#author("2023-04-05T11:37:25+09:00","","")
#author("2023-06-13T04:51:49+09:00","","")
*【トワイライト&ruby(シグマ){Σ};】 [#o1112a45]

[[《超電磁トワイライトΣ》]]で多彩な[[サイバー]]の[[cip]]を使い回し勝利する[[デッキ]]。

|超電磁トワイライトΣ SR 水文明 (6)|
|進化クリーチャー:サイバー・コマンド 8000|
|進化−自分の「サイバー」と種族にあるクリーチャー1体の上に置く。|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出したとき、自分の「サイバー」と種族にある進化ではないクリーチャーを好きな数、バトルゾーンから手札に戻してもよい。その後、このようにして戻したクリーチャー1体につき、自分の「サイバー」と種族にある進化ではないクリーチャーを1体、手札からバトルゾーンに出してもよい。|
|W・ブレイカー|

[[多色]]で組む事もできるが、ここでは[[水]]のみの場合を取り上げる。
序盤に展開し、早期に[[進化]]させるためベースは[[青単]]となる。場合によっては[[【速攻】]]にシフトする事も可能。
[[cip]]再利用で[[《スクリプト》]]や[[《サイバー・G・ホーガン》]]などを2〜3度出し入れすれば勝利は近い。

**主要カード [#b723f5cf]
|[[《超電磁トワイライトΣ》]]|コンセプト|
|[[《パラダイス・アロマ》]]|[[G・ゼロ]]。戻してタダで出そう|
|[[《海底鬼面城》]]※|コンボパーツをかき集める[[ドローソース]]。&br;[[サイバーロード]]で[[手札交換]]も可能|

**候補カード [#vd435ce3]
|展開用小型クリーチャー||
|[[《マリン・フラワー》]]|最軽量サイバー|
|[[《トロン》]]|同上 アロマ等ともシナジーする|
|[[《T・アナーゴ》]]|同上 [[セイバー]]持ち|
|[[《ジェリー・ローニン》]]|[[ドローソース]]。[[種族]]の違いに注意。再利用してもOK|
|[[《クゥリャン》]]|~|
|[[《チェレンコ》]]|山札調整&盾落ちパーツを回収|
|[[《エメラル》]]|盾落ちパーツを回収|
|[[《H・センボン》]]|~|
|[[《ルナ・ミステリーマンション》]]|[[封印]]を回収|
|[[《シュトラ》]]|[[ランデス]]兼[[マナ]]回収|
|[[《テンペスト・ベビー》]]|山札調整|
|[[《鬼・牛次郎》]]|[[G・ストライク]]持ちの軽量サイバー|
|[[《ジャバン》]]|自身をサーチするブロッカー|
|[[《クラゲン》]]|進化を[[サーチ]]。盾落ち確認にも|


|中盤の妨害クリーチャー||
|[[《K・マノーミ》]]|[[マナ武装]]3でバウンス|
|[[《斬隠テンサイ・ジャニット》]]|[[ニンジャ・ストライク]]持ちのバウンス|
|[[《パクリオ》]]|[[ピーピングハンデス]]|
|[[《ハンター・クラスター》]]|サイバーの[[S・トリガー獣]]。コンボまでの時間稼ぎに|
|[[《ルナ・ヘドウィック》]]|~|
|[[《猛菌 キューティ-2》]]|~|
|[[《コーライル》]]|[[山札の上]]への[[確定除去]]|
|[[《電流戦攻セブ・アルゴル》]]|[[サイキック・クリーチャー]]を展開|

|中盤の進化クリーチャー||
|[[《電磁艦 シンペラー・マルコ》]]|NEO進化。手札補充兼アタッカー|
|[[《アストラル・リーフ》]]|軽量手札補充|
|[[《超電磁マクスウェル Z》]]|呪文封じ|
|[[《斬隠オロチ》]]※|[[ニンジャ・ストライク]]持ち。クリーチャーの入れ替え|

