#author("2021-05-31T02:20:53+09:00","","") #author("2021-08-27T23:03:55+09:00","","") *【ボルバルザーク】 (デュエプレ)[#jc9a25e8] [[DMPP-03]]で[[《無双竜機ボルバルザーク》]]が登場した事で成立したデッキタイプ 。 TCG版とは異なり[[追加ターン]]を獲得できるのが10ターン目以降という制限が付いているため、必然的に[[コントロール]]でデッキが構築される。 [[DP殿堂]]前は、デュエプレ特有のマナの使用もあって構築の幅が非常に広く、様々なデッキが存在していた。[[デッキカラー]]は青抜き4色や[[白赤緑]]、白抜き4色、5色の構築などがよく使われていた。 デッキカラーと合わせて【リースボルバル】【青抜き4Cボルバル】などのように呼ばれたり、デッキタイプにもよるが【除去ボルバル】【ボルバルコン】【二角ボルバル】【ハンデスボルバル】などと呼ばれたりもする。「ボルコン」と略してしまうと[[【ボルメテウスコントロール】]]を指すことになってしまうので注意。 -2020年9月17日より《ボルバルザーク》は[[DP殿堂]]に指定され、デッキに1枚しか入れられなくなった。そのため、制限前に生み出されたデッキの多くは運用が不可能になっている。 [[New Division]]では、[[DMPP-09]]が実装されると同時に[[《無双竜機ボルバルザーク》]]が使用不可能になった。 |無双竜機ボルバルザーク SR 火/自然文明 (7)| |クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン 6000| |召喚によってバトルゾーンに出た時、次の自分のターン開始時まで、自分は「S・トリガー」を使えない。このターンが自分の10ターン目以降なら、このターンの後で自分のターンをもう一度行う。(ただし、それが追加ターンなら発動しない)| |スピードアタッカー| |W・ブレイカー| |BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※DP殿堂''| *[[DP殿堂]]後の【ボルバルザーク】 [#v8aba446] [[DP殿堂]]後は、《ボルバルザーク》だけを勝ち筋としたデッキは完全に消滅した。 デッキを工夫した上で[[《次元の霊峰》]]などを使うなどの方法により、手札に確保すること自体の難易度は低いが、それ以前に「10ターン目以降」にゲームが継続しており、そこで[[エクストラターン]]込みで勝てる盤面が出来上がっていないと《ボルバル》の持ち腐れである。 【ボルバルザーク】デッキの特徴として、コントロールデッキには採用しづらい自然のマナを4枚積みの《ボルバルザーク》自身で補うことができるという利点があった。[[DMPP-04]]以降に流行した【白抜きハンデスボルバル】などでは、自然のカードは《ボルバルザーク》のみ、火もせいぜい一部の[[多色]]カードのみという構築が大多数であったが、DP殿堂によりそうした構築は不可能になっている。 結果として、《ボルバルザーク》は色の合う[[【5色ヘブンズ・ゲート】>【ヘブンズ・ゲート】 (デュエプレ)]]や、10ターンまでもつれ込む可能性のある[[ビートダウン]]デッキに[[グッドスタッフ]]として採用されるに留まるようになっている。 *[[DP殿堂]]前のみ存在した【ボルバルザーク】 [#z6e0325b] -[[【イニシエート】>#d1]] -[[【ターボロスト】>#d2]] -[[【クリーチャーコントロール】>#d3]] -[[【白抜き4色】>#d4]] -[[【ブライゼボルバル】>#d5]] -[[【ガルザーク】>#d6]] -[[【5色ヘブンズ・ゲート】>#d7]] **主要カード [#le1a93ce] |[[《無双竜機ボルバルザーク》]]|コンセプト。[[追加ターン]]を獲得できる[[スピードアタッカー]]| **主な候補カード [#le1a93ce] |[[《二角の超人》]]|[[自然]]の[[手札補充]]。終盤の一斉攻撃の打点にも。| |[[《無頼聖者スカイソード》]]|[[cip]]で[[マナブースト]]&[[シールド追加]]| |[[《腐敗電脳アクアポインター》]]|cipで1枚[[ドロー]]&1枚[[ハンデス]]| |[[《腐敗勇騎ガレック》]]|cipで[[ブロッカー破壊]]&1枚ハンデス| |[[《光輪の精霊 ピカリエ》]]|[[キャントリップ]]つきの[[ブロッカー]]| |[[《ホーリー・スパーク》]]|光の定番S・トリガー呪文| |[[《バースト・ショット》]]|速攻対策のS・トリガー呪文| |[[《ナチュラル・トラップ》]]|自然の確定除去呪文| |[[《デーモン・ハンド》]]|闇の定番S・トリガー呪文。