#author("2021-10-02T13:49:36+09:00","","")
#author("2023-10-02T11:40:21+09:00","","")
*ローカルルール [#gd810b85]

地域や場所によって、差異の出るルールのこと。主に2つの意味に分けられる。
+公式からアナウンスのない[[不明確な裁定]]がある場合、大会やジャッジによる独断で下されるルール。
+[[公式ルール]]では定められておらず、勝手に特定のコミュニティで設けられたルールのこと。要するに、ルールに反するルール。
+2.から派生して、特定のコミュニティ間で独自に作られたレギュレーションのこと。[[パウパー>フルコモン]]や一部の[[多人数戦]]など。

ここでは、2.について解説する。

低年齢層の間でよく見られ、勝手に[[公式ルール]]に反したルールが特定の地域で蔓延してしまうことがある。言ってみればデマによって広まったルール。「小学生ルール」と言われたりもする。
当然、[[公認大会]]・[[公式大会]]では絶対に通用しないため、今一度正しいルールを確認しておきたい。

中には集団でこの[[ルール]]を間違っていることを知らずに適用してしまっていることもあり、大会で当たり前のこととして処理したことが多人数で責められる可能性がある。自分が正しいのに認められなかったり、間違っているのに納得させられてしまうことも十分にありえるので、覚えておいて損はない。知識は立派な武器となる。

もちろん、ローカルルールであることを前提にレギュレーションが組まれている場合もある。その場合は確認不足として違反は自己責任となる。いずれにせよ頭の隅においておくと良いだろう。

デマとは関係なしに、初心者や時には中級者以上の人が勘違いしてしまうことが多いルールに関しては、[[よくあるルールの勘違い]]に記載する。

**ターン開始時のアンタップを忘れると、そのままタップ状態がターン中継続する [#r1]

ターン開始時にマナゾーンとバトルゾーンのカードをアンタップする前に[[ドロー]]をしてしまうミスはよくあることだが、それをしてしまうとそのターンはアンタップできないというローカルルール。

当然だが、ターン開始時のアンタップは必ずしなければいけないものなので、ドローを先に行ってしまった場合、その順番の違いがゲームに支障をきたすようなものでなければすぐにアンタップし、その順番の違いがゲームに支障をきたすのであればお互いに話し合って処理を決めるか、ジャッジの判断に任せるべきである。

いずれにせよ、アンタップしないままゲームを進行するのはルール違反である。

もし、このローカルルールがまかり通るなら、[[タップ]]状態で効果を発揮できる[[《ドンジャングルS7》]]や[[《「無情」の極 シャングリラ》]]を、アンタップさせないという悪用ができてしまう。

**[[カード]]を[[プレイ]]する際の[[タップ]]を忘れると、[[《百発人形マグナム》]]によって[[クリーチャー]]が[[破壊]]されてしまう [#r2]

場合によってはマグナムが無くともその[[マナ]]は「使用済み扱い」され、加えてその[[マナ]]で[[プレイ]]しようとしていた[[カード]]は無効になることもある。

仮にこのようなルールが存在したなら、''マグナム側のプレイヤーが[[《飛行男》]]などの[[pig]]を自由に発動できるようになってしまう''ことになるため、適応されないのは当然といえる。

[[文明]]の関係で[[タップ]]する[[マナ]]を間違えてしまうことをさすこともあるが、ルールミスではないため本項では触れない。

余談だが、[[マナゾーン]]の[[タップ]]をしないまま相手[[ターン]]になり、[[《ガイアクラッシュ・クロウラー》]]や[[《害悪のカルマ スタバック》]]を[[召喚]]されると非常に厄介なことになる。全ての[[マナ]]を使いきっていなかった場合、「[[呪文]][[カード]]は[[アンタップ]]出来なくなる」という事実を知ってしまった上で[[カード]]を選択することになるのでトラブルのもとになる。