|大型フィニッシャー||
|[[《スクリプト》]]|[[バウンス]]と変則的な[[コスト踏み倒し]]|
|[[《サイバー・G・ホーガン》]]|[[激流連鎖]]による展開兼アタッカー|
|[[《サイバー・J・シン》]]|サイバーロードを展開|
|[[《サイバー・J・イレブン》]]|[[エクストラウィン]]能力|
|[[《サイバー・A・アイアンズ》]]|ドローソース。アタッカー|
|[[《サイバーX・ザナドゥ》]]|除去兼アタッカー。出し入れはNG|
|[[《サイバー・W・スパイラル》]]|除去兼アタッカー。コストは更に重い|
|[[《サイバー・R・コンストラクション》]]|サイバーロード限定の[[墓地回収]]|
|[[《サイバー・N・ワールド》]]|ドローソース及び山札回復|
|[[《ルナ・ブライトホーク》]]|サーチ兼アタッカー|
|[[《ボルメテウス・蒼炎・ドラゴン》]]|[[スピードアタッカー]]+[[シールド焼却]]|

|その他||
|[[《ストリーミング・シェイパー》]]※|[[青単]]必須の殿堂[[ドロースペル]]|
|[[《ブレイン・Re:チャージャー》]]|チャージャーによるマナ加速 《Σ》にも綺麗に繋がる|
|[[《Eine k’Reine》]]|[[シビルカウント]]でコスト軽減できる[[ドローソース]]|
|[[《Eine k'Reine》]]|[[シビルカウント]]でコスト軽減できる[[ドローソース]]|
|[[《終末の時計 ザ・クロック》]]|[[ターンの残りをとばす]][[S・トリガー獣]]|
|[[《幾何学艦隊ピタゴラス》]]|[[マナ武装]]5で2体バウンス|
|[[《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》]]|[[マナ武装]]7で相手クリーチャーを全てバウンス|




1〜3マナの低コスト[[サイバーロード]]や[[《パラダイス・アロマ》]]などを展開して[[《超電磁トワイライトΣ》]]を召喚、[[《コーライル》]][[《サイバー・W・スパイラル》]]の[[除去]]や[[《サイバー・G・ホーガン》]]等の展開で制圧を狙う。
出し入れした際には再び[[召喚酔い]]してしまう点には注意。
多色なのが難点だが、[[《ボルメテウス・蒼炎・ドラゴン》]]ならば[[スピードアタッカー]]を持つため、即座に攻撃に移れる。

[[《サイバー・G・ホーガン》]]や[[《スクリプト》]]は[[能力]]で[[《超電磁トワイライトΣ》]]を[[コスト踏み倒し]]することができるため、[[バウンス]]や[[山札]]操作などと組み合わせて[[無限ループ]]が可能。パターンは以下のように複数存在する。

#region2(《サイバー・G・ホーガン》+《クラゲン》+《斬隠オロチ》){{
+[[《超電磁トワイライトΣ》]]で[[《サイバー・G・ホーガン》]]、[[《クラゲン》]]、[[《斬隠オロチ》]]の3体を出す。
+[[《斬隠オロチ》]]で[[《超電磁トワイライトΣ》]]を山札の下に戻し、山札からクリーチャーを呼ぶ。
+[[《クラゲン》]]で戻した[[《超電磁トワイライトΣ》]]を山札の上に置く。
+[[《サイバー・G・ホーガン》]]で山札を上から2枚めくり、[[《斬隠オロチ》]]で呼んだ[[クリーチャー]]を[[《超電磁トワイライトΣ》]]に進化させる。
+1に戻る。

4.の[[《サイバー・G・ホーガン》]]でクリーチャーをもう1体コスト踏み倒しできれば、その度にクリーチャーが増える。

トワイライトΣのループコンボの中ではかなり知名度が高いものの、[[《斬隠オロチ》]]が[[殿堂入り]]となって以降は安定して決めることが難しくなった。

}}

#region2(《サイバー・G・ホーガン》+《スクリプト》+《テンペスト・ベビー》){{
+[[《超電磁トワイライトΣ》]]で[[《サイバー・G・ホーガン》]]、[[《スクリプト》]]の2体を出す。
+[[《スクリプト》]]で[[《超電磁トワイライトΣ》]]を[[バウンス]]。[[《テンペスト・ベビー》]]を出す。
+[[《テンペスト・ベビー》]]で2ドロー。ひとつ前のステップで戻した[[《超電磁トワイライトΣ》]]と7コスト以下の[[非進化]][[サイバー]]を[[山札の上]]に置く。
+[[《サイバー・G・ホーガン》]]で山札を上から2枚めくり、仕込んだ[[サイバー]]を出しつつ[[《テンペスト・ベビー》]]を[[《超電磁トワイライトΣ》]]に進化させる。
+1に戻る。

