#author("2024-03-26T12:13:28+09:00","","")
#author("2024-03-31T01:38:09+09:00","","")
*【ゼロ・ルピアループ】 [#pe58acbd]

[[《ゼロ・ルピア》]]と[[《希望のジョー星》]]を使ったループデッキ。【ジョー星ゼロ・ルピア】とも。

[[《希望のジョー星》]]と[[《ゼロ・ルピア》]]の[[コスト軽減]]を駆使して、クリーチャーの展開と[[墓地肥やし]]を大量に行う。

現在は核となる《ジョー星》が[[プレミアム殿堂]]入りしているため、殿堂環境では構築不可能。

|希望のジョー星 R 無色 (3)|
|D2フィールド:ジョーカーズ|
|このゲームで使用するカード、そのコスト、そのテキスト内のコストはすべて、文明を失う。(無色となる)&br;(他のD2フィールドが出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※プレミアム殿堂''|

|ゼロ・ルピア C 火文明 (3)|
|クリーチャー:ファイアー・バード/アンノイズ 1000|
|自分の無色クリーチャーの召喚コストを最大2少なくしてもよい。|

**概要 [#w02511b3]
[[《ゼロ・ルピア》]]は[[無色]]の[[コスト軽減]]能力を持つが、[[コスト軽減]]能力によく見られる「ただし、0以下にはならない」というテキストを持たないため、コスト2以下の無色クリーチャーはすべてコスト0で召喚できる。
そこで、[[《希望のジョー星》]]の[[無色化効果>文明を失う]]を使えば、元々[[有色]]だった自分のコスト2以下のクリーチャーもすべてノーコストで召喚できる。
さらにムゲンクライムのマナの支払いコストも軽減されるため、ムゲンクライムコストが2のクリーチャーもバトルゾーンのクリーチャーを2体タップすればノーコストで召喚できる。

これを生かして大量のクリーチャーの召喚を繰り返し、勝利を目指していく。

**主要カード [#v16f15a1]

|[[《希望のジョー星》]]☒|組み合わせることで、すべてのクリーチャーをノーコストで召喚|
|[[《ゼロ・ルピア》]]|~|
|[[《罪無 ジョイダム垓》]]|即座に2面展開|
|[[《戦略のD・H アツト》]]|[[手札交換]]しつつ、[[ムゲンクライム]]の[[種]]に|
|[[《【問2】ノロン⤴》]]|~|
|[[《戯具 ドゥゲンダ》]]|~|
|[[《罪無 ウォダラ垓》]]|2ドロー|

**候補カード [#v3de473b]
|[[《罪無 ソフビ垓》]]|「コストを支払わずにバトルゾーンに出たクリーチャー」に対する[[コスト踏み倒しメタ]][[除去]]要員|
|[[《禁断U サベージ》]]|[[《希望のジョー星》]]も[[墓地回収]]できる|
|[[《アクア忍者 ライヤ》]]|[[cip]]で[[ムゲンクライム]]によってタップされたクリーチャーを手札に戻す|
|[[《ヤット・パウル》]]|[[盾落ち>埋まる]]ケア|
|[[《堕魔 ドゥンブレ》]]|~|
|[[《福腹人形コダマンマ》]]|~|
|[[《那由多 アストロ宙ノ》]]|タップしているクリーチャーの数だけ[[手札交換]]/[[スレイヤー]][[付与]]で攻撃牽制|
|[[《困惑の影トラブル・アルケミスト》]]|[[《ゼロ・ルピア》]]によるクリーチャーの事実上の[[G・ゼロ]]化により、全[[マナ回収]]が純粋な大規模[[手札補充]]に化ける|
|[[《罪無 ビコハン極》]]|[[防御札]]|
|[[《終末の時計 ザ・クロック》]]|~|
|[[《水上第九院 シャコガイル》]]|[[《罪無 ウォダラ垓》]]がフィニッシャーになる。[[《ゼロ・ルピア》]]を4体並べても1コストまでしか減らないのは注意|
|[[《腐敗麗姫ベラ》]]|《ベラ》型のループパーツ|
|[[《百発人形マグナム》]]|~|
|[[《ポクチンちん》]]|メタクリーチャー兼山札回復要員|
|[[《ヘームル・エンジオン》]]|[[cip]]で[[ムゲンクライム]]によってタップされたクリーチャーを手札に戻すと無駄がない|
|[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]※|《メカーネン》型のコンボパーツ 《へームル》などと合わせてGRを回す|

**[[《ツタンメカーネン》]]型 [#gc84697b]
[[アドバン]]で使われる。[[《ツタンメカーネン》]]をループさせる[[ライブラリアウト]]デッキ。
[[アドバンス]]で使われる。[[《ツタンメカーネン》]]をループさせる[[ライブラリアウト]]デッキ。

あああ
**[[《無量大龍 トゥリナーツァッチ》]]型 [#db6045d4]
[[《無量大龍 トゥリナーツァッチ》]]で[[エクストラウィン]]を決める型。詳しくは[[【青黒赤トゥリナーツァッチ】]]にて。

