#author("2023-10-30T02:37:09+09:00","","")
#author("2024-03-27T14:50:13+09:00","","")
*&ruby(サイキック){覚醒};リンク [#wb17494c]

指定された[[サイキック・クリーチャー]]を[[裏返して>裏返す]]合体させる[[能力語]]。「サイキックリンク」と読む。

|ガチンコ・ピッピー P 火文明 (2)|
|サイキック・クリーチャー:ファイアー・バード/ハンター 1000|
|覚醒リンク−自分のターンのはじめに、バトルゾーンに自分の《ゼロ・カイザー》があれば、そのクリーチャーとこのクリーチャーを裏返しリンクさせる。|
|このクリーチャーがタップされている間、相手の攻撃クリーチャーは可能であればこのクリーチャーを攻撃する。|

[[サイキック・クリーチャー]]の持つ[[覚醒]]と、[[ゴッド]]の持つ[[G・リンク]]が混ざったような能力。

この[[能力]]を持つ[[サイキック・クリーチャー]]と、対象となる[[サイキック・クリーチャー]]が自分の[[ターンのはじめ]]に[[バトルゾーン]]に揃っていた場合、覚醒リンクさせて[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]にさせる。

**ルール [#r7f0e16c]
-リンクと同時に[[覚醒]]することにより、リンク前の[[クリーチャー]]とは違う[[コスト]]・[[パワー]]・[[カード名]]・[[テキスト]]を持った別の[[クリーチャー]]となる。
--[[G・リンク]]した[[ゴッド]]の場合、[[コスト]]・[[パワー]]が合算され、複数の[[カード名]]・[[文明]]・[[テキスト]]を共有する単一の[[クリーチャー]]となる。

-リンクした際、リンク前の[[クリーチャー]]に[[クロス]]していた[[クロスギア]]や、[[クリーチャー]]や[[呪文]]の[[継続的効果]]は、リンク後の[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]に引き継がれる。

-覚醒リンクは[[強制]]なので、[[サイキック・セル]]が揃っている場合には必ず行う。うっかり飛ばしてしまった時は巻き戻して[[解決]]する。

-[[裏返す]]だけなので[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に出すわけではない。よって、[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]や[[《早撃人形マグナム》]]の[[能力]]は[[トリガー]]しない。

-覚醒リンクできる対象が2体以上いた場合、どれか1体を選んでリンクさせる。例えば、[[《ヴォルグ・サンダー》]]2体と[[《サンダー・ティーガー》]]1体がいる場合、片方の[[《ヴォルグ・サンダー》]]をリンクさせ、残りはそのままの状態で残る。

-覚醒リンクは[[覚醒]]とほぼ同様に扱われる。[[《時空の英雄アンタッチャブル》]]の覚醒条件を満たすことや、[[《超時空ストーム G・XX》]]をバトルゾーンに出すトリガーにすることが可能。
--[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]は大方[[サイキックコスト]]が20を超すので、そのまま[[進化元]]にもできる。大抵の場合は[[進化]]するまでもなく押し切れるが。

-覚醒リンク前の[[サイキック・クリーチャー]]のいずれかが[[タップ]]されていた場合、リンク後の[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]も[[タップ]]された状態でリンクする。事務局の暫定回答のため今後変わる可能性もある。

-覚醒リンクは自分の[[ターン開始ステップ]]に誘発する[[誘発型能力]]だが、上位能力の[[V覚醒リンク]]は、[[サイキック・セル]]が揃い次第その場で[[リンク]]させる[[状況誘発]]型能力である。

-覚醒リンクは自分の[[ターンのはじめ]]に[[トリガー]]するため、覚醒リンクを持つ[[サイキック・クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]にいる状態で、自分のターンを迎えなければならない。何らかの[[能力]]で、自分の[[ターンのはじめ]]に[[バトルゾーン]]に出しても覚醒リンクはできない。
--<例1>[[墓地]]に3コスト以下の[[炸裂サイクル]](ここでは[[《霞み妖精ジャスミン》]]とする)、[[バトルゾーン]]に、[[《天下統一シャチホコ・カイザー》]]、[[《激天下!シャチホコ・カイザー》]]、[[《激沸騰!オンセン・ガロウズ》]]が揃っている状態でターンを迎えた場合:&br;ここで、[[《激天下!シャチホコ・カイザー》]]の[[能力]]がまずトリガーする。ここで[[《霞み妖精ジャスミン》]]を場に出すと今度は[[《霞み妖精ジャスミン》]]の[[能力]]がトリガーする。[[自壊]]した場合は今度は[[《天下統一シャチホコ・カイザー》]]の[[能力]]がトリガーする。こうすることで[[《激相撲!ツッパリキシ》]]を出せるが、[[《激相撲!ツッパリキシ》]]自体は[[ターンのはじめ]]を迎えていないため、覚醒リンクがトリガーせず、そのまま[[アンタップステップ]]に移行せざるを得なくなる。
--<例2>:[[墓地]]に3コスト以下の[[炸裂サイクル]](ここでは[[《霞み妖精ジャスミン》]]とする)、[[バトルゾーン]]に、[[《天下統一シャチホコ・カイザー》]]、[[《激天下!シャチホコ・カイザー》]]、[[《激相撲!ツッパリキシ》]]が揃っている状態でターンを迎えた場合:&br;ここで、[[《激天下!シャチホコ・カイザー》]]と[[《激相撲!ツッパリキシ》]]の[[能力]]が同時にトリガーする。同時にトリガーした[[能力]]は好きな順番で[[解決]]することができるため、[[《激相撲!ツッパリキシ》]]の[[能力]]は保留する。そして例1と同様の手順で[[《激沸騰!オンセン・ガロウズ》]]を出したとする。ここで[[《激相撲!ツッパリキシ》]]の[[能力]]を[[解決]]した場合、[[ターンのはじめ]]には揃っていなかったが、[[解決]]の[[タイミング]]では覚醒リンク先が全員揃うことになるため、[[強制]]なので[[《絶対絶命 ガロウズ・ゴクドラゴン》]]に覚醒リンクすることになる。

