#author("2022-07-27T20:47:53+09:00","","")
#author("2023-04-03T22:44:46+09:00","","")
*差別化 [#vc3dc1c0]
2つの[[カード]]を比較した時に、それぞれの差異(優れた点)を挙げること。

**差別化例:[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]と[[《偽りの王 ナンバーナイン》]] [#h014df4e]
ともに[[コスト9]]、相手が呪文を唱えられなくする[[ドラゴン]]である。

***《光神龍スペル・デル・フィン》側の差別化要素 [#w0d27c4c]
-[[手札]][[ピーピング]]により[[ニンジャ・ストライク]]や[[S・バック]]、[[革命0トリガー]]などを持っていないかの確認を行うことができる。
-相手の手札にある呪文の枚数次第で、[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]のパワーを上回ることができる。
-素の[[パワー]]が低いため、[[《死神の蘇生者シュタイナー》]]や[[《ドンジャングルS7》]]などで[[コスト踏み倒し]]を図ることができる。

***《偽りの王 ナンバーナイン》側の差別化要素 [#g8ea6b1c]
-[[アンノウン]]および[[コマンド]]の恩恵を受けることができる。
-素のパワーが[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]より高く、[[《威牙の幻ハンゾウ》]]などに耐性がある。
-[[ツインパクト]]版([[《偽りの王 ナンバーナイン/歓喜の歌》]])と併用することで[[墳墓避け]]をしたり、デッキに5〜8枚の採用を行ったりすることができる。

**差別化例:あるクリーチャーとその[[ツインパクト化]] [#gd8013f4]
***元のクリーチャー側の差別化要素 [#b41de3cf]
-[[《マインド・リセット》]]などの[[呪文メタ]]の影響を受けない。
-[[《ウォズレックの審問》>《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]や[[《7777777》>《キング・ザ・スロットン7/7777777》]]のような[[コスト]]参照に引っかかりにくい。

***ツインパクト化側の差別化要素 [#b6721bce]
-呪文面も利用することが可能になり、運用の幅が広がる。
-[[《魔光王機デ・バウラ伯》]]などにより呪文としてクリーチャーを回収することができる。

**その他 [#heee0696]
比較している[[カード]]をそれぞれA、Bとして、Aに差別化点はあるがBにはない場合、「AはBの[[上位互換]]」「BはAの[[下位互換]]」と言う。
仮に差別化点があるとしても、それが「他のカードと組み合わせた場合」「相手によるメタがあった場合」にしか機能しないものであれば、その時点で[[上位互換]]・[[下位互換]]と呼ぶことが多い。
例えば、前述の『あるクリーチャーとその[[ツインパクト化]]』については、[[ツインパクト化]]の方が[[上位互換]]とされる。
例えば、前述の『あるクリーチャーとその[[ツインパクト化]]』については、元のカードの差別化点が他のカードが絡んだ場合にしか発揮されないため、一般的に[[ツインパクト化]]の方が[[上位互換]]とされる。

「他のカードと組み合わせた場合」「相手によるメタがあった場合」の差別化点も存在しない場合、「[[完全上位互換]]」「[[完全下位互換]]」の関係が成り立つとされる。
ただし、本当に差別化点が全くないカードは、存在しないか、あったとしても[[カードプール]]の拡充によっていくらでも覆されうる。詳しくは[[完全上位互換]]の項目を参照。

//-『類似カードとの差別化が可能=類似カードの劣化ではない』は必ずしも成り立たない。
//--例えば、前述の『差別化例:[[ツインパクト化]]したクリーチャーとツインパクト版』については、
//---[[環境]]で[[呪文メタ]]が流行している。
//---採用するデッキで[[呪文]]面の使い道が皆無である。
//---採用するデッキで[[《害悪のカルマ スタバック》]]など自らの呪文が邪魔になるカードを採用している。
//などのことが無い限り、ツインパクト版を採用した方がデッキ全体の強化に繋がる。
//--[[《ハムカツのイラスト百烈ペン》]]では多くのクリーチャーに差別化要素を与えることができるが、このカードによる差別化はこれに該当することが殆どである。

[[デッキ]]の組み方によっては特定の[[能力]]の有用性が小さくなるか、あるいは全くなくなることもあるため、具体的な差別化点を挙げて比較することは[[デッキビルディング]]の大事な要素と言える。

-差別化点にも大小あり(この大小は先述のとおり[[デッキ]]への影響度でも変化する)、基本的には差別化点が小さい・少ないカードよりは、大きい・多いカードを投入した方が強い[[デッキ]]になる。[[上位互換]]・[[下位互換]]が存在するカードであればなおさら。
一方で決定打となる差別化点が存在しない場合、そのカードの投入によって後続のカードの差別化度合いも決まりうるため、どちらを投入するかの判断に悩まされることになる。それも[[デッキビルディング]]の醍醐味の一つではあるが。
必ずしも差別化を図らず、[[墳墓避け]]として同類のカードを複数種デッキに採用するやり方もある。

-通常([[アドバンス]])では差別化が難しく単なる[[下位互換]]になるようなカードであっても、[[ブロック構築]]や[[New Division]]など、限られた[[カードプール]]下で[[上位互換]]のカードが使えない場合は脚光を浴びるチャンスが生まれる。
逆に、カード自体は使えても、差別化できるはずの要素が[[フォーマット]]や[[環境]]の影響で意味をなさなくなると、そのカードは他の[[類似カード]]の[[下位互換]]に近いものとして見られてしまうケースがある((例えば[[《半魔の夜将ホルス》]]と[[《ザ・美食秘宝サイキック・イーター》]]は[[pig]][[能力]]の違いによって互いに差別化ができるが、[[オリジナル]]の場合、[[サイキック・クリーチャー]]が存在しないため、《サイキック・イーター》側は[[pig]]が機能せず、単体での差別化点を失ってしまう))。

**参考 [#oa3d3215]
-[[用語集]]
-[[特殊な条件下で差別化]]

//見出し - リンク [[]]  カード用 [[《》]] コピーして使ってください