#author("2023-05-10T10:34:11+09:00","","")
#author("2024-01-27T00:51:46+09:00","","")
*ターン&ruby(かいし){開始};ステップ [#w90ec4c7]

//-''PREV'':(相手の)[[ターン終了ステップ>ターンエンド]](※先攻の最初のターンのみ、このステップは存在しない)
//-''NEXT'':[[ドローステップ]](※先攻の最初のターンのみ、このステップは存在しない)

|8|>|220|c
|>|>|BGCOLOR(silver):(相手の[[ターン終了ステップ]]((ただし、[[追加ターン]]を得ていた場合はこの限りではない。)))|h
|>|>|BGCOLOR(pink):''ターン開始ステップ''|
|>|>|BGCOLOR(white):[[ドローステップ]]((先攻の最初のターンのみ、このステップは存在しない。))|
|>|>|BGCOLOR(white):[[マナチャージステップ]]|
|>|>|BGCOLOR(white):[[メインステップ]]|
|>|>|BGCOLOR(white):[[攻撃ステップ]]|
|BGCOLOR(white):|>|BGCOLOR(white):[[攻撃クリーチャー指定ステップ]]|
|~|>|BGCOLOR(white):[[ブロッククリーチャー指定ステップ]]|
|~|BGCOLOR(white):[[バトルステップ]]|BGCOLOR(white):[[ダイレクトアタックステップ]]&br;([[ダイレクトアタック]]/[[シールド]][[ブレイク]])|
|~|>|BGCOLOR(white):[[攻撃終了ステップ]]|
|>|>|BGCOLOR(white):[[ターン終了ステップ]]|
|>|>|BGCOLOR(silver):(相手の''ターン開始ステップ''((ただし、[[追加ターン]]を得ている場合はこの限りではない。)))|f

ターン中最初の[[ステップ]]。

通常であればこれだけで終了のステップだが、「ターンのはじめ」に関わる能力がある場合は、そちらの処理もこのステップで行う。
上記を含めたステップの詳細な流れは以下。

**処理の流れ [#w513d156]
+「ターンのはじめまで」の効果を終了する。
+[[ターン・プレイヤー]]は自分の[[マナゾーン]]にある[[カード]]すべてと、バトルゾーンにある自分の[[クリーチャー]]全てを[[アンタップ]]する。同時にこの時、''「ターンのはじめに」で始まる[[誘発型能力]]が[[誘発]]する''。
「アンタップできない/されない」場合と、「(条件を満たしたとき)、アンタップする/できる」で条件を満たしていない場合にはそちらが優先される。
[[サイレントスキル]]がある場合は「[[アンタップ]]するかわりに〜」(→[[起動型能力]])を選択することもできる。この場合、結果的に[[タップ]]したままになる。
+誘発した「ターンのはじめに」で始まる能力を解決する。
これによって、他の誘発型能力が誘発するなどした場合、それも解決し、さらに新しく能力が誘発した場合それも解決、これを繰り返す。 
--勘違いされがちだが、この時に''「ターンのはじめに」で始まる能力を持ったクリーチャーがバトルゾーンに出ても、誘発タイミングは過ぎているため、その能力を[[解決]]することはできない''。 この手の能力はこのステップが始まるまで(=直前の[[ターン]]の[[ターン終了ステップ]]まで)にバトルゾーンに出す必要がある。
+[[ドローステップ]]に移行する。

**その他 [#e5bad816]

-[[カード]]を[[アンタップ]]する処理は[[ルール]]であり、[[強制]]で行われる。よって、うっかり飛ばしてしまった場合は巻き戻して必ず行う。

-[[2017年3月25日ルール改訂]]以前はこのステップは「ターンのはじめ」処理のみで、その後に[[アンタップステップ]]が存在した。
つまり「ターンのはじめ」の処理と[[アンタップ]]の処理が現在とは逆の順番だったのである。
そのため、「ターンのはじめ」[[能力]]でカードを[[タップ]]状態で[[バトルゾーン]]や[[マナゾーン]]に出した場合、直後の[[アンタップステップ]]でそれらを[[アンタップ]]できた。
--[[Magic:The Gathering]]のルールではターン開始時の処理が[[アンタップ]]→アップキープ(「ターンのはじめ」能力の処理)→[[ドロー]]であり、それに倣った形となる。

