#author("2024-10-15T02:44:44+09:00","","")
#author("2024-11-19T14:45:58+09:00","","")
*シンパシー [#f3a55c31]

ある[[ゾーン]]に指定された条件を満たす[[カード]]があれば、その数だけ[[コスト軽減]]する[[キーワード能力]]。

シンパシー持ち[[クリーチャー]]は[[DM-13]]で初登場。[[呪文]]は[[DM-21]]から登場。
この時点では、[[バトルゾーン]]にある特定の[[種族]]の[[クリーチャー]]のみを参照していた("1体"と記載されているので、後に登場したクロスギアやタマシードでも[[コスト軽減]]不可)。

しかし、年月が経つにつれ参照先は多様化する傾向にある。
[[DM-39]]で、新たに[[種族]]でなく[[M・ソウル]]を参照するものが登場。[[ドラゴン・サーガ]]でもいくつか増え、[[マナコスト]]や[[文明]]を参照するものも登場した。さらに後年、単にクリーチャーを参照するものや、[[墓地]]の[[呪文]]や[[シールドゾーン]]の[[表向き]]のカードを参照するものも登場した。

[[注釈文]]の微妙なテキストの違いで効果が変わっているものが結構多い。
//まず、[[無色]]であろうとコスト0以下にはならず最低値は1である([[《神聖斬鬼 アシッド・テクノ》]])。
//デュエプレと異なる
多色クリーチャーは文明数以下にならないようになっている場合と、一般のものと揃えた下限1としているものがある。
また、ほぼすべてはバトルゾーンにあるクリーチャーの数を参照するが、一部カードはバトルゾーン以外のゾーンのカードを数えたり、バトルゾーン以外においてクリーチャーではないカードを数えたりする。

-例1:[[《捕封の鎖 テラエイプ》]]……光/自然の多色で、文明数は2つだが[[5色レインボー]]や[[《希望のジョー星》]]で内部コストを1にできる
-例2:[[《大魔王 ウラギリダムス》]]……自分の墓地のクリーチャーを数える
-例3:[[《ヨミとイズモの計画》]]……自分の墓地のゴッドを数え、非クリーチャーもシンパシーに含む

長らくデュエプレでは「参照できるゾーンはバトルゾーンのみ」「バトルゾーン以外ならシンパシーではなく能力文になる」という方針を徹底していたが、[[《夢幻大帝ネロ・ソムニス》]]で覆された。そちらは自分の墓地にある闇のクリーチャーの枚数を参照するシンパシーである。

-元々の文明が[[無色]]でシンパシーを持つカードは、TCG版とデュエプレにそれぞれ異なるものが1枚だけ存在している。
--TCG唯一の無色シンパシーは[[《神聖斬鬼 アシッド・テクノ》]]。括弧書きの指定により、[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]のように0マナ相当で[[コスト踏み倒し]]はできず、最低1マナ支払う必要がある。
--デュエプレ唯一の無色シンパシーは[[《神人類 ヨミ》]]。その能力の詳細は「そのカードが持つ文明の数より少なくならない」となっているため、[[《戦慄のプレリュード》]]とシンパシーを重複させて-8することができれば、0マナ相当の[[コスト踏み倒し]]で召喚できる。しかし、[[《インガ・ルピア》]]のように計算の中に「ただし1より少なくならず」の不純物を含んでいる場合は最低1マナでストップしてしまう。

|悪魔聖霊アウゼス SR 光/闇文明 (6)|
|クリーチャー:エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド 6500|
|シンパシー:エンジェル・コマンドおよびデーモン・コマンド(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のエンジェル・コマンドまたはデーモン・コマンド1体につき1少なくなる。ただしコストは2より少なくならない)|
|自分のエンジェル・コマンドまたはデーモン・コマンドが攻撃する時、相手のタップされているクリーチャーを1体破壊する。|
|W・ブレイカー|

|ティラノ・リンク・ノヴァ VR 火文明 (14)|
|呪文|
|シンパシー:ティラノ・ドレイクとブレイブ・スピリット(この呪文を唱える時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のティラノ・ドレイクまたはブレイブ・スピリット1体につき1少なくなる。ただし、コストは1より少なくならない)|
|相手は、自分自身のシールドをすべて手札に加える。(相手はその「S・トリガー」を使うことができる)|

|共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス VR 光文明 (7)|
|クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン 7000|
|ブロッカー|
|シンパシー:光のコスト3以下のクリーチャー(このクリーチャーの召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分の光のコスト3以下のクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは1より少なくならない)|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の光のコスト3以下のクリーチャー1体につき、カードを1枚引いてもよい。|
|W・ブレイカー|

