#author("2021-10-02T14:44:13+09:00","","") #author("2025-04-08T02:46:56+09:00","","") *2021&ruby(ねん){年};3&ruby(がつ){月};16&ruby(にち){日};ルール&ruby(かいてい){改訂}; [#r5d436d8] 2021年3月16日より適用された新ルールのこと。 大々的な[[ルール]]の変更は[[2017年3月25日ルール改訂]]以来4年ぶりであり、この改訂により[[進化]]を主題とした[[コンボデッキ]]には様々な影響を与えた。 公式な発表があった[[ルール]]は以下の通り。 +[[再構築]]のルール改訂 +バトルゾーンにあるカードの下にあるカードの扱いについて **[[再構築]]によるルールの改訂 [#r457cd67] 旧ルール:クリーチャーの一番上のカードのみが離れる時、一番上にあったカードが進化クリーチャーであれば、下にあったクリーチャーのうち、進化の種類に応じてクリーチャーを1体以上選んでバトルゾーンに別々のクリーチャーとして残し、それ以外は墓地に置く。非進化であれば、下のカードはすべて墓地に置く。 旧ルール:進化クリーチャーの一番上のカードのみが離れる時、進化元を別々のクリーチャー[[オブジェクト]]としてバトルゾーンに残せる。複数枚の進化元があるなら、残せるクリーチャーオブジェクトの数は、離れる進化クリーチャーが進化元にとることができるクリーチャーの数を上限とする(例えば[[進化GV]]が離れるなら3体まで残せる)。進化クリーチャーを残す場合、その進化クリーチャーの進化元は離れる進化クリーチャーが進化元としていたクリーチャーからのみ選ぶ。残さないことに決めたクリーチャーは墓地に置く。 //旧ルール:クリーチャーの一番上のカードのみが離れる時、一番上にあったカードが進化クリーチャーであれば、下にあったクリーチャーのうち、進化の種類に応じてクリーチャーを1体以上選んでバトルゾーンに別々のクリーチャーとして残し、それ以外は墓地に置く。非進化であれば、下のカードはすべて墓地に置く。 ↓ 新ルール:クリーチャーの一番上のカードのみが離れる時、下にあったカードは重ねたままバトルゾーンに残す。非進化であれば、下のカードはすべて墓地に置く。 新ルール:進化クリーチャーの一番上のカードのみが離れる時、クリーチャーが現れるまで進化元の一番上を墓地に置く操作を繰り返す。そうして現れたクリーチャが([[特殊タイプ]]にかかわらず)バトルゾーンに残る。そのクリーチャーのさらに下にあるカードも重なったままバトルゾーンに残す。 //新ルール:クリーチャーの一番上のカードのみが離れる時、下にあったカードは重ねたままバトルゾーンに残す。非進化であれば、下のカードはすべて墓地に置く。 -例えば、[[進化GV]]を例に挙げると、[[進化GV]]能力を持った進化クリーチャーの下に、3枚の進化ではないクリーチャーがあったとする。一番上のカードがバトルゾーンを離れたら、旧ルールでは下にあった3枚のクリーチャーは別々の3体のクリーチャーとしてバトルゾーンに残ったが、新ルールでは3枚のクリーチャーが重なった状態(クリーチャー1体の下に2枚のカードがある状態)でバトルゾーンに残る。 -旧ルールでは、バトルゾーンに残せるクリーチャーの数が、一番上の離れたクリーチャー・カードによって違いがあったが、新ルールでは離れた一番上のクリーチャーがなんであっても、下にあったクリーチャーが重なったまま1体のクリーチャーとして残る。 -下にあったカードが進化クリーチャーだった場合、旧ルールでは適切な進化元が下にあったカードの中になければそのまま墓地に置かれたが、新ルールでは特別な処理を行わず、1体のクリーチャーとしてバトルゾーンに残る。 --あくまでこのルール改訂で変わるのは''進化の特性を持つカードが離れた時の再構築''のことであり、進化の特性を持たないが下にカードがあるクリーチャーを構成する一番上のカードが離れた場合は今まで通り、残りの構成されていたカードは全て墓地に置かれる。