#author("2022-07-28T09:53:54+09:00","","")
#author("2022-08-13T16:19:09+09:00","","")
*疑似スピードアタッカー [#b0c81ce7]

[[スピードアタッカー]]ではないものの、出たターンから攻撃を行うことが可能なものの総称。

//-相手[[プレイヤー]]を攻撃することができるか否かが重点的になることが多い。出たターンに攻撃できる[[キーワード能力]]に[[マッハファイター]]が該当するが、それらの能力は相手[[プレイヤー]]を攻撃することはできないことから疑似スピードアタッカーと扱われない。
//--また、「[[マッハファイター]]」という独自の名前があるため、あえて「疑似スピードアタッカー」と別の呼び方をする必要がないという理由もある。

**[[召喚酔い]]を無効化できる能力 [#nd57729d]
これらは正確には「召喚酔いしているときでも攻撃できる」能力である。[[召喚酔い]]情報は保存されるため、該当の[[能力]]や[[効果]]が[[無視]]された場合は、召喚酔いによって攻撃できなくなりうる。
この点は本家[[スピードアタッカー]]も同様。
***[[バトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる]] [#r772f332]
一部の[[ジョーカーズ]]が有する能力。
一部の[[ジョーカーズ]]や、[[アビスラッシュ]]を持つ[[クリーチャー]]が有する能力。
バトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーが目標の攻撃に限り、[[召喚酔い]]に関係なく行うことができる(召喚酔いそのものは無くならない)。

-カードによって「バトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる。」「バトルゾーンに出たターン''の間''、相手プレイヤーを攻撃できる。」と表記にばらつきがあるが、効果としては同一である。
またこのテキストだけなら[[常在型能力]]だが、[[《超特Q ダンガンオー》]]は[[cip]]になっている。

-[[攻撃]]可能になるのは相手[[プレイヤー]]のみであり相手[[クリーチャー]]は[[攻撃]]できないため、[[《黒神龍オドル・ニードル》]]や[[《龍神ヘヴィ》]]などの''可能であれば''[[クリーチャー]]に[[攻撃]]目標を固定させるタイプの[[能力]]をスルーできる。[[ブロック構築]]では[[《ベジタバッタ・パンツァー》]]が該当。

-[[J・O・E]]持ちの一部が併せ持つこと、[[《ジョニー・ザ・ビギニング》]]が[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]のプレビューであることなどから、調整版[[スピードアタッカー]]として設計されたと考えられる。

-当wikiにおいては逆フュリー・チャージの俗称が使われることもあったが、名前の由来が古い上にややこしい表記であるので、始めたばかりの初心者を中心に[[能力]]の意味を誤解されやすく、使用は推奨しない。

***[[マッハファイター]] [#ga6e4dcd]
性質上は上記の「攻撃できる」[[能力]]と共通するが、これは固有の名前がありそちらで呼ばれやすいことから「擬似スピードアタッカー」と呼ばれることは少ない。
[[アンタップ]]した[[クリーチャー]]を[[攻撃]]できるという、単に[[召喚酔い]]を克服するだけにはとどまらない点も一因か。

***[[召喚酔い]]を無視にする[[ダイヤモンド状態]] [#fdc5a68f]
[[《ダイヤモンド・ソード》]]などは[[召喚酔い]]を無効にすることができる。
同じ[[ダイヤモンド状態]]を付加するものでも、[[《雷電の覚醒者グレート・チャクラ》]]など[[召喚酔い]]を無効化しないカードも存在する。

//***[[攻撃できない]][[効果]]を無効にする能力 [#b12a12e5]
//[[メタモーフ]]適用状態の[[《ブルータル・リベンジャー》]]が該当する。
//-類似能力を持つ[[《ガワラ入道》]]は[[攻撃できない]]''[[能力]]''が対象である為、疑似スピードアタッカーにはなれない。
//ダイヤモンド状態に含まれるため割愛

***[[フュリー・チャージ]] [#pd4ac517]
例:[[《Tatsurion》]]は、つまるところ「[[バトルゾーン]]に出した[[ターン]]は[[タップ]]されている[[クリーチャー]]以外を[[攻撃]]できない」という制約付きの[[スピードアタッカー]]である。

**能力以外の特性によって召喚酔いを無効にできるもの [#p9090f63]
これらはルールによって[[召喚酔い]]しないことが定められている。ただしこちらも正確には「召喚酔いしているときでも攻撃できる」にあたり、[[退化]]などで該当条件を満たさなくなった場合は攻撃できなくなる。
***[[進化クリーチャー]] [#pfcc2430]
-[[進化クリーチャー]]を疑似スピードアタッカーとして扱う戦術に関しては「[[進化速攻]]」という名前が付けられている。