**その他 [#r45ef282]

-[[Magic:The Gathering]]にも「異界月」でこれを基にした能力「合体」が登場した。&br;前回両面カードが登場したのと同じ世界が舞台になっており、両面カードの発展としての位置づけ。発売前の事前情報で既存のキャラクターが合体したというストーリーが公開されており、DM経験済みのプレイヤーが「覚醒リンクのような能力が出る」という予想をしていた。
-[[Magic:The Gathering]]にも「異界月」でこれを基にした能力「[[合体>http://mtgwiki.com/wiki/%E5%90%88%E4%BD%93]]」が登場した。&br;前回両面カードが登場したのと同じ世界が舞台になっており、両面カードの発展としての位置づけ。発売前の事前情報で既存のキャラクターが合体したというストーリーが公開されており、DM経験済みのプレイヤーが「覚醒リンクのような能力が出る」という予想をしていた。
元々2枚のカードが合体して1体のクリーチャーになるというアイデアはあちらの[[ジョークカード]]である[[《B.F.M._(Big_Furry_Monster)》>http://mtgwiki.com/wiki/B.F.M._(Big_Furry_Monster)]]から来ており、先祖返りしたとも言える。[[参考>https://mtg-jp.com/reading/special/0017142/]]

-[[DMR-01]]期の公式ガイドブック『デュエル・マスターズ マンガでわかるE1完全攻略ガイド』に伝えられる[[エピソード1背景ストーリー]]で[[《駿足の政》]]は「危険」「失敗したら死ぬ」と覚醒リンクに反対していた。

-2021年9月初頭に[[デュエチューブ]]に公開された開発秘話においては、「デザインに美しさを求める男・ブライアン・ティンスマンが最後にリードしたセットで、サイキック・クリーチャーを継続させた上で、如何にアップグレードさせるかを考えて生み出されたメカニック」という[[射場本正巳]]のコメントが読み上げられており「ルール的にどう成立させるかが大変だった」という。[[参考>https://www.youtube.com/watch?v=1jxr2XlBzis]]

-いずれの覚醒リンクも2・3体並べる手間、そしてターンの始めという相手のターンをまたぐ必要があることからリンクの難易度が高く、[[《ドンドン吸い込むナウ》]]など手頃な除去が増加していたことから環境であまり活躍できなかった。
**参考 [#s87846af]
-[[用語集]]
-[[サイキック・クリーチャー]]
-[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]
-[[サイキック・セル]]
-[[リンク解除]]
-[[裏返す]]
-[[V覚醒リンク]]
-[[P'S覚醒リンク]]

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[[公式Q&A]]

>Q.3体で覚醒リンクできる状態のサイキック(例:オンセンガロウズ、ツッパリキシ、シャチホコカイザー)が3体BZにいたとして、その3体をすべて《覚星龍界 剣聖ジゲン》の効果で裏返すと、どうなりますか?''覚醒リンク''できる?
A.それぞれがセルとしてリンクされずに裏返り、超次元ゾーンに戻ります。 よって、''覚醒リンク''はできません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/37200]](過去のよくある質問より)

>Q.自分のバトルゾーンに[[《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》]]と[[《無法神類 G・イズモ》]]がいます。[[《ビックリ・イリュージョン》]]によって種族にダイナモとゴッドを追加してから、ダイナモの能力を利用して[[《無法神類 G・イズモ》]]の能力を[[《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》]]に加えると、「このクリーチャーがカード3枚でリンクしていれば、リンクしているゴッドのカードはバトルゾーンを離れない」の能力で[[《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》]]はカード単体で選ばれた時でも離れなくなりますか?
A.はい、離れなくなります。「G・リンク」とは書いていないので、''覚醒リンク''も含まれ、[[《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》]]はバトルゾーンを離れなくなります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33291]](2020.2.26)

>Q.出たターンに覚醒したクリーチャーや、''覚醒リンク''したクリーチャーは、そのターン中攻撃できますか?&br;類似例:[[《頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ》]]の「'''GP覚醒リンク'''」
A.はい、覚醒や''覚醒リンク''したクリーチャーは、そのターン中に召喚酔いしていたかに関わらず攻撃できます。
#region2(([[総合ルール]] [[804.6.>総合ルール本文#rule804_6]])){{
:804.6. |覚醒したサイキック・クリーチャーは召喚酔いに影響されません。
::804.6a |一度覚醒したサイキック・クリーチャーが覚醒以外の効果によって再度裏返っても、それがターンのはじめからバトルゾーンにある自分のにあったのであれば新たに召喚酔いに影響されません。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43933]](2023.10.20)

&tag(用語集,能力,能力語,覚醒,リンク,覚醒リンク);