#author("2026-06-04T20:34:57+09:00","","")
#author("2026-06-12T17:16:43+09:00","","")
*コスト5以下 [#top]

[[カード]]が持つことのある[[特性]]。

中型と大型を分けるおおよその閾値であり、[[コスト]]5以下を参照する[[テキスト]]はその小型〜中型カードをサポート、あるいは対策するデザインになっている。

初出のテキストは[[DM-26]]の[[《永遠のジャック・ヴァルディ》]][[《霊翼の宝アルバトロス》]]。
なお、[[DM-26]]より以前から、コスト5以下とコスト6以上の[[カードパワー]]には意識的に差を設けていると予想する「[[6マナ以上優位の法則]]」が提唱されていた。[[コスト論]]以外の切り口でその予想の信ぴょう性を高くした。

-[[覚醒編]]では[[DM-36]]で登場した[[超次元]][[呪文]][[サイクル]]をはじめ、それで呼び出せる[[《時空の魔陣オーフレイム》]]などコスト5以下の[[サイキック・クリーチャー]]をフィーチャーしたカード群が存在する。続く[[エピソード1]]でもこのラインの[[超次元]][[呪文]][[サイクル]]が[[2色]]の組み合わせそれぞれに登場している。

-[[アビス・レボリューション]]で登場した[[メクレイド]]ではコスト5以下とコスト8以下が閾値に設定された。後に派生してそれ以外の数字になったものもあるがより高いコストに対応したものであり、[[アビス・レボリューション]]以後もコンパクトな[[メクレイド]]=[[メクレイド]]5の図式は崩れていない。

**代表的なコスト5以下のサポート [#p8302c31]
-[[《湧水の光陣》]]
-[[《神聖麒 シューゲイザー》]]
-[[《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》]]
-[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]
-[[《Mの悪魔龍 リンネビーナス》]]
-[[《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》]]
-[[《生命と大地と轟破の決断》]]
-[[《マリゴルドIII》]]
-[[《エヴォ・ルピア》]]
-[[《超暴淵 ボウダン=ロウ》]]
-[[《魔誕の封殺ディアス Z》]]
-[[《D2R2 邪眼のブラックオーバー》]]

*相手はコスト5以下の呪文を唱えられない [#j5e489aa]

コスト5以下のうち、特に対戦相手から干渉されやすいテキスト。
[[墳墓避け]]と並んで、[[特殊な条件下で差別化]]の具体例として知られる。

|正義の煌き オーリリア VR 光文明 (4)|
|クリーチャー:メタリカ 4500|
|このクリーチャーをアンタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーまたは自分のタップしているクリーチャーに変更してもよい。|
|''ラビリンス'':自分のシールドの数が相手より多ければ、相手はコスト5以下の呪文を唱えられない。|

拡大解釈して、「そのカードタイプが呪文である」&「その呪文についてコストを参照して[[誘発]]したり[[ロック]]したりする」もの全般についてもまとめる。

基本的にこのページでは呪文に限定して話をするが、[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]の話題のみ、コスト5以下のクリーチャーについても同様の扱いをする。

|∞龍 ゲンムエンペラー KGM 水/闇文明 (∞)|
|クリーチャー:∞マスター・ドラゴン/チーム零 ∞|
|''<ムゲンクライム>4''(自分のクリーチャーを4体タップし、[水/闇(4)]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい)|
|''∞ブレイカー''|
|''ブロッカー''|
|コスト5以下の、クリーチャーの能力と呪文の効果を無視する。|

**解説 [#b0d31cfb]
一般的には、呪文のコストは小さければ小さいほど[[メインステップ]]で容易に唱えられたり、カードの効果で[[コスト踏み倒し]]する際に有利だったりする。
しかし、主に[[S・トリガー]]の選定において、「[[コスト]]5以下」かつ「[[カードタイプ]]が[[呪文]]」である[[カード]]の採用を控える場合がある。
その理由の一つが、[[《正義の煌き オーリリア》]]などが持つ「相手はコスト5以下の呪文を[[唱えられない]]」[[能力]]の回避である。

唱えられなくする効果は、[[S・トリガー]]や[[初動札]]に[[刺さる]]と[[ゲーム]]に与える影響が顕著となる。
例えば、[[防御札]]をコスト5以下の呪文に頼っているデッキは、《オーリリア》を添えながら[[ビートダウン]]されるだけで負けてしまう可能性がある。
また、[[S・トリガー]]能力だけを[[ロック]]する[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]と異なり、《オーリリア》の能力はコストを支払って唱えることすら許さない。
即ち、初動をコスト5以下の呪文に頼っているデッキは《オーリリア》効果が発動した瞬間相手に圧倒的[[テンポアドバンテージ]]を取られることになる上、勝ち筋を作るためにコスト5以下の特定の呪文が必須なデッキは《オーリリア》効果が発動した瞬間勝機を失うことになる。
そのため、これらの条件に該当するデッキを作る際は[[デッキビルディング]]の段階で手を打ちたい。

