#author("2018-07-29T14:47:39+09:00","","") *クイーン・アマテラスループ [#u41074b2] #author("2018-09-28T21:30:14+09:00","","") [[《クイーン・アマテラス》]]の強力な[[cip]]を[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]と[[《龍素知新》]]のサポートによって[[無限ループ]]できるようにした[[デッキタイプ]]の総称。大きく分けて[[《クイーン・アマテラス》]]を起点としてループ機構を[[《邪眼皇アレクサンドルIII世》]]に委ねる「アレクサンドルループ型」と、[[《クイーン・アマテラス》]]で唱える[[呪文]]によって[[cip]]を無限に誘発させる「[[アマテラスエンジン]]型」がある。 |クイーン・アマテラス P 水文明 (8)| |クリーチャー:ナイト/サムライ/オリジン 7000| |W・ブレイカー| |このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札を見る。その中からコスト6以下の、クリーチャーではないカードを1枚選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。山札をシャッフルし、その後、そのカードを手札からコストを支払わずに使う。| |Dの機関 オール・フォー・ワン R 水文明 (5)| |D2フィールド| |自分のターンの終わりに、自分のクリーチャーを1体、破壊してもよい。そうしたら、そのクリーチャーよりコストが最大2大きい、水の進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出す。&br;(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)| |Dスイッチ:自分のクリーチャーがバトルゾーンに出て、その能力がトリガーする時、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、その能力は1度のかわりに2度トリガーする。| |龍素知新(ドラグメント・イノベーション) R 水文明 (5)| |呪文| |コスト7以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱える。唱えた後、その呪文を墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。| **主要カード [#w0cef98e] |[[《クイーン・アマテラス》]]|核| |[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]|~| |[[《龍素知新》]]|~| **概要 [#j1b6787f] [[《クイーン・アマテラス》]]で山札から[[《龍素知新》]]を[[リクルート]]して[[手札]]から[[唱える]]ことができる。[[《龍素知新》]]によって墓地から唱えられた呪文は山札に行き、この[[《龍素知新》]]は墓地に残存する。したがって、続けて[[《クイーン・アマテラス》]]、ないしは[[《邪眼皇アレクサンドルIII世》]]で再び[[山札]]から[[《龍素知新》]]を唱えると、墓地の[[《龍素知新》]]を介して様々な呪文にアクセスできるようになり、無限ループが成立する。 +[[アレクサンドルループ型>クイーン・アマテラスループ#a]] +[[アマテラスエンジン型>クイーン・アマテラスループ#b]] ---- &anchor(a) **アレクサンドルループ型 [#taab7ec7] アレクサンドルループの仕組みについては、[[《龍素知新》]]に詳しく記載されている。ここではループへの突入の仕方を説明する。 -事前準備 +[[バトルゾーン]]に[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]とコスト6以上のクリーチャー([[《シンカイサーチャー》]]や[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]が適任)がいる。 +[[手札]]に[[《クイーン・アマテラス》]]がある。 +[[墓地]]に[[《邪眼皇アレクサンドルIII世》]]がある。 +[[墓地]]に[[《エマージェンシー・タイフーン》]]か[[《サイバー・チューン》]]がある。(最終的には[[《エマージェンシー・タイフーン》]]ループとなる) +[[墓地]]か[[山札]]に[[《インフェルノ・サイン》]]か[[《煉獄と魔弾の印》]]がある。 +[[山札]]に[[《龍素知新》]]がある。 -手順 +[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]でコスト6以上のクリーチャーを破壊し、[[《クイーン・アマテラス》]]を出す。 +[[《クイーン・アマテラス》]][[cip]]が発動するので[[Dスイッチ]]を宣言する。 +[[《クイーン・アマテラス》]]1回目で[[《インフェルノ・サイン》]]か[[《煉獄と魔弾の印》]]を唱えて[[《邪眼皇アレクサンドルIII世》]]を出す。[[墓地]]にある場合は[[《龍素知新》]]を介す。 +[[《クイーン・アマテラス》]]2回目で[[《龍素知新》]]を唱え、[[《エマージェンシー・タイフーン》]]か[[《サイバー・チューン》]]を唱える。 +他のナイト([[《クイーン・アマテラス》]])と[[《邪眼皇アレクサンドルIII世》]]存在下で、[[手札]]か[[墓地]]から[[《龍素知新》]]と「墓地操作呪文」が唱えられたので、[[《邪眼皇アレクサンドルIII世》]]が誘発。「墓地操作呪文」によって新規の「コスト7以下の呪文」を落とし、[[《龍素知新》]]で唱えることで、無限に[[《邪眼皇アレクサンドルIII世》]]を誘発させる。 ---- &anchor(b) **アマテラスエンジン型 [#x8691bbe] [[《蒼狼の始祖アマテラス》]]を使い回せる[[呪文]]を何度も唱える[[アマテラスエンジン]]が、[[《クイーン・アマテラス》]]の登場によって[[無限ループ]]となって帰ってきた。 +墓地か山札に[[《フォース・アゲイン》]]1枚 +墓地か山札に[[《龍素知新》]]1枚 +山札に[[《龍素知新》]]1枚 の状態で[[《クイーン・アマテラス》]]の[[cip]]を発動させると、 +[[《クイーン・アマテラス》]]によって[[《フォース・アゲイン》]]を唱える +[[《クイーン・アマテラス》]]によって[[《龍素知新》]]を唱え、[[《フォース・アゲイン》]]を唱える。([[墓地]]に[[《龍素知新》]]がある場合、[[《龍素知新》]]によって[[墓地]]の[[《龍素知新》]]を唱えてから[[《フォース・アゲイン》]]を唱える) によって、「山札に[[《龍素知新》]]1枚・[[《フォース・アゲイン》]]1枚、墓地に[[《龍素知新》]]1枚」の状態を保ちつつ無限に[[呪文]]を詠唱可能となる。 そのままではただの遅延行為になってしまうが、[[ループ]]中に行われる行動である「[[呪文]]を唱える」「[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]に出る」「[[クリーチャー]]が破壊される」等をトリガーとする[[カード]]がある場合、その[[能力]]を無限に使用可能となる。 一例として、「[[呪文]]を唱える」をトリガーとした下記の[[ループ]]が存在する。 ---- ***Q‐ENDループ [#sc8ac42e] 唱えた[[呪文]]の[[コスト]]未満の[[呪文]]を[[墓地]]から[[山札]]へ戻して詠唱できる[[《ν・龍素王 Q‐END》]]が存在する場合、上記の[[無限ループ]]は以下のように変形できる。 +[[《クイーン・アマテラス》]]によって[[《フォース・アゲイン》]]を唱える +[[《クイーン・アマテラス》]]によって[[《龍素知新》]]を唱え、[[《フォース・アゲイン》]]を唱える。([[墓地]]に[[《龍素知新》]]がある場合、[[《龍素知新》]]によって[[墓地]]の[[《龍素知新》]]を唱えてから[[《フォース・アゲイン》]]を唱える) +[[《クイーン・アマテラス》]]によって[[《フォース・アゲイン》]]を唱える +[[コスト]]5の[[《龍素知新》]]を唱えているため、[[《ν・龍素王 Q‐END》]]によって[[コスト]]4の[[《フォース・アゲイン》]]を唱える これにより[[《クイーン・アマテラス》]]の[[cip]]3回分で[[《クイーン・アマテラス》]]の[[cip]]を4回使用する事ができるため、[[デッキ]]から[[コスト]]6以下の[[クリーチャー]]以外の[[カード]]を無限に[[プレイ]]できる[[ループ]]が完成する。 この手の[[デッキ]]の弱点として「相手ターンをまたいで[[システムクリーチャー]]を生存させなければならない」のが常であるが、[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]を使用する場合、&bold(){[[《クイーン・アマテラス》]][[cip]]誘発を「ターンの終わりに」のタイミングにずらすことができる点}、および&bold(){[[《超龍素要塞 エビデシュタイン》]]の[[龍解]]の誘発条件が「ターンの終わりに」のタイミングを迎えるだけである点}に着目し、[[手札]]に[[《クイーン・アマテラス》]]さえいればターンの終わりにいきなり[[無限ループ]]を決める事が可能となる。 |超龍素要塞 エビデシュタイン VR 水文明 (5)| |ドラグハート・フォートレス| |自分の呪文を唱えるコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。