#author("2025-01-30T21:06:21+09:00","","") #author("2025-01-30T21:38:20+09:00","","") *ビートダウン(ゲーム用語) [#ke39837e] 相手プレイヤーに積極的に攻撃すること、またはその様子。 「[[コントロール]]」の対義語。 「ビートダウンする」「ビートダウンを仕掛ける」などのように使う。「ビート」と略して使われることも多い。 -語源はBeat(殴る)Down(倒す)から。 *ビートダウン(デッキタイプ) [#nf28a086] [[デッキタイプ]]の分類の一つ。[[コントロール]]とは対極。 [[クリーチャー]]によって積極的に攻撃し、勝利することを目指すデッキの総称である。 基本的に[[バトルゾーン]]の[[コントロール]]などはあまり考えず、防御よりも攻撃に重きを置いている。そのため、複雑なギミックを持たない(持てない)デッキが多い。 -ちなみに[[デュエル・マスターズ公式HP]]のデッキ紹介においてこの言葉が使われたため、半ば公式化してしまった。どのTCGでも多用される言葉ではあるが。 -[[デッキビルダー>DMX-02]]の解説書に上級テクニックとしてこの用語が使われている。公式が固めたのだろうか。 -[[デュエル・マスターズ プレイス]]のデッキ名においても使用されている。もはや完全に公式用語と捉えてよいだろう。 ---- 大雑把に下記の2種類(3種類)に大別される。 **[[速攻]] [#z898cdfa] 2、3ターン目から[[シールド]]を[[ブレイク]]していき、3〜6ターン目で決着を目指すタイプがスタンダード。早い話がビートダウンの中でも特に速いもの。 2、3ターン目から[[ウィニー]]で[[シールド]]を[[ブレイク]]していき、3〜6ターン目で決着を目指すタイプがスタンダード。早い話がビートダウンの中でも特に速いもの。 デッキはほぼすべて攻めるためのもので埋め尽くす。[[《火炎流星弾》]]のような攻めに必要なカードも含む。 [[《ホーリー・スパーク》]]のような受け専用の[[S・トリガー]]はデッキに入ることがあるが、ドローしても立ち回りに全く使わず、取れる行動は「殴る」か「待つ(溜める)」の二択しか持たない。 **[[中速ビートダウン]] [#q8507a72] [[速攻]]よりは遅いが、基本的には終盤まで積極的に攻撃して勝負をつけるタイプ。遅い分、速攻よりは重くて強力なカードを使う。[[マナブースト]]や[[手札交換]]を採用したデッキは基本的にこちらに分類される。 速攻において「殴る」か「待つ(溜める)」しかできない間でも、[[マナブースト]]や[[手札補充]]を採用することで「準備する」という第3の選択肢を得ることができる。 **(撹乱的アグロ / メタビート) [#l920406e] 上の2つでもないが、最終的には殴り勝つことをフィニッシュにするデッキが該当する。 撹乱的アグロの名称は[[MtGの開発部による6つ分類>http://mtgwiki.com/wiki/%E6%92%B9%E4%B9%B1%E7%9A%84%E3%82%A2%E3%82%B0%E3%83%AD]]の1つから借用した。 [[速攻]]が「殴る・待つ」、[[中速ビートダウン]]が「殴る・待つ・準備する」を主体にしていることと対比すると、撹乱的アグロは「殴る・待つ・準備する・&color(red){''妨害する''};」の第4の選択肢を採用しているのがポイント。 同じカードゲームのくくりとして、概念として類似したデッキタイプはあるが、やはりデュエマには馴染みが薄い。 こちらでは[[cip]]や超次元呪文などで展開と妨害を両立し、相手が攻めあぐねる状況を作って締めるデッキタイプといえるか。 また、ガチガチの[[コントロール]]デッキと比較して、明確な[[フィニッシャー]]が数種類あるというよりも、出たクリーチャーは全員打点としてプレイヤーへの攻撃に参加するイメージも含む。 シールドブレイクに参加する[[《解体人形ジェニー》]]あたりは撹乱的アグロを行っているクリーチャーといえる。 一方[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]などを[[フィニッシャー]]にするデッキは、原則それを立てるまでは攻撃を開始しないため、撹乱的アグロではない。 判断に困るのが[[《CRYMAX ジャオウガ》]]で、[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]は基本的に殴って勝つことには違いないだろうが、その取り巻きは[[《CRYMAX ジャオウガ》]]が出る前に攻撃するのに旨味がないから攻撃していないだけで、やろうと思えば[[《天災 デドダム》]]を下敷きに[[《SSS級天災 デッドダムド》]]でシールドブレイクの択もできなくはない。 流石に[[《終末の監視者 ジ・ウォッチ》]]まで立てて蓋をしてから攻撃を開始するタイプなら[[コントロール]]に分類できる。 -デュエプレ環境には、除去札は[[《超次元リュウセイ・ホール》]]と[[《ドンドン吸い込むナウ》]]程度しか入れていない[[【Nエクス】>【Nエクス】 (デュエプレ)]]あたりが該当する。[[《ガチンコ・ジョーカー》]]や[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]といった制圧札を使わず、[[《バンカラ大親分 メンチ斬ルゾウ》]]や[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]といった明確な[[フィニッシャー]]も使わない、さらには[[【赤緑ハンター速攻】>【赤緑ハンター速攻】 (デュエプレ)]]や【ラムダビート】のような速度もないと、それこそ『撹乱的アグロ』がぴったりなデッキタイプといえる。 -TCGでは[[【黒単アビスロイヤル】]]が撹乱的アグロの系統で進化を続けている。スタートデッキの[[DM22-SD1]]ですら、[[《学校男》]]や[[《ハンマ=ダンマ》]]などを活用して[[墓地利用メタ]]を除去し終えてから、マナが十分になれば[[アビスラッシュ]]連打でとどめを刺す、「[[中速ビートダウン]]」や「[[コントロール]]」と呼ぶには疑問が残る戦い方をしていた。 --[[《ブルーム=プルーフ》]]、[[《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》]]や[[《邪龍 ジャブラッド》]]が登場して以降は特に「序盤は自分の下準備と相手の妨害を進めつつ[[アタックトリガー]]目的で刻んでブレイクし、時期が来たら残りのシールドを割り切って勝つ」ようになったと見受けられる。 また、[[除去]]や[[ハンデス]]といった直接的に相手の動きを制限するのではなく、[[メタカード]]で間接的に相手の動きを制限する「メタビート」のほうがデュエマには馴染み深い。 [[インフレ]]で[[《異端流し オニカマス》]]等[[ウィニー]]としてそのまま打点を形成できる[[コスト踏み倒しメタ]]が増えた事で、ほとんどの[[ビートダウン]]に事実上メタビートの要素が含まれるようになっている。 -[[【鬼羅.Star】]]は立ち回りは明らかに[[中速ビートダウン]]だが、自身の速度を持ち味に[[ダメージレース]]で勝つというよりは、相手の速度を自身未満に落とすことで相対的に自身の速度を早くしている。 **参考 [#gf21474d] -[[用語集]] -[[デッキ集 (一覧)]] -[[デッキ集/ビートダウン]] -[[デッキタイプ]] -[[コントロール]] &tag(デッキ集,戦術,ビートダウンデッキ,ビートダウン);