-[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]と[[《超球の超人》>《超球の超人/父なるタッチダウン》]]を除く《オーリリア》系は、呪文のみに影響を与えるため、カードタイプが呪文ではない代替となるもの([[クリーチャー]]や[[タマシード]]など)でも対策できる。
--理論上は早期に[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]が着地した場合も勝機を失う現象は起こるが、あまりに早すぎる安定ゲンム着地は[[《霞み妖精ジャスミン》]]すら初動として使えなくなってしまう。もしそのようなデッキが登場したら[[デッキビルディング]]ですら対策不能でゲームバランス的に即刻規制されるだろう。実例:[[【連ドラグナー】]]

副次的に[[《奇天烈 シャッフ》]]などの[[数字選択]]避けや、このページに記載した対呪文のコスト参照への対策も兼ねることができる場合もある。
なおこのページで記す亜種効果には大きなコストの呪文を唱えることがデメリットになるケースも含まれていることには留意すること。(相手が[[《追憶人形ラビリピト》]]を出している間に自分が[[S・トリガー]]で[[《アルカディア・スパーク》]]を唱えた場合など。)相手によっては逆の逆で「コストは小さければ小さいほどメリット」に帰結するのである。

***具体例 [#ic5feafe]
-[[双極篇環境]]では[[《正義の煌き オーリリア》]]が流行したことで、コスト2の[[初動札]]は[[《フェアリー・ライフ》]]よりも[[《霞み妖精ジャスミン》]][[《電脳鎧冑アナリス》]]などの[[自壊]]クリーチャーが優先される場合があった。

-[[十王篇環境]]の[[【赤白GR】]]では[[《正義の煌き オーリリア》]][[《U・S・A・BRELLA》]]などの対策に[[《“乱振”舞神 G・W・D》]]が採用された。

-時期を問わず、コスト6以上のクリーチャーまたはコスト6以上の呪文が[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]対策として投入される。
--[[十王篇環境]]では[[【連ドラグナー】]]の最速2ターン目[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]の対策に[[《ZERO ハンド》]]が流行した。
--[[王来篇環境]]の[[【青黒緑退化】]]では[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]の対策に[[《「青空の大波」》]]が採用された事例があった。
--「[[全国大会2023>公式大会]]」([[アドバンス]])では、[[【黒緑アビス】]]を使用した出場者が[[【ムザルミ天門】]]の[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]を[[《邪闘 シス》]]で破壊した。
--[[《大地門ライフ・ゲート》]]は[[類似カード]]と比べ、コスト6以上の呪文かつカードパワーも高いという理由で優先採用が目立つ。(ただ、自然単色[[S・トリガー]]を入れるデッキの総数は少ない。)
//中には[[【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】]]がデッキの平均コストを下げてまで採用した例もあった。
//《ライフ・ゲート》には「防御札として然して高いとも言い難いコストにもかかわらず」と書かれている
//コンセプトに合わないカードを採用するくらい「ゲンム意識」しているということでは?
//このページの話は「コスト5以下の軽量呪文では使い物にならなくなる」がメインで「ガチンコ・ジャッジ意識でデッキ全体のコスト平均を高めたいコンセプトなのに、コスト7の《極楽轟破5.S.トラップ》とかを蹴った」は別の話題にすり替わってる

-[[デュエプレ]]の[[【Q.Q.QX.】>【Q.Q.QX.】 (デュエプレ)]]で[[《凶鬼92号 デンカ/世紀末ハンド》]]が流行した理由のひとつに、[[《正義の煌き オーリリア》]]がいてもハンデスができるというものがあった。

-[[DMPP-36]]期[[All Division]]の[[【スコーラー】>【スコーラー】 (デュエプレ)]]では[[《ヘブンズ・フォース》]]などの対策に[[《泡の魔神・アワンデス》]]が採用される場合があった。

**コスト5以下の呪文そのものを無効化するカード [#f05dc6e9]
***唱えられない [#i07bc7ae]
-[[《無法神類 G・イズモ》]]
-[[《天命讃華 ネバーラスト》]](光を含む呪文なら詠唱可能)
-[[《正義の煌き オーリリア》]]
-[[《禁時王秘伝エンドオブランド》]]
-[[《超球の超人/父なるタッチダウン》]](クリーチャー側。クリーチャーではないカード指定)
-[[《鎧機天 シロフェシー》]]
-[[《世界のY チャクラ・デル・フィン》]]

