#author("2021-10-03T12:38:33+09:00","","")
#author("2021-10-03T12:40:27+09:00","","")
*トレード [#u6b94947]

[[カード]]とカードの交換のこと。
トレーディング・カードゲームの名の通り、交換によって自分の必要なカードを集めるのも、[[デュエル・マスターズ]]の楽しみのひとつである。

不要な[[カード]]と自分が望む[[カード]]を交換できれば、お金の節約にもなり、相手にとっても都合が良い結果となる。

ただし、[[メタゲーム]]で注目されるような人気のレアカードの場合、トレードに出してくれるのは稀なので、結局自力で集めなければならないことが多い。
特に[[《勝利のガイアール・カイザー》]]のような[[汎用性]]の高い[[カード]]にはよく言える。

また、カードの価値をよく知らないと損をしてしまうことがある。[[フォイル]]でもそれほど高価でなかったり、[[ノーマル]]でも[[絶版]]のままで値段が高かったりということはザラにある。

トレードはゲームの魅力のひとつではあるが、トラブルのもとにもなりやすい。
対象年齢が低いゲームなだけに、十分に注意したい。

しかし、''カードショップや公式イベントを始めとした公共の場においては、後述する理由で禁止されている方がむしろ多い''。

**禁止されていく「トレード」と時代背景の変化による形の変遷 [#k6a214da]
楽しみの一つであるトレードだが、昨今はトラブル防止の観点から''カード同士のトレードは禁止される傾向にある''。
昨今の[[デュエル・マスターズ]]の公式イベントや次世代ワールドホビーフェアにおいても、''COLOR(red){会場内でのトレード行為は一切禁止されている}''。

その一方、インターネットの発達による[[シングルカード]]市場の拡大や、中古サイトの隆盛といった時代背景の変化から「[[シングルカード]]市場に高額カードをいかに良いタイミングで売りさばくか」「高騰中のカードをストレージから探し出し高値で買い取りに出せるか」という事が焦点になっているプレイヤーも現れるようになった。
この場合、[[殿堂入り]]や[[再録]]で暴落するリスク、逆に[[公認グランプリ]]での優勝[[デッキ]]の[[必須カード]]、[[絶版]]有力[[殿堂入り]][[カード]]の[[殿堂解除]]による需要増大などが原因で相場が高騰する可能性がある為''[[シングルカード]]市場・中古サイトの相場''に一喜一憂する事になる。

このケースだと[[カード]]自体の''金銭的価値''が重要となる為「トレード」の意味が『株』のそれな「マネーゲーム」という認識になるだろう。
これはどちらかと呼べば''投機''や''投資''に近いものであり、カード同士のトレードを企図するという意味での本来のTCGの意義からは逸脱していると言わざるを得ない。
これはどちらかといえば''投機''や''投資''に近いものであり、カード同士のトレードを企図するという意味での本来のTCGの意義からは逸脱していると言わざるを得ない。

''※一応、これは子供向けカードゲームであることを忘れないでほしいものである。''

こういった問題は別に[[デュエル・マスターズ]]に限った話ではなく、TCG界隈全体の問題になってくるが、[[カード]]のトレードに伴うトラブル防止の観点から、規則で「店舗内でのトレードは一切禁止」としている取り扱い店舗も多くなっている。
そもそもTCGは「カード自体に付加価値を付加することで、他者とのカード交換やコレクションを前提として成り立たせる」ものなので、本来ならばトレード行為の禁止はカード獲得の機会を奪う行為に他ならず、完全にTCGの意義と前提を無視した対応である。
だが、[[シングルカード]]市場の拡大、マナー違反による店舗・カードゲームそのものへのイメージの悪化、シャークによるトラブル等のリスクを考えれば、このような対応も最早不合理ではなくなり、トレーディングカードの在り方そのものが「カードとカードを交換する」ものから「不要カードをショップで金銭に交換し、その金銭でカードや他の欲しいものを買う」ものへと変わりつつあると言えるかもしれない。
自分の欲しいカードを手に入れる場合、積まれるのが「相手の欲しいカード」ではなく「''現金''」という事も決して珍しい事ではなくなってきている。時代とは残酷である。

一方、こういった「金銭的価値」という明確な指標の存在がカード本来の価値の把握に貢献しており、シャークトレードの防止・抑止にもつながっている側面は否めない為、難しい所である。

**その他 [#y65fcbff]
-カードと金銭のトレードは「金銭トレード」と呼ばれる。トラブルになりやすいため、ショップなどでは禁止しているところが多い。
--なお、金銭トレードは古物営業法に抵触する可能性がある。

-トレードで欲しい[[カード]]を集めたい場合、あらかじめ[[シングルカード]]での大まかな価格を把握しておくべきだろう。価値が釣り合うことが確認でき尚且つ相手にトレードを却下されたら潔く諦めることが互いにできれば、お互いに気持ちよくトレードに応じることができる。

-一般的に、トレードで集めやすいのは専用の[[デッキ]]を組むことで真価を発揮するような[[汎用性]]の低い[[カード]]である。そのような[[カード]]は強力であっても興味のない[[プレイヤー]]には価値を低く見られやすい。

-初心者や低年齢層の[[プレイヤー]]に、価値の釣り合わないトレードを要求するのは''シャークトレード''と呼ばれ、絶対に行ってはいけない行為である。
--シャークトレードは詐欺罪・詐欺未遂罪などにあたる可能性がある。
//・強盗罪・強盗未遂罪・恐喝罪・恐喝未遂罪
//シャークの項に書いた理由により。

**参考 [#wc715d7d]
-[[用語集]]
-[[地雷]]
-[[ハズレア]]
-[[トレーディングカードゲーム]]
-[[シングルカード]]:新たな「トレード」方法。

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