-[[マナ進化]]や[[墓地進化]]など、[[バトルゾーン]]のクリーチャー以外を進化元とする進化クリーチャーを指すことが多い。

***[[G・リンク]]している状態の[[ゴッド]] [#l7b65de0]
-[[トライ・G・リンク]]、[[中央G・リンク]]、[[中央G・リンク360]]、[[右G・リンク]]、[[左G・リンク]]も同様。

***[[覚醒]]した[[サイキック・クリーチャー]] [#t73af031]
-[[《時空の踊り子マティーニ》]]や、[[《時空の戦猫シンカイヤヌス》]](→[[キルヤヌス]])などは[[覚醒]]の条件から擬似スピードアタッカーになりやすい。

-あくまでも[[バトルゾーン]]に出てから[[覚醒]]していることが条件。例として、[[《超次元シャイニー・ホール》]]から[[バトルゾーン]]に出た[[《舞姫の覚醒者ユリア・マティーナ》]]は[[召喚酔い]]した状態である。

-[[覚醒]]という[[キーワード処理]]は単発のものだが、これによる[[召喚酔い]]の無効化は「覚醒した」状態が継続しているかどうかを参照する。そのため、出たターンに[[覚醒]]した[[サイキック・クリーチャー]]がその[[ターン]]中に[[解除]]した場合、[[召喚酔い]]は復活する。
**事実上[[召喚酔い]]しないもの [#da6afd26]

***相手ターンにバトルゾーンに出す [#ee4c7c07]
[[S・トリガー獣]]など、相手ターンに自分のクリーチャーが出ると、次の自分のターンには[[召喚酔い]]が消えている。
つまり、自分のターンに[[召喚]]するよりも若干早く攻撃できる。

特に[[《終末の時計 ザ・クロック》]]は、相手のターンに出たら、[[ターンの残りをとばす]]効果を解決した瞬間に、召喚酔いが解けたクリーチャーが1体増えた状態で自分のターンが始まり、疑似スピードアタッカーとして十分機能する。

[[デュエル・マスターズ プレイス]]環境や、当時のTCG環境では[[《アクア・サーファー》]]が「[[除去]]付きの疑似スピードアタッカー」として活躍している。

-[[侵略ZERO]]や[[マスターJトルネード]]は、相手のターンの終わりに[[バトルゾーン]]に出るため、[[召喚酔い]]を回避する以外はほぼ自分のターンに出るのと遜色ない。

***[[追加ターン]]を獲得できるクリーチャー [#qa1deee0]

自分のターンに出て、それが攻撃できなくても、次の相手のターンが始まる前に攻撃できるようになるなら、それは[[召喚酔い]]してないようなものという考え方。
[[《引き裂かれし永劫、エムラクール》]]など、[[cip]]で[[追加ターン]]が得られるものが特に当てはまる。
-[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]によって[[召喚]]された[[ドルスザク]]はこれに該当すると思われる。
***[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]] [#o456497c]
ゲーム開始時からバトルゾーンにあるカードは、たとえそれがゲーム開始1ターン目であっても[[召喚酔い]]しない。
最初からクリーチャーの状態でバトルゾーンに存在できる[[《Forbidden New Year》]]は、1ターン目から攻撃が可能。

//例:かつては、ゲーム開始時に[[《Forbidden New Year》]]を3体並べることで[[1ターンキル]]が可能であった。しかし、2019/12/12の総合ルール改定により、[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]は1セットのみとなったため、この挙動は不可能となった。

//[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]は[[召喚酔い]]しない。このことから[[《Forbidden New Year》]]や[[殿堂ゼロデュエル]]での[[《零龍》]]が1ターン目から[[ダイレクトアタック]]できる事態になっていた。
//前述の通り、2019/12/12に総合ルール改定があり、その2つは実現不可能になっている。

//改定後でも[[《禁断〜封印されしX〜》]]なら1ターン目に[[召喚酔い]]せず[[1ターンキル]]できる。
//[[《ラッキー・ダーツ》]]で[[《オールデリート》]]を引き当て、[[禁断解放]]して登場した[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]が[[召喚酔い]]していないため、そのまま[[ダイレクトアタック]]で勝利となる。

**対策 [#qebd0e3f]
-[[《聖霊王エルフェウス》]]や[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]など、[[タップイン]]状態で[[バトルゾーン]]に出させるカードが効果的。
--ただし、[[《攻守の天秤》]]などにより[[アンタップ]]されれば攻撃を許してしまう。

-あくまでも[[スピードアタッカー]]ではない為、[[《ディオーネ》]]や[[《波乗りザブンプル》]]などによる[[スピードアタッカー]]用のメタカードでは攻撃妨害を行うことができない。
--[[《その子供、凶暴につき》]]や[[《龍装車 ピオドーロ》>《龍装車 ピオドーロ/毒汁100%》]]のように、疑似スピードアタッカーにもメタを張っているカードも存在する。

**参考 [#bbf6b465]
-[[用語集]]
-[[召喚酔い]]
-[[スピードアタッカー]]