-クリーチャーをルールによってアンタップするのは、この「ターン開始ステップ」内の処理であるため、[[《眠りの森のメイ様》]]で[[《ドラゴンの執事ニャンパッタ》]]や[[《ビッグ・パン・ダディ》]]といった「自分のターンのはじめに」の能力を持つ[[ドリームメイト]]を[[置換効果]]によって割り込んで出したとしても、総合ルール501.2aによりその能力は使えない。

**参考 [#j36f9046]
-[[用語集]]
-[[ターン]]
-[[ステップ]]
-[[アンタップステップ]]
-[[フリーズ]]

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[[公式Q&A]]

>Q.「自分のターンのはじめに」の能力は、いつ使いますか?
A.自分のターンの最初にマナをアンタップした後、ドローステップにカードを引く前にトリガーして、効果を解決します。&br;[[《芸魔龍馬 バルバトチェス》]]や[[《超重竜 ゴルファンタジスタ》]]の「終極宣言」のように、任意で使うかどうかを選べる能力を解決する際は、プレイヤー間の意思疎通のためにも、相手に能力を使うことを伝えてから使うようにしてください。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/44219]](2023.12.15)

//----

>Q.バトルゾーンに自分のタップ状態の[[《夢見がちモッフル》]]が1体います。相手は自身のターンに[[《黒神龍ザンジバル》]]をバトルゾーンに出しました。相手のターン終了時に「パワーを+4000する」効果は無くなりますが、[[《黒神龍ザンジバル》]]の能力によって[[《夢見がちモッフル》]]は破壊されますか?
A.いいえ、相手のターンの終わりと、自分のターンの最初のアンタップは同時に迎えますので、[[《夢見がちモッフル》]]は破壊されません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34232]]

>Q.[[《兵繰凄の鎖 サイノ・ブサイ》]]の「アバレチェーン」能力で、次の自分のターンのはじめまで破壊されなくなった[[《兵繰凄の鎖 サイノ・ブサイ》]]がバトルゾーンにいる状況です。次の自分のターンのはじめに、墓地から[[《ステニャンコ》]]の能力を使い、破壊するクリーチャーとしてこの[[《兵繰凄の鎖 サイノ・ブサイ》]]を選んだ場合、破壊されますか?
A.はい、破壊されます。「ターンのはじめまで」続く効果は、ターン開始時のアンタップより先に消滅します。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39128]]

>Q.自分の手札が5枚あります。バトルゾーンに自分の[[《結晶龍 プロタゴニスト》]]と[[《日曜日よりの使者 メーテル》]]がバトルゾーンにいる状況です。ターンのはじめの1枚目を引く時、[[《結晶龍 プロタゴニスト》]]の置換効果で手札をシャッフルして山札の一番下に置きました。[[《結晶龍 プロタゴニスト》]]の「その後」以降の能力でカードを6枚引く際に[[《日曜日よりの使者 メーテル》]]の置換効果をそれぞれ適用できますか?
A.いいえ、[[《結晶龍 プロタゴニスト》]]と[[《日曜日よりの使者 メーテル》]]がバトルゾーンにいる状況で1枚目のカードを引く場合、どちらか片方の置換効果しか適用できません。(総合ルール 609.8)
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39130]]

>Q.ターンのはじめに[[《龍世界 〜龍の降臨する地〜》]]の効果で[[《最終龍覇 グレンモルト》]]を出しました。この[[《最終龍覇 グレンモルト》]]の「出た時」の能力と「''ターンのはじめ''」の能力で、[[ドラグハート・ウエポン]]を2つ装備できますか?
A.いいえ、「出た時」の能力で1つしか装備できません。「''ターンのはじめ''」の能力がトリガーする時点では[[《最終龍覇 グレンモルト》]]がバトルゾーンにいなかったので、その能力はトリガーしません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40159]](2021.9.24)

&tag(用語集,ターン開始時,ステップ);