#author("2024-03-04T05:54:19+09:00","","") #author("2024-11-12T18:49:52+09:00","","") *コスト&ruby(かじゅう){加重}; [#x3c2ec7b] [[クリーチャー]]のを[[召喚]]するための[[マナコスト]]や、[[呪文]]を[[唱える]][[マナコスト]]を重くすること。また、そのような[[効果]]を生成する能力。 相手にかけるコスト加重はメリットとなるが、逆に味方にかかるコスト加重はデメリットとなる。 |牢黒の伝道師ミリエス UC 光文明 (5)| |クリーチャー:バーサーカー 2500| |ブロッカー| |このクリーチャーがバトルゾーンにある間、闇のクリーチャーを召喚するコストと闇の呪文を唱えるコストは、それぞれ+2される。| |封魔ゴーゴンシャック UC 水文明 (3)| |クリーチャー:グランド・デビル 2000| |呪文を唱えるコストは2多くなる。| |奇石 タスリク C 光文明 (3)| |クリーチャー:メタリカ 3000| |相手の呪文を唱えるコストはすべて2多くなる。| [[マナコスト]]を増やされた[[カード]]は、本来必要な[[マナ]]の数を揃えただけでは使えなくなる。増やされた[[コスト]]分の[[マナ]]を用意できても、それだけ本来使えた[[マナ]]が使えなくなる。 性質上、[[マナカーブ]]を意識して組まれた[[デッキ]]には特によく効く。 強力である分、相手と自分の双方にかかる[[能力]]である場合が多い。 自分にもかかる場合は対象[[カード]]を[[デッキ]]に採用しないという対策法がある。 また、対象となる[[カード]]は[[文明]]が限られている、[[呪文]]にしかかからないなど範囲が限定的なことが多く、相手の[[デッキタイプ]]によっては全く通用しない事がしばしばある。 このため、大抵のものは[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]として扱われる。 -[[マナコスト]]を一切支払わずにカードを使う場合、コスト加重による妨害を受けることはない。 --例えば、[[S・トリガー]]で[[《デーモン・ハンド》]]を唱える場合、マナコストの支払いは発生しない。 この場合、闇の呪文にコスト加重をかける[[《牢黒の伝道師ミリエス》]]がいても、[[《デーモン・ハンド》]]を唱えることには一切影響しない。 -コスト加重は直接カードをロックしている訳ではなくコストを重くすることによって結果的にロックとして作用するに過ぎない。ルール上ロックを無視する効果のあるカードに対して無効化されないため、その種のカードに対する妨害札として有効である。 -一言で言えば、相手の[[テンポアドバンテージ]]を奪う[[能力]]である。逆に、[[テンポアドバンテージ]]の説明の際にこの[[能力]]を例に挙げるとわかりやすいだろう。 -「[[マナ]]の不足で[[カード]]を使えなくする」という性質は[[ランデス]]と似ているが、「[[マナ]]を増やしさえすれば乗り越えられる」という点で、あちらほど強烈ではない。 また、[[召喚コスト]]の増加は「[[召喚]]できない」[[能力]]の、詠唱[[コスト]]の増加は「[[呪文]]を唱えられない」能力のそれぞれ下位[[能力]]とも言える。[[コスト]]を大幅に増加させる[[《聖霊王アルファリオン》]]、[[《闇鎧亜キング・アルカディアス》]]、[[《闇鎧亜クイーン・アルカディアス》]]は、いずれも[[ロック]][[能力]]を持つ[[カード]]を元ネタとして持つ。 -条件によって自身の[[コスト]]が重くなる[[デメリット]]を持つ[[カード]]は[[《光霊姫アレフティナ》]]くらいで、[[名目コスト]]が高くて[[コスト軽減]]を持つ[[カード]]に比べて圧倒的に少ない。 --[[バズレンダ]]はメリットを生み出す一種のコスト加重である。[[バズレンダ]]の[[追加コスト]]と[[コスト軽減]]が重なると、先に[[バズレンダ]]のコスト加重を計算してから[[コスト軽減]]の計算を行う。その計算の結果が召喚のために必要なマナコストになる。 -対となる[[能力]]は[[コスト軽減]]。 --なお、「軽減」の対義語は「加重」だが、「加重」には同音異義語が多く、日常的にも使われる頻度が少ないためか、「コスト増加」という表現が用いられることが多い。言葉としては微妙に違っているがわかりやすさはそちらが上回る。 -コスト軽減にも言えることだが、この効果はあくまでも「支払うコスト」を変動させる効果であり、[[マナコスト]]の数値そのものを書き換える効果ではない。 --2023年現在でもマナコストの数値が変化する能力は存在せず、もしそのような効果が実現することがあれば、それこそ「コスト増加」(「コスト減少」)と言う呼び方が適当になるだろう。 **その他 [#s875e794] -[[カラーパイ]]までは浸透していないが、[[呪文メタ]]を超えたコスト加重は光文明に多い。光ではなく、クリーチャーに対してもコスト加重できるのは[[《従獄の凶獣ドルベロス》]]や[[《爆弾小僧ミサイルボーイ》]]とごく一部。 以下は、カードに光を含みクリーチャーのコスト加重ができるカード。 --[[《聖霊王エルレヴァイン》]] --[[《龍装の悟り 天命》>《龍装の悟り 天命/ヘブン・デ・エンドレーサ》]] --[[《緑知銀 ダッカル》]] --[[《五憐の精霊オソニス》]] --[[《聖霊王アルファリオン》]] --[[《闇鎧亜キング・アルカディアス》]] **参考 [#zea4e193] -[[用語集]] -[[コスト軽減]] -[[ランデス]] -[[《牢黒の伝道師ミリエス》]] -[[《封魔ゴーゴンシャック》]] -[[《奇石 タスリク》]] ---- 公式Q&A >Q.バトルゾーンに自分の[[《至宝を奪う月のロンリネス》]]が1体います。相手が「S・トリガー」能力を持つ呪文を「S・トリガー」で使用する場合、コストは1支払いますか? A.いいえ、「コストを支払わずに」と能力にある場合、コストの増減に関係なく使用できます。 [[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34204]] &tag(用語集,コスト加重,コスト増加); &tag(用語集,コスト,コスト増加);