#author("2023-12-01T19:50:18+09:00","","")
#author("2023-12-31T07:47:53+09:00","","")
*ムゲンクライム [#jb3cdaf3]

|<ムゲンクライム>X(自分のクリーチャーをX体タップして、[文明(X)]支払って、このクリーチャー(この呪文)を自分の手札または墓地から召喚して(唱えて)もよい)|

[[DMSD-16]]で登場した[[キーワード能力]]。[[チーム零]]の必殺技。

|罪無 ミズゲム垓 P 水文明 (3)|
|クリーチャー:マフィ・ギャング/チーム零 4000|
|<ムゲンクライム>2(自分のクリーチャーを2体タップし、[水(2)]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい)|
|ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)|
|このクリーチャーは攻撃できない。|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。|

この能力に書かれた指定の数だけ、自分の[[クリーチャー]]のタップと、マナの支払いをすることで、手札か墓地から使うことができる。

初期の頃は、この能力を持ったカードはクリーチャーしか存在しなかったが、[[DMRP-16]]より呪文でもこの能力を持つカードが登場した。再利用を防ぐためか、この能力を持つ呪文は唱えた後、[[山札の下]]に送られる能力を持つ。

「支払って」と書いてあるので、[[コスト踏み倒し]]能力というわけではなく、[[代替コスト]]能力として扱われる。
マナゾーンのカードをタップし、コストを支払った上で召喚しているので、多くの[[踏み倒しメタ]]に引っかからないため、事実上の[[コスト軽減]]能力でもある。

自分のクリーチャーを手軽に[[タップ]]できるため、[[サイレントスキル]]や[[光臨]]、[[タップ誘発]]のトリガーを狙うことも可能。

要は、マナゾーンだけでなく、バトルゾーンにあるクリーチャーを召喚用のマナとして扱うようにする、といった所か。

当たり前だがムゲンクライム持ちは基本的にムゲンクライムで出すことを前提としたデザインがされている。素出しはなるべく避け、ムゲンクライムを積極活用して出したいところ。

**ルール [#ne660c66]
-何かしらの効果で召喚できない状態では、当然ムゲンクライムを使って召喚することもできない。

-この能力を使う時に支払うコストも、[[コスト軽減]]の影響を受ける。
ただし、[[コスト]]が減っても[[クリーチャー]]を[[タップ]]する枚数は減らない。
[[《一番隊 バギン16号》]]がいる時に[[《罪無 ミズゲム垓》]]を[[ムゲンクライム]]で[[召喚]]する場合、[[クリーチャー]]を2体[[タップ]]し、[[マナコスト]]を1支払って[[召喚]]する。

-[[タップ誘発]]能力を持つクリーチャーをタップして召喚する時、そのタップ誘発はバトルゾーンに[[着地]]してから、解決する。

**テクニック [#o99ef31b]
墓地から召喚できるため、序盤はどんどん[[ディスカード]]などで墓地に捨てていってもいいが、[[墓地利用メタ]]には注意。手札からも使えるため、相手がそのような能力を持ったカードを使っていれば、手札にキープしていくのが吉だろう。

逆に、相手に[[墓地利用メタ]]を使わせる[[ブラフ]]として、あえて強力な能力を持ったムゲンクライムカードを墓地に置くのも手。

**その他 [#dda7067d]
-コロコロコミックなどの書籍では「[[バトルゾーン]]の[[クリーチャー]]から奪ったエネルギーで降臨する[[能力]]」と説明されている。
アニメ『デュエル・マスターズ キング』で使用された際には[[クリーチャー]]の[[タップ]]を「生贄」と表していた(実際、タップされたクリーチャーから青い煙のようなエネルギーが吸いだされ、そのエネルギーが吸い込まれる穴からクリーチャーが召喚されるといった演出がなされていた)。
アニメ『[[デュエル・マスターズ キング]]』で使用された際には[[クリーチャー]]の[[タップ]]を「生贄」と表していた(実際、タップされたクリーチャーから青い煙のようなエネルギーが吸い出され、そのエネルギーが吸い込まれる穴からクリーチャーが召喚されるといった演出がなされていた)。

-名前の由来は「無限」と「[[クライム(罪)>無月の大罪]]」。あわせて「無限の罪」と言ったところだろう。名前にある「クライム(罪)」とは正規コストを支払わずにプレイすることを表現していると言える。

