#author("2024-04-23T16:11:15+09:00","","")
*【黒緑アビスロイヤル】 [#td91a82b]

**概要 [#ga1a443e]
[[DM23-RP3]]で登場した[[闇]]と[[自然]]の[[アビス]]を利用して[[革命チェンジ]]で [[《アビスベル=覇=ロード》]]を早期に[[出す]]デッキ。
[[【黒単アビスロイヤル】]]に比べると全体的なコストは高くなるが、[[自然]]文明の[[マナ加速]]の利用することで補える。

|アビスベル=覇=ロード OR 闇/自然文明 (7)|
|クリーチャー:アビスロイヤル 11000|
|''革命チェンジ'':コスト5以上のアビス|
|自分のアビスすべてに「マッハファイター」を与える。|
|''W・ブレイカー''|
|自分のターンの終わりに、コスト6以下のアビス・クリーチャーを1体、自分の墓地またはマナゾーンから出してもよい。|
|各ターン、相手のクリーチャーがはじめて攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。|

|フォック=ザ=ダーティ VR 闇/自然文明 (5)|
|クリーチャー:アビスロイヤル 5000|
|''アビスラッシュ'':このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、このクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる。|
|''革命チェンジ'':アビス(自分のアビスが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)|
|このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中からクリーチャーを1体、手札に加えるかマナゾーンに置く。残りを墓地に置く。|