**[[《腐敗麗姫ベラ》]]型 [#d5425c2d]
主に[[オリジナル]]で使われる。[[《腐敗麗姫ベラ》]]をループさせる[[ライブラリアウト]]型。

**長所 [#rf69d9f5]
ループパーツである[[《希望のジョー星》]]が強烈な[[メタ]]カードとしての役割も持つ点や、[[フィニッシャー]]やそれに至るまでの方法が無数に存在し[[メタ]]カードが刺さりにくい点が強みと言える。

[[《とこしえの超人》]]が立っていても、[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]の[[ムゲンクライム]]を[[手札]]から発動し、雑に蓋して[[ワンショット]]することで勝ててしまうことが少なくない。

軌道に乗れば十分な手札をコンボに入る前の段階で手にすることができるため、そうなると生半可な[[ハンデス]][[デッキ]]には屈しない。

[[《困惑の影トラブル・アルケミスト》]]による大量手札補充のおかげでコンボ成功率が異常に高い。

[[マナドライブ]]目当てに中盤のつなぎとして[[《ヘームル・エンジオン》]]を[[召喚]]し、そのまま[[GR召喚]]により[[リソース]]が揃って[[コンボ]]成立に漕ぎ付けることができることも多い。

ほぼ[[召喚]]のみで完結するため、相手の[[《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]が効かないに等しい。[[王来篇環境]]では遭遇が珍しい[[《異端流し オニカマス》]]を除けば[[コスト踏み倒しメタ]]は事実上全て[[《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》]]で処理できる。

[[文明]]などに難がありそれまで日の目を見なかったカードでも、無色化+コスト軽減によりループに寄与ができるのならそのカードを使った上で環境に参入できる可能性があり、デッキビルダーとして構築しがいがある。

**弱点 [#aaf68b59]
[[《希望のジョー星》]]による脱色、[[《ゼロ・ルピア》]]によるコスト軽減および事実上の[[G・ゼロ]]化、そしてそこから繰り出されるカードのどれか1つが封じられるだけでデッキが回せなくなる。

[[カード指定除去]]を含む[[除去]]や[[墓地リセット]]を継続的に行い、[[《とこしえの超人》]]などの[[リアニメイト]]に対して反応する[[コスト踏み倒しメタ]]を搭載した[[デッキ]]は苦手。[[王来篇環境]]における[[【5色ザーディクリカ】]]は[[《とこしえの超人》]]が早期に引けるかどうか次第なので贔屓目に見て五分程度の対面になるか。

最速でループに入ろうとすると3ターン目に[[《希望のジョー星》]]、次のターンに[[《ゼロ・ルピア》]]を出してループ開始…という流れとなるが、この通り最速で[[《希望のジョー星》]]を出すとそのターン中にできる事は良くて[[《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》]]を撃つ程度でほぼ何も出来ない。この僅かな隙に[[《メッチャ映えタタキ》]]・[[《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》]]等で[[《希望のジョー星》]]を潰されてしまうと、再展開する事しか出来なくなるターン数がかさんで大きくテンポロスしてしまう。([[《ゼロ・ルピア》]]と[[《希望のジョー星》]]を同時に出すには6マナまで溜める必要がある。)
-特に2021年7月1日施行の[[殿堂>殿堂入り]]で[[【オカルトアンダケイン】]]が消えて墓地対策の重要性が緩和された事と、このデッキのパーツに一切影響が無かった事で環境に残ったループとしてこのデッキにヘイトが一気に向き、墓地対策の枠を[[カード指定除去]]に変えるデッキが増えたのも痛手。

クリーチャーを大量に出し入れするため、[[《リツイーギョ #桜 #満開》]]等の登場回数を制限してくるカードは危険。また核となる[[《ゼロ・ルピア》]]のパワーは1000しかないため、[[《ローズ・キャッスル》]]や[[《暴走龍 5000GT》]]等で[[《ゼロ・ルピア》]]が着地できなくなる状況を作られる事も苦手。

[[《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》]]や[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]などで[[《ゼロ・ルピア》]]の能力を永続的に[[無視]]することでも対策できる。

実際にはフィニッシュに5ターン程度かかることも少なくなく、[[防御札]]が初動マナブーストを兼ねる[[《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》]]4枚のみの[[フルパワー構築>デッキビルディング#full]]であることも珍しくないため、凡百の[[【速攻】]]にも不覚を取ることがそこそこある。特に[[《天体妖精エスメル》>《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》]]で遠慮なく[[シールド]]から[[マナブースト]]すると猶更である。

