#author("2025-10-14T08:34:16+09:00","","") #author("2025-10-14T08:35:22+09:00","","") *能力横取り [#g1bd1af3] それ自身以外のカードが持つ[[能力]]を自分のものであるかのように使う能力について解説する。 //当Wikiで便宜上使用されている表現であり、一般的な俗称ではない。 狭義では[[《The邪悪 寄成ギョウ》]]のみが能力の横取りを行うことができる。それについては[[該当ページ>《The邪悪 寄成ギョウ》]]を参照。 ここでは、それ以外のものも含めた「他のカードの能力を自分が使う」能力全般を扱う。 |The邪悪 寄成ギョウ SR 水/闇/自然文明 (11)| |クリーチャー:ジュラシック・コマンド・ドラゴン 12000| |''T・ブレイカー''| |相手のクリーチャーが出て、その能力がトリガーする時、かわりに自分がその能力を使う。| |相手のターンのはじめに、クリーチャーを1体、相手の墓地から選んでもよい。そうしたら、相手はそれをタップして出す。| |クリス=タブラ=ラーサ OR 無色 (18)| |クリーチャー:ゼニス・セレス 28482| |''水晶ソウル3''(このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにある裏向きのカードのマナの数字は3になる)| |''ブロッカー''| |''ワールド・ブレイカー''| |このクリーチャーが召喚によって出た時、バトルゾーンと墓地にある相手のクリーチャーを好きな数選ぶ。その選んだクリーチャーの「このクリーチャーが出た時」で始まる能力をすべて、自分が使う。| |''クリスターナル・Κ''(このクリーチャーが離れる時、または自分がゲームに負ける時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい)| *広義 [#fb23db0d] 本来「[[能力]]」はすべての[[カードタイプ]]に対して用いられる用語だが、[[呪文]]の場合はその呪文そのものを横取りして[[唱える]]ことが一般的であるため、別個で[[呪文横取り]]と呼称される。 [[呪文横取り]]と決定的に異なるのは、あちらは「『相手のカード』という情報を持ったまま、本当に自分が唱える」という処理になる点。([[公式Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42056/]]) このページで便宜上名付けた「能力横取り」は、『相手のカード』そのものではなく、カードから呼び出される『実体のないもの(=生成済みの''[[効果]]'')』をあたかも能力かのように使っているだけで、奪っているわけではない。 [[DM25-EX2]]までの時点で、この能力の持ち主はすべてが[[クリーチャー]]であり、また横取りできる能力も専ら相手[[エレメント]]の[[cip]]である。 横取りした能力は、そのほとんどが''その能力横取りを行ったエレメント自身が発生源''として扱われる。 [[相手依存]]ではあるものの、相手が使用した、あるいは本来使用するはずだった能力の恩恵を自分が得るという性質上、相手に[[アドバンテージ]]を埋めさせない/開かせない能力として機能することが多い。そのため、[[フィニッシャー]]適性が比較的高くなりがちな傾向がある。 上述の特性のためかこの能力の持ち主は[[重量級]]であることが多く、そうでないものもランダム性が強かったり[[pig]]や[[シビルカウント]]などで発動条件が厳しかったりといった、使用難易度を高める調整がされている。 *当該カード [#n7f9bba7] 大きく分けて「相手が実際に能力を発動することによって誘発し、その誘発した能力を自分が使う」タイプと、「特定のカードを対象に取り、そのカードが持っている能力を自分が使う」タイプに分けられる。 **相手が能力を発動することによって誘発するタイプ [#lb5deba3] ***相手の能力の発動に反応し、その能力を横取りするタイプ [#hb322332] -[[《The邪悪 寄成ギョウ》]](相手は能力を使用できない、置換効果。能力の発動源は、その能力をトリガーさせたクリーチャーのまま) -[[《The邪悪 寄成ギョウ》]](相手は能力を使用できない、置換効果。能力の発生源は、その能力をトリガーさせたクリーチャーのまま) ***相手の能力の発動に反応し、その能力をコピーするタイプ [#yb276871] -[[《アカシック・ゼット》]](相手は能力を使用できる、ターン中1回のみ) -[[《魔誕の斬将オルゲイト》]](相手は能力を使用できる、相手ターン中のみ) **カードを見て、あたかも新たにトリガーさせたかのように使用するタイプ [#w4ff627d] //自分でカードを選ぶ、ランダムに選ばれるどちらもある ***相手のカードが持つ能力を選んで使用するタイプ [#h077eec2] -[[《パック・リーマン》]](相手のバトルゾーンにあるクリーチャー) -[[《クリス=タブラ=ラーサ》]](相手の墓地またはバトルゾーンにあるクリーチャー) -[[《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》]](相手の墓地にあるカード((実際に横取りできる能力はcipのみ))) -[[《~神核の六起源~》]](相手のクリーチャー) -[[《水神 ミヅハノメノカミ》]](相手の山札を表向きにし続け、最初にめくれたクリーチャー) ***自分のカードが持つ能力を選んで使用するタイプ [#n4d6978e] -[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]] -[[《ジョラゴン・ライジング》]] -[[《せんすいカンちゃん》]] -[[《滝水仙人》]] -[[《ちょっと☆きゃわ☆じょらごん》]] -[[《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》]] -[[《アアルカイト <ペガサ.Star>》]] -[[《MAXジョーカーズ》]] -[[《イミッシュ・イツァヤナ》]] **余談 [#ka20f328] -実際に相手のクリーチャーを自分のクリーチャーであるかのように扱えると説明された能力として、[[友情ララバイ]]が挙げられる。 ただし、この能力は[[《自称辞書》]]の[[フレーバーテキスト]]にのみ登場する架空の[[キーワード能力]]であり、実際にはこの能力は存在しないし当然所有者も存在しない。 --実在する能力でそれに最も近いのは[[変身]]か。 --「相手から横取り」ではなく「味方に分け与える」のは[[サバイバー]]や[[ウェーブストライカー]]や[[キズナ]]といったシステムで実現させようとした痕跡がある。 -自分のカードの能力を、相手にも使わせる挙動(「唱えてもよい」指定)になるカードは、[[《英知の防壁》]]がある。 -この能力を持つカードをデッキに入れる場合、相手のクリーチャーが持つ[[サイキック]]や[[ドラグハート]]、[[GRクリーチャー]]を出す能力を奪うことを見越して、[[超次元ゾーン]]や[[超GR]]を利用しないデッキでも対応するカードを採用しておくのが好ましい。 **参考 [#z96696a2] -[[用語集]] -[[cip]] -[[コスト踏み倒し]] -[[置換効果]] -[[相手依存]] -[[呪文横取り]] -[[変身]] -[[友情ララバイ]] &tag(用語集,能力横取り,コスト踏み倒し,相手依存,俗語,カードの使い方に関する俗語);