**主要カード [#main]
|[[《アビスベル=覇=ロード》]]|コスト5以上の[[アビス]]を条件とした[[革命チェンジ]] アビスに[[マッハファイター]]を[[付与]]&br;ターン終了時にコスト6以下の[[アビス]]を[[墓地]]/[[マナゾーン]]から1体[[踏み倒す]]&br;各ターン最初の攻撃をこのカードに[[攻撃誘導]]|
|[[《フォック=ザ=ダーティ》]]|[[革命チェンジ]]&[[アビスラッシュ]]&br;[[cip]]で[[山札の上]]4枚を[[表向き]]にし、[[クリーチャー]]を1体[[手札]]か[[マナゾーン]]に加えて残りを[[墓地]]に置く|
|[[《ア:エヌ:マクア》]]|2[[マナブースト]]後1[[マナ回収]]or[[墓地リセット]]or相手の[[コスト]]5以下の[[非クリーチャー]]をすべて[[マナ送り]]&br;[[マッハファイター]]で革命チェンジ元にも|
|[[《ドミー=ゾー/「倒したいか?」》]]|[[cip]]で5枚[[墓地肥やし]][[W・ブレイカー]]&[[アビスラッシュ]]&br;シンプルな[[コスト]]2[[マナブースト]]|
**アビス [#ea7bed8b]
|[[《邪幽 ジャガイスト》]]|[[ブロッカー]] [[cip]]で2[[ディスカード]]するとアビス・メクレイド5&br;ターン1で山札から[[コスト踏み倒し]]した時そのコスト以下の[[アビス]]を擬似[[アビスラッシュ]]|
|[[《ド:ノラテップ》]]|[[スレイヤー]] [[アビス]]の[[コスト軽減]]|
|[[《邪龍 ジャブラッド》]]| コスト3初動。[[cip]]と[[アビス]]の[[攻撃時>アタックトリガー]]に2枚[[墓地肥やし]] &br;自分の[[アビス]]すべてに[[墓地]]のカード4枚を[[山札の下]]に送ることを条件とした[[置換効果]]の[[除去]][[耐性]]を与える[[タマシード/クリーチャー]]。|
|[[《アビスベル=ジャシン帝》]]|[[ブロッカー]]で守りながら[[墓地]]をリソースにできる他、終盤の詰めにも活躍できるため長期戦に強くなる。|
|[[《アビスベル=覇統=ジャシン帝》]]|[[革命チェンジ]]。自分のシールドブレイクに反応して敵獣1体[[破壊]]、コスト10以上の敵獣が居ると[[離れない]]。&br;[[終極宣言]]で登場に伴う効果を無視する代わりに墓地とマナから[[アビス]]を好きな数[[召喚]]し[[即座に攻撃可とする>バトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる]]。&br;チェンジ元がコスト7以上のアビス故に《トーチ》や《ドアノッカ》、《スベルニル》等を駆使しないと革命チェンジは厳しめ|
|[[《ブルーム=プルーフ》]]|コスト2初動。[[cip]]で1枚[[墓地肥やし]]&br;相手のターン中限定で、[[召喚]]せず出た相手のクリーチャーを[[破壊]]する[[コスト踏み倒しメタ]]|
|[[《謀遠 テレスコ=テレス》]]|継続的な[[ハンデス]]、[[ドロー]]によってリソースに差をつける|
|[[《スパトー:ド:スパトゥー/邪暴乱舞》]]|[[アビスラッシュ]]で登場可能なコスト5の[[W・ブレイカー]]&br;[[革命チェンジ]]も含めて場から離れた時アビス・メクレイド8を使える&br;呪文側はアビス・メクレイド8した上で墓地肥やし|
|[[《邪闘 シス》]]|[[アビスラッシュ]]持ち[[W・ブレイカー]] &br;[[cip]]で敵獣1体に-∞もの[[パワー低下]]を放ち、攻撃時にアビス・W・メクレイド5|
|[[《シス=魔=シャル》]]|コスト5以上の[[アビス]]を条件とした[[革命チェンジ]]持ち[[W・ブレイカー]]&br;[[任意]][[cip]]で自分の墓地の枚数以下コストの[[クリーチャー]]を敵味方問わず[[全て>全体除去]][[マナ送り>確定除去]]&br;[[終極宣言]]で[[アビス]][[クリーチャー]]を最大3体、墓地またはマナから[[踏み倒し]]|
|[[《ア:ニーオ:マクア》]]|[[T・ブレイカー]]の[[ヴェールアビス]]&br;[[各ターンに一度>ターン1]]、[[cip]]持ちクリーチャーを任意でマナ送り&br;コストが重いので上記の[[《シス=魔=シャル》]]の[[終極宣言]]で[[踏み倒し]]がおすすめ|
|[[《深淵の螺穿 ラゼル=ズバイラル》]]|[[cip]]と[[タップ]]された時と[[離れた>離れる]]時に[[手札全破壊>オールハンデス]]、[[クリーチャー全破壊>全体除去]]、[[マナ]]3枚[[制限>ロック]]、2枚ブレイクのうち2つを自分が選び、&br;その2つの内どちらを発動させるかを[[相手に選ばせる>モード]][[W・ブレイカー]][[ブロッカー]]。&br;コストが重いので上記の[[《シス=魔=シャル》]]の[[終極宣言]]で[[踏み倒し]]がおすすめ|
|[[《悪縁 ガクブッチ=リッチーモア》]]|コスト6の[[アビスラッシュ]]持ち[[W・ブレイカー]]&[[スレイヤー]][[ブロッカー]]&br;[[cip]]で闇のカードを2枚まで墓地回収し、[[シビルカウント]]5で攻撃時オールハンデス&br;《覇=ロード》の回収から革命チェンジまでが全て墓地のみで完結し、双方の能力も互いに良く噛み合う|
|[[《深淵の文暴具 ケシカス=カース》]]|[[cip]]で[[墓地肥やし]]か[[墓地リセット]]|
|[[《サドレイン=トレイン/邪神呪文「アビサール」》]]|[[アビスラッシュ]]持ちのコスト5の[[W・ブレイカー]]兼チェンジ元&br;呪文側は僅か1コストで墓地から[[アビス]]を回収し、自身を墓地に仕込む|
|[[《ノラディ:ド:スルーザ》]]|[[cip]]で[[ハンデス]]&[[攻撃時>アタックトリガー]]で墓地加速か山札回復&[[アビス]]・[[メクレイド]]8|