([[無月の門]]によりバトルゾーンに出た進化ではないクリーチャー等) -バトルゾーンで、上から[[《「魔力」の極 ダークマター》]]・呪文A・呪文B・[[ツインパクト]]カードC・ツインパクトカードD・呪文E・呪文Fというカードの束になっていた場合、退化したら上からツインパクトカードCの下にDEFが敷かれた状態で残る。 -あくまでこのルール改訂で変わるのは''進化の特性を持つカードが離れた時の再構築''のことであり、進化の特性を持たないが下にカードがあるクリーチャーを構成する一番上のカードが離れた場合は今まで通り、残りの構成されていたカードは全て墓地に置かれる。([[無月の門]]によりバトルゾーンに出た進化ではないクリーチャー等) **バトルゾーンにあるカードの下にあるカードについて [#h744ebf6] この再構築のルール変更によって、下にあるカードに''順番''という概念ができた((余談だが、上にあるカード([[オーラ]])には、この改訂の前から「順番」の概念が存在していた。[[《太陽王ソウル・フェニックス》]]の離れる時効果は、[[オーラ]]があるならそれに発揮されるので、[[オーラ]]は順番を並び替えてはいけないことになっていた。))。旧ルールではカードの順番はゲームに一切影響を与えず、[[再構築]]が発生した時点で好きなカードを選んで残すという都合上、順番を区別する意味がないので並び替えが許されていた。 -[[進化V]]などで複数のカードを同時にカードの下に置く時、それらのカードを重ねる順番を決定する。その際、順番はそのクリーチャーを出すプレイヤーが好きに決められる。 -すでにカードの下にカードがあるカードの下にカードを置く場合、それは''一番下に置かれる''(総合ルール 403.4a)。例えば、[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]や[[《時空の庭園》]]などに関係している。 -カードの下にカードを置く場合、それは''一番下に置かれる''(総合ルール 403.4a)。例えば、[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]や[[《時空の庭園》]]などに関係している。 -[[進化V]]や[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]などで複数のカードを同時にカードの下に置く時、それらのカードを重ねる順番を決定する。その際、順番はそのクリーチャーを出すプレイヤーが好きに決められる。 -カードの下に置かれたカードの順番を入れ替えることはできない。 -下にあったカードのうち、一番上のカードがバトルゾーンに残せないカードだった場合、一番上がクリーチャーになるまで上から順にカードを墓地に置いていく。 **総合ルールの引用 [#raa9da27] |[[ルール改定前>https://dm.takaratomy.co.jp/img/dm_rule_20201119.pdf]]|[[ルール改定後>https://dm.takaratomy.co.jp/img/dm_rule_20210316.pdf]]|h |403. バトルゾーン|403. バトルゾーン| |BGCOLOR(gray):(省略)|BGCOLOR(gray):(省略)| |403.3. プレイヤーはバトルゾーンにある自分のカードをいつでも好きなように並べ替えることができます。|403.3. プレイヤーはバトルゾーンにある自分のカードをいつでも好きなように並べ替えることができます。| |(新設)|403.4. カードの下に重ねられたカードの順番を変えることはできません。これは、403.3 の例外です。| |(新設)|403.4a バトルゾーンにあるカードの下にカードを置く時、それは構成カードの一番下に置かれます。一度に複数枚のカードがカードの下に置かれる時は、どの順番で置くかプレイヤーが決めます。| |BGCOLOR(gray):(省略)|BGCOLOR(gray):(省略)| |801. 進化クリーチャー|801. 