状況次第では[[コスト]]を大きく減らすことができるのが魅力。
7コストのクリーチャーを4コストで[[召喚]]したり、10コストの呪文を6コストで唱えたりできる。

しかし、その分シンパシーを持つ[[カード]]の元々のコストは若干[[重く>重い]]設定されている場合が多い。

うまく[[デッキビルディング]]を工夫し、スムーズに使えるようにしたい。

-[[コスト]]の支払いのルールの都合上、多色カードのコスト軽減の最小はその文明の数である。

-[[シンパシー]]という単語が使われていないが、[[コスト軽減]]条件がシンパシーに類するものも存在する。
--例えば、[[《暴走龍 5000GT》]]と[[《大魔王 ウラギリダムス》]]のコスト軽減条件は、前者はシンパシーではないが、後者はシンパシーとなっている。
---[[キーワード能力]]や[[能力語]]で記載された能力とそうでない能力は、同一効果であってとしても、能力サポートの適用を受けられるかの差異がある。例えば、[[《雪布妖精ユウコ》]]と[[《完璧妖精マリニャンX》]]は両者ともに手札から召喚する時と同コストでマナゾーンから召喚できるが、前者は[[《大地竜機シロガシラ・ジュカイ》]]などのサポートを受けることができ、後者はサポートを受けられない。2024年時点のカードプールにはシンパシーを名指しでサポートするカードは存在しないが、将来的にそのようなサポートカードが出てくれば、受けられるサポートの差が出ることになる。
---[[キーワード能力]]で記載された能力とそうでない能力は、同一効果であってとしても、能力サポートの適用を受けられるかの差異がある。例えば、[[《雪布妖精ユウコ》]]と[[《完璧妖精マリニャンX》]]は両者ともに手札から召喚する時と同コストでマナゾーンから召喚できるが、前者は[[《大地竜機シロガシラ・ジュカイ》]]などのサポートを受けることができ、後者はサポートを受けられない。2024年時点のカードプールにはシンパシーを名指しでサポートするカードは存在しないが、将来的にそのようなサポートカードが出てくれば、受けられるサポートの差が出ることになる。

-あくまで[[クリーチャー]]の数を参照にする[[能力]]。[[《電磁旋竜アカシック・ファースト》]]に対する[[《猛菌剣兵チックチック》]]のような、指定[[種族]]を二つ以上持っているクリーチャーがバトルゾーンにいても、下がる[[コスト]]は1体につき1である。

-同一[[ターン]]に出す1コストのシンパシー元クリーチャーは、実質ノーコストに近い感覚で召喚できるようになる。例を挙げると、[[《龍素記号iQ サイクロペディア》]]の前に出した[[《アクア・ティーチャー》]]など。

-[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]や[[《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》]]など、[[ドロー]][[能力]]があるシンパシー持ちは[[デッキ]]の[[コンセプト]]となれる。[[クリーチャー]]の展開によって減った[[手札]]を回復し、更なる展開を助長できるため、非常に有用である。

-条件ごとに[[コスト]]が2以上軽減されるものはすべて新たな派生[[能力]]になっている。[[トリプル・シンパシー]]、[[天才シンパシー]]、[[ダブル・シンパシー]]がそれにあたる。

-[[DMRP-12]]から注釈文が微妙に変更されている。

-[[Magic:The Gathering]]の「親和」能力が元ネタ。あちらは0以下にはならないという制限がなく、不特定マナのみのカード(デュエマでいう無色)も持つことがあったため、0マナでプレイできることもあった。
--MTGではバトルゾーンとマナゾーンの区別がなく、デュエマでいうところのマナチャージはバトルゾーンに相当する場所に[[土地]]を出すことになる。すなわち、マナチャージがそのまま[[シンパシー]]の軽減加速の役割も果たすといったことが起こりうる。これはあまりにも凶悪だったため、[[シンパシー]]の軽減加速の役割も果たしつつマナチャージできる「[[アーティファクト>Artifact]]・[[土地]]」というカードタイプが軒並み禁止カードに指定された。
---デュエマでは上記の反省を生かした結果かわからないが、マナゾーンの特定カードの枚数に応じてコスト軽減するカードは名目コストが特に高めに設定されている。