|[[《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》]]|[[cip]] で[[クリーチャー]]限定で[[ピーピングハンデス]]する。&br;[[シビルカウント]]3で[[攻撃時>アタックトリガー]]で相手の墓地にあるカードの[[cip]]を1つ使える[[スレイヤー]]|
|[[《ヨービリン=リリン/「……誰を呼びたい?」》]]|クリーチャー破壊時、1ドロー/相手のクリーチャーを1体パワーを-6000|
|[[《ドアノッカ=ノアドッカ/「…開けるか?」》]]|[[S・トリガー]]で相手のクリーチャーに-4000を2回/コスト2で撃てる-4000|
|[[《漆黒の深淵 ジャシン帝》]]|[[タマシード/クリーチャー]]。[[cip]]で1枚[[墓地肥やし]]と[[墓地]]の枚数未満の[[コスト]]の相手1体を[[破壊]]&br;[[攻撃時>アタックトリガー]]で6以下1体[[リアニメイト]]|
|[[《フットレス=トレース/「力が欲しいか?」》]]|[[ターン終了ステップ]]に[[墓地肥やし]]と[[任意]]で闇の[[カード]]の[[墓地回収]]を行う[[ブロッカー]]/[[アビス]]・[[メクレイド]]5|
|[[《ハニー=マーガニー/「こっちは甘いぞー」》]]|[[アビスラッシュ]]持ち。[[《フォック=ザ=ダーティ》]]の2ターン目着地を狙える/[[山札]]の上3枚を[[表向き]]にしクリーチャーを1体手札に加え、残りを[[墓地]]に|
|[[《邪騎 スベルニル/「我が愛馬よ!!」》]]|[[アビスラッシュ]]。相手よりマナ数が下回ればコスト7→5に。[[cip]]で5枚墓地肥やし+1枚回収&br;呪文側は[[S・トリガー]]で[[エレメント]]1枚マナ送り|
|[[《悪灯 トーチ=トートロット》]]|[[cip]]でパワーの一番低い敵獣を、[[シビルカウント]]3で一番大きい敵獣を破壊させる[[S・トリガー]][[ブロッカー]]&br;[[【アポロヌス】>【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】]]系統に強く刺さり、コスト7のためチェンジ元としても最適|
|[[《トートロット=ザ=ダーティ》]]| コスト5以上の[[アビス]]を条件とした[[革命チェンジ]]&br;[[cip]]で4枚墓地肥やし&墓地1枚につきパワー+1000&[[パワード・ブレイカー]] &br; [[《アビスベル=覇=ロード》]]不在またはシールド破壊を重視する場合はキーカードとなる|
|[[《ア:グンテ》]]|[[cip]]で5コスト以下[[エレメント]]&[[S・トリガー・プラス]]で相手のクリーチャーを2体まで[[マナ送り]]|
|[[《オ:ドユニワ/喰土邪覇》]]|[[G・ストライク]]&[[メガ・ラスト・バースト]]&[[W・ブレイカー]]/[[マナ]]から[[カード]]を1枚[[墓地]]に置き、[[山札]]の上から2枚を[[タップイン]]で[[マナブースト]]|
|[[《ハリート=ハイホ》]]|コスト1の[[アビス]]。[[《フォック=ザ=ダーティ》]]の2ターン目着地を狙える|
|[[《エリー=ザ=ダーティ》]]|[[cip]]でコスト3以下全マナ送り エレメント破壊時墓地に置くかわりにマナゾーンに置ける|
|[[《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》]]|[[cip]]で1体破壊&対象のコスト分任意で[[墓地肥やし]]。[[ハイパー化]]で[[攻撃時>アタックトリガー]]にコスト8以下を[[リアニメイト]]&br;この効果で蘇生したクリーチャーは[[即座に相手プレイヤーへ攻撃可能>バトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる]]|
**アビス以外 [#if44510c]
|[[《フェアリー・Re:ライフ》]]|[[マナブースト]]兼受け札|
|[[《大地門ライフ・ゲート》]]|相手のクリーチャー1体を[[マナに送り>マナ送り]]、[[除去]]したクリーチャーのコスト未満の非進化クリーチャーを[[マナゾーン]]から踏み倒す[[S・トリガー]]|
|[[《ダーク・ライフ》]]|2枚見て[[マナブースト]]&[[墓地肥やし]]|
|[[《フェアリー・ギフト》]]※|召喚コスト最大3軽減|
|[[《深淵なる大地》]]|[[G・ストライク]]。[[アビス]]対象の[[《母なる大地》]]。強力な[[cip]]持ちを出し直したい時にも有効|
|[[《七王無き宮殿》]]|[[多色]]カードを全て[[ピーピングハンデス]]。[[【青赤マジック】]]等をより意識したい時の選択肢|
|[[《秩序の意志》]]|[[S・バック]]。[[封印]]&間接的な[[墓地肥やし]]|
|[[《アーテル・ゴルギーニ》]]|[[リアニメイト]]、[[パワー低下]]、[[墓地肥やし]]の中から2回使える上に耐性持ちの[[ブロッカー]]|
|[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]※|[[ファッティ]]デッキと相性の良い[[S・トリガー]]持ち[[フィールド]]|
|[[《無双恐皇ガラムタ》]]※|攻撃したターン中[[S・トリガー]]を完全封殺。《ヤバーダン=ロウ》の[[アタックトリガー]]でこれを出して[[ワンショット]]は、(召喚酔いは消せるとはいえ)ちぐはぐなので[[《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》]]型がベター|
|[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]|《ヤバーダン=ロウ》前提で出せるパワーカードだが、[[マナ基盤]]としてこの赤を利用できる[[【黒赤緑テレスコ=テレス】>【赤黒テレスコ=テレス】]]のほうが適性がある|