-この能力を持つクリーチャーのカード名は《&ruby(クライム){罪無}; ~(カタカナ+漢字1字)》。
カード名の最後の文字はムゲンクライムの数字で決まっており、1なら「兆」、2なら「垓」、3なら「極」となる。
ただし、[[ベリーレア]]以上の高レアリティになるとこの法則が当てはまらなくなる。

-カードイラストでは、この能力を持つクリーチャーは体に紫色のボルトが刺さっており、ボルトには「0」と「Z」を組み合わせたマークが描かれている。
このボルトは、無限の闇と同化している[[クリーチャー]]を現世に繋ぎ止めるための「ムゲンボルト」であり、「ムゲンクライム」とはこのムゲンボルトを締める儀式であるらしい。また、強力な[[クリーチャー]]であるほど、現世に繋ぎ止めるために必要なムゲンボルトの本数が多くなると説明されている。

-ムゲンクライムの数字は、大抵、この能力を持つクリーチャーのコストを2で割った数字で決まっており、マナゾーンとバトルゾーンのカードを合わせて本来召喚に使うコストの数字となる。
--ただ、[[《罪無 ミズゲム垓》]]や[[《罪無 ドロキオ垓》]]のような例外も存在する。
--また、偶数コストを持つのが大半だが、奇数コスト持ちは、その数字より1小さい数を2で割った数字となる。

-[[十王篇]]の新能力では唯一、文明を支払う能力なのに「テキスト内のコスト」が[[注釈文]]にしか書かれていない。
--恐らく、1つの数字で[[タップ]]する[[クリーチャー]]の数と支払うマナコストを両立させたかったがために、[[マジボンバー]]のような数字の書き方になったのだろう。今後[[テキスト]]が長い[[カード]]が出て補足[[テキスト]]を省略したい場合に不具合があると思われる。
---一応、[[十王篇]]のコストを支払う新能力の法則は、[[追加コスト]]の[[バズレンダ]]を除き、「マナX点(支払う文明は、自身の持つ文明と同じ)(([[キリフダッシュ]][無色(0)]はコストを支払わないので例外))」であるため、省略できなくもないのかもしれない。

-全体的なデザインは[[Magic:The Gathering]]のキーワード能力「[[召集/Convoke>http://mtgwiki.com/wiki/%E5%8F%AC%E9%9B%86]]」に近い。都市次元ラヴニカの[[緑>自然]][[白>光]]の勢力「セレズニア議事会」の持つ能力として登場している。
こちらもムゲンクライム同様自分のクリーチャーを[[タップ]]することでカードをプレイする助けとするものだが、召集はどちらかといえば[[《カエルB ジャック》]]の効果を受けた呪文のように、タップすることでマナ支払いの代わりにできる能力に近い。

**「ムゲンクライム」に関連する能力を持つカード [#a2c02275]
-[[《戯具 ザンボロン》]]
-[[《無量大龍 ツェン・ミリアルデン》]]
-[[《戯具 ドゥパーボ》]]
-[[《∞大龍 ゲンムエンペラー》]]

**参考 [#p844647e]
-[[用語集]]
-[[タップ]]
-[[墓地召喚]]
-[[リアニメイト]]

-[[《罪無 ミズゲム垓》]]

-[[十王篇]]
-[[チーム零]]

-[[【青黒ゲンムエンペラー】]]

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[[公式Q&A]]

>Q.「ムゲンクライム」はどういう能力ですか?
A.自分のクリーチャーを指定された数だけタップし、指定されたコストを支払って、自分の手札または墓地から「ムゲンクライム」コストで召喚できる能力です。例えば《幻龍 ゲンムエンペラー》の「ムゲンクライム4」を使う場合、自分のクリーチャーを4体タップし、水文明と闇文明を含む4マナを支払います。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34074/]]

>Q.クリーチャーが召喚できない状況で「ムゲンクライム」を使い、コストだけ支払うことはできますか?
A.クリーチャーが召喚できない状況では「ムゲンクライム」を使うこともできません。そのため、クリーチャーをタップしたり、マナコストを支払うこともできません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34075/]]

