#author("2023-02-26T11:33:31+09:00","","") #author("2023-06-02T08:38:21+09:00","","") *&ruby(しょうかん){召喚};&ruby(よ){酔};い [#s4158ae9] [[クリーチャー]]の[[攻撃]]を制限する基本[[ルール]]のこと。 [[バトルゾーン]]に出たばかりの[[クリーチャー]]は、基本的にこの召喚酔い状態となる。そして、召喚酔いの間は基本的に攻撃することができない。 ただし、特定の[[特殊タイプ]]クリーチャーや能力・効果は召喚酔いの影響を受けず攻撃することができる。 **ルール [#h78e7692] 召喚酔いはルールであって、[[能力]]でも、能力によって生成された[[効果]]でもない。 カードの効果はルールに勝つという法則のため、召喚酔いであっても攻撃を許可する[[能力]]には、召喚酔いよりその能力が優先される。 「''召喚''酔い」とあるが、「[[召喚]]」に限らず[[呪文]]や[[クリーチャー]]の[[能力]]によって[[コスト踏み倒し]]で出た場合にもこのルールは適用される。 召喚酔いして[[攻撃]]できなかった[[クリーチャー]]は、次の[[ターン]]になれば[[攻撃]]できるようになる。 -相手の[[ターン]]中に[[S・トリガー]]などで場に[[クリーチャー]]が出た場合、次の自分の[[ターン]]には[[攻撃]]が可能である。 -厳密には、自分の[[ターン開始ステップ]]に入る前にバトルゾーンにいるクリーチャーは召喚酔いが解けている。相手の[[ターン終了ステップ]]に出す[[侵略ZERO]]などは自分のターン開始と同時に召喚酔いが解けているが、自分の[[ターン開始ステップ]]に出す[[ギャラクシーGO]]などは召喚酔いしている。 相手の[[ターン]]に出た自分の[[クリーチャー]]も召喚酔いするが、そもそも[[攻撃]]を選択できないので意味はない。[[ブロック]]は「[[攻撃]]」ではないので、召喚酔いしていても可能。同じく[[ガードマン]]の[[能力]]も問題なく使用できる。 召喚酔い状態の場合、[[タップ能力]]を始めとする「攻撃できる時」に[[起動]]できる[[能力]]を[[起動]]することもできない。 召喚酔いとは、クリーチャーの状態異常のようなものであり、''召喚酔いしている間には攻撃できず、召喚酔いしていない間は攻撃できる''。 -バトルゾーンに出ている召喚酔いしたクリーチャーが、[[スピードアタッカー]]を得るなどの要因でそのターン中に召喚酔いが解けることもあるし、クリーチャーの[[除去]]などで再び召喚酔いに戻るということもある。 -以下のクリーチャーは召喚酔いしない。。 -以下のクリーチャーは召喚酔いしない。 --[[進化クリーチャー]](総合ルール801.3.) --クリーチャーが下にある[[NEOクリーチャー]](総合ルール802.3.) --[[リンク]]した[[ゴッド]](総合ルール803.5.) --[[覚醒]]した[[サイキック・クリーチャー]](総合ルール804.6.((他のカードの説明では「召喚酔いしません」という表記になっているが、これだけ「召喚酔いに影響されません」になっている。))) -ルールによって召喚酔いしないクリーチャーは、[[《あたりポンの助》]]で名前を指定されて能力がなくなっても、召喚酔いしないままである。 -[[進化元]]でも例外なく召喚酔いの状態は保存される。従って、同一[[ターン]]中に[[進化元]]と[[進化クリーチャー]]を同時に出し、[[進化クリーチャーの一番上]]が剥がれて[[進化元]]が残った場合、召喚酔いする。既にある[[進化元]]がない[[進化クリーチャー]]の下に[[進化元]]を[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]等で追加し、同じ[[ターン]]に[[退化]]した場合も同様である。 --[[マナ進化]]や[[墓地進化]]等、[[バトルゾーン以外の場所]]から[[進化元]]を用意する場合、[[進化クリーチャー]]を出した[[ターン]]が[[進化元]]が場に用意された[[ターン]]として扱われる。