確定除去| |[[《炎槍と水剣の裁》]]|強力な除去&ドロー呪文| |[[《ゴースト・タッチ》]]|1枚[[ハンデス]]呪文| |[[《デモニック・バイス》]]|2枚ハンデス呪文| |[[《汽車男》]]|1枚ハンデスの[[S・トリガー獣]]| |[[《フェアリー・ライフ》]]|定番[[マナブースト]]| |[[《青銅の鎧》]]|同上| |[[《緑神龍アーク・デラセルナ》]]|ハンデス対策の[[マッドネス]]クリーチャー| |[[《英知と追撃の宝剣》]]|2体除去&2枚ランデス| **プレイング [#le1a93ce] 《ボルバルザーク》で[[追加ターン]]を得られるのは10ターン目以降であるため、それまでは除去や[[ハンデス]]などで局面をコントロールする必要がある。基本的に相手のシールドを積極的にブレイクしにいくことはなく、追加ターンを得た時に一斉攻撃し安全に勝利をもぎ取る。本家には存在した[[特殊敗北]]がなくなっているため、盤面を整えたり、単に1ドローすることを目的として追加ターンを得るプレイングも可能。 序盤に引いた《ボルバルザーク》は文明の解放のためマナに置いても問題ない。後述するように、《ボルバルザーク》の追加ターンを活かすために様々な構築が編み出されているため、それらに合ったプレイングを心掛けたい。 ***【イニシエート】 [#d1] [[イニシエート]]のクリーチャーを軸にコントロールしていく型。[[《聖天使グライス・メジキューラ》]]は非常に強力な効果を持ちながら同コスト帯のクリーチャーのほぼすべてに殴り勝てるパワーがあり、盤面の制圧力が非常に高い。パワー5500は[[DMPP-03]]で登場し環境でも見かける[[《ダイヤモンド・ブリザード》]]を殴り返せる数値でもあるため、速攻デッキには非常に相性が良い。 因みに、【イニシエート】軸の【ボルバルザーク】はTCG版にもマイナーながら存在していた型であり、プレイス版はその翻案と言えなくもない。 |[[《聖天使グライス・メジキューラ》]]|進化クリーチャー。相手の攻撃を1度無効化| |[[《鎮圧の使徒サリエス》]]|軽量ブロッカー| |[[《牽制の使徒カルエス》]]|S・トリガー付き軽量ブロッカー| |[[《聖天使クラウゼ・バルキューラ》]]|進化クリーチャー。相手クリーチャーを2体タップ| ***【ターボロスト】 [#d2] [[マナブースト]]を多めに採用し、[[《ロスト・ソウル》]]を早く唱えることに徹する型。【ボルバルザーク】同士の対戦では相手が温存していた《二角の超人》や《ボルバルザーク》を手札から叩き落すことができるため、ミラーマッチに強い構築と言える。 |[[《ロスト・ソウル》]]|相手の手札を全て[[ハンデス]]| |[[《無頼聖者スカイソード》]]|[[cip]]で[[マナブースト]]&[[シールド追加]]| |[[《フェアリー・ライフ》]]|定番[[マナブースト]]| |[[《青銅の鎧》]]|同上| |[[《英知と追撃の宝剣》]]|2体除去&2枚ランデス| ***【クリーチャーコントロール】 [#d3] [[《クエイク・ゲート》]]や[[《霊光の化身》]]などで相手のクリーチャーを次々と除去していく型。うまくはまれば相手をほぼロック状態に陥らせることも。前述の【イニシエート】ともコンセプトが合いやすく、双方を組み合わせてデッキが構築されることもある。 |[[《クエイク・ゲート》]]|自身のクリーチャーを[[アンタップキラー]]化| |[[《霊光の化身》]]|強力な[[タップスキル]]持ち| |[[《ブルーレイザー・ビートル》]]|コスト3ながら攻撃時パワー8000| ***【白抜き4色】 [#d4] 光を採用せずに水を入れた型。水の[[手札補充]]と闇の[[ハンデス]]をコントロールの主軸とするものが多い。[[DMPP-03]]環境では青抜き4色の型が採用されることが多かったが、[[DMPP-04]]環境ではこちらの方が主流になった。【青黒ボルバル】とも呼ばれる。 -[[DMPP-05]]期には、このデッキに光を足して5色にする構築もしばしば使用された。強力な除去呪文[[《魂と記憶の盾》]]を使用できるのが強みで、[[《新星の精霊アルシア》]]や[[《宣凶師ベリックス》]]で呪文を使い回す、長期戦に強い構築が多かった。 |[[《腐敗電脳アクアポインター》]]|[[cip]]で1枚[[ドロー]]&1枚[[ハンデス]]| |[[《ゴースト・タッチ》]]|1枚ハンデス| |[[《汽車男》]]|1枚ハンデスの[[S・トリガー獣]]| |[[《傀儡将ボルギーズ》]]|ウィニー除去クリーチャー| |[[《エナジー・ライト》]]|水の定番ドロー呪文| |[[《トリプル・ブレイン》]]|水の定番ドロー呪文その2| |[[《ブレイン・チャージャー》]]|水のチャージャー呪文| |[[《アクア・サーファー》]]|水の定番[[S・トリガー獣]]| |[[《ルナ・イーグル》]]|パワー5000のデメリット持ち[[ブロッカー]]。