#author("2024-03-19T22:12:20+09:00","","")
#author("2024-04-12T18:53:23+09:00","","")
*マッハファイター [#s63805a7]

|マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)|

月刊[[コロコロコミック]]2018年4月号[[付録>プロモーション・カード]]で初登場した[[キーワード能力]]、またはこの能力を持つクリーチャーの総称。

|進化王来 モモキング P 火/自然文明 (4)|
|クリーチャー:ジョーカーズ/レクスターズ 5000|
|マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)|
|シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうしたら、カードを2枚引く。|

|ハザード・オウ禍武斗 SR 自然文明 (9)|
|クリーチャー:グランセクト 14000|
|マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)|
|T・ブレイカー|
|BGCOLOR(#ccd):|
|禍武斗の轟印 SR 自然文明 (7)|
|呪文|
|このターン、自分のクリーチャーすべてのパワーを+12000し、「T・ブレイカー」を与える。|

[[自然]][[文明]]の[[クリーチャー]]のみが持つ[[能力]]で、当初は[[グランセクト]]や[[ジョーカーズ]]など限られた[[種族]]が主に持っていたが、現在は[[スピードアタッカー]]のように[[自然]]を持つ[[クリーチャー]]であれば[[種族]]関係なしに持つようになっている。
[[自然]]の[[クリーチャー]]のみが持つ[[能力]]で、当初は[[グランセクト]]や[[ジョーカーズ]]など限られた[[種族]]が主に持っていたが、現在は[[スピードアタッカー]]のように[[自然]]を持つ[[クリーチャー]]であれば[[種族]]関係なしに持つようになっている。

この[[能力]]を持つ[[クリーチャー]]は、[[バトルゾーン]]に出た[[ターン]]限定で相手の[[タップ]]、[[アンタップ]]状態に関係なく相手[[クリーチャー]]を[[攻撃]]できる。事実上、[[フュリー・チャージ]]の上位能力である。

[[火]][[文明]]の[[スピードアタッカー]]を強く意識した[[能力]]と思われる。
[[火]]の[[スピードアタッカー]]を強く意識した[[能力]]と思われる。

スピードアタッカー同様[[アタックトリガー]]と相性が良いのはもちろんのこと、「[[バトル]]する時」または「[[バトル]]に勝った時」能力とも相性がいい。

**ルール [#sf7472d1]
-テキストには書かれていないがこの能力は当然ながら[[召喚酔い]]を無視して、相手のクリーチャーに攻撃できる。

-この[[能力]]自体は[[バトルゾーン]]に出て[[トリガー]]している訳ではないので[[cip]]ではなく、[[常在型能力]]の一種である。そのため、この能力を持ったクリーチャーが進化した場合、その進化先のクリーチャーがこの能力の効果を[[引き継ぐ>引き継ぎ]]ことはできない。

-[[効果バトル]]系の能力と違って役割を遂行するには[[攻撃]]はしなくてはならないので、[[ブロッカー]]や[[ガードマン]]で止まる他、[[タップイン]]系の能力で無力化されてしまうという特徴がある。この辺りは、[[スピードアタッカー]]と同じ。

-マッハファイターがアンタップしているクリーチャーを攻撃できるのは出たターンのみ。
--気をつけなければならないのはマッハファイターを他のクリーチャーに[[付与]]する場合([[《キノコ将軍》]]など)。[[付与]]したところで[[バトルゾーン]]に出た[[ターン]]にしか効果がない事には変わりがないため、''[[バトルゾーン]]に出た[[ターン]]が過ぎている[[クリーチャー]]にこの能力を[[付与]]しても[[アンタップ]]しているクリーチャーは攻撃できない''。もちろん、召喚酔いは解けているので、タップしているクリーチャーは攻撃できる。
--マッハファイターが有効な状態のクリーチャーから進化し、同一ターン中にそこからさらに[[退化]]した場合、マッハファイターは有効。(2018/8/6正式回答)

**ゲームにおいて [#f00e24d9]
マッハファイターは見方を変えれば[[cip]]能力で自分より低パワーの相手クリーチャーに疑似的な[[火力]]を放つと言ってもいい。

当然のことながら、相手のクリーチャーがいなければ無意味な能力となる。
そのため、マッハファイターと[[アタックトリガー]]や[[バトル]]関連の能力がよく組み合わせられる環境では、相手にマッハファイターを使わせまいと、クリーチャーを極力出さないプレイングが求められることもある。
これまで主な除去手段が利敵行為にもなりかねない[[マナ送り]]だった[[自然]]にとっては、[[双極篇]]で登場して以来、非常にありがたい破壊手段として活躍。

出たターンにこの能力を持つクリーチャーのパワー分だけ[[火力]]を放つようなもので、[[ブロッカー]]や[[ガードマン]]に防がれるが、[[アンタッチャブル]]を狩りにいけるのはかなりの利点。

