#author("2023-07-20T11:45:48+09:00","","") #author("2023-09-13T00:17:32+09:00","","") *【&ruby(あおくろ){青黒};ハンデス&ruby(ちょうじげん){超次元};】 [#n1fea0d6] 非常に強力な[[デッキ]]として知られる[[【白青黒超次元】]]の流れをくむ[[デッキ]]。[[【白青黒超次元】]]の主要パーツであった[[《超次元ドラヴィタ・ホール》]]、[[《王機聖者ミル・アーマ》]]、[[《天雷の導士アヴァラルド公》]]が2011年7月23日付けで[[殿堂入り]]してしまい、[[デッキ]]内の[[光]][[文明]]の枚数を保つことが難しくなったため、代わりに[[DMR-01]]にて登場した[[《コアクアンのおつかい》]]や[[《特攻人形ジェニー》]]等が搭載され、[[【準黒単】]]の様な色構成をとる。 上述の通り当初こそ弱体化したデッキの[[リペア]]であったが、[[革命編]]以降は[[《S級不死 デッドゾーン》]]などの獲得により、元となった【白青黒超次元】を上回る非常にカードパワーの高いデッキとなった。 現在は[[アドバンス]]であれば[[GRクリーチャー]]を採用しない理由はないため、[[GR]]と[[超次元]]を両方使う形で(GR単採用の場合もある)[[【青黒GRハンデス】]]に発展的解消を遂げている。 |特攻人形ジェニー UC 闇文明 (2)| |クリーチャー:デスパペット 1000| |このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、このクリーチャーを破壊してもよい。そうした場合、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。| |コアクアンのおつかい UC 水文明 (3)| |呪文| |自分の山札の上から3枚を、すべてのプレイヤーに見せる。その中から光と闇のカードをすべて自分の手札に加え、残りを墓地に置く。| **主要カード [#m6eca2d9] |[[《特攻人形ジェニー》]]|軽量[[ハンデス]]。[[クリーチャー]]なので[[サルベージ]]手段が豊富| |[[《アクア・ベララー》]]|相手の[[デッキトップ]]を操作| |[[《解体人形ジェニー》]]|[[ピーピングハンデス]]| |[[《コアクアンのおつかい》]]|最大で3枚[[手札補充]]| |[[《セブ・コアクマン》]]|~| **候補クリーチャー [#z57bb028] |[[《虹彩奪取 マイレイン》]]|[[水]]と[[闇]][[クリーチャー]]の[[召喚コスト]]を軽減| |[[《学校男》]]|軽量除去| |[[《堕魔 ドゥポイズ》]]|~| |[[《異端流し オニカマス》]]|[[コスト踏み倒しメタ]]、[[アンタッチャブル]]| |[[《西部人形ザビ・バレル》]]|[[ハンデス]]兼[[ブロッカー]]| |[[《瓶炎医 レバー》]]|~| |[[《悪臭怪人ゴキーン》]]|[[墓地]]の[[カード]]でいずれかの[[プレイヤー]]の[[山札操作]]を行う。&br;[[殿堂入り]]カードの再利用も| |[[《停滞の影タイム・トリッパー》]]|相手マナを[[タップイン]]| |[[《虚構の影バトウ・ショルダー》]]|[[呪文メタ]]| |[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]|強力[[メタ]][[カード]]| |[[《禁術のカルマ カレイコ》]]|~| |[[《百発人形マグナム》]]|[[コスト踏み倒しメタ]]| |[[《復讐 ブラックサイコ》]]※|[[闇]][[コマンド]]から[[侵略]]。[[cip]]で2枚[[ハンデス]]| |[[《S級不死 デッドゾーン》]]|[[S級侵略[不死]]]。[[cip]]で-9000の[[パワー低下]]| |[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]|[[呪文]]を再利用| |[[《壊滅の悪魔龍 カナシミドミノ》]]|[[ウィニー]]を多く並べてくるデッキ対策| **候補呪文 [#t4c6b0d4] |[[《バイス・サイクロン》]]|[[サイクロン]]付き[[ハンデス]]| |[[《人形の裏技ペット・パペット》]]|[[デスパペット]]がいれば[[G・ゼロ]]の[[ハンデス]]| |[[《ブレイン・タッチ》]]|[[キャントリップ]]付き[[ハンデス]]| |[[《王立アカデミー・ホウエイル》]]|[[ドローソース]]| |[[《サイバー・ブック》]]|~| |[[《デモンズ・ライト》]]|[[ドローソース]]と[[除去]]を兼ねる| |[[《ドンドン吹雪くナウ》]]|[[サーチ]]と[[バウンス]]| |[[《ファンタズム・クラッチ》]]|[[S・バック]]でタップ獣を[[破壊]]| |[[《テック団の波壊Go!》]]