#author("2021-11-17T20:47:40+09:00","","") #author("2023-08-08T09:17:47+09:00","","") *【ヤサカノフカライブラリアウト】 [#z3c4ff9c] 相手の[[山札]]をごっそりと[[墓地]]に送る、強烈な[[山札]][[破壊]][[能力]]を持つ[[オリジン]][[クリーチャー]]、[[《猛菌魚雷ヤサカノフカ》]]を[[コンセプト]]とした[[ライブラリアウト]][[デッキ]]。 基本的に[[ライブラリアウト]]のみに特化したような[[デッキ]]を指す。 長期戦向きな[[【ボルメテウスコントロール】]]などの[[【除去コントロール】]]に、[[フィニッシャー]]の一択としてヤサカノフカを採用したものは本項では触れない。 |猛菌魚雷ヤサカノフカ UC 水文明 (6)| |クリーチャー:サイバー・ウイルス/ゲル・フィッシュ/オリジン 6000| |W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)| |ブレイク・ボーナス| |BB−相手は自身の山札の上から4枚を墓地に置く。| ヤサカノフカの[[水]]、および[[ハンデス]]・[[確定除去]]等の妨害手段に長けた[[闇]]の2色を基調とし、更に[[《魂と記憶の盾》]]や[[《ペトリアル・フレーム》]]といった相性の良い[[カード]]の属する[[光]]を加えた【白青黒】で組まれることが多い。 [[自然]]を採用し、ヤサカノフカの早期[[召喚]]を狙う[[デッキタイプ]]もある。[[火]][[文明]]を扱う場合は、必然的に[[【ボルメテウスコントロール】]]に近い構成となる。 序盤から[[《ファイナル・アンサー》]]や[[《パクリオ》]]などの[[ハンデス]]を多用し、それらを[[《魔光王機デ・バウラ伯》]]や[[《バキューム・クロウラー》]]で[[ループ]]させることで相手の行動を制限する。 その上で[[《猛菌魚雷ヤサカノフカ》]]を[[召喚]]し、[[《ロスト・ソウル》]]や[[《ペトリアル・フレーム》]]、[[《インビジブル・スーツ》]]といった[[シノビ]]対策を施した上で[[ブレイク・ボーナス]]を発動させるのが理想的だろう。特に[[《ペトリアル・フレーム》]]は[[S・トリガー]]対策としても極めて優秀なため[[クロス]]しておいて損は無い。 [[ハンデス]]しきれず[[バトルゾーン]]に出てきてしまった[[クリーチャー]]に対しては、[[《魂と記憶の盾》]]による[[除去]]、あるいは[[《ノーブル・エンフォーサー》]]や[[《予言者マリエル》]]による[[攻撃]]制限が対抗策となる。 [[《魔刻の斬将オルゼキア》]]などを[[《バキューム・クロウラー》]]で使いまわすのも有効である。 ヤサカノフカの[[攻撃]]が2回も通れば相手はほぼ虫の息だろう。[[《英知と追撃の宝剣》]]や[[《魔天降臨》]]で時間を稼いだり、[[《転生プログラム》]]で追撃するなどして[[ライブラリアウト]]に持ち込もう。 [[《リアルとデスの大逆転》]]や[[《獰猛なる大地》]]で敵の[[《無頼聖者スカイソード》]]や[[《青銅の鎧》]]などの[[cip]][[クリーチャー]]を回すのも一手。 かつての[[【白青黒赤ライブラリアウト】]]等とは異なり、[[ライブラリアウト]]の手段が限られる上に発動条件も厳しく、上に挙げたようなサポートや敵への妨害は必須となる。 これらは大量の[[手札]]を必要とする為[[ドローソース]]を多めに投入する必要があるが、自分の[[山札]]が先に無くなってしまっては元も子もない。バランスには十分留意する必要がある。 **主要カード [#fee5e057] |[[《猛菌魚雷ヤサカノフカ》]]|デッキコンセプト| |[[《パクリオ》]]|相手のシノビを封じつつ安全なシールドを作る| |[[《ファイナル・アンサー》]]|軽量ハンデス。3ターン目から撃てる| |[[《ロスト・ソウル》]]|大型ハンデス| |[[《予言者マリエル》]]※|攻撃制限。除去を引きつける役割も| |[[《ノーブル・エンフォーサー》]]|攻撃制限。対【速攻】・ビート| |[[《ペトリアル・フレーム》]]|妨害及び[[S・トリガー]]対策| |[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]☒|状況に応じたクロスギア・呪文を | |[[《バキューム・クロウラー》]]|クリーチャーループ。