[[スピードアタッカー]]同様[[アタックトリガー]]と相性が良いのはもちろんのこと、「[[バトル]]する時」または「[[バトル]]に勝った時」能力とも相性がいい。

主な弱点は、相手のクリーチャーがいなければ[[腐る]]こと。
そのため、マッハファイターと[[アタックトリガー]]や[[バトル]]関連の能力がよく組み合わせられる[[環境]]では、相手にマッハファイターを使わせまいと、クリーチャーを極力出さないプレイングが求められることもある。

[[超天篇]]では、[[《虹速 ザ・ヴェルデ》]]の[[マッハファイター]]を起点にした[[侵略]]をさせないことが、[[《解体人形ジェニー》]]より[[《解罪 ジェ霊ニー》]]や[[《解体事変》>《青守銀 シルト/解体事変》]]が大きく評価されるポイントとなっていた。

[[汎用性]]が高いことで大注目を集めた[[《天災 デドダム》]]も、[[《グレープ・ダール》]]の[[マッハファイター]]を起点とした[[Jチェンジ]]を使わせてしまうことから、それを避けるために[[墓地肥やし]]が必要ではないデッキなら[[《フェアリー・シャワー》]]を優先的に使うといったこともある。
[[汎用性]]が高いことで大注目を集めた[[《天災 デドダム》]]も、[[《グレープ・ダール》]]の[[マッハファイター]]を起点とした[[Jチェンジ]]を使わせてしまうことから、それを避けるために[[墓地肥やし]]が必要ではないデッキなら[[《フェアリー・シャワー》]]を優先的に使われたことがある。

当然のことながら、[[《無修羅デジルムカデ》]]のように[[タップイン]]をさせる、[[《全能ゼンノー》]]を始めとした[[速攻メタ]]カードも、マッハファイターの対策候補にあがる。
[[メタゲーム]]においては、同じく「出たターンに攻撃できる」[[スピードアタッカー]]や[[進化クリーチャー]]と弱点が被ることも難点。マッハファイターが警戒されてない環境でも、[[《無修羅デジルムカデ》]]のように[[タップイン]]をさせられたり、[[速攻メタ]]としてよく使われる[[《ボン・キゴマイム》>《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》]]や[[《全能ゼンノー》]]などで[[スピードアタッカー]]や[[進化クリーチャー]]のついでのようにメタられる。
後に[[アビスラッシュ]]も登場したため、このようなメタカードは主流になっており、マッハファイターもその煽りを受けることになる。

水はマッハファイターの対抗策として[[ジャストダイバー]]を誕生させた。返しの1ターンの間、[[攻撃されない]]効果も得るため、[[アンタッチャブル]]だけなら貫通できるマッハファイターでも除去できない。
マッハファイターの対抗策として誕生した[[水]]の[[ジャストダイバー]]にも弱い。返しの1ターンの間、[[攻撃されない]]効果も得るため、[[アンタッチャブル]]だけなら貫通できるマッハファイターでも除去できない。

[[DM23-RP1]]では汎用[[速攻メタ]]の[[《ボン・キゴマイム》>《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》]]も登場し、さらに水文明に刺さりが悪くなった。
**その他 [#n599fb85]

**その他 [#n599fb85]
-前述の通りバトルゾーンに出たターンにしか効果を発揮できない。そのため、バトルゾーンに出たターンに[[革命チェンジ]]や[[侵略]]の踏み台にしても能力が無駄になることはない。

-この能力を持つクリーチャーは高パワーが多いので、[[光]]文明のブロッカーでも犠牲を出さずに防ぐのは難しい。
--一方で[[《デスマッチ・ビートル》]]は天敵。パワーが13000もあるので殆どのマッハファイターが返り討ちにされてしまう。低コストなのも凶悪。

-今までの[[火]][[文明]]でたまに出る[[スピードアタッカー]]の[[アンタップキラー]]もそうだが、[[召喚酔い]]している相手の[[クリーチャー]]を奇襲で倒せる点が強力。[[システムクリーチャー]]を倒しつつ場に残れれば有利。
-光の[[ブロッカー]]と同じく、[[相手プレイヤーを攻撃できない>攻撃できない]]デメリットを天秤にかけて高パワーを獲得する個別カードも多い。このような個体こそ[[革命チェンジ]]や[[侵略]]の種にしたいところだが、[[《異端流し オニカマス》]]等の[[コスト踏み倒しメタ]]と対峙する場合はまずそれを狩ることになる。しかしそうすると次のターンから相手のクリーチャーがタップしない限り、棒立ちを余儀なくされる。普通に進化することも頭に入れておいた方がいいだろう。

-バトルゾーンに出たターンではなく、[[《ΔΔΣ シグマティス》]]の能力などの[[解決]]で、クリーチャーに「このターン、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる」ようにする派生形も存在する。
この能力を持っているカードには、[[《ΔΔΣ シグマティス》]]の他に[[《生命と大地と轟破の決断》]]、[[《アカシシーマ/レッド・アグラフ》]](呪文面)がある。