>Q.《コッコ・ルピア》等が持つ、召喚コストを少なくする能力で《幻龍 ゲンムエンペラー》の「ムゲンクライム」のコストを少なくすることができますか?
A.はい、召喚コストを少なくする能力で「ムゲンクライム」を使うのに必要なマナコストを少なくすることができます。その場合でも、タップするクリーチャーの数は変わりません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34076/]]

>Q.自分の[[《龍素王 Q.E.D.》]]が1体のみバトルゾーンにいる状況で、自分は墓地にある[[《夢幻の無》]]の「''ムゲンクライム''」能力を、コストを支払わずに唱えることはできますか?
A.いいえ、唱えられません。「''ムゲンクライム''」能力は代替コストです。代替コストが支払えない場合、[[《夢幻の無》]]の使用宣言もできません。また、代替コストを支払える状況で使用を宣言した場合、その代替コストを支払う必要があります。
#region2(([[総合ルール]] [[601.1a>総合ルール本文#rule601_1a]])){{
:601.1a |プレイヤーは、使用する条件の変更も含め、カードを使うことを宣言します。マナコストを増減させる効果がある場合は、この時点で適用する効果を決定します。使用条件を変更する効果や、マナコストを増減させる効果によって、その使うカード自身がゾーンを移動する必要がある場合、その効果は使用できません。また、効果の適用に必要な処理を実行できない場合や、別の効果を先に適用することによって効果の適用に必要な処理を実行できなくなる場合も、その効果は使用できません。&br;例 : 《"逆悪襲"ブランド》のG・G・Gを適用したい場合、カードの使用を宣言した時点で、《"逆悪襲"ブランド》も含めた手札の枚数が1枚以下である必要があります。&br;例2: 自分のクリーチャーがいない状況でフシギバースを適用することはできません。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39081]](2020.12.15)

>Q.《戯具 ザンボロン》の効果でカードを1枚引くのは、「ムゲンクライム」能力を持つクリーチャーがバトルゾーンに出る前ですか?
A.いいえ、「ムゲンクライム」能力を持つクリーチャーがバトルゾーンに出た後で、カードを1枚引きます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34081/]]

>Q.バトルゾーンに自分の[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]があり、相手は[[《封鎖の誓い 玄渦》]]が1体います。自分が墓地にいる[[《恒河沙 ベゴマ壊ン》]]の「ムゲンクライム」能力を使用する場合、[[《封鎖の誓い 玄渦》]]の能力でバトルゾーンに出すことはできませんが、コマンドを持つ闇のクリーチャーを召喚したことによって、封印を1つ外しますか?
A.はい、封印を外します。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34243]]

>Q.[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]がバトルゾーンにいる状況で、自分は[[《夢罪放免》]]を「''ムゲンクライム''」で唱え、クリーチャーとマナゾーンのカードをタップできますか?
A.はい、「''ムゲンクライム''」のコストを支払えます。効果は無視されるので、唱えた後、[[《夢罪放免》]]は墓地に置かれます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40599]](2021.12.17)

>Q.[[《かぼちゃうちゃうちゃう》]]がバトルゾーンにいる状況です。自分は墓地から「''ムゲンクライム''」で呪文を唱えられますか?&br;参照:[[《夢幻の無》]][[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]
A.いいえ、唱えられません。墓地から呪文を唱えられない状況ではコストも支払えないので、「''ムゲンクライム''」によって自分のクリーチャーとマナゾーンのカードをタップすることもできません。
#region2((総合ルール 601.1b)){{
:601.1b |使うことを宣言した時点でカードは元々あるゾーンを離れ、どこでもないゾーンに移ります(通常は手札から)。カードの使用を禁止されている場合、宣言そのものができません。また、代替コストを支払えない場合も、宣言することはできません。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40656]](2021.12.17)

>Q.[[《かぼちゃうちゃうちゃう》]]がバトルゾーンにいる状況です。自分は墓地から「''ムゲンクライム''」でクリーチャーを召喚できますか?&br;参照:[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]&br;類似例:[[《封鎖の誓い 玄渦》]]
A.はい、召喚できます。[[《かぼちゃうちゃうちゃう》]]の能力によりクリーチャーは出せませんが、「''ムゲンクライム''」のコストでクリーチャーとマナゾーンのカードをタップすることはできます。&br;クリーチャーを出せなくする効果がある場合は召喚することもできなくなりますが、今回のように、カードが特定のゾーンを離れないという効果がある場合なら、召喚は可能です。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40657]](2021.12.17)

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