**環境において [#r35f86fe]
デッキ自体は[[《希望のジョー星》]]登場当時から存在していたが、2021年2月の[[リモートデュエマ]][[環境]]で1つの型である[[【青黒赤トゥリナーツァッチ】]]がトップメタに立った。

2021年7月1日[[殿堂レギュレーション]]改訂を機に[[【オカルトアンダケイン】]]が消滅すると、[[アドバンス]]のトップに立った。

[[DMBD-16]]・[[DMBD-17]]期には一度[[《暴走龍 5000GT》]]が立てば永続的にこのデッキに対する[[ロック]]が行える[[【墓地ソース】]]がポツポツと上位入賞するようにもなった。
また、これと前後して[[カード指定除去]]への対策に[[《天災 デドダム》]]、[[《桜風妖精ステップル》]]、[[《天体妖精エスメル》>《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》]]等の[[マナブースト]]を採用して6マナまで伸ばし、[[《希望のジョー星》]]と[[《ゼロ・ルピア》]]を同時に出して[[ループ]]に突入する型も現れるようになった。甚だしくはマナブーストに[[《わかりミーア♥》]]まで動員することがある。
ただ、カード指定除去で対策すれば何とかなるレベルのデッキではあった。しかしそれが却って【ゼロ・ルピアループ】と[[カード指定除去]]の得意な[[火]]をデッキカラーに含むデッキの2択構造を環境に作ってしまった。

[[DMRP-19]]で[[《ベイB セガーレ》]]を獲得。これを機に、比較的立場の弱かった[[オリジナル]]でも環境トップに立つに至った。

強力な[[メタ]]性能を持ちながら[[1ショットキル]]まで可能なことから、このデッキの核であった[[《希望のジョー星》]]が2022年1月1日付で[[殿堂入り]]。《ジョー星》は1枚でいいため理論上はまだ構築可能だが、安定性が劇的に低下することになった。
《ジョー星》は[[墓地回収]]が難しいD2フィールドであるため、[[盾落ち>埋まる]]ケアに加え、デッキに1枚しか入っていないカードをサーチする枠も場合によっては必要になり、なおかつ相手に[[《超英雄タイム》>《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》]]などを使わせる暇を与えないプレイングも必要になった。

[[DM22-BD1]]期の[[オリジナル]]では[[【青黒緑ゲンムエンペラー】>【青黒ゲンムエンペラー】#wec0d5d6]]基盤で[[《キユリのASMラジオ》]]採用型が[[チャンピオンシップ]]を優勝した。主軸の【青黒緑ゲンムエンペラー】プランと相性の良い[[《キユリのASMラジオ》]]で[[《ゼロ・ルピア》]]を呼び出せることによってサブプランである【ゼロ・ルピアループ】プランを運用でき、[[《ゼロ・ルピア》]]をデコイにすることで主軸の【青黒緑ゲンムエンペラー】を通しやすくするというように、2つのプランは相互補完的な関係を持つ。[[軽量級]][[リソース]]に富んだ[[青黒緑]]基盤のおかげで殿堂入りである[[《希望のジョー星》]]を探しやすい。しかしこのデッキが使用デッキに選ばれたのは、参加したチャンピオンシップが元来[[地雷]][[デッキ]]だらけの環境であり、優勝プレイヤー自身も環境が読めないなら自分も地雷を使おうと考えたためである。

[[《希望のジョー星》]]はそのグッドスタッフ性から殿堂入り後も活躍し続けたことで、2023年3月20日に[[プレミアム殿堂]]入り。[[殿堂ゼロデュエル]]以外ではこのデッキは完全に消滅することとなった。

デッキとしては消滅したものの、このデッキの「[[青黒緑]]のリソースを駆使してクリーチャーを大量に展開し、[[ムゲンクライム]]による更なる展開を狙う」というコンセプトは[[【青黒緑ゲンムエンペラー】>【青黒ゲンムエンペラー】#wec0d5d6]]や[[【青黒緑オービーメイカー】]]に受け継がれ、環境でも活躍している。

*【ゼロ・ルピア抜きジョー星】 [#h1e44391]
既存の【ゼロ・ルピアループ】から[[《ゼロ・ルピア》]]を抜いて[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]の[[ムゲンクライム]]を目的とした【ゼロ・ルピアループ】偽装型デッキ。

[[《ゼロ・ルピア》]]を意識させて相手の[[プレイング]]を乱しながら[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]を早期[[着地]]させて雑にフィニッシュするというコンセプト。極論[[《希望のジョー星》]]も必要ないため、相手に無駄な除去を放たせることができることは請け合いである。

**候補カード [#t3c08600]
|[[《デスマッチ・ビートル》]]|[[ムゲンクライム]]元を[[ガードマン]]で守れる[[コスト踏み倒しメタ]]。味方の《ゲンム》で攻撃制限も消すことができる|
|[[《パクリオ》]]|《ゲンム》の[[∞ ブレイカー]]、[[呪文]]・クリーチャーの[[能力]]・[[効果]][[無視]]と相性抜群の[[ハンデス]]|
|[[《撃髄医 スパイナー》]]|《ゲンム》が邪魔にならない防御[[S・トリガー]]|
|[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]|コスト5以下のクリーチャーと呪文の能力・効果を無視する[[フィニッシャー]]|

**その他 [#s774d2a5]
[[殿堂ゼロデュエル]]では[[《ベイB ジャック》]]を採用することで、元のリソース確保能力と合わせて安全に3ターンキルを量産することができる。

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**参考 [#r519d165]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[エクストラウィン]]

&tag(デッキ集,ループデッキ);