-[[王来篇]]より[[テキスト]]が変更となった。[[十王篇]]までの[[テキスト]]は以下の通り。
|マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)|

-Deadmanは2021年4月に「自分の作ったカードで一番の傑作は?」と公式動画で質問された際に「作ったというとちょっとオーバーだけど」と前置きしながら「マッハファイター全般」と答えている。[[参考>https://www.youtube.com/watch?v=u0hiduRm9ic]]
**類似概念との比較 [#qcb3a141]
|>|>|>|>|CENTER:|c
||相手[[プレイヤー]]|[[タップ]]クリーチャー|[[アンタップ]]クリーチャー|備考|h
||>|>|CENTER:||c
|(普通のクリーチャーがバトルゾーンに出たターン)|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない||
|[[スピードアタッカー]]がバトルゾーンに出たターン|''攻撃できる''|''攻撃できる''|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|ルールによって[[召喚酔い]]しないクリーチャー(([[進化クリーチャー]]や[[リンク]]した[[ゴッド]]等))も同様|
|''マッハファイター''がバトルゾーンに出たターン|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|''攻撃できる''|''攻撃できる''|出たターンのみアンタップクリーチャーも攻撃目標に選ぶことができる&br;出た次以降のターンはアンタップクリーチャーは攻撃目標に選べない|
|[[フュリー・チャージ]]がバトルゾーンに出たターン|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|''攻撃できる''|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない||
|ターン指定[[アンタップキラー]]がバトルゾーンに出たターン|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|''攻撃できる''|「このターン攻撃できる」など、指定されたターン中の攻撃が認められたもののみ&br;ターン指定のないものは[[召喚酔い]]だと攻撃できない|
|[[バトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる]]クリーチャーがバトルゾーンに出たターン|''攻撃できる''|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない||

**参考 [#eb9ab656]
-[[ターン]]
-[[タップ]]
-[[アンタップ]]
-[[クリーチャー]]
-[[攻撃]]
-[[召喚酔い]]
-[[キーワード能力]]
-[[自然]]
-[[グランセクト]]
-[[マスター・マッハファイター]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[アンタップキラー]]
-[[フュリー・チャージ]]

----
[[公式Q&A]]

>Q.''マッハファイター''とスピードアタッカーは似ていると思うのですがどう違うのですか?
A.スピードアタッカーは出たターンに攻撃することができる能力ですが、アンタップしているクリーチャーを攻撃することはできません。&br;''マッハファイター''を持つクリーチャーは出たターンにクリーチャーであればタップしていてもアンタップしていても攻撃できる能力ですが、プレイヤーを攻撃することはできません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31690]](2019.7.2)

>Q.[[《ナ・ハナキ・リー》]]のように''マッハファイター''を持つクリーチャーは出た次のターン以降もアンタップしているクリーチャーを攻撃できますか?
A.いいえ、アンタップしているクリーチャーを攻撃できるのは出たターンの間だけです。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31691]](2019.7.2)

>Q.前のターンに出した、下にカードが置かれていない自分の[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]がバトルゾーンにいます。&br;自分は[[《時空の庭園》]]を唱え、この[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]の下に[[《超神龍バイラス・カースド》]]を置きました。その後、同ターン中に[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]を破壊し、再構築で[[《超神龍バイラス・カースド》]]をバトルゾーンに残した場合、この[[《超神龍バイラス・カースド》]]は「''マッハファイター''」で相手のクリーチャーに攻撃できますか?
A.はい、攻撃できます。再構築で残った[[《超神龍バイラス・カースド》]]はこのターン[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]の下に置かれたカードですので、このターンに出たクリーチャーとして扱います。「''マッハファイター''」は出たターン中は有効な能力ですので、このターン、[[《超神龍バイラス・カースド》]]はクリーチャーを攻撃できます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40525]](2021.11.19)

>Q.[[《MAX-Gジョラゴン》]]を召喚し、その「このクリーチャーが召喚によって出た時」の能力で[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]を手札からマナゾーンに置きました。召喚したターン中に、能力で得た「マスター・W・ブレイカー」によってシールドをブレイクする時、各ブレイクの前に相手のクリーチャーを破壊しますか?&br;類似能力:「''マッハファイター''」
A.はい、破壊します。[[《MAX-Gジョラゴン》]]がバトルゾーンに出たターン中であれば、各ブレイクの前に「マスター・W・ブレイカー」によって相手のクリーチャーを破壊します。&br;ただし、前のターンからいた[[《MAX-Gジョラゴン》]]の能力で、自分のターンのはじめに[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]をマナゾーンに置いた場合は、「マスター・W・ブレイカー」によって相手のクリーチャーは破壊できません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41470]](2022.6.24)

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