速攻への耐性が強くなる| |[[《アクアン》]]|闇を含むカードの比率が高い場合は採用できる。その場合[[《二角の超人》]]は基本的に採用されない| |[[《リバース・チャージャー》]]|墓地回収のチャージャー呪文。《アクアン》で墓地に落ちたクリーチャーの回収も| |[[《ガルクライフ・ドラゴン》]]|[[cip]]で光のクリーチャーを破壊| |[[《エマージェンシー・タイフーン》]]|手札交換呪文。S・トリガーで唱えた場合は[[マッドネス]]を起動できる| |[[《ハルク・クロウラー》]]|[[キャントリップ]]付きのブロッカー| |[[《エクストリーム・クロウラー》]]|自身のクリーチャーを[[バウンス]]。《アクアポインター》などのクリーチャーを使い回せる| -サンプルレシピ --2020年7月のMildom杯にてri選手が使用した優勝デッキ((リストは「新規作成」→「デッキレシピから作る」→「ハンデスボルバルザーク」より)) |カード名|文明|枚数|h |>|>|~■クリーチャー| |[[《アクア・ハルカス》]]|水|1| |[[《傀儡将ボルギーズ》]]|闇|1| |[[《腐敗電脳アクアポインター》]]|水/闇|3| |[[《腐敗勇騎ガレック》]]|闇/火|2| |[[《アクア・サーファー》]]|水|4| |[[《バルキリー・ドラゴン》]]|火|2| |[[《無双竜機ボルバルザーク》]]|火/自然|4| |>|>|~■呪文| |[[《ゴースト・タッチ》]]|闇|4| |[[《エナジー・ライト》]]|水|3| |[[《ファントム・バイツ》]]|闇|3| |[[《ブレイン・チャージャー》]]|水|2| |[[《バキューム・ジェル》]]|闇|3| |[[《デーモン・ハンド》]]|闇|4| |[[《炎槍と水剣の裁》]]|水/火|2| |[[《ロスト・ソウル》]]|闇|2| ***【ブライゼボルバル】 [#d5] デッキの6-8割程度を[[S・トリガー]]のカードで組んだデッキ。5色で組まれることがほとんどで、他のデッキタイプとは構築が大きく異なる。 【カウンターボルバル】【トリガーボルバル】とも呼ばれる。詳細は[[【ブライゼボルバル】 (デュエプレ)]]を参照。 ***【ガルザーク】 [#d6] 大量のドラゴンで盤面制圧や早期ビートダウンを狙うデッキ。《ボルバルザーク》自体は[[スピードアタッカー]]のW・ブレイカードラゴン兼試合が長引いた時のスイッチとして使われる。 詳細は[[【黒赤緑ドラゴン】 (デュエプレ)]]を参照。 ***【5色ヘブンズ・ゲート】 [#d7] [[《ヘブンズ・ゲート》]]で生み出した過剰打点から、[[追加ターン]]を利用して安全にフィニッシュするデッキ。 デッキコンセプト自体は《ボルバル》を必要とはしていないが、山札切れしそうな場合や相手のリーサルの危険がない限り《ボルバル》を出さずにフィニッシュする必要性がないので、【ボルバルザーク】の一種という印象が強い。 《ボルバル》ミラーの仕様である先行有利という欠点も、先攻10ターン目のウィニー特攻は[[《悪魔聖霊バルホルス》]]が睨みを効かせている点で補っている。 詳細は[[【ヘブンズ・ゲート】 (デュエプレ)]]を参照。 **長所 [#ibab038a] -《ボルバルザーク》で得た[[追加ターン]]で一気に決着をつけることができ、ブレイクして増える相手の手札や[[S・トリガー]]からカウンターを許すリスクを抑えることができる。 -除去やハンデスの多さから、[[【ウェーブストライカー】>【ウェーブストライカー】 (デュエプレ)]]には特に相性が良かった。長期戦は望むところであるため、[[【ヘブンズ・ゲート】>【ヘブンズ・ゲート】 (デュエプレ)]]に対する相性も悪くない。 **短所 [#ibab038a] -水を入れないデッキタイプではドローソースが少なめなため、[[ハンデス]]を多用するデッキ相手ではリソースが枯渇しやすい。また、パワーが高く強烈な効果を持つクリーチャーが多い[[【黒赤緑ドラゴン】>【黒赤緑ドラゴン】 (デュエプレ)]]相手では、盤面をコントロールする間もなく蹂躙されてしまう。 --水を入れる構築では前者の問題は解消されたが、反面光のブロッカーが採用できないため受けが弱くなり、[[【ダイヤモンド・ブリザード】>【ダイヤモンド・ブリザード】 (デュエプレ)]]のような速攻デッキには脆さを露呈することが多い。 -先攻のプレイヤーが先に10ターン目を迎えることが確定しているため、ミラーマッチでは後攻になると厳しい。 **参考 [#hb78928e] -[[デュエル・マスターズ プレイス]] -[[デッキ集 (デュエプレ)]] &tag(デッキ集 (デュエプレ));