| |龍解:自分のターンの終わりに、そのターン中に呪文を3枚以上唱えていれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。| |BGCOLOR(white):龍解後⇒[[《ν・龍素王 Q‐END》]]| [[《超龍素要塞 エビデシュタイン》]]の龍解条件は[[トリガー能力]]である。これを「誘発条件」と「効果」に分解するとこのように分かれる |誘発条件|自分のターンの終わりに| |効果|そのターン中に呪文を3枚以上唱えていれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。| つまり、[[《超龍素要塞 エビデシュタイン》]]存在下でターンエンドを迎えるだけで、実は龍解は常に処理される。その後の[[解決]]の時点で呪文3枚の条件を満たさないから不発に終わっているだけなのである。 したがって、同じく「自分のターンの終わりに」誘発する[[トリガー能力]]を同時並行させれば、[[《超龍素要塞 エビデシュタイン》]]の解決を保留したまま、他の処理を実行できる。 また、誤解しているプレイヤーは多いが、「ターンの終わりに」の[[トリガー能力]]が誘発しても&bold(){そのターンは終了しない}。&bold(){「そのターンの終わりまで」「そのターン」「このターン中」に有効な[[継続的効果]]が失効するまでは、実はそのターンは終わらない}。更に言うと「次のターンのはじめまで」がそのターンに含められる。「次のターンのはじめに」の処理に移ることで、はじめて「その次のターン」となる。 つまり、[[《超龍素要塞 エビデシュタイン》]]が誘発条件を満たした後に唱えられた呪文でも、龍解条件にカウントされるということになる。 ここで白羽の矢が当たるのが[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]である。先述の通り、これでコスト6以上のクリーチャーを破壊すれば、「ターンの終わりに」の[[トリガー能力]]解決タイミングと[[《クイーン・アマテラス》]][[cip]]を同時並行させることができる。コスト6以上のクリーチャーとしては、[[《超龍素要塞 エビデシュタイン》]]を建てるのに必須である[[《ν・龍覇 メタルアベンジャー R》]]が適任だろう。 上記の[[アマテラスエンジン]]によって呪文3枚以上の条件を容易に満たせるので、[[解決]]待ちの[[《超龍素要塞 エビデシュタイン》]]を適宜[[龍解]]させて[[《ν・龍素王 Q‐END》]]にさせてしまおう。 [[《ν・龍素王 Q‐END》]]が存在する状態での[[ループ]]は上記の通りであり、[[ループ]]を続けるたび[[《クイーン・アマテラス》]]の[[cip]]を無限にスタックできるためゲームを終わらせる方法はより取り見取り。例えば、[[《湧水の光陣》]]+[[《龍素知新》]]から出した[[《パクリオ》]]と[[《蒼神龍ヴェール・バビロニア》]]を[[《フォース・アゲイン》]]+[[《龍素知新》]]で回せばそれで[[ライブラリアウト]]させられる。 特筆すべきは、ここまで[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]の[[Dスイッチ]]使っていない点である。究極的には事前準備の段階で[[《パクリオ》]]等に使ってしまってもいいのである。事実上[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]は相手に[[ターン]]を渡して[[《ν・龍素王 Q‐END》]]を[[除去]]する機会を与えないためのサポートであるため、最悪[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]が無くとも[[コンボ]]が成立する。 [[《フォース・アゲイン》]]の盾落ちが心配なのであれば、[[Dスイッチ]]して[[《ヴァリアブル・ポーカー》]]を撃てる余白を作れば、大幅に事故を軽減できる。相手に[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]がいて龍解できない場合でも、[[Dスイッチ]]して除去呪文等を撃つ余地を作ればそれで済む。 従来の《Q‐END》デッキは、《Q‐END》の設置にタイムラグが生じるというところが難点だった。その部分を抜本的に解消したという意味では、非常に画期的な呪文ループである。 **参考 [#s2167afb] -[[《クイーン・アマテラス》]] -[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]] -[[《龍素知新》]] -[[アマテラスエンジン]] -[[無限ループ]] -[[デッキ集]]