**このデッキの回し方 [#use]
序盤は《「倒したいか?」》や《喰土邪覇》など軽量[[マナブースト]][[呪文]]を使って、早期に5[[コスト]]の[[アビス]]に繋げる。
《「力が欲しいか?」》の[[アビス・メクレイド>メクレイド]]5や[[《フェアリー・ギフト》]]を利用すれば最速3ターン目に5コストのアビスを出すこともできて強力である。

5マナまで貯まったら状況に応じた5コストのアビスを出すことで盤面を制圧していく。特に[[《邪幽 ジャガイスト》]]の効果で盤面に複数のアビスを並べる動きが強力であり、[[《謀遠 テレスコ=テレス》]]を複数体並べて[[リソース]]の差を広げる、[[《ア:エヌ:マクア》]]の効果で序盤にマナに埋めた[[《アビスベル=覇=ロード》]]を回収しそのまま《覇=ロード》へ[[革命チェンジ]]させるなど多彩な動き方ができる。

《邪幽 ジャガイスト》や《覇=ロード》の効果で盤面に十分な数のクリーチャーが並んだら、《テレスコ=テレス》複数体の継続ハンデスで手札を完全に枯らしつつ[[《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》]]や[[《フットレス=トレース》>《フットレス=トレース/「力が欲しいか?」》]]等打点の低いクリーチャーで1枚ブレイク→ターンエンドを繰り返し、相手に困難なトップ解決を強いた状態で安全に削っていきフィニッシュする。もしくは、そのまま[[ワンショット]]を狙う。

**長所  [#g0988ebf]
[[アビスラッシュ]]と[[革命チェンジ]]の性質が非常に良く噛み合っており、墓地から召喚して即座に殴れるチェンジ元から入れ替わりつつ、ターン終了時のデッキボトム行きを回避しつつ手札から再利用できる。

[[《邪幽 ジャガイスト》]]と[[《謀遠 テレスコ=テレス》]]の組み合わせによる制圧力は[[【赤黒テレスコ=テレス】]]で証明済みであるが、そこに[[《アビスベル=覇=ロード》]]が加わる事によってマナゾーンからも展開コンボを始動する事が可能となり、より柔軟な動きを取れる様になった。
また《覇=ロード》の効果で自軍[[アビス]]全てが[[マッハファイター]]を得るため、手札だけに留まらず相手の場にも多大な被害をもたらす事ができる。

《ジャガイスト》によって大量の[[ブロッカー]]が並ぶのは勿論の事、《覇=ロード》が各ターン1回の[[攻撃誘導]]までも持ち合わせている。《テレスコ=テレス》の継続ハンデスも相まって一度展開を決めれば相手にとって突破は非常に困難となる。

[[自然]]のマナブースト戦術を取り入れた事で、これまで扱いが難しかったコスト5以上の大型アビスも無理なく扱える様になった。さらに《覇=ロード》自体も素出しで全ての能力が問題無く機能するため、メタカードでの対策を狙う相手にはブーストからの素出しで対応してやるのも一つの手である。

[[《ア:エヌ:マクア》]]がコスト5以下の[[非クリーチャー]][[エレメント]]を対象とした全体除去を持つため、それらを多用する[[【白赤アーマード・サムライ】]]や[[《最終龍覇 グレンモルト》]]等に強く刺さる。それ以外の場合でも《覇=ロード》をマナから回収しつつ[[マッハファイター]]で即座に[[革命チェンジ]]可能。