***シンパシーを持つ[[クリーチャー]] [#u859ee1e]
|「[[審絆]]」クリーチャー|クリーチャー|
|[[《奇石 スタジェム》>《奇石 スタジェム/マッハ・ナックル》]]|~|
|[[《人工化学兵器 ナノクローン》]]|~|
|[[《捕封の鎖 テラエイプ》]]|~|
|[[《三日月を謡うオラトリオ》]]|~|
|[[《黙示 ローラン-2》]]|~|
|[[《「正義星帝」 <ダンテ.Star>》]]|~|
|[[《聖沌大忍者 ハラギャティ》]]|~|
|[[《赤攻銀 マルハヴァン》]]|コスト3以下クリーチャー|
|[[《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》]]|[[光]]コスト3以下クリーチャー|
|[[《神聖斬鬼 アシッド・テクノ》]]|[[無色]]クリーチャー|
|[[《魔神頂上 “密愛流”9th》>《魔神頂上 “密愛流”9th/「パーフェクト!パーフェクト!!」》]]|[[火]]のクリーチャー|
|[[《クイーン・オブ・ネイチャー》]]|[[自然]]のクリーチャー|
|[[《アクア・ジャック》]]|[[M・ソウル]]クリーチャー|
|[[《The ガッツリ漢》]]|[[漢]]と名前にあるクリーチャー|
|[[《大魔王 ウラギリダムス》]]|自分の[[墓地]]にあるクリーチャー|
|[[《魔導管理室 カリヤドネ》>《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]|自分の墓地にある呪文|
|[[《オヴ・シディア†》]]|自分の[[シールドゾーン]]にある表向きの[[カード]]|
|[[《龍星装者 “B-我”ライザ》]]|[[ビートジョッキー]]|
|[[《獣鬼クーガ》]]|[[ヒューマノイド]]|
|[[《龍素記号iQ サイクロペディア》]]|[[リキッド・ピープル]]|
|[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]|[[アースイーター]]or[[ジャイアント]]|
|[[《無双恐皇ガラムタ》]]|[[デスパペット]]or[[ビーストフォーク]]|
|[[《霊樹海嶺ガウルザガンタ》]]|[[ゲル・フィッシュ]]or[[スノーフェアリー]]|
|[[《電磁旋竜アカシック・ファースト》]]|[[サイバー・ウイルス]]or[[ドラゴノイド]]|
|[[《悪魔聖霊アウゼス》]]|[[エンジェル・コマンド]]or[[デーモン・コマンド]]|
|[[《血風聖霊ザーディア》]]|[[エンジェル・コマンド]]or[[メルト・ウォリアー]]|
|[[《聖霊龍騎アサイラム》]]|[[エンジェル・コマンド]]or[[アーマード・ドラゴン]]|
|[[《伝説の決闘者》]]|[[ヒューマノイド]]、[[アウトレイジ]]、[[ジョーカーズ]]|
|[[《料理猫のプワソン》]]|[[ドリームメイト]]|
|[[《「勝利」の頂 カイザー「刃鬼」》]]|[[ハンター]]|
|[[《頂上連結 サックーヴ・ヴァッサークァ7th》]]|自分の[[シールド]]ゾーンにある表向きの[[カード]]|
|[[《九番龍 ジゴクバンカー Par459》]]|自分の[[マナゾーン]]にある[[カード]]|

***シンパシーを持つ[[呪文]] [#z4e187d6]
|[[《アーク・リンク・スパーク》]]|[[アーク・セラフィム]]or[[セイント・ヘッド]]|
|[[《グレート・リンク・テクノロジー》]]|[[グレートメカオー]]or[[キカイヒーロー]]|
|[[《デビル・リンク・タブー》]]|[[グランド・デビル]]or[[ディープ・マリーン]]|
|[[《ティラノ・リンク・ノヴァ》]]|[[ティラノ・ドレイク]]or[[ブレイブ・スピリット]]|
|[[《ドリーム・リンク・ファーム》]]|[[ドリームメイト]]or[[ビークル・ビー]]|
|[[《龍素開放》]]|[[リキッド・ピープル]]|
|[[《ハイドロ・フォーメーション》]]|~|
|[[《エナジー・フォーメーション》]]|[[水]]クリーチャー|
|[[《スパイラル・フォーメーション》]]|~|
|[[《†正義†と「正義」》]]|クリーチャー|
|[[《神楯と天門と正義の決断》]]|~|
|[[《煌銀河最終形態 ギラングレイル》]]|~|
|[[《♪審らかな絆をすませば》]]|~|
|[[《ヨミとイズモの計画》]]|自分の[[墓地]]の[[ゴッド]]|