**呪文による[[ダイレクトアタック]] [#r3]

相手の[[シールド]]がない状態で[[除去]][[呪文]]をプレイヤーに向かって、直接[[唱える]]ことで[[ダイレクトアタック]]が出来るという勘違い。

''プレイヤーは[[除去]][[呪文]]の対象にはならない''。

-[[コロコロコミック]]に掲載されていた漫画に「[[呪文]]は相手を直接[[攻撃]]することもできる」と記載されていたために起こった勘違い。これは恐らく[[《ティラノ・リンク・ノヴァ》]]などが[[ブロッカー]]に邪魔されないことを指したかったのだと思われる。

**パワー6000以上のクリーチャーは、すべて[[W・ブレイカー]]である [#bef0d75d]

パワー6000以上のクリーチャーは、[[W・ブレイカー]]を持つものが多いことから発生したローカルルール。

「相手プレイヤーを攻撃できない」は「[[ダイレクトアタック]]はできないが、シールドはブレイクしにいける」という[[よくあるルールの勘違い]]も相まって、[[《青嵐の精霊バルキア》]]や[[《天空の守護者グラン・ギューレ》]]が[[ダイレクトアタック]]ができない[[W・ブレイカー]]へと化すことも([[基本セット]]や[[闘魂編]]時代では破格の[[スペック]]になる)。

**山札のカードを見せて先攻後攻を決める [#r9]

ゲームを開始する際、[[デッキ]]をお互いに[[シャッフル]]した後([[シールド]]展開後や[[手札]][[ドロー]]後の場合もある)両方の[[デッキ]](及び[[山札]])の底の[[カード]]をオープンし、その[[カード]]の[[コスト]]([[パワー]]の場合もある)が高いほうが先攻になる(先攻後攻を決められる場合もある)というローカルルール。
他にも、[[ガチンコ・ジャッジ]]方式で先攻後攻を決定することも。

当然[[公式ルール]]ではない。[[非公開ゾーン]]はカードの効果による指示がない限りはどのプレイヤーも見ることはできない。

''[[公式ルール]]では「[[ジャンケン]]」のみによって決めることになっている''。
なおジャンケンの勝者が自身の先攻後攻を決めるのではなく、勝者を必ず先攻とするのが公式である。

-仮にこのルールが適用された場合、明らかに[[ビートダウン]]は[[コントロール]](特に[[コスト踏み倒し]]系)に対して不利になる。また、何もせずとも[[《時空の賢者ランブル》]]を簡単に[[覚醒]]させることが出来るようになってしまう。

-コイントスや[[コスト]]の奇数・偶数などの決定もローカルルールであり、公式には認められていない。

**シールドブレイクで「バトルに勝利」 [#za118068]

シールドをブレイクすると、シールドとバトルをして勝ったことになるというローカルルール。

当然、[[バトル]]はクリーチャー同士でしか起こらないものなので、シールドをブレイクしてもバトルしたことにすらならない。

このローカルルールでは、[[《無限掌》]]が自分のクリーチャーがシールドがなくなるまで相手を攻撃して[[ダイレクトアタック]]まで持ち込めるようにする破格の性能になる。

**マナゾーンの[[無色]]カードは、どの文明のマナも生み出せる [#b3637266]

[[エピソード2]]で[[無色]]という文明を持たないカードの登場は、一時期多くのプレイヤーの混乱を招き、その混乱のさなかに生まれた謎のルール。
このローカルルールでは、無色カードは、「[[アンタップイン]]でマナゾーンに置かれて、[[マナ数]]1と5文明のいずれかの文明のマナを生み出せる」という、[[単色]]カードと[[5色レインボー]]の両方をいい所どりしたような[[マナ基盤]]になる。

それでいて、無色のカードを[[プレイ]]する時は文明を必要としないという[[公式ルール]]はそのままのため、本当に破格の[[スペック]]である。

当然、正しいルールはどの文明のマナも生み出せないため、無色カードだけでは[[有色]]カードをプレイするのに必要な文明は生み出せない。

**参考 [#d0c3cf2d]
-[[公式ルール]]
-[[よくあるルールの勘違い]]

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