|強力[[S・トリガー]]| |[[《目的不明の作戦》]]※|[[呪文]]の再利用 [[S・トリガー]]| |[[《龍素知新》]]※|2枚目の《目的不明》| |[[《超次元リバイヴ・ホール》]]|[[サルベージ]]+[[闇]][[サイキック]]| |[[《超次元ミカド・ホール》]]|[[パワー低下]]+[[闇]][[サイキック]]| |[[《超次元ガロウズ・ホール》]]|[[バウンス]]用。《ダイス・ベガス》と相性が良い| |[[《地獄門デス・ゲート》]]|[[除去]]+[[リアニメイト]]| |[[《魔天降臨》]]※|疑似[[ランデス]][[呪文]]| |[[《英知と追撃の宝剣》]]※|1枚で2体[[除去]]と2[[ランデス]]| |[[《英知と追撃の宝剣》]]|1枚で2体[[除去]]と2[[ランデス]]| |[[《セイレーン・コンチェルト》]]※|状況によっては実質0[[コスト]]の[[マナ回収]]| |[[《魔王と天使のカナシミ》]]|[[シールド回収]]で[[手札]]を減らさず[[ハンデス]]| **候補ツインパクト [#x03432dc] |[[《ゲオルグ・バーボシュタイン/ゴースト・タッチ》]]|[[S・トリガー]]付き軽量[[ハンデス]] 上面はオマケ| |[[《傀儡将ボルギーズ/ジェニコの知らない世界》]]|上面は[[パワー低下]][[除去]]。下面は軽量[[ハンデス]]| |[[《叡智の聖騎士 スクアーロ/エナジー・ライト》]]|上面は[[ブロッカー]][[バウンス]]。下面は軽量[[ドローソース]]| |[[《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]|上面はお互いの[[墓地]]から[[呪文]][[踏み倒し]]。&br;下面は[[コスト]]3以下を[[ピーピングハンデス]]| **候補D2フィールド [#m1cc0f72] |[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]|[[ドローソース]]、[[呪文]]の[[コスト踏み倒し]]| **超次元ゾーン [#p61b5080] |[[《時空の英雄アンタッチャブル》]]|[[耐性]]持ちの軽量サイキック| |[[《ヴォルグ・サンダー》]]☒|[[ライブラリアウト]]戦略用| |[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]|相手[[マナ]]を[[タップイン]]| |[[《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》]]|[[cip]]でタップ獣を[[除去]]| |[[《勝利のガイアール・カイザー》]]|《S級不死 デッドゾーン》などの侵略元| |[[《激天下!シャチホコ・カイザー》]]|《特攻人形ジェニー》などを使い回す| |[[《時空の封殺ディアス Z》]]|[[墓地利用メタ]]| |[[《超時空ストーム G・XX》]]|[[フィニッシャー]]| 10枚以上積まれた2[[コスト]]の軽量[[ハンデス]]を連打することで相手の[[手札]]を枯れさせ、[[《アクア・ベララー》]]で反撃の芽を摘む。最後は[[超次元]][[呪文]]から呼び出した[[サイキック・クリーチャー]]または[[《S級不死 デッドゾーン》]]で止めを刺すというのが[[コンセプト]]であり、勝ち筋。[[ハンデス]]で減った手札は[[《コアクアンのおつかい》]]をはじめとした[[ドローソース]]で支える。 2[[ターン]]目の[[ハンデス]]。3[[ターン]]目の[[ドロー]]。4[[ターン]]目の[[ハンデス]]2連射が主な動きとなるだろう。 相手の[[手札]]を縛り、[[除去]]の目を潰したところで[[サイキック・クリーチャー]]を展開する。 [[殲滅返霊]]によってさらに[[アドバンテージ]]差を広げることが狙える[[《時空の封殺ディアス Z》]]、[[クリーチャー]]を[[除去]]しながら現れ、相手の[[手札]]の使用をためらわせる[[《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》]]は鉄板。 それらの[[サイキック・クリーチャー]]に除去耐性を付け、かつ自身もそれなりのパンチャーになる[[《時空の喧嘩屋キル》]]/[[《巨人の覚醒者セツダン》]]も堅いだろう。 上記の[[クリーチャー]]でも十分止めを刺すことは可能だが、できれば[[《超時空ストーム G・XX》]]を使用し、勝利を確実なものとしたい。 [[《時空の支配者ディアボロス Z》]]/[[《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》]]が[[《超次元バイス・ホール》]]と[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]に指定されてしまったため、出すのはやや苦労するものの、[[墓地]]に[[呪文]]がたまったところで[[《時空の邪眼ロマノフZ》]]を出し、[[《邪神の覚醒者ロマノフ・Z・ウィザード》]]に[[覚醒]]させたりと、多少工夫することで十分狙える。 [[《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》]]と[[《時空の英雄アンタッチャブル》]]を並べてしまえば、相手が[[手札]]を使いきってターンを終えた時[[《凶刀の覚醒者ダークネス・ガンヴィート》]]と[[《変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード》]]に[[覚醒]]できるため、呼び出した直後に[[メテオバーン覚醒]]し、勝負を決めに行ける。 その他、[[《超次元バイス・ホール》]]が[[プレミアム殿堂]]入りする前までは、[[マナ回収]]手段を与えてくれる[[《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》]]。単純な高打点持ちとして優秀な[[《時空の賢者ランブル》]]。[[《超次元バイス・ホール》]]からの[[《時空の喧嘩屋キル》]]と組み合わせた[[スピードアタッカー]]付与が強力な[[《時空の戦猫シンカイヤヌス》]]/[[《時空の戦猫ヤヌスグレンオー》]]。防御面では[[《時空の踊り子マティーニ》]]他、[[《時空の脅威スヴァ》]]が選択肢として入ることも。 【青黒ハンデス超次元】とあるが、[[《コアクアンのおつかい》]]は[[光]][[文明]]も[[手札]]に加えることができるので、枚数さえある程度確保できるのであれば投入しても全く問題はない。もちろんタッチで投入するのも良いだろう。 [[【白青黒超次元】]]と比較した場合 -利点 --[[色事故]]が起きにくく安定感が増す。 --[[光]]のカードが抜ける分[[デッキ]][[スペース]]に余裕がある。 --[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]に多少強くなる。 -欠点 --[[オールタップ]]や[[シールド追加]]カードが入らないため防御力が落ちる。 --[[《超次元ガード・ホール》]]、[[《天使と悪魔の墳墓》]]、[[《オリオティス・ジャッジ》]]、[[《ファイナル・ストップ》]]といった[[光]]のパワーカードが使えない。 --[[《聖霊王アルファディオス》]]や[[《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》]]などの影響をもろに受ける。 **環境において [#f94316f5] 全盛期の[[【白青黒超次元】]]と比べると、単純に[[光]]と[[水]]の選択肢が少なくなった分劣る。また[[《王機聖者ミル・アーマ》]]の[[呪文]]の[[コスト軽減]]による選択肢の増加がなくなっており、より注意深いプレイングが求められることとなった。 しかし、そもそも[[【白青黒超次元】]]に数多く搭載されていた[[カード]]が大量[[殿堂入り]]したため、仕方の無いことだろうと思われていた。 [[革命編環境]]では[[《S級不死 デッドゾーン》]]をフィニッシャーとした型がよく見掛けられた。競技度の高い大会では[[《西部人形ザビ・バレル》]]と[[《人形の裏技ペット・パペット》]]、[[《学校男》]]と[[《ファンタズム・クラッチ》]]で徹底的に[[【赤単レッドゾーン】>【レッドゾーン】#Red]]を包囲するケースもあった。