***シンパシーを持つカード([[デュエル・マスターズ プレイス]]固有のもの) [#v6f8447c]
|クリーチャー|[[《電磁旋竜アカシック・ファースト》]]|[[ドラゴノイド]]or[[サイバー]]|
|~|[[《戦攻竜騎ドルボラン》]]|[[アースイーター]]or[[ドラゴン]]|
|~|[[《サイバー・A・アイアンズ》]]|[[サイバー]]|
|~|[[《サイバー・J・イレブン》]]|クリーチャー|
|~|[[《災勇鬼ダイゴクウ》]]|[[ドリームメイト]]|
|~|[[《神人類 ヨミ》]]|[[オラクル]]or[[オラクリオン]]|
|~|[[《無限皇 ジャッキー》]]|[[アウトレイジ]]|
|~|[[《紫電ボルメテウス・武者・ドラゴン》]]|[[サムライ]]|
|進化クリーチャー|[[《大宇宙ゼクウ》]]|[[ジャイアント]]|
|~|[[《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》]]|[[ガーディアン]]or[[グレートメカオー]]or[[アーク・セラフィム]]|
|~|[[《超神星マーキュリー・ギガブリザード》]]|[[グレートメカオー]]or[[グランド・デビル]]or[[リキッド・ピープル]]|
|~|[[《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》]]|[[ドラゴン]]|
|~|[[《超神星ネプチューン・シュトローム》]]|[[グランド・デビル]]or[[デーモン・コマンド]]or[[エンジェル・コマンド]]|
|~|[[《超神星ビッグバン・アナスタシス》]]|[[アーク・セラフィム]]or[[ドリームメイト]]or[[ドラゴン]]|
|~|[[《超神星プルート・デスブリンガー》]]|[[デスパペット]]or[[グランド・デビル]]or[[ティラノ・ドレイク]]|
|~|[[《超神星ジュピター・キングエンパイア》]]|[[ドリームメイト]]or[[アーク・セラフィム]]or[[ワイルド・ベジーズ]]|
|~|[[《聖霊龍王 アガピトス》]]|光のクリーチャー|
|~|[[《夢幻大帝ネロ・ソムニス》]]|自分の墓地にある闇のクリーチャー|
|~|[[《時の革命 ミラダンテ》]]|光の[[コマンド]]|
|~|[[《超神星ヴァルカン・アンチャンス》]]|[[ジャイアント]]or[[ミステリー・トーテム]]or[[スノーフェアリー]]|
|呪文|[[《超次元ガイアール・ホール》]]|非サイキックの[[ハンター]]|

**参考 [#n9c7214f]
-[[用語集]]
-[[コスト軽減]]
-[[トリプル・シンパシー]]
-[[天才シンパシー]]
-[[ダブル・シンパシー]]
-[[DM-13 「聖拳編 第4弾 龍炎鳳神誕(エターナル・フェニックス)」>DM-13]]
-[[DM-21 「不死鳥編 第3弾 封魔王の系譜(ヒストリー・オブ・デビル・ノヴァ)」>DM-21]]

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[[公式Q&A]]
>Q.自分の墓地に[[《聖霊龍騎セイント・ボルシャック》]]が1枚ある状況で、自分の[[《聖霊龍騎セイント・ボルシャック》]]の召喚コストはいくつ少なくなりますか?&br;類似能力:''シンパシー''
A.コストは1少なくなります。墓地にあるクリーチャーが条件に合う種族を複数持っていても、減るコストは1のみです。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40034]]

>Q.自分の無色クリーチャーが1体もバトルゾーンにいない状況で、自分は[[《戦慄のプレリュード》]]を2枚唱えました。次に召喚する[[《神聖斬鬼 アシッド・テクノ》]]は0マナで召喚できますか?&br;類似例:[[《透明妖精リリン / 妖精のプレリュード》>《透明妖精リリン/妖精のプレリュード》]]の呪文側
A.はい、支払うコストは0です。自分の無色クリーチャーが1体もいなければ「''シンパシー''」を適用しませんので、「ただしコストは0以下にはならない」効果も適用されません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40363]](2021.10.22)

&tag(用語集,能力,キーワード能力,コスト軽減,自身コスト軽減,シンパシー);