従って[[進化クリーチャー]]が出た同一ターンに剥がれた場合、召喚酔いしている。 --一方、[[進化元]]の登場が前のターンであれば、[[進化クリーチャーの下]]の[[カード]]の召喚酔いも解かれている扱いになるため、召喚酔いが解けている。 --[[進化元]]の召喚酔い状態は個々で保存されているため、[[進化V]]などで召喚酔い状態が異なる[[進化元]]が1体の[[進化クリーチャーの下]]に存在して上が剥がれた場合、それぞれ保存されたまま場に残る。 --[[《超神星ジュピター・キングエンパイア》]]の[[メテオバーン]]で出す場合、保存された召喚酔いの状態に関係なく、[[注釈文]]により出た[[クリーチャー]]は召喚酔いする。 -[[クリーチャー]]ではない[[ドラグハート]]に関しても、[[進化元]]と同じく召喚酔いの情報は保存される。つまり、[[ドラグハート・ウエポン]]、ないしは[[ドラグハート・フォートレス]]として出た[[ターン]]に[[龍解]]した場合は、[[スピードアタッカー]]でも持ってない限りは召喚酔いで[[攻撃できない]]。もちろん、バトルゾーンに出したターンではないターンに[[龍解]]した場合は召喚酔いしない。 -[[封印]]された[[クリーチャー]]の召喚酔い状態も保存される。出た[[ターン]]中に封印され、同じ[[ターン]]に[[封印]]を外した[[クリーチャー]]や、出した[[ターン]]中に[[禁断解放]]した[[クリーチャー]]も[[攻撃]]できない。 -[[《電磁無頼アカシック・サード》]]が召喚酔い中に、[[進化クリーチャー]]、[[NEO進化クリーチャー]]、[[リンク]]した[[ゴッド]]に[[変身]]すると召喚酔いではなくなる。 -[[覚醒]]した[[サイキック・クリーチャー]]は[[召喚酔い]]が無効になるが、覚醒後の面を直接出した場合は召喚酔いする。&br;例)[[《超次元ロマノフ・ホール》]]で[[《鎮魂の覚醒者デス・エイプリル》]]を出した場合、[[召喚酔い]]する。 -[[覚醒]]したことで召喚酔いが打ち消された[[サイキック・クリーチャー]]が同一[[ターン]]中に[[解除]]または[[《覚星龍界 剣聖ジゲン》]]の[[能力]]で裏返したら、再び召喚酔いする。 -召喚酔いしている[[サイキック・クリーチャー]]に、[[解除]]や[[《覚星龍界 剣聖ジゲン》]]で[[覚醒]]以外の[[裏返す]]処理をしても、召喚酔いは解かれない。 -[[ゴッド]]の召喚酔いは、[[リンク]]している間のみ無効になる。&br;例)同一[[ターン]]中に[[《超絶神ゼン》]]と[[《究極神アク》]]を出して[[G・リンク]]させた場合、召喚酔いは無効になる。ただし、同一[[ターン]]中に[[《破壊神サガ》]]を出してリンクを外した場合、2体の[[ゴッド]]は[[リンク]]していないため、召喚酔いする。 -[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]のクリーチャーは、自分の[[ターン開始ステップ]]に入る前にバトルゾーンにいるクリーチャーのため、1ターン目に召喚酔いにはならない。 -[[攻撃]]が開始されてから召喚酔いになっても、[[攻撃]]は中止されない。 --相手の[[ニンジャ・ストライク]]などの[[除去]]で、召喚酔いに戻った場合でも、[[攻撃]]は続行される。&br;例)自分の[[《マイキーのペンチ》]]がいる時に、[[《狼虎サンダー・ブレード》]]を[[召喚]]して[[攻撃]]。相手は[[ニンジャ・ストライク]]で[[《威牙忍ヤミノザンジ》]]を出して[[《マイキーのペンチ》]]を[[破壊]]したが、[[《狼虎サンダー・ブレード》]]の[[攻撃]]は中止されない。 --[[革命チェンジ]]や[[Jチェンジ]]などの[[能力]]で、[[攻撃クリーチャー]]と入れ替えて[[バトルゾーン]]に出た場合、そのクリーチャーは召喚酔いするが、[[入れ替える]]処理によって引き継がれた[[攻撃]]は継続される。 ただし、その[[クリーチャー]]を[[アンタップ]]しても召喚酔いで原則再攻撃できない。 **その他 [#vcaa59c5] -ゲームの進行上、召喚酔いしたクリーチャーとしていないクリーチャーをそれぞれ別の場所に分けて置いておくと、召喚酔いの有無が分からなくなることを避けることができる。 -同じ種類のクリーチャーで召喚酔いしていない個体と間違えてしている個体で攻撃したとしても、ゲームの流れに影響しないならそのままルールミスは無かったものとして進行する。 -漫画「[[デュエル・ジャック!!]]」の1巻オマケ漫画では、「超獣世界からバトルゾーンに出る際の負担によって召喚酔いが生じる」という趣旨の解説が、ギャグめかしながらだがされている。 **参照 [#w42ef501] -[[攻撃]] -[[スピードアタッカー]] -[[疑似スピードアタッカー]] -[[進化クリーチャー]] -[[ダイヤモンド状態]] -[[用語集]] &tag(用語集,召喚,召喚酔い); ---- 公式Q&A >Q.[[《ウシキン☆チャンネル》]]の「バズレンダ」能力で''召喚酔い''しているクリーチャーを選んだ場合、そのクリーチャーはそのターン、アンタップしているクリーチャーを攻撃できるようになりますか? A.はい、できるようになります。指定したターンの間、攻撃を可能とする能力が付与されている場合、そのクリーチャーは''召喚酔い''していても攻撃することができます。 [[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33416]] >Q.[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]の「このクリーチャーをバトルゾーンに出した時」の能力を使用し、前のターンからバトルゾーンに存在している[[《SSS級天災 デッドダムド》]]の下に[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]を置きました。そのターン中に[[《SSS級天災 デッドダムド》]]が「SSS級侵略」を使用し、再構築でこのターンに進化元に加えた[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]をバトルゾーンに残した場合、[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]は''召喚酔い''していますか? A.''召喚酔い''しています。[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]はこのターンに[[《SSS級天災 デッドダムド》]]の下に入ったカードなので、''召喚酔い''はなくなりません。 [[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33290]] >Q.[[《あたりポンの助》]]によって手札にある選ばれた名前を持つ進化クリーチャーは出せますか? A.はい。進化もバトルゾーンに出る方法をバトルゾーンに出る前に決定する能力ですので、名前を指定されていても出すことは可能です。また、''召喚酔い''がないというルールは、進化クリーチャーというカードタイプが持つ事実ですのでなくなることはありません。 [[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31677]] >Q.バトルゾーンに出したサイキック・クリーチャーがそのターン中に「覚醒」した場合、そのクリーチャーは''召喚酔い''していますか? A.いいえ、''召喚酔い''しておらず、すぐに攻撃できます。 「覚醒」したサイキック・クリーチャーは召喚酔いの影響を受けません。ただし、同じターン中に「解除」などで覚醒前の面に戻った場合、''召喚酔い''の影響を受け、攻撃できなくなります。 [[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33976]] >Q.バトルゾーンに出したドラグハートがそのターン中に「龍解」しドラグハート・クリーチャーになった場合、そのクリーチャーは''召喚酔い''していますか? A.はい、''召喚酔い''しています。 ドラグハート・クリーチャーは召喚酔いします。 [[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34000]]