#author("2023-09-24T21:20:45+09:00","","")
*プリン効果 [#x2dcac30]

相手の[[クリーチャー]]を「次の自分の[[ターンのはじめ]]まで[[攻撃]]も[[ブロック]]もできない」状態にさせる[[効果]]の俗称。
単に[[ロック]]と呼ぶ事もある。

名前の由来は[[DMR-04]]の[[《勝利のプリンプリン》]]。

|勝利のプリンプリン C 光/水/自然文明 (5)|
|サイキック・クリーチャー:ハンター/エイリアン 4000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。|
|V覚醒リンク−バトルゾーンに自分の《勝利のガイアール・カイザー》と《勝利のリュウセイ・カイザー》がある時、そのクリーチャーとこのクリーチャーを裏返しリンクさせる。|
|BGCOLOR(white):[[《勝利のガイアール・カイザー》]]、[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]と[[V覚醒リンク]]後⇒[[《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》]]|

この効果は[[ブロッカー]]や[[アタッカー]]への足止めに有効で、さらにこの効果を放てる能力を持ったカードは妨害として[[コストパフォーマンス]]も高いため、登場以降バトルゾーンから離さない除去として[[環境]]で愛用されている。

[[色]]の役割としては[[水]]に多く、[[革命編]]以降プリン効果が放てる多数のカードが登場している。

-[[《金縛の天秤》]]あたりを見ると革命編では1体あたり2コスト程度の査定であったと見られるが、[[新章デュエル・マスターズ]]以降は[[《オクトーパの相対性魔力講義》]]や[[《コザラン攪乱大混乱》>《暴君 アーザラン/コザラン攪乱大混乱》]]を見るに1コスト程度の査定となっていると言える。尤も、軽量で1体へのプリン効果以外にこれといった効果を持たないカードの場合はカード1枚あたりの役割が少ないため、少々お得目の[[コスト論]]でデザインされるのかもしれない。

-効果としては単体ではささやかな上にバトルゾーンから離せないため、[[メインデッキ]]を圧迫する軽量域のものは敬遠されやすい。だが、相手全体へ効果が及ぶ上に[[アタックトリガー]]で継続的に[[トリガー]]できる[[《奇天烈 シャッフ》]]、[[超次元]][[呪文]]による付加価値が狙える上に空いた超次元ゾーンの枠に挿せる[[《勝利のプリンプリン》]]、[[S・トリガー]]を持っている上に[[革命チェンジ]]でワンチャンスを作れる[[《青寂の精霊龍 カーネル》]]などは積極採用される。要は運用性や[[汎用性]]の問題である。

-[[《奇天烈 シャッフ》]]によるプリン効果は相手クリーチャー全体への効果である。よって、発動後にバトルゾーンに出たクリーチャーには効果が及ばない。そのため、スピードアタッカーには無力。

-[[攻撃]]や[[ブロック]]ができない点から[[フリーズ]]と似ている。こちらが定まった呼び名を持たないため擬似[[フリーズ]]と呼ばれる事もある。フリーズと違い[[タップキル]]はできないが、[[アンタップキラー]]と組み合わせて、この効果で時間稼ぎをして狩りにいくのもいいだろう。

-よく分かりやすいようにプリン効果を受けたカードを逆さまにするプレイヤーがいるが、ルール上このような行為は不適切である。とはいえ、このような行為がゲームの進行に支障をきたすことはほとんどなく、むしろ分かりやすくて混乱が起こりにくくなり、特に問題のない行為である。公式大会でもこの行為が咎められることは少ない。ただし、効果が切れた場合はきちんと戻した方がいいだろう。

-[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]などの[[置換効果]]で[[バトルゾーン]]に[[とどまる]]、いわゆる「不死ブロッカー」に有用。そちらは[[《勝利のプリンプリン》]]が登場したことによって環境から失墜したという過去を持つ。

-[[DMR-02]]の[[《ガンリキ・インディゴ・カイザー》]]が初出とされるが、そちらは厳密に言うと効果の継続期間が「次の自分のターンのはじめまで」ではなく「このターン」である。また、「[[攻撃]]も[[ブロック]]もできなくする」[[能力]]自体はそれよりも前の[[DM-16]]で[[《ノーブル・エンフォーサー》]]が登場している。

-デュエル・マスターズの開発内では[[フリーズ]]と区別するために、[[MTG>Magic:The Gathering]]の同じような能力から引用し[[『留置』>http://mtgwiki.com/wiki/%E7%95%99%E7%BD%AE]]と呼ばれていることが明らかにされた(([[射場本正巳]]氏の[[ツイート>https://twitter.com/syaba3/status/1474575634672365568]]))。

**プリン効果を放つ有名なカード [#ocd5c611]
-[[《ガンリキ・インディゴ・カイザー》]](プリン効果の先駆け)
-[[《勝利のプリンプリン》]](プリン効果の初出)
-[[《金縛の天秤》]]
-[[《奇天烈 シャッフ》]](宣言した数字のコストのクリーチャー限定)
-[[《青寂の精霊龍 カーネル》]]

**参考 [#i67c7753]
-[[ロック]]
-[[フリーズ]]
-[[攻撃制限]]
-[[ブロックできない]]

&tag(用語集,プリン効果,攻撃ロック,攻撃できない付与,ブロックできない);

#author("2023-11-12T20:41:05+09:00","","")
#include(攻撃もブロックもできない,notitle)