4.の過程により、[[ループ]]する度に[[コスト]]7以下の[[クリーチャー]]が1体ずつ増える。また、[[《超電磁トワイライトΣ》]]を直接[[手札]]に戻すため、[[進化元]]分の[[手札]]が増えていく。場のサイバーと手札が増えるため[[《超電磁トワイライトΣ》]]の出し入れの幅も徐々に広がり、大量展開に繋げることができる。

[[《スクリプト》]]のかわりに[[《K・マノーミ》]]などの[[cip]][[バウンス]]持ちを使っても、[[《超電磁トワイライトΣ》]]で[[《サイバー・G・ホーガン》]]、[[《テンペスト・ベビー》]]との3体セットで出せるのならば、頭数は増えないがループ自体はできる。その場合の手順は以下。
+[[《超電磁トワイライトΣ》]]で[[《サイバー・G・ホーガン》]]、[[《テンペスト・ベビー》]]、[[《K・マノーミ》]]の3体を出す。
+[[《K・マノーミ》]]で[[《超電磁トワイライトΣ》]]を[[バウンス]]する。
+[[《テンペスト・ベビー》]]で2ドロー。ひとつ前のステップで戻した[[《超電磁トワイライトΣ》]]と7コスト以下の[[非進化]][[サイバー]]を[[山札の上]]に置く。
+[[《サイバー・G・ホーガン》]]で山札を上から2枚めくり、仕込んだ[[サイバー]]を出しつつ[[《超電磁トワイライトΣ》]]に進化させる。
+1に戻る。

こちらも[[手札]]は増えていくので、ループの途中で[[《スクリプト》]]を引いて切り替えが可能。

[[《サイバー・G・ホーガン》]]の[[能力]]に失敗がないため、[[ループ]]としての安定度は高い。

}}

#region2(《サイバー・G・ホーガン》+《スクリプト》+《スクリプト》){{
+[[《超電磁トワイライトΣ》]]で[[《サイバー・G・ホーガン》]]と、[[《スクリプト》]]2体を出す。
+[[《サイバー・G・ホーガン》]]で[[サイバー]]を山札から1体以上出す。
+[[《スクリプト》]]で[[《超電磁トワイライトΣ》]]をバウンス、適当な軽いサイバーを出す。
+2体目の[[《スクリプト》]]で1体目の[[《スクリプト》]]をバウンスし、ひとつ前のステップで出した[[サイバー]]を[[《超電磁トワイライトΣ》]]に進化させる。
+[[《超電磁トワイライトΣ》]]で[[《サイバー・G・ホーガン》]]、[[《スクリプト》]]、ホーガンで出した[[サイバー]]を戻す。
+1に戻る。

この[[ループ]]は[[《サイバー・G・ホーガン》]]の代わりに[[《サイバー・J・シン》]]を使う事でも可能。
《ホーガン》では出せない[[《スクリプト》]]を山札の上から踏み倒せるメリットはあるが、踏み倒す2体のどちらも[[サイバーロード]]にする必要が生じ、成功率は落ちる。[[《チェレンコ》]]や[[《斬隠オロチ》]]、展開で増えた[[サイバー]]を利用して上手く調節したい。

}}


[[クリーチャー]]増加の[[ループ]]が決まれば[[山札]]内の[[クリーチャー]]をすべて出すことができる。[[《H・センボン》]]で[[シールド]]、[[《シュトラ》]]で[[マナ]]、[[《ルナ・ミステリーマンション》]]で[[封印]]を回収できるため、[[ループ]]中にフィニッシュ用のキーパーツを集めることは容易い。
キーパーツが[[墓地]]に落ちたり、揃う前に[[ライブラリアウト]]しそうになった場合も[[《サイバー・N・ワールド》]]で回復できる。

