効果]]の対象とするのは、この弾の[[《クイーン・オブ・プロテクション》]]、[[《ロード・オブ・レジェンドソード》]]が初めて。 -各[[文明]]に同じ場面を共有した[[クリーチャー]]達が1組ずついる。 **終末ナスオ大戦 [#nasuo] この[[エキスパンション]]の中で当時の[[メタゲーム]]上で明らかに活躍できた[[カード]]は[[《ダンディ・ナスオ》]]ぐらいと言われたため、それを揶揄してこのエキスパンションを「終末魔導大戦」になぞらえて、「終末ナスオ大戦」と皮肉をこめて呼ばれるようになった。 [[奇数弾の法則]]に当てはまった弾の1つと言え、[[スーパーレア]]も[[ベリーレア]]も全部[[ハズレア]]と呼ばれ、そのプレイヤーたちの嘆かれっぷりは、[[DM-07]]に匹敵すると言っていいだろう。 全体的に見ると面白い[[カード]]も多いが、それ以上に[[カードパワー]]が低い[[カード]]、または使いづらいカードが多いといった印象が強かった。 かの悪名高い[[《メテオレイジ・リザード》]]や[[《アストラル・テンペスト》]]もこの弾収録。[[《タイラント・クワザリ》]]含め、これらの[[クリーチャー]]は[[パワー]]が6000であるにもかかわらず[[W・ブレイカー]]を持っていない。 この弾の目玉である[[進化クロスギア]]は使いづらさの象徴のようなものであり、[[オーバーキル]]過ぎて[[《グランドクロス・カタストロフィー》]]と[[《ツナミ・カタストロフィー》]]がたまに使われる程度だった。 ただし、実際には[[ハズレア]]の1枚だと思われていた[[《デュアルショック・ドラゴン》]]は[[メタゲーム]]に出る力を持っていたもの、[[《マインド・リセット》]]のように元々潜在能力自体は評価されていたもの、[[《成長の揺り籠》]]などその後長年に渡って他のカードでは真似できない取り回しを発揮する独特なカード、[[《ファンタズム・クラッチ》]]、[[《パニッシュ・ホールド》]]、[[《天真妖精オチャッピィ》]]、[[《クラック・クロウラー》]]のように環境の高速化などによって評価を上げたS・バック群、[[《進化の化身》]]のように進化ギミックの地位向上に伴い真価を発揮したもの、[[《テンペスト・ベビー》]]、[[《予言者プロキオン》]]などコンボ運用で評価を上げたものなど、後になって再評価されている実用的な[[カード]]も存在する。中には[[《紅風の盗賊ビューラー》]]、[[《ヴァリアブル・ポーカー》]]、[[《シナプス・キューブ》]]といった登場から評価されるまでに10年以上を要した大器晩成型もある。それらが[[環境]]に影響を与えた事実を顧みれば、''後の[[DM-23]]より遥かに優良なパック''だったのは間違いないだろう。 ただし実際には、[[《デュアルショック・ドラゴン》]]のように[[ハズレア]]の1枚だと思われていたが[[メタゲーム]]に出る力を持っていたもの、[[《マインド・リセット》]]のように元々潜在能力自体は評価されていたもの、[[《成長の揺り籠》]]のようにその後長年に渡って他のカードでは真似できない取り回しを発揮する独特なカード、[[《ファンタズム・クラッチ》]]、[[《パニッシュ・ホールド》]]、[[《天真妖精オチャッピィ》]]、[[《クラック・クロウラー》]]のように環境の高速化などによって評価を上げたS・バック群、[[《進化の化身》]]のように進化ギミックの地位向上に伴い真価を発揮したもの、[[《テンペスト・ベビー》]]、[[《予言者プロキオン》]]などコンボ運用で評価を上げたものなど、後になって再評価されている実用的な[[カード]]も存在する。中には[[《紅風の盗賊ビューラー》]]、[[《ヴァリアブル・ポーカー》]]、[[《シナプス・キューブ》]]といった登場から評価されるまでに10年以上を要した大器晩成型もある。それらが[[環境]]に影響を与えた事実を顧みれば、''後の[[DM-23]]より遥かに優良なパック''だったのは間違いないだろう。 しかし、再評価されたのがこのエキスパンションが絶版になった後の話であり、当時から評価の高かった[[《ダンディ・ナスオ》]]が[[プレミアム殿堂]]にされてしまったのは、なんとも救われない。 一般に、低[[スペック]]ばかりの[[エキスパンション]]は[[ブースターパック]]をよく買う層の買い控えを起こし、売上を落とす傾向にある。メーカー側も[[プレイヤー]]も、こういった状況は好ましくない。 真偽が定かではないが、一説にはタカラとトミーの合併によりトミー側からゲームバランスを崩すようなカードを作らせないため、意図的にカードパワーを低く設定するように指示されたとも言われている。後の[[DM-18]]における再録内容の酷さや[[不死鳥編]]のスペックの低さもこれが影響しているのではないだろうか。 しかし、カードデザインをするのは[[Wizards of the Coast]]であってタカラではないことから、恐らく[[Magic:The Gathering]]のようにスタン落ちを想定してデザインしていたという説の方が有力。 -このエキスパンションの存在のせいか、[[転生編]]全体のイメージが悪くなっており、売上が下がったという誤解まで広まった([[転生編]]全体の売上は109億円で、[[聖拳編]]を上回っている)。また、[[DM-15]]や[[DM-16]]で使いやすく改善して株を上げていた[[クロスギア]]の評価も地に落ちた。 -[[DM-17]]に限らず、各シリーズの最後の[[エキスパンション]]は当たり外れが大きいものが多い。特に[[神化編]]〜[[エピソード3]]はこの傾向が顕著であった。 --シリーズを通してプッシュされるギミックが、[[進化]]等の扱いにくい代わりに高いスペックを得るものの場合、最終弾ではそのギミックの進化系としてよりハイリスク・ハイリターンの尖ったカードが登場する事が多い。劇的なギミックを開拓する場合は新弾でプッシュした方が都合が良い上、シリーズ終盤かつ3月という売り上げを見込みにくい時期であるという部分がこのような現象に拍車をかけていると考えられる。 -これ以降、環境クラスのカードの収録が極端に少ないブースターパックはこの言葉をもじって「終末○○大戦」と呼ばれる場合がある。 -余談だが各シリーズから印象的なカードを5枚ずつ収録している[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」>DMEX-01]]に[[転生編]]枠として[[《ダンディ・ナスオ》]]の派生クリーチャーである[[《カラフル・ナスオ》]]が収録されている。こちらには[[《デュアルショック・ドラゴン》]]も収録されている。 -今回の転生カードは以下の通り。 |転生カード|転生元|h |[[《アストラル・テンペスト》]]|[[《アストラル・リーフ》]]| |[[《シャロウ・オペレーション》]]|[[《ディープ・オペレーション》]]| **収録カード [#x3e7c69e] ***[[スーパーレア]] 5種類[#t260a230] -[[《アストラル・テンペスト》]] -[[《悪魔神ゲドラ》]] -[[《デュアルショック・ドラゴン》]] -[[《ネオウェーブ・カタストロフィー》]] -[[《グランドクロス・カタストロフィー》]] ***[[ベリーレア]] 5種類[#ya17c7d1] -[[《クイーン・オブ・プロテクション》]] -[[《ロード・オブ・レジェンドソード》]] -[[《ツナミ・カタストロフィー》]] -[[《エクスプロード・カタストロフィー》]] -[[《プロミネンス・カタストロフィー》]] ***[[レア]] 15種類[#i800c9c2] -[[《聖圧の精霊プロシアウス》]] -[[《予言者プロキオン》]] -[[《ヴァリアブル・ポーカー》]] -[[《アクア・マイスター》]] -[[《ラグーン・マーメイド》]] -[[《シャロウ・オペレーション》]] -[[《魔后メイガス》]] -[[《ギガデウス》]] -[[《ファンタズム・クラッチ》]] -[[《紅神龍ガルワインド》]] -[[《轟撃兵フレンディオス》]] -[[《ライオネス・ソーサー》]] -[[《大菜王ビッグ・ナスディーン》]] -[[《進化の化身》]] -[[《成長の揺り籠》]] ***[[アンコモン]] 15種類[#fafa1cb2] -[[《光剣の使徒アウス・ルーク》]] -[[《聖騎士ヴォイジャー》]] -[[《パニッシュ・ホールド》]] -[[《クラック・クロウラー》]] -[[《ルナ・リボルバーホイール》]] -[[《ファニー・クロウラー》]] -[[《剛壁怪人ボーンウォーラー》]] -[[《デンデン・パーカッション》]] -[[《煉獄陣》]] -[[《報復士シュバイン》]] -[[《フレイムランス・トラップ》]] -[[《鳥速火炎弾》]] -[[《タイラント・クワザリ》]] -[[《復活するバイタル・ホーン》]] -[[《天真妖精オチャッピィ》]] ***[[コモン]] 20種類[#k7b4145e] -[[《粛清者ニコラウス》]] -[[《巡霊者サーフィー》]] -[[《巡霊者カルチア》]] -[[《星珠の守護者パラ・プロキオン》]] -[[《コーラル・ジル》]] -[[《ペコタン》]] -[[《テンペスト・ベビー》]] -[[《シナプス・キューブ》]] -[[《独身秘宝ミリアポッド》]] -[[《反撃人形デビルモモ》]] -[[《トラブル・キーボード》]] -[[《マインド・リセット》]] -[[《メテオレイジ・リザード》]] -[[《クラッシャー・バーン》]] -[[《トッポ・ルンバ》]] -[[《紅風の盗賊ビューラー》]] -[[《シャウト・コーン》]] -[[《式神ガーデナー》]] -[[《戦乱の闘刃》]] -[[《ダンディ・ナスオ》]] **参考 [#wf8a67f4] -[[転生編]] -[[エキスパンション]] &tag(エキスパンション,基本拡張パック);