そちらのデッキは[[進化クリーチャー]]である侵略先を10枚前後積むため、運と状況にある程度左右されるが手札を刈り切った後に[[《アクア・ベララー》]]で侵略先だけ引かせるという展開も可能であった。[[サイキック]]を利用して早期に[[《奇天烈 シャッフ》]]、[[《時空の英雄アンタッチャブル》]]を含む6打点を並べてワンショットするというプレイングも多く、これなら[[【モルト NEXT】]]の単体除去S・トリガーや[[革命0トリガー]]も怖くなかった。 ところが[[カードプール]]の増加が変化をもたらし[[DMR-23]]、[[DMRP-01]]において相性の良いカードが大量に追加されたことで[[新章デュエル・マスターズ環境]]の[[トップメタ]]を飾った。プレイングをミスしなければどんなデッキともある程度は戦える対応力を持つというのが大きい。 2018年3月1日に[[《超次元ガロウズ・ホール》]]が[[殿堂入り]]し、大打撃を受けたと思われたが、この[[殿堂レギュレーション]]改定と直後の[[《龍装艦 ゴクガ・ロイザー》]]の登場をきっかけに、[[殿堂入り]]カードの[[カードパワー]]を《ゴクガ・ロイザー》の呪文増幅能力と[[《悪臭怪人ゴキーン》]]による再利用戦術に特化するようになった。また、[[《英知と追撃の宝剣》]]のように、むしろ殿堂入りであるからこそその流れを受けてピン挿しパーツとして主流化したカードもある。[[DMRP-06]]期になるとコントロール系統に対しては《英知と追撃の宝剣》の効果を連打してそのまま制圧できるケースが多くなり、最悪の場合でも相手の[[マナゾーン]]を空にしてから[[cip]]を使い終わった[[クリーチャー]]で無雑作に[[1ショットキル]]できるようになった。2018年12月初頭には[[《セイレーン・コンチェルト》]]採用型が[[チャンピオンシップ]]優勝を果たしており、双極篇環境で流行した[[マナ回収]]の強力さがこのデッキでも証明された。 [[超天篇]]に入ると[[《ヴォルグ・サンダー》]]が[[殿堂入り]]した影響でフィニッシャーを[[《S級宇宙 アダムスキー》]]に挿げ替えるケースが多くなった。[[《S級宇宙 アダムスキー》]]の侵略元として[[メインデッキ]]に水のコマンドを投入するケースが当たり前になり、サイキックも侵略に駆り出すようになった。問題の[[《ヴォルグ・サンダー》]]は2019年7月1日の[[プレミアム殿堂]]指定により一線を退き、「【青黒ハンデス超次元】のフィニッシャー=[[《S級宇宙 アダムスキー》]]」という図式が確固たるものとなった。ところが[[《異端流し オニカマス》]]などが立っていると最初の[[侵略]]での[[《S級宇宙 アダムスキー》]]の[[踏み倒し]]に差し支えるため、[[《学校男》]]と[[《堕魔 ドゥポイズ》]]を合計3枚投入して[[コスト踏み倒しメタ]]に備える構築が[[DMRP-10]]期にはざらになった。 [[超天篇環境]]になると同じ[[デッキカラー]]の[[ハンデスコントロール]]の主流を[[【青黒GRハンデス】]]に譲った。 2020年12月18日殿堂レギュレーション改訂で[[《超次元ガロウズ・ホール》]]が[[殿堂解除]]されて救済された。この時点ですでに[[《水の魔術師マジックス》]]が存在しており、[[《水の魔術師マジックス》]]の[[バズレンダ]]で[[《超次元ガロウズ・ホール》]]を繰り返し使うという運用法が可能になっている。 **弱点と対策 [#da33d3b2] [[ハンデス]]が主体となるため、[[マッドネス]]は天敵。そんな中でも最大の天敵は[[《反時空の化身》]]。[[デッキ]]の動きが[[ハンデス]]と[[超次元]]に委ねられるため、1体出されるだけで壊滅的なまでの被害を被る可能性がある。しかし、だからと言って[[超次元]]を使うのを控えるのは本末転倒なため、[[バトルゾーン]]に出たら真っ先に[[除去]]する事を考えるべきである。環境によっては[[除去]][[カード]]を増量することも考えたい。 **参考 [#o473824d] -[[デッキ集 (一覧)]] -[[デッキ集/ライブラリアウト]] -[[デッキ集/超次元コントロール]] -[[【準黒単】]] -[[【白青黒超次元】]] -[[《コアクアンのおつかい》]] &tag(デッキ集,ハンデスデッキ,ライブラリアウトデッキ,超次元コントロールデッキ,コントロールデッキ);