[[《異端流し オニカマス》]]に対しても、自慢の[[マッハファイター]]戦術と[[《ア:エヌ:マクア》]]による全体除去が非常に刺さる他、[[メクレイド]]は[[召喚]]扱いなので規制されないなど、非常に強固といって良い。そのためこのデッキは、通常のコスト踏み倒しが増えると環境での立ち位置が良くなる[[《異端流し オニカマス》]]にある程度比例した活躍を見せると言える。

[[《大地門ライフ・ゲート》]]を使用可能となった事で、相手の[[《地封龍 ギャイア》]]で詰むといった事態に陥りにくくなった。[[【アポロヌス】>【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】]]を相手取る場合でも、上手く行くと相手ターン中にマナゾーンの《ジャガイスト》が起動しかねない。

パワー6000以上のクリーチャーが大半を占めるため、本来展開系デッキの天敵となる[[《飛翔龍 5000VT》]]もまるで刺さらない。

[[《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》]]のピーピングハンデスや[[《謀遠 テレスコ=テレス》]]の継続ハンデスといった質の良いハンデスを早い段階から乱発できるため、多くのキーカードを抱える必要のある[[【青赤マジック】]]に有利。妨害系呪文も基本的に[[ツインパクト]]のため《マーダン=ロウ》等で落とせば問題無く、パワーラインも貧弱なので手札と場を徹底的に枯らしてブロッカー軍団と[[《アビスベル=覇=ロード》]]で封殺可能。

[[《アビスベル=覇=ロード》]]を使っての盤面処理は[[《アーテル・ゴルギーニ》]]の展開力にも追いつくほどである。

こうした汎用性の高さから、[[【速攻】]]以外の大抵のデッキに万遍なく対処できると言える。
**短所 [#week]
真っ先に挙げられる弱点は[[受け]]の薄さだろう。[[メクレイド]]の関係上デッキをコスト4~5の[[アビス]]で固めることになり、入る受け札はかなり限定されてしまう。そのため、受け札が[[《フェアリー・Re:ライフ》]]の[[G・ストライク]]4枚のみになるケースも珍しくなく、3ターンキルを狙う[[速攻]]は不得手。

また、相手がクリーチャーを展開しないタイプのデッキである場合、妨害手段が[[《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》]]や[[《謀遠 テレスコ=テレス》]]等の[[ハンデス]]や[[《ア:エヌ:マクア》]]の[[墓地リセット]]程度のためやや心許ない。
加えて相手のクリーチャーがいなければ[[革命チェンジ]]のためには相手プレイヤーに攻撃せざるをえないため、出した直後の[[《アビスベル=覇=ロード》]]を[[S・トリガー]]で打ち抜かれるリスクもあって、総じて一部の[[コンボデッキ]]を筆頭とした盤面戦を挑まないデッキにはやや苦しい。

各種メタクリーチャーがそこそこ刺さり、[[コスト]]指定[[除去]]などの高パワークリーチャーに有効な除去が無い場合、あるいはあっても採用枚数が少なく手札に安定して引っ張り込みづらい構築の場合、[[《デスマッチ・ビートル》]]で詰む場合もある。[[《ボン・キゴマイム》>《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》]]はこちらのマッハファイターやアビスラッシュを完全に無効化し、除去や革命チェンジによる奇襲を阻害してきて厄介。あまつさえ、こちらが大量踏み倒しで溜めるプランを取ろうものなら、大量ドローによるアドバンテージまで稼いでくる。

//[[アビスラッシュ]]を付与して手札に戻した[[革命チェンジ]]元のクリーチャーは再度手札から出せるが、再度チェンジ元にするためにはその大半が1ターン必要。コスト6以下ならその後にマナか墓地に置いて[[《アビスベル=覇=ロード》]]で呼び出した方がいいだろう。

//[[マッハファイター]]付与が裏目となり、相手の[[攻撃誘導]]を回避する手法が取り辛くなってしまった。一応[[スレイヤー]]等で対処は不可能ではないが、除去耐性持ちや[[《極限龍神ヘヴィ》]]を含む3体で[[G・リンク]]した[[《無法神類 G・イズモ》]]等の突破が困難となった点は非常に手痛い弱体化である。

