#author("2023-08-15T04:48:01+09:00","","") #author("2023-10-02T20:36:48+09:00","","") *&ruby(しょうかん){召喚}; [#y0261879] [[クリーチャー]]・[[カード]]を[[マナコスト]]を支払って[[手札]]から[[バトルゾーン]]に出すように呼び出しを行うこと。 [[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に出すための、最も基本的な手段である。 [[カード]]の[[効果]]によって召喚が行われる場合もあり、その場合は「マナコストを払わずに召喚する」「山札の1番上から召喚する」など、通常と違った手順になる場合がある。 **召喚のルール [#j4c59194] 原則として「[[メインステップ]]中」、「手札にあるクリーチャー・カード」のみ召喚を行うことができる。 しかし、上記の手順や原則を守らずにクリーチャーを場に出す手段も存在する。 召喚の詳細な手順は以下の通り +召喚する[[クリーチャー]]・[[カード]]を今あるゾーンから公開する。これは主に「''召喚宣言''」と呼ばれる。 --この時、[[代替コスト]]や[[G・ゼロ]]などのコストを支払わずに召喚する能力を使うなら、そちらを使うことを宣言する。 +[[マナコスト]]を支払う。[[コスト増加]]や[[コスト軽減]]がある場合、それらを適用する。 --[[追加コスト]]を持つ場合、どれを支払うか宣言してから、好きな方を使う。 +[[クリーチャー]]・[[カード]]がバトルゾーンに出る。 まず、召喚するクリーチャーを相手に宣言・公開し、[[保留状態]]となる。その後で宣言・公開したクリーチャーのコストを支払う。これが正しい処理となる。 コストを支払った後、バトルゾーンに出すタイミングで初めて召喚するクリーチャーを公開するのは誤り。対戦相手にしてみれば、何を召喚するか分からない内からいきなりコストを支払われるので当然だろう。 ただし、コストの支払いを先に行ってもプレイの進行に問題ないことの方が多く、ルール違反と見なされることは少ない。 「コストを支払わずに」という文面がない限り、召喚はすべて[[マナコスト]]を支払って召喚することになる。これは、何かしらの効果によって手札以外のゾーンから召喚できる時も同様。 -例えば、[[《不死帝 ブルース》]]は「このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい」という能力を持つが、「コストを支払わずに」とは書かれていないため、墓地から召喚する際もコストを支払って行うことになる。 -カードの効果などによって[[召喚ロック]]状態にある時は、召喚ができないことはもちろんのこと、それに伴う効果も使えない。詳しくは、「召喚できない」を参照。 ***「召喚」と「[[出す]]」の違い [#z4076a22] [[デュエル・マスターズ]]の[[ルール]]では「[[出す]]」という[[テキスト]]と「召喚」という[[テキスト]]は区別される。 「召喚」という[[クリーチャー]]の呼び出しを行った結果として「[[出す]]」という状態が生まれる。 単に「出す」と書かれている場合、「召喚」という過程を経ず「召喚」された扱いにはならない。漫画やアニメなどのメディアでは[[コスト踏み倒し]]によって[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に出す時でも「召喚」と言いながら行うことが多いので誤解を招きやすい。 -「[[出た時]]」に誘発する能力(いわゆる[[cip]]能力)は、「召喚」でも「バトルゾーンに出す」でも、結局はバトルゾーンに出ればトリガーするが、「召喚によって(バトルゾーンに)出た時」は後者はトリガーしない。 --召喚でしか誘発しない能力は[[フォートE]]や[[O・ドライブ]]等、カードは[[《キリモミ・ヤマアラシ》]]、[[《神秘と創造の石碑》]]、[[《死神の蘇生者シュタイナー》]]、[[《大地竜機シロガシラ・ジュカイ》]]、各種[[ゼニス]]等がある。これらの能力は誘発条件に「召喚した時」「召喚する時」と明記されていることが多い。例外として、たとえば[[フォートE]]では効果節の条件に召喚したか否かを問う構成となっている。