#author("2025-09-30T09:37:06+09:00","","") #author("2025-10-02T12:06:23+09:00","","") *サブプラン [#top] デッキ本来の[[コンセプト]]以外に用意された予備の作戦、またはカード。 [[事故]]や相手の[[メタ]]・[[ロック]]などによってこちらの本来のプランが成立しなくなった際に使用する。 大きく分けて、以下の3つの意味で使われる。 +デッキコンセプト通りのアクションを行うカードではあるが、本命カードではないカード +デッキコンセプトを担うカードを、あえて本来の想定と異なる用途で運用する行為 +本来のプランで勝利を狙えなくなった試合を強引に勝利するための最終手段として別個に用意された、デッキコンセプトから独立した汎用[[フィニッシャー]] 1.の例として、[[【青黒緑マルル】]]は3ターン目に[[《ヨビニオン・マルル》]]を召喚しその[[ヨビニオン]]で[[《天災 デドダム》]]を呼び出すことが[[コンセプト]]である。 しかし、[[《ヨビニオン・マルル》]]は[[メインデッキ]]に4枚までしか入れられないため、実際の試合では3ターン目には[[《天災 デドダム》]]→[[《フェアリー・Re:ライフ》]]としたり、[[《天災 デドダム》]]のみを[[プレイ]]したりすることも十分にあり得る。 しかし、[[《ヨビニオン・マルル》]]は[[メインデッキ]]に4枚までしか入れられないため3ターン目までに引けない事例も多く、そのため実際の試合では3ターン目には[[《天災 デドダム》]]→[[《フェアリー・Re:ライフ》]]としたり、[[《天災 デドダム》]]のみを[[プレイ]]したりすることも十分にあり得る。 このようなパターンはデッキコンセプトである[[ターボ]]と合致しているものの、本命の作戦である「[[《ヨビニオン・マルル》]]からの連鎖」とは異なるため一種のサブプランであると言える。 2.の例としては、[[【青単サイバー・メクレイド】]]の[[《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》]]が挙げられる。本来[[ループ]]の核として[[踏み倒し]]を行うカードではあるのだが、[[コンボパーツ]]が揃わなかった場合は[[除去]]付き[[T・ブレイカー]]として[[ビートダウン]]に参加できる。また、[[ジャストダイバー]]も相手の[[殴り返し]]や[[S・トリガー]]を牽制する形で攻撃に転用できる。 3.の例としては、[[【青緑ジャイアント】]]の[[《水上第九院 シャコガイル》]]が挙げられる。こちらは[[ジャイアント]]を持たないため通常は[[濁り]]だが、相手が[[【シールドプリズン】]]のような[[受け]]デッキだった場合、[[全体除去]]や[[シールド追加]]の乱発を阻止できない当デッキでは攻めきれない。 そのようなデッキが増加している環境では、通常の[[ビートダウン]]プランが不可能となるためサブプランとしてこれが採用される事例がある。 なお、このカードはジャイアントではないものの、[[《超重竜 ゴルファンタジスタ》]]の[[終極宣言]]で一気に[[山札]]を削れる点、[[《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》]]で[[マナ回収]]しやすい点などから相性自体は悪くない。 **補足 [#u38b75de] -一般的に、デッキのコンセプトと全く相反するサブプラン専用カードは採用するべきではない。 デッキコンセプトと全く関連がないカードは、たとえ[[初動札]]や[[防御札]]だったとしても[[濁り]]であり、[[事故]]、ひいては敗北に直結する。 デッキコンセプトと全く関連がないカードは、たとえ[[初動札]]や[[防御札]]だったとしても[[濁り]]であり、[[事故]]、ひいては[[敗北]]に直結する。 ましてやそれが[[リソース]]確保能力や[[踏み倒し]]能力などデッキの方向性を決めるようなカードだった場合、実質的に1つのデッキに全く異なる複数のコンセプトが存在することとなり[[ジャンクデッキ]]になりかねない。 そのため、「サブプラン」としてデッキコンセプトと相反するカードが採用される場合、それはその1枚のみで確実に相手を仕留められる最終手段としての[[フィニッシャー]]1~2枚程度となるのが一般的である。 -[[殿堂入り]]カードは本来のプランよりサブプランの方が強いという逆転現象を発生させることがある。[[《ラッキー・ダーツ》]][[《フェアリー・ギフト》]][[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]などが代表例。 -[[殿堂入り]]カードは、デッキの本来のプランよりその殿堂入りカードを用いたサブプランの方が強いという逆転現象を発生させることがある。[[《ラッキー・ダーツ》]][[《フェアリー・ギフト》]][[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]などが代表例。 偶然に手札に引いたり墓地に落ちたりした殿堂入りカードが、試合の流れそのものを決定付ける[[カードパワー]]を持つ場合、「''スーパーサブ''」と呼ばれる。 --[[サーチ]]前提のカードや、勝つために必須のカードはスーパーサブとは呼ばれない。かつての[[《鎧亜戦隊ディス・マジシャン》]][[《神の試練》]]など、代替不能の勝ち筋を生み出すカードは、殿堂入り程度のハンデではサブプランに降格しないことが多い。 **参考 [#reference] -[[用語集]] -[[事故]] -[[コンセプト]] -[[フィニッシャー]] -[[フルパワー]] -[[銀の弾丸]] -[[おしゃれ枠]] -[[デッキビルディング]] &tag(用語集);