#author("2022-04-19T20:29:47+09:00","","")
#author("2024-01-08T16:47:29+09:00","","")
*【&ruby(しろあおくろあか){白青黒赤};ライブラリアウト】 [#p2a9d1c9]

白は[[光]]、青は[[水]]、黒は[[闇]]、赤は[[火]]を指し、それらのカードによって構成される、[[ライブラリアウト]]を勝ち筋におく[[【除去コントロール】]][[デッキ]]。

[[聖拳編]]当時[[メタゲーム]]の中心デッキだった[[【アクアンホワイトブラック】]]、各種[[速攻]][[デッキ]]、新興勢力の[[【ボルバルステロイド】]]、[[【ボルバルブルー】]]らに対抗するため、[[【青黒赤ライブラリアウト】]]に[[DM-11]]で登場した[[《魂と記憶の盾》]]や[[《宣凶師ベリックス》]]などの光クリーチャーを投入してできた[[デッキタイプ]]である。

その後、[[プレミアム殿堂]]でライブラリアウトが全規制されるまで、[[環境]]によって少しずつ構成を変えていきながら、常に[[メタゲーム]]の一角を占めていた。
ある意味ライブラリアウトデッキの最終完成系とも言える。

|魂と記憶の盾(エターナル・ガード) VR 光/水文明 (3)|
|呪文|
|バトルゾーンにある、進化クリーチャーでないクリーチャーを1体選び、裏向きにして持ち主のシールドに加える。|

ライブラリアウトの手段は[[マナ回収]]、[[墓地回収]]を絡めて[[山札破壊]][[呪文]]を使い回す、というオーソドックスな方法を継承しているが、相手クリーチャーに対しての防御手段は[[全体除去]]から[[ブロッカー]]にかかる比率が大きくなっており、[[《ブラッディ・イヤリング》]]程度しか優秀なブロッカーを揃えられなかった[[【青黒赤ライブラリアウト】]]に比べて格段に粘り強い。

[[文明]]の役割は大きく分けて

光:ブロッカー、呪文回収
水:[[ドローソース]]、呪文回収
闇:ライブラリアウト呪文、[[確定除去]]、[[ハンデス]]
火:[[全体除去]]、各種[[S・トリガー]]

となっていて、新たなカードが増えるたびによりよいパーツを当てはめ、[[グッドスタッフ]]的構成をとっていた。

|ロスト・チャージャー R 闇文明 (3)|
|呪文|
|自分または相手の山札を見る。その中からカードを1枚選び、持ち主の墓地に置いてもよい。その後、そのカードの持ち主は山札をシャッフルする。|
|チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く)|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※プレミアム殿堂''|

一方、当時大半のプレイヤーが公式ルールである制限時間10分以内に山札を削り切れなかったため、[[山札破壊]]をあくまで妨害手段の1つと位置付け、[[《聖霊王アルファディオス》]]のような[[フィニッシャー]]で詰める型を使う場合もままあった。

現在では[[ライブラリアウト]]系カードは根こそぎ[[プレミアム殿堂]]になってしまったためこのデッキタイプは消滅したといっていい。制限されていないカードでなんとかライブラリアウトを狙うこともできなくないが、わざわざ勝ち手段を山札切れに頼らずとも、[[フィニッシャー]]型の[[【除去コントロール】]]を組んだ方が強いだろう。

デッキを動かすノウハウ自体は残っているため、動きはフィニッシャー型、ライブラリアウト型両方の各種[[【除去コントロール】]]デッキに継承されている。

-さらに光のカードを増やして[[【クリーチャーコントロール】]]的な性格を強めたタイプを[[【アクアン除去】]]と呼ぶが、厳密に分けられないことが多い。第一、このデッキにもやはり[[《アクアン》]]は投入されていた。

-デッキを構成するクリーチャーには[[ガーディアン]]や[[グラディエーター]]が多く、それらの比率を高くしてデッキが組まれたことも(>[[【除去ガーディアン】]]、[[【除去グラディエーター】]])。

**参考 [#o76c6db3]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/除去コントロール]]
-[[デッキ集/ライブラリアウト]]

&tag(デッキ集,除去コントロールデッキ,ライブラリアウトデッキ);