しかし、召喚・非召喚の情報を後付けすることはできないため、実質的に前者と意味はまったく同じである。 「召喚して(バトルゾーンに)出した時」と書かれることもある。 ---例えば、[[《インフェルノ・サイン》]]で[[《猛菌恐皇ビューティシャン》]]や[[《護精霊騎ヴァルチャー》]]を出しても、[[O・ドライブ]]は使用できない。 ---同じように、[[《魔龍バベルギヌス》]]や[[《獰猛なる大地》]]で[[《「祝」の頂 ウェディング》]]を出しても、相手の[[カード]]を[[シールド送り]]にはできない。 -[[召喚できない>召喚ロック]]状態にあるクリーチャーも、召喚以外の「バトルゾーンに出す」効果で出すことができる。 --例えば、[[《聖霊王アルファディオス》]]は召喚を規制するため、[[《超次元ガード・ホール》]]で[[光]]以外の[[サイキック・クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]に出るのを防ぐことはできない。[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]が[[革命0トリガー]]によって登場する場合も防げない。(>[[召喚ロック]]を参照) #region2([[2022年9月14日のルール変更前に基づく記載>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31662/]]){{ -「召喚」はバトルゾーンに出る時に一旦[[どこでもないゾーン]]に行ってからバトルゾーンに出るが、「バトルゾーンに出す」はどこでもないゾーンを挟まない。 --これにより、バトルゾーンに自分の[[《鎧亜戦隊ディス・ピエロ》]]と相手の[[《リツイーギョ #桜 #満開》]]がいて、このターン既にバトルゾーンに2体以上クリーチャーを出している状況で、マナゾーンからクリーチャーを「召喚」する時は、一旦[[どこでもないゾーン]]に行ってからマナゾーンに戻ってくるため、[[《鎧亜戦隊ディス・ピエロ》]]の[[スペース・チャージ]]能力が発動する。しかし、マナゾーンから自然単色のクリーチャーを「バトルゾーンに出す」時は、どこでもないゾーンに行かず、ずっとマナゾーンにとどまったで[[スペース・チャージ]]は発動しない。 -2022年9月14日のルール変更後は、カードを[[使う]]時とバトルゾーンに出すときのどちらでも[[保留状態]]になることになり、保留状態前後でゾーンが移動していない場合は、「ゾーンに置かれた」扱いにならなくなった([[総合ルール]]409.2a)。そのため、上記のケースでは、どちらの場合も「ゾーンに置かれた」扱いにならず、[[スペース・チャージ]]は発動しない。 }} ***「召喚」のみを行い「[[出す]]」を行わないケース [#wdeeb8d1] 以下の2パターンが存在する。 どちらも、出たことを参照する効果は誘発しないが、召喚されたことを参照する効果は誘発する。例えば[[《卍 デ・スザーク 卍》]]の召喚に成功したら、実際に出ていなくても[[《追憶人形ラビリピト》]]のオールハンデスは発動する。 1.「[[かわりにバトルゾーン以外のゾーンに置かれる>着地置換効果]]」状況 -相手の[[《獣軍隊 ヤドック》]]がある中で、自分のマナゾーンの枚数より大きいコストの[[《卍 デ・スザーク 卍》]]を[[無月の門]]によってコストを支払わず召喚したとする。この場合、召喚は行われるがバトルゾーンに出ることは[[《獣軍隊 ヤドック》]]によって[[マナ送り]]に置き換えられ、結果としては「召喚はされたがバトルゾーンには出てない」という状況になる。 2.「特定のゾーンを離れない」状況 -相手に[[《封鎖の誓い 玄渦》]]がいる状況で[[墓地召喚]]した場合、バトルゾーンに出ることはないが、召喚は行ったことになる。 ***「[[出せない]]」と「召喚できない」 [#wf734ff6] -''[[出せない]]状態では、召喚することもできず、召喚したことにもならない''。(2021/04/14ルール改定) --[[S・トリガー]]や[[ニンジャ・ストライク]]などの「召喚を行おうとする[[能力]]」の[[使用宣言]]はできる。その場合、[[効果]]の[[解決]]までに[[出せない]][[効果]]が適用されなくなっていれば召喚できる。 --ルール改定以前は[[出せない]]状態でも「召喚した」扱いになっていた。 その場合も[[着地置換効果]]と同様に、[[クリーチャー]]は[[バトルゾーン]]に出ないが、「召喚した時」の[[能力]]が[[誘発]]した。 -''召喚できない状態では、「召喚を行おうとする[[能力]]」の[[使用宣言]]もできない''。 --「召喚することもできず、召喚したことにもならない」という部分は同じだが、宣言ができるかできないかの違いがある。 **特殊な例 [#zd584553] 上記の手順のうち、いくつかを変更するもの。 ''変更された部分以外は全て正規の手順を守らなければならない''ので注意。 文中には例外なく「召喚」と書かれているが、[[キーワード能力]]は[[注釈文]]が省略されることもあるので注意。 ''例'' -[[S・トリガー]] --「[[メインステップ]]中」ではなく「[[シールドゾーン]]から[[手札]]に加えられた時」に変更 --「総コストを好きな順番で支払う」を「[[コスト]]を支払わずに」に変更 -[[ニンジャ・ストライク]] --「[[メインステップ]]中」を「相手のクリーチャーが[[攻撃]]または[[ブロック]]した時、自分の[[マナゾーン]]に[[カード]]が[N]枚以上あり、その攻撃中に「ニンジャ・ストライク」[[能力]]を使っていなかった場合」に変更 --「総コストを好きな順番で支払う」を「コストを支払わずに」に変更 -[[G・ゼロ]] --「総コストを好きな順番で支払う」を「コストを支払わずに」に変更(条件付き) -[[リベンジ・チャンス]] --「[[メインステップ]]中」を「各ターンの終わりに」に変更 --「総コストを好きな順番で支払う」を「コストを支払わずに」に変更(条件付き) -[[マナ爆誕]]および[[マナ召喚]] --「手札から」を「自分の[[マナゾーン]]から」に変更 -[[墓地召喚]] --「手札から」を「自分の[[墓地]]から」に変更 -[[GR召喚]] --「トリガー時に」「[[超GR]]の上から1枚目を」「(実際は支払わないが)コストを支払ったことにして」に変更 ---「メインステップ中」「手札のクリーチャーを」「コストを支払って」の3要素がすべて変更されている。 --GR召喚は召喚の一部であるため、召喚に反応する能力はGR召喚でも反応する。 -[[《ハタモチ・チュリス》]]、[[《“T-風”戦車 ガンデルン》]] --「トリガー時に」「[[山札]]の一番上から」に変更 -「コストを支払わずに召喚〜」と書かれているテキスト --「トリガー時に」「指定されたゾーンから」「コストを支払わずに」に変更 --[[《超神星ビッグバン・アナスタシス》]]や[[《蒼神龍スペル・サモニオン》]]、[[《聖霊王ガガ・ラスト・ミステリカ》]]、[[《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》]]、[[《キング・マニフェスト》]]の[[能力]]は、[[テキスト]]に「召喚」と書かれているため召喚扱いとする。 **その他 [#c1a45198] -前述の「コストを支払わずに召喚〜」と書かれているテキストのケースでは、[[テキスト]]に「召喚」と書かれているため召喚扱いとなる。よって、[[コスト踏み倒し]]であるにもかかわらず、[[ゼニス]]の[[能力]]や[[O・ドライブ]]が使用可能。テキストに「カードを使う」という能力で、クリーチャーを使う時も召喚扱いとなる。 -よくある変換ミスで気づいていない人も多いが「召還」ではない。&br;「召還」は“呼び戻す”という意味で、“呼び出す”という意味の「召喚」とは正反対である。 -「召喚しなければ保留状態にならない」という誤認識してるユーザーが多い。実際は保留状態になってから召喚を行う。 -「召喚しなければ保留状態にならない」という誤認識をしているユーザーが多い。実際は保留状態になってから召喚を行う。 **参考 [#q703e2c9] -[[用語集]] -[[クリーチャー]] -[[プレイ]] --[[唱える]] --[[ジェネレート]] --[[要塞化]] --[[展開]] -[[召喚酔い]] -[[マナ爆誕]] -[[マナ召喚]] -[[墓地召喚]] -[[GR召喚]] &tag(用語集,キーワード処理,召喚);