パワー12000以上のクリーチャーを多用するデッキ相手だとバトルゾーンの制圧が困難となる。[[《ド:ノラテップ》]]や[[《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》]]等の[[スレイヤー]]、[[《邪闘 シス》]]や[[《漆黒の深淵 ジャシン帝》]]といった[[除去]]持ちを適宜飛ばして対応する必要がある。

クリーチャーのコストが5に偏っているため[[《奇天烈 シャッフ》]]や[[《♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》>《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》]]には要注意。コスト5を宣言されるだけでブロッカー軍団の大半があっけなく沈黙してしまう。また[[革命チェンジ]]持ち以外のクリーチャーは単色なので、[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]にも弱く、ついでに呪文も止められる。

[[山札]]を酷使するため、[[アドバンス]]の[[【モルト NEXT】]]との対面では勝負を長引かせると[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]の[[全体>全体除去]][[封印]]で[[ライブラリアウト]]することも。

[[【白緑巨大天門】]]のような[[手札]]が溢れるほど手に入るデッキはハンデスの有効性が薄いため苦手である。[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]もこちらのデッキにとっては即死級の[[ロック]]なので、油断ならない。

//[[《アビスベル=覇=ロード》]]のマッハファイター付与とターン終了時のアビス踏み倒し効果は基本的にバッドシナジー。踏み倒したいアビスとマッハファイターで突撃させたいアビスの取捨選択は非常に重要である。

**環境において [#fff96067]
多くの弱点を抱えていながらも[[DMGP2023-2nd>公認グランプリ]]ではベスト128進出者中13人使用と予選実績3位と好成績。

[[DM23-EX2]]期には[[墓地肥やし]]と[[マナブースト]]で大型に繫ぎ、[[《暗黒の怨草士 クロユ・レシア》]]で[[スピードアタッカー]]化して一気にワンショットしたり[[《水上第九院 シャコガイル》]]で安全に勝ちに行ったりする【青黒赤緑アビスロイヤル】なる派生型が136人規模のオリジナルのチャンピオンシップで優勝しており、アビスという種族を中心としていながらかなりの拡張性を持つデッキとして知られてきている。

2023年12月初頭には、[[《奇石 トランキー/アイ・オブ・ザ・タイガー》]]や[[《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》]]の光を足し、キング・セルで光マナを補強した【白黒緑アビスロイヤル】なる派生形が結果を出している。同月上旬の内に[[《極閃呪文「バリスパーク」》]]を入れた型も結果を残している。【白黒緑アビスロイヤル】は[[《奇石 トランキー/アイ・オブ・ザ・タイガー》]]を早出し手段に採用してはいるもののマナが伸びるので、[[黒赤]]構築の[[アビス]][[デッキ]]が早出し手段を[[プレイ]]したきりになりがちなのに比べて後が続きやすい。

『[[ジュニア グランプリ2023>公認グランプリ]]』では参加者271人中19人使用と使用率3位。

[[DM23-RP4]]で[[《エリー=ザ=ダーティ》]]、[[《機深天 クロフェシー》]]を獲得。

[[DM23-RP4]]発売直後には、[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]、[[《飛翔龍 5000VT》]]、[[《ブラキオ龍樹》]]を採用した【青黒緑アビスロイヤル】なる派生型がオリジナルのチャンピオンシップで準優勝。

2023年のクリスマスシーズンには[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]]型の【黒赤緑アビスロイヤル】も結果を出した。[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]]にそれほどコスト踏み倒しメタへの対策札として依存しておらず、[[着地置換効果]]方式の[[コスト軽減]][[メタ]]などに止められて機能しなくても致命打にならないため採用されたのだろう。

2024年1月中旬には、1位から3位までが【黒緑アビスロイヤル】、4位が【黒赤緑アビスロイヤル】と、【黒緑アビスロイヤル】系統が上位を総なめしたチャンピオンシップが確認された。

[[DM23-BD4]]・[[DM23-BD5]]・[[DM23-BD6]]・[[DM23-BD7]]発売2日目、[[ミラーマッチ]]に強い[[《マナ・クライシス》]][[4枚積み]]型がオリジナルのチャンピオンシップ(ただし実測参加者41人規模)で準優勝。