[[サイバー]]の組み合わせによって様々な[[ゾーン]]から[[カード]]の[[回収]]、出し入れ、踏み倒しが行えるので、フィニッシュコンボも自由自在。具体的には、
-揃った頭数から[[《サイバー・J・イレブン》]]で[[エクストラウィン]]
-[[《サイバー・N・ワールド》]]と[[《パクリオ》]]で[[ライブラリアウト]]を狙う(>[[【パクリオループ】]])
-[[《シュトラ》]]・[[《スクリプト》]]・[[《パクリオ》]]などを使いながら相手の[[手札]]・[[マナ]]・[[バトルゾーン]]をまっさらにする
-[[《テンペスト・ベビー》]]で仕込んだ大型呪文を[[《遣宮使 ネオンクス》>《遣宮使 ネオンクス/ネオ・ブレイン》]]でタダ撃ち
-[[《サイバー・N・ワールド》]]ら[[サイバー・コマンド]]及び[[《ルナ・ミステリーマンション》]]で[[封印]]を外しながら[[《禁断機関 VV-8》]]で延々[[エクストラターン]]を稼ぐ

など。

当然ながら、狙う場合は[[デッキ]]内の[[クリーチャー]]の大半を[[サイバー]]種族(《J・シン》軸の場合は特に[[サイバーロード]]で固める必要あり)にしないと、動きが止まってしまう危険性がある。フィニッシュパーツは最小限に留めたい。

**弱点 [#b553add7]
-[[《超電磁トワイライトΣ》]]は[[手札]]を参照する効果のため、[[ハンデス]]には弱い。
-[[バトルゾーン]]に[[サイバー]]が多くいないと効果が薄い。[[《超電磁トワイライトΣ》]]は[[進化クリーチャー]]のため[[進化元]]が必要なので、3体は欲しいところ。
-場にクリーチャーが並んでいようと、手札がなくては踏み倒しも効果が半減。逆に場にクリーチャーが並んでいない場合も同様。
-[[マナ加速]]手段がコンボに関与しない[[チャージャー]]程度であり、場と手札を準備しつつ起点となる[[《超電磁トワイライトΣ》]]を素出しするまで手間がかかる。[[《パクリオ》]]や各種[[バウンス]]などでの時間稼ぎも重要。
-[[パワー]]の高いクリーチャーが当初から少なく、パワーインフレが顕著な[[環境]]においてはやや頼りなかった。新たに獲得した[[《サイバー・W・スパイラル》]]などの[[除去]]で補いたい。[[無限ループ]]を起こして[[《サイバー・J・イレブン》]]でエクストラウィンを目指すもの手。

**その他 [#t9e1253d]
-[[ループ]]中に幅広く[[カード]]を操作でき、適宜コンボパーツを回収したりループの中に追加したりできるのが《トワイライトΣ》による[[ループ]]の強みだが、逆に言えば省略が効きづらく[[ソリティア]]が長引きやすいという、ゲーム進行上の欠点がある。[[《サイバー・N・ワールド》]]などで大規模な調整を挟んでコンボパーツ回収を狙う場合はなおさら。

-[[殿堂入り]]カードや[[ベリーレア]]・[[スーパーレア]]が多くなりやすいが、専用デッキを組まないと活躍しないようなカードが多いので、シングル価格は比較的安め。

-[[DMEX-08]]にて長らく[[絶版]]状態だったコンセプトの[[《超電磁トワイライトΣ》]]とフィニッシャーの[[《サイバー・J・イレブン》]]が久しぶりに[[再録]]された。相性の良い[[《ジェリー・ローニン》]]も収録されており、少し組みやすくなった。

**参考 [#b4e33d41]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/種族デッキ]]
-[[《超電磁トワイライトΣ》]]
-[[青単]]
-[[【サイバー・J・イレブン】]]