ドローソース| |[[《魔光王機デ・バウラ伯》]]|呪文回収。対【速攻】・ビート| |[[《魔刻の斬将オルゼキア》]]|大型除去| |[[《英知と追撃の宝剣》]]※|除去。キングロック解除や時間稼ぎに| |[[《英知と追撃の宝剣》]]|除去。キングロック解除や時間稼ぎに| |[[《魂と記憶の盾》]]|軽量除去。ヤサカノフカとは好相性| |[[《転生プログラム》]]☒|除去兼ライブラリアウト補助 | |[[《海底鬼面城》]]※|ドローソース。任意ではあるが相手の山札も地味に減らせる| |[[《インビジブル・スーツ》]]|ヤサカノフカを[[ブロックされなく>ブロックされない]]する。[[パンプアップ]]も有効| |[[《リキッド・スコープ》]]|[[S・トリガー]]対策。余裕があれば| |[[《フェアリー・ライフ》]]などの2コストブースト|自然を採用する場合。2→4→6の流れが最高| -過去に環境を支配した[[ライブラリアウト]][[デッキ]]と大きく異なる点は、ピンポイントで狙った[[カード]]を落とせないことに尽きるだろう。一度に落とせる枚数こそ増えたが、脅威となる[[カード]]から優先的に落とせる上相手の[[デッキ]]内容をほぼ完全に把握出来る[[《ロスト・チャージャー》]]や[[《ヘル・スラッシュ》]]に見劣りすることは否めない。どうしても狙って[[カード]]を落としたければ[[《ギガザンダ》]]を使う手もあるが、こちらも発動条件が厳しく、[[効果]]もさほど大きなものではない。性質としてはやはり[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]のようなシールド焼却に近い。 -早期に勝負をつける[[【速攻】]]にはやや弱い。[[《ローズ・キャッスル》]]や[[《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》]]などを積むことで対策はできるものの、積みすぎると本筋の[[ライブラリアウト]]がうまくいかなくなる為、作り手の技能が問われる。また[[デッキ]]の性質上、[[ランデス]]・[[ハンデス]]を喰らってしまうと動きが鈍くなる。喰らう前にこちらの[[ハンデス]]で応戦したい。 -[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]と[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]には要注意。前者は[[除去]]しなければそもそも[[デッキ]]を[[墓地]]へ送ることが出来なくなる。後者は相手の[[デッキ]]に入っていた場合、[[ライブラリアウト]]による勝利は絶望的となり、最早ごり押しするしかなくなる。 -従来の[[ライブラリアウト]][[カード]]はいずれも確定的に[[山札]]を削れる[[呪文]]であり、ことごとく[[プレミアム殿堂]]入りしてきたが、このヤサカノフカには、[[ブレイク・ボーナス]]という「1ターン残っていたら」・「[[ブロック]]されなかったら」・「[[ニンジャ・ストライク]]されなかったら」・「[[S・トリガー]]がなかったら」、という厳しい条件が設けられた。今後の環境にもよるがほとんど[[プレミアム殿堂]]入りする可能性は無いだろう。 -[[《超銀河剣 THE FINAL》]]や[[《紫電城 バルザーク》]]を用いて[[1ショットキル]]を狙うタイプも存在する。(なお《超銀河剣 THE FINAL》で自分の[[シールド]]を[[ブレイク]]した場合は[[ブレイク・ボーナス]]にカウントされないので注意。詳しくは公式Q&A参照。) -[[革命編]]において、ヤサカノフカの欠点・弱点の多く克服している[[《S級宇宙 アダムスキー》]]が登場した事により、この系統の[[デッキ]]は「[[【アダムスキーライブラリアウト】]]」に移った。 //Vaultなどを元にヤサカノフカ系デッキの主流を考え、大幅に加筆・修正しました。誤りなどあれば再修正をお願いします。 **参考 [#z1dbe4b2] -[[デッキ集 (一覧)]] -[[デッキ集/除去コントロール]] -[[デッキ集/ライブラリアウト]] -[[ブレイク・ボーナス]] -[[ライブラリアウト]] -[[【白青黒赤ライブラリアウト】]] -[[【アダムスキーライブラリアウト】]] &tag(デッキ集,除去コントロールデッキ,ライブラリアウトデッキ);