#author("2025-07-26T14:00:21+09:00","","")
#author("2025-07-27T18:44:01+09:00","","")
*&ruby(きどうがたのうりょく){起動型能力}; [#gcf74fff]

[[誘発型能力]]・[[常在型能力]]・[[呪文能力]]に並ぶ、発動条件による能力の分類のうちの1つ。
プレイヤーがなんらかの対価([[起動コスト]])を支払うことで使用することができる能力のこと。

起動型能力は「使用可能なタイミング(起動制限)、[[起動コスト]]、[[効果]]」の書式で書かれる。実際のカードに寄せると「Aのとき、Bしてもよい。そうしたらCする。」「Aのとき、Bして、Cしてもよい。」といった書き方のものが起動型能力となる。
起動型能力は「使用可能なタイミング(起動制限)、[[起動コスト]]、[[効果]]」の書式で書かれる。実際のカードに寄せると「Aのとき、Bしてもよい。[[そうしたら]]Cする。」「Aのとき、Bして、Cしてもよい。」といった書き方のものが起動型能力となる。
起動型能力を使用することを「起動」と言う。

起動型能力は基本的に、[[メインステップ]]や[[攻撃ステップ]]といった、プレイヤーが任意の行動を選択できる状態において、その選択肢の1つとして使用可能となる。
この際、[[テキスト]]で「[[ステップ]]」という言葉が使われることは少なく、使用できるタイミングは間接的に指定されることの方が多い。
例として、「自分のターン中〜してもよい」という記述なら[[メインステップ]]、「このクリーチャーが攻撃できる時」なら[[攻撃ステップ]]((ただし、「攻撃できる時」という指定は文字通り守らなければならない。[[攻撃制限]]の影響や[[タップ]]状態などにより、対象のクリーチャーが攻撃を行えない状態の場合、その能力は起動できない。))が、その起動型能力の実質的な起動可能タイミングである。

[[誘発型能力]]でも「Aするとき、Bしてもよい。そうしたらCする。」という、非常によく似た書式が使われることがある。
見分け方の1つとして、上記の例のように、Aが一瞬の[[タイミング]]ではないものを指定していれば、それは起動型能力である。
Aが『〜した時』など、誘発や[[待機]]にかかわる一瞬のタイミングを指定していれば、それは[[誘発型能力]]である可能性が高い。
[[誘発型能力]]でも「Aするとき、Bしてもよい。[[そうしたら]]Cする。」という、非常によく似た書式が使われることがある。
見分け方の1つとして、上記の例のように、Aが単発的な[[タイミング]]ではなく期間(≒[[ステップ]])を指定していれば、それはその期間中に起動が可能な起動型能力である。
Aが『〜する時』『〜した時』など、単発的なイベントを指定していれば、それはそのイベントによって誘発する[[誘発型能力]]である可能性が高い。
-[[サイレントスキル]]は紛らわしいケースだが、起動型能力に分類される。

また細かいルールの違いとして、起動型能力は『[[効果]]を生成』するかどうか自体がプレイヤーの選択によって行われる。([[誘発型能力]]はひとたび誘発すれば、『任意選択をする』という[[効果]]が発生し、それを解決する必要も発生する。)

誘発型能力同様、起動型能力も[[起動]]の後に[[解決]]の手順を踏む。
起動型能力が[[解決]]される前に起動型能力の発生源が元のゾーンを離れていた場合、[[起動コスト]]に自身のゾーン移動を含む・含まないを問わず能力は通常通り解決される。
例) [[《黒神龍ザンジバル》]]がいる時に[[《ピーカプのドライバー》]]の能力を起動した。
この場合、[[起動]]を完了した後に[[パワー]]がチェックされ[[《ピーカプのドライバー》]]は[[破壊]]されるが、対象となった[[ブロッカー]]を持つ[[クリーチャー]]は問題なく[[破壊]]される。

起動型能力は、文脈から判断できる場合や明記されている場合を除き、[[バトルゾーン]]でしか[[起動]]できない。

起動の詳しい手順は「[[起動]]」の項を参照。

-[[デュエル・マスターズ]]では起動型能力は非常に少なく、大抵は所定の[[タイミング]]で[[コスト]]を要求する[[誘発型能力]]としてデザインされる。

**起動型能力に該当する能力一覧 [#idf374a9]
-[[タップ能力]]
-[[ダイナモ]](「[[攻撃]]できる時」の方、「[[バトル]]時」は[[誘発型能力]]
-[[サイレントスキル]]
-[[ハイパー化]]
-[[クロス]]
-一部の[[メテオバーン]]
--[[《超神龍アルグロス・クリューソス》]]
--[[《機神装甲ヴァルゲットIII》]]
--[[《炎竜凰シャイニング・ノヴァ》]]
--[[《獄竜凰ドラザルク》]]
--[[《魔皇アゼルザード》]]
--[[《聖帝ソルダリオス》]]
-[[《死神戦鬼ベル・ヘル・デ・バラン》]]の2番目の能力
-[[《Library of Alexandria》]]の能力

**参考 [#n6ea9523]
-[[用語集]]
-[[用語集]]
-[[効果]]
--[[単発的効果]]
--[[継続的効果]]
--[[置換効果]]
---[[置換効果(狭義)>置換効果#narrow]]
---[[自己置換効果]]
--[[状態定義効果]]
-[[能力]]
--[[常在型能力]]
---([[特性定義能力]]((実質[[継続的効果]]と同義)))
--[[誘発型能力]]
---([[遅延誘発型能力]]((何らかの能力によって生成される効果が後から発揮されること)))
--''起動型能力''
--[[呪文能力]]
-[[解決]]

[[起動]]
[[起動コスト]]

&tag(用語集,ルール,能力,起動型能力);