進化クリーチャー| |BGCOLOR(gray):(省略)|BGCOLOR(gray):(省略)| |801.4. 進化クリーチャーの一番上のカードのみがバトルゾーンを離れる時、その下にあるクリーチャーカードは適正な状態に再構築されてバトルゾーンに残ります。|801.4. 進化クリーチャーの一番上のカードのみがバトルゾーンを離れる時、その下にあるカードは適正な状態に再構築されてバトルゾーンに残ります。この時、タップとアンタップの位相は、バトルゾーンを離れた進化クリーチャーと同じになります。| |801.4a バトルゾーンに残すことのできるクリーチャーの数はその進化クリーチャーが進化元に必要とした数までです。一番上のクリーチャーが通常の進化クリーチャーだったのであれば1体であり、進化GVだったのであれば3体までバトルゾーンに残すことができます。進化クリーチャーやリンクしたゴッドを1体として数えてもかまいません。|801.4a 再構築する際、バトルゾーンを離れた進化クリーチャーのすぐ下にあるカードがクリーチャーの場合、それをそのままバトルゾーンに残します。クリーチャー以外の場合は、それを墓地に置きます。| |801.4b 進化クリーチャーの下に、残すことができる数を超えたクリーチャーが含まれていた場合、再構築に用いないことにしたクリーチャーはすべて墓地に置かれます。これは、進化クリーチャーの一番上のカードが移動するに伴って行われるため、進化クリーチャーの下から直接墓地に移動したものとみなします。|801.4b 再構築する際、バトルゾーンを離れた進化クリーチャーの下に複数枚のカードがある場合は、一番上のクリーチャーをバトルゾーンに残し、他はそのクリーチャーの下に重ねたままにします。一番上のカードがクリーチャー以外の場合は、それを墓地に置きます。一番上のカードがクリーチャーになるまでこの手順を繰り返し、新たに一番上になったクリーチャーをバトルゾーンに残します。| |801.4c 下にあったカードが進化クリーチャーであった場合、その進化クリーチャーが存在するためにその下にあったカードの中から進化元のクリーチャーが必要になります。|(対応する項目なし)| |801.4d 再構築されたクリーチャーは新たにバトルゾーンに出るわけではなく、すでにバトルゾーンにあったものとして扱います。バトルゾーンに出た時に誘発する効果は発生しません。また、それらのクリーチャーはターンのはじめから進化クリーチャーの下に存在していたのであれば、新たに召喚酔いしません。また、再構築前に受けていた効果があれば再構築後も引き継ぎます。|801.4c 再構築されたクリーチャーは新たにバトルゾーンに出るわけではなく、すでにバトルゾーンにあったものとして扱います。バトルゾーンに出た時に誘発する効果は発生しません。また、それらのクリーチャーはターンのはじめから進化クリーチャーの下に存在していたのであれば、新たに召喚酔いしません。また、再構築前に受けていた効果があれば再構築後も引き継ぎます。| |801.4e 攻撃中に進化クリーチャーの一番上のカードがバトルゾーンを離れ、再構築後バトルゾーンに複数のクリーチャーが残った場合、そのうち1体が継続して攻撃を行います。|(対応する項目なし)| --バトルゾーンで、上から[[《「魔力」の極 ダークマター》]]・呪文・呪文・[[ツインパクト]]カード・ツインパクトカード・呪文・呪文というカードの束になっていた場合、退化したら上から最も近いツインパクトの特性を持つクリーチャーが残る。 //--バトルゾーンで、上から[[《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》]]・[[魔導具]]呪文・魔導具呪文・魔導具クリーチャー・魔導具クリーチャー・魔導具呪文・魔導具呪文というカードの束になっていた場合、退化したら上から最も近い魔導具クリーチャーが残る。 //↑再構築が起きません。 **参考 [#s107131c] -[[用語集]] -[[再構築]] -[[クリーチャーの下]] -[[2017年3月25日ルール改訂]] &tag(用語集,環境,ルール,改訂,ルール改訂);