『[[超CSⅥ in福岡>超CS]]』ベスト128進出者の中に6人残っており、[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]、[[【黒単アビスロイヤル】]]と並んで予選実績6位タイ。しかしベスト8は逃している。
『[[超CSⅥ in群馬>超CS]]』ベスト128進出者の中に3人残っており、[[【ブレスラチェイン】]]と並んで予選実績9位タイ。

[[DM23-EX3]]で[[《邪騎 スベルニル/「我が愛馬よ!!」》]]を獲得。

長らく環境では3〜4番手に位置していたが、2024年3月11日の[[殿堂入り]]により不利対面だった[[【アカシック3】]]や[[【青黒魔導具】]]等が軒並み弱体化したため評価が急上昇し、殿堂入り直後の週の入賞数でトップに躍り出る。
また、[[《深淵なる大地》]]や[[《アビスベル=ジャシン帝》]]を採用し、触れられる領域を増やした型が入賞し注目を集めた。

『[[全国大会2023>公式大会]]』ではベスト8に1人残っている。予選のアドバンス使用デッキとして[[《キャディ・ビートル》]]を入れた型が確認され、以降アドバンスでのパーツとして流行。

[[DM24-RP1]]で[[《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》]]、[[《超化秘伝アビスアサルト》]]、[[《邪魂の王道 ジャシン帝》]]を獲得。
特に[[《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》]]の活躍は目覚ましく、変に踏み倒し前提のクリーチャーを採用せずとも[[《アビスベル=覇=ロード》]]や[[《邪闘 シス》]]などコスト6〜7を出すだけでも十分。人によっては[[《配球の超人/記録的剛球》]]や[[《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》]]の初動呪文をクリーチャーとして再利用するギミックが見られる。

[[DM24-RP1]]発売日には[[《百発人形マグナム》]]を使って[[アビス]]・[[メクレイド]]をループさせ、[[《「すべてを見通す眼だ」》>《モノクル=ドクトール/「すべてを見通す眼だ」》]]でフィニッシュする型が74人規模のオリジナルのチャンピオンシップで準優勝。

『[[DMGP2024-1st>公認グランプリ]]』Day1個人戦(アドバンス)優勝の実績を残した。ちなみにこのレシピは[[《アビスベル=覇=ロード》]]0枚採用の[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]+[[《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》]]型であった。予選ではベスト128進出者中10人使用と実績5位。
Day1個人戦環境では[[【青赤マジック】]]や[[【赤黒バイク】]]といったビートダウン系が多く、そちらとの対面では後攻を取った場合、相手の3ターン目までの動きを耐えれば、ブレイクによって増えた手札と後攻の初期手札アドバンテージを活かして3ターン目の[[《「力が欲しいか?」》>《フットレス=トレース/「力が欲しいか?」》]]からの[[《邪幽 ジャガイスト》]]複数体出しに繋げることできる。実際、優勝者も決勝戦2本目で[[【青赤マジック】]]の攻撃に乗じて後攻3ターン目に同様の動きを決めて一挙6体の盤面を作り、そのままブロッカーで相手の攻撃を止めてから後攻4ターン目にさらに打点を追加して[[《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》]]から[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]を呼び出し、[[《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》]]で[[スピードアタッカー]]と[[ジャストダイバー]]を付与して過剰打点で圧殺した。
Day2の3人1チーム戦(オリジナル)では、本戦進出の64チーム192人中57人が使用と予選実績1位。ベスト4の4チーム12人中5人が使用し、ベスト4使用実績1位。優勝チーム、3位チームに各1人使用者がおり、4位のチームは3人全員が使用。

**[[DM23-RP3]]ごろから成立した[[敵対色]]2色の文明シャッフル種族デッキ [#w3822bf6]
-[[【白黒メカ】]]
-[[【白赤アーマード】]]
-[[【青赤マジック】]]
-[[【青緑ジャイアント】]]
-&color(silver){【黒緑アビス】→};''【黒緑アビスロイヤル】''

**参考 [#m3640bcb]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集 (分類)]]
-[[デッキ集/種族デッキ]]

&tag(デッキ集,種族デッキ,アビス,アビスロイヤル);

#author("2024-04-24T16:14:14+09:00","","")
→[[【黒緑アビス】]]
#include(【黒緑アビス】,notitle)