***効果を無視する [#v137e80b]
-[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]

**(亜種)その他の値のコストを持つ呪文を唱えられない [#re3f64e8]
***コスト4以下 [#ybcbc5a0]
-[[《ダダダッシュX》]]
-[[《「正義星帝」》]]

***コスト3以下 [#p9636b4c]
-[[《タイム槍 ドレミ》]]

***コスト3以下ではない(正確には「コスト4以上」) [#vfb6fbd5]
-[[《サイレンス トパーズ》]](誰も、自身のターン中、コスト4以上の呪文を唱えられない)

***不定 [#bec3c108]
-[[《サファイア・ウィズダム》]](自分の手札の枚数以下のコストを持つ呪文)

**(亜種)特定のコスト以下の呪文に対して[[アンタッチャブル]]を持つ/発揮するカード [#r8a5ae3c]
-コスト4以下
--[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]
--[[《U・S・A・BRELLA》]]
--[[《伝説の禁断 ドキンダムX GS》]]
--[[《ボルシャック・モモキング・クロスNEX》]]
--[[《禁断の邪眼 ドキンダムR》]]
-コスト5以下
--[[《時空の鼓動 ブラックX》]]/[[《黒断の覚醒者 ドキンダムBLACK》]]
--[[《偽りの嘘 ネメシス》]]
-コスト6以下
--[[《エラッピ・ジナン》]]
-コスト7以下
--[[《Kl'avia Tune》]]
-不定
--[[《六番龍 シックスフォール Par滝》]]([[超魂X]]による、クリーチャー状態の自身のコスト未満)
--[[《ソルジャーの海幻》]]([[超魂X]]による、クリーチャー状態の自身のコスト以下)

**(亜種)今唱えた呪文のコストを参照し、それより小さい値/それ以下の値で何かをするカード [#e0f304bf]
-[[《黒騎士ザールフェルドII世》]]
-[[《電磁魔天イエス・ザナドゥ》]]
-[[《賢犬の精霊龍 ロイヤルワン》]]
-[[《ウィリデ・ゴル・ゲルス》]](小さなコストの呪文を唱えるほうが被害が小さくなる)
-[[《運命の境界線》]]
-[[《電磁賢者シリックス》]]
-「[[ヨビニオン]]」呪文

**(亜種)その他の、特定のコスト以下の呪文に反応するカード [#y3946111]
-自分のターン中に、コスト8以上の呪文を唱えた時(=「コスト7以下ではない」)
--[[《空間の守護者ジル・ハイク》]]
--[[《ソエルボ・クロウラー》]]
--[[《追憶人形ラビリピト》]]
--[[《リーリィ・ペロル》]]
--[[《仁王の超人》]]
-相手のターン中、相手がコスト9以下の呪文を唱えた時
--[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]
-各ターンの終わりに、自分がそのターン中、コスト5以上の呪文を唱えていたら(=「コスト4以下ではない」)
--[[《ラクリマ・クロウラー》]]
-相手のコスト7以下の、クリーチャーではないカードを実行するコストは
--[[《Kl'avia Tune》]]
-自分が、コスト5以上の、クリーチャーではないカードを実行した時(=「コスト4以下ではない」)
--[[《時空の王機ミル・アーマ》]]

**その他 [#others]
-2026年4月現在、「相手は''コスト6以下の''呪文を唱えられない」およびその上の数字を参照する呪文メタはTCG版には存在しない((デュエプレでは[[《音精 ラフルル》]]が存在する。))。
[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]対策にコスト8以上の[[S・トリガー獣]]が採用されるように、《オーリリア》系の対策ができるコスト6以上の[[S・トリガー]]呪文にはそれだけで付加価値がある。

-[[デュエチューブ]]の[[《世界のY チャクラ・デル・フィン》]]を紹介する動画では、[[チアリ]]が「[[近しいことができたのはオーリリアとかでしたけど>https://youtu.be/u3lV2oX233A?t=156]]」と発言した。[[類似カード]]の中でも[[《正義の煌き オーリリア》]]の印象の強さが窺える。

-「(コスト5以下にも類似カードがあるのに)[[《正義の煌き オーリリア》]]などに対抗できるようにあえてコスト6以上で重めの呪文であるこれを採用した」を短くして「''オーリリア意識''でこれを採用した」と表記したとしても多くのプレイヤーに伝わる。
--世代や環境によっては「''ゲンム意識''でこれを採用した」も同義語として成立する。もちろんこのゲンムは[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]のこと。

-[[ツインパクト]]の[[G・ストライク]]が[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]に無視されるかの判定とも関係が深い。G・ストライクは「呪文の効果」に含まれるため、コスト5以下の呪文側にG・ストライクのテキストが書かれている場合のみ無視される。[[《エナジー・Re:ライト》]]のページも参照。

**参考 [#reference]
-[[用語集]]
-[[コスト]]
-[[唱